重松清のレビュー一覧
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重松作品の味わいはもともと好きだが、この作品は、小学~高校時代の「性の目覚め&青春&友情&バカ男子な思い出」が短編連作形式で綴られている。帯にあった通り「これが男子だ!」という阿呆らしいエピソードに満ちており、微笑ましかった。脚色はしているだろうが、かなりの部分の骨子は実話でしょう。
一部を夫に読んで聞かせたところ、場所と年代の違いはあるが、「ああ、わかる~わかるよ~」と非常に共感していので、70~80年代の「フツーの男子」だった人なら、思い出と共に楽しめる一冊だと思う。
特に岡山、広島、山口近辺に住んだことがある人なら、会話部分の方言も懐かしく思い出せるのでは。私はこの地方の「~なんよ」「~ -
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ネタバレ【おじいちゃんの大切な一日】 重松清さん
新しいゲームが欲しくて、「今もっているゲームが
壊れちゃった」と嘘をついたエリカちゃん。
だけど、そんな嘘お母さんにはすぐにばれる。
こってりと叱られた。
普段は怒るコトのないお父さんにも叱られた。
お父さんは寂しそうに叱った。
お父さんがわたしを叱った理由は嘘をついたこと
だけじゃないんだ。
翌日、お父さんに言われて、わたしはおじいちゃん
の家に泊まりに行った。
おじいちゃんは工場のキサゲ職人だった。
今日で六十歳になるおじいちゃん。
定年を迎えるおじいちゃんの最後の一日、わたしは
おじいちゃんに連れられて一緒に工場に行ったんだ。
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いつか死ぬ
いつでも死ねる
死、なんてしらないみたいな振りして生きるのはやめてほしい
わかるけど、わからない。
あたしは身近に死を感じられない。
五井ちゃんがいなくなった理由
あったんかな?
あたしだって、いなくなることが出来ればと思う
これがいやだからとかじゃない。
人生が終わってしまえば楽なのにと思う。
でもあたしはいなくなることを選ばない。
いつか、選ぶのか?
たぶん選ばない。
五井ちゃんも、理由もなくいなくなっちゃったの?
いなくなることを選んだの?
なんで?ってやっぱり思ってしまう。
理由なんてなかったとしても、なんで?
人間には死ぬ権利がある
そうなんかな?
あたしは、そん -
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ほろ苦く感動してしまうという作品。心の柔らかいところを突いてくるエピソードを、ワゴン車にのって時を超えて訪ねていきます。
面白かった~。
作者もあとがきで、登場人物が男ばかりだったので、
みたいなことを書いているように、女性にはあまり
受けが良くなかったりする小説なのかもしれません。
男ならね、読んでみるといいです、面白いです。
主人公がもう人生に疲れ果てて、終電を過ぎた駅の前のベンチで
一人ウイスキーを飲みながらおにぎりをかじっている場面から
その不思議な話はスタートします。
現実には反映されないのだけど、やりなおしの人生を過ごすことで…、
と内容はあえて書かないことにします。 -
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ネタバレ[ 内容 ]
五輪開催の一年前から取材を重ねた作家の目をとおして見えてくる、生まれ変わろうとする北京、そして中国のもうひとつの姿。
四川大地震の被災地から、2010年に万博が開かれる上海まで。
国家が演出した「素晴らしき北京五輪」の隙間から覗いた、それぞれの今を生きるフツーの人々の物語。
[ 目次 ]
序章 「五輪」はまだ始まらない
第1章 北京には、いろんなひとがいる
第2章 取材の旅は天津から始まる
第3章 四川の被災地で笑顔と涙を見た
第4章 オレは中国が嫌いだ。でも…
第5章 北京にて、はじめてのおつかい
第6章 青島でキレた!
第7章 盧溝橋で再びキレた!
第8章 国旗と老人と八月 -
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小さい頃から親の仕事の関係で、中国が何かと近い存在でした。
幼稚園の頃、まだみんなが人民服を着ている時代に北京に行ったこともあります。
そして昔から、はっきり言って中国という国が好きではありません。
あの男尊女卑、あの図々しさ、自分は!っていう態度。
重松さんも同じようなところが頭にきたりしていて、でもそれを違う角度から納得したりもして、自分の考えも変わるような気がしながら読んでいました。
「人間というのは、ビシッと決めようと思ってもなかなか決められるものではない。情けなくて、カッコ悪くて、だからこそ愛すべき存在なのだと、僕は信じている」
そんなシゲマツさんの目から見た中国。
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