あらすじ
ある日、ふと気がつくと中年(オヤジ)になっていたシゲマツが、その未体験ゾーンの驚きを語りつつ、同世代にエールを送った「夕刊フジ」の大好評エッセイ。オヤジの歓びと哀しみ、ココロの秘密や如何に?
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Posted by ブクログ
夕刊フジに連載されていたものを単行本化したもの。
2〜3ページの短編集になってて、中には思わずプッと噴出しそうになるものも。
電車の中でおっちゃんたちは、こんな楽しいものを読んでるんだね。
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重松さんの別の一面が見れます。
こういう普通のオジサンだから、多くの人に共感を得る小説が書けるのだろうと納得しました。
元々連載エッセイだったということで、一気に読まずチビチビ読んでみるのもおもしろいかもしれません。
Posted by ブクログ
買っちまった・・どうにもタイトルに惹かれて(笑)
帯のコピーも「オレ、いつのまにか中年(おやじ)になってた・・」だって。
重松清は同学年ゆえ、彼の小説は好んで読んでいる。
中年サラリーマンの悲哀、家族の愛情、童心に戻る感傷・・色々と面白い。
小説の端々にも、同世代だからこそわかるキーワードなどもちりばめられているのだ。
そして今回のエッセイ。
これは「夕刊フジ」に連載されていたものの文庫化だ。
どことなく原田宗典にも似たユーモアチックな内容で「プッ」と笑える。
「ああ・・そうだった。そうだった!」と感動したポイントをいくつか。
・昔の野球中継はバックネット裏のカメラが中継していた。
・LPレコードを聞く前にはスプレーをシューッとしてブラシで拭いていた。
・郷愁を呼ぶNSPの「夕暮れ時はさびしそう」
その他にも色々と面白い内容が満載。
でもこの小説って、若い人が読んでも何も面白くはないのだろうな・・^_^;
Posted by ブクログ
自虐的オヤジパワー炸裂。男のアイデンティティ立小便。ケツ入れの悲哀。エロ本の買い方。オヤジの「エア」。体温フェチ。
郷愁のホッケ。激しく同感させられる己に何ともそこはかとないペーソスを感じる。
オヤジであることを改めて深く自覚させられた。同時に大きな生きる活力ももらえた。開き直りのオヤジパワー全開である。
Posted by ブクログ
夕刊フジ に掲載されていた重松氏のコラム。
俗っぽい。親父臭い。
でもそれが良い。くすっと笑える話が多い。
鳩の被害からハト型社員の話のくだり、ギクッとしました。
後始末が自分でできる人になろう。
Posted by ブクログ
「夕刊フジ」に連載されていたエッセイを1冊にまとめた本。
オヤジ世代の筆者が,同じくオヤジ世代の読者に向けて,
「ゆっくりがんばれ」のメッセージを込めたエッセイを書いている。
親しみを込めた口語体で書かれた文章に笑わされ,励まされる。
個人的には「ヤザワ記念日」,「ニッポンの優しさ」が良かった。