重松清のレビュー一覧

  • 季節風 冬

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    意外と共感できたのが「冬の散歩道」だった。
    疲れきった主人公が、散歩道で人々を観察し、
    そして何人かの人と予想外の触れ合いで、
    その疲れが少し解消されたような話。

    28歳のとき、多忙の仕事を辞め、
    ワーキングホリデーで日本へ旅立った最初のごろ、
    京都の鴨川に沿って散歩したときの気持ちを思い出すのだ。

    また、「コーヒーもう一杯」の巻も、
    北海道の喫茶店”森の時計”に行ったことが懐かしく思った。

    そして、印象的な言葉。
    ”やり直せないもんな、人生は”
    ”八年間意識を失って眠り続けてました、って思うしかないよな”(P268)
    30歳を迎える直前の私のココロに刺し込んだような言葉だった。

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    2012年02月23日
  • カカシの夏休み

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    重松さんって先生と子どもの心理を書くのが本当に上手いなといつも感心させられます。
    特に最後の【未来】はすごい考えさせられた。

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    2012年02月06日
  • 季節風 秋

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    季節風シリーズ完結編。
    ちょうどいい季節に読んだ。金木犀の香りを感じながら。
    あとがきで重松先生がおっしゃっていた通り「四十八色の絵の具セット」と言うのがぴったりなシリーズでした。
    重松先生の短編はぐっと感動させられた後、次の話への気持ちの切り替えが難しくて私は読むペースが落ちがち。
    でもやはり重松先生は短編が巧いと思う。
    親の老後と向き合う年代、考えさせられるし共感も。
    オニババと三人の盗賊が良かったかな

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    2012年02月04日
  • 季節風 夏

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    うるうるうる…「冬」を読んで、次は「春」と思ったけれど読んだのは真夏で・あまりに暑すぎて「夏」に行ってしまった。
    重松先生のはハッとする一文が要所要所にあって、日本語の美しさ・表現の素晴らしさに時折雷に打たれたような衝撃を受けてしばしその一文で釘付けになってしまう。
    高校野球のお話し…私にも経験あるなぁ。終わってなかったんだなぁ。野球ではないけど。すごくわかるなぁ。

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    2012年02月04日
  • 季節風 冬

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     こころ温まるいい話の連続ですね。
     涙することはないですが、涙が内側に浸透し細胞を浄化するような感じでしょうか。

     レビューから逸れますが・・・
     私は歳柄か、自分の親を若しくは親になった自分を「パパ」「ママ」という人は、自分がそう呼ぶよう育ってないためか、どことなく甘やかされて育てられた軟弱な人物に映ってしまいます。
     重松さんの作品は結構この表現が多いので、折角いい話も斜に構えた見方になるのは、私自身損をしているところです。

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    2012年01月25日
  • オヤジの細道

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    重松さんの別の一面が見れます。
    こういう普通のオジサンだから、多くの人に共感を得る小説が書けるのだろうと納得しました。
    元々連載エッセイだったということで、一気に読まずチビチビ読んでみるのもおもしろいかもしれません。

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    2012年01月25日
  • カカシの夏休み

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    過去を振り返りながら現在抱えてる問題と向き合う。
    重松清、お得意のお話が3本も入っている本。
    場所、月日、死。
    それぞれのテーマをらしい観点で捉えた秀作ぞろいです。

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    2011年11月29日
  • 口笛吹いて

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    なんだろう、こんなこと僕の人生の中でなかったことなのになにか懐かしい重松作品。解説で嘉門達夫がいいこと言ってたなぁ~。
    重松作品は自分が歩んできたことの確認作業だ、的なこと。まさにその通りで僕もそう、必ずしもハッピーエンドじゃ終わらないどころか終わった後もかなりの余韻が残る。
    僕も今まで起こったこととこれから起こり得ることを一つ一つこれからも確認していこうと思う。重松清を読んで。

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    2011年11月28日
  • エイジ

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    息子が、ちょうどエイジと同じ年頃の時に、読んでみました。

    等身大の中学生のリアルな感じが味わえました。

    重松作品は、出てくる登場人物が、ちょうど私と同世代なので、

    興味深く、一時期、乱読してました。

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    2011年11月09日
  • 青春夜明け前

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    重松作品の味わいはもともと好きだが、この作品は、小学~高校時代の「性の目覚め&青春&友情&バカ男子な思い出」が短編連作形式で綴られている。帯にあった通り「これが男子だ!」という阿呆らしいエピソードに満ちており、微笑ましかった。脚色はしているだろうが、かなりの部分の骨子は実話でしょう。
    一部を夫に読んで聞かせたところ、場所と年代の違いはあるが、「ああ、わかる~わかるよ~」と非常に共感していので、70~80年代の「フツーの男子」だった人なら、思い出と共に楽しめる一冊だと思う。
    特に岡山、広島、山口近辺に住んだことがある人なら、会話部分の方言も懐かしく思い出せるのでは。私はこの地方の「~なんよ」「~

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    2011年10月25日
  • 舞姫通信

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    重松清さん好きとしては結構楽しめた内容でした。
    特に最後の坂本と主人公のシーンでは感動。
    ただ佐智子に関してはなあ……。
    伊坂さんの某王子以上に好きになれないキャラかもしれません。
    個人的には長谷部さんのキャラが凄い好きでした。

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    2011年10月23日
  • 口笛吹いて

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    ネタバレ

    巻末の言葉を引用すると

    家庭に職場に重荷を抱え、もう若くない日々を必死に生きる人々を描く五篇を収録。さりげない日常の中に人生の苦さをにじませる著者会心の作品集。
    とのことです。

    重松氏の本は対象の年齢がはっきりとしています。
    特に小学生や中年を対象にした作品に惹かれます。
    志水辰男氏のような叙情的な表現ではないのですが、文章がとても基本に忠実で素直に読めます。
    短編集なので少し物足りなさも感じますが、とても共感が持てる本でした。

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    2011年09月30日
  • 舞姫通信

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    ネタバレ

    女学校が舞台。
    テーマは「自殺」。
    今の若い世代の自殺を通して、生きることを考えています。
    これを読んで全てを受け入れることはできないけれど、やっぱり読んでみて良かったと思いました。

    重松氏の本はまだまだあるので読んでいきたいと思います。

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    2011年09月30日
  • カカシの夏休み

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    ネタバレ

    3編からなる本ですが、どれも100ページ以上あり、しっかりした作品ばかりでした。
    重松氏のあとがきには3編は「帰りたい場所」、「歳をとること」、「死」がテーマだと記されています。
    前の2編は学校の先生、最後は生徒が主人公です。
    どの作品も読み終えると「がんばらなきゃ」と元気がでます。
    この本も大切においておきたいと思います。

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    2011年09月30日
  • 青春夜明け前

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    ネタバレ

    8編からなる短編集です。
    帯には「妻よ、娘たちよ、そしてあの頃好きだったカノジョたちよ。これが男子だ!」と書かれています。
    男子生徒の青春時代。
    本当につまらないことに一生懸命生きていた時代。

    自分のその時代は その時その時が一生懸命でした。
    この本を読むと そうだったなぁ と思うことや、それを見守ってくれている親の気持ちなどに気付かされます。

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    2011年09月30日
  • 哀愁的東京

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    ネタバレ

    9編からなる連作です。
    重松氏の実生活に重なる「フリーライター」の物語。
    短編集とは違う、とても深みのある作品に仕上がっています。
    特にタイトルにもなっている最後の「哀愁的東京」は哀しすぎです。
    人生の悲しさ・哀愁いっぱいの作品です。
    でも読後感は悪いものではなく、そっと心の中に収めておきたい感情です。
    この本も大切なコレクションにしたいと思います。

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    2011年09月30日
  • 世紀末の隣人

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    ネタバレ

    この本は小説ではなく20世紀末に起こった数々の事件を検証しているものです。
    池袋通り魔事件、神戸児童殺傷事件から、日産自動車の業績不振までいろいろなことについて書かれています。
    ただ真相を追究するのではなく、その事件の周りにある重松氏の言葉で言う「寄り道」、「無駄足」、「蛇足」にこだわったものになっています。
    ただ、それで中心にあるものがボケてしまうのではなく、その周囲の関係ないように思えることこそが大事だと気付きます。
    また、そのことを調べることによって、重松氏の作品の奥深さにつながっていると思いました。

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    2011年09月30日
  • おじいちゃんの大切な一日

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    選書して「この作品、よかった」って言ってもらえると凄く嬉しい。
    今日はこの本で2人、泣かせました(笑)。
    うちの機械科全員に読ませたい。
    まずは先生からかな。

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    2011年09月30日
  • おじいちゃんの大切な一日

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    ネタバレ

    【おじいちゃんの大切な一日】 重松清さん

    新しいゲームが欲しくて、「今もっているゲームが
    壊れちゃった」と嘘をついたエリカちゃん。

    だけど、そんな嘘お母さんにはすぐにばれる。

    こってりと叱られた。

    普段は怒るコトのないお父さんにも叱られた。
    お父さんは寂しそうに叱った。

    お父さんがわたしを叱った理由は嘘をついたこと
    だけじゃないんだ。

    翌日、お父さんに言われて、わたしはおじいちゃん
    の家に泊まりに行った。

    おじいちゃんは工場のキサゲ職人だった。

    今日で六十歳になるおじいちゃん。
    定年を迎えるおじいちゃんの最後の一日、わたしは
    おじいちゃんに連れられて一緒に工場に行ったんだ。

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    2012年09月18日
  • 青春夜明け前

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    ネタバレ

    重松さんが実際、中学生位のときから高校生の時までの
    男子生徒たちの、せきららな青春小説なのです
    重松さんと私はほぼ同級生
    ひゃっひゃっ、男の子ってこんなこと考えてたんだぁ
    なんて笑いながらも、わかるわかるの時代背景
    重松さんのこういうジャンルの小説にはずれなし
    ほのぼの〜、ちょっと切なく、心温まる短編集でした

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    2011年09月07日