重松清のレビュー一覧

  • 青春夜明け前

    Posted by ブクログ

    重松作品の味わいはもともと好きだが、この作品は、小学~高校時代の「性の目覚め&青春&友情&バカ男子な思い出」が短編連作形式で綴られている。帯にあった通り「これが男子だ!」という阿呆らしいエピソードに満ちており、微笑ましかった。脚色はしているだろうが、かなりの部分の骨子は実話でしょう。
    一部を夫に読んで聞かせたところ、場所と年代の違いはあるが、「ああ、わかる~わかるよ~」と非常に共感していので、70~80年代の「フツーの男子」だった人なら、思い出と共に楽しめる一冊だと思う。
    特に岡山、広島、山口近辺に住んだことがある人なら、会話部分の方言も懐かしく思い出せるのでは。私はこの地方の「~なんよ」「~

    0
    2011年10月25日
  • 舞姫通信

    Posted by ブクログ

    重松清さん好きとしては結構楽しめた内容でした。
    特に最後の坂本と主人公のシーンでは感動。
    ただ佐智子に関してはなあ……。
    伊坂さんの某王子以上に好きになれないキャラかもしれません。
    個人的には長谷部さんのキャラが凄い好きでした。

    0
    2011年10月23日
  • 口笛吹いて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    巻末の言葉を引用すると

    家庭に職場に重荷を抱え、もう若くない日々を必死に生きる人々を描く五篇を収録。さりげない日常の中に人生の苦さをにじませる著者会心の作品集。
    とのことです。

    重松氏の本は対象の年齢がはっきりとしています。
    特に小学生や中年を対象にした作品に惹かれます。
    志水辰男氏のような叙情的な表現ではないのですが、文章がとても基本に忠実で素直に読めます。
    短編集なので少し物足りなさも感じますが、とても共感が持てる本でした。

    0
    2011年09月30日
  • 舞姫通信

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    女学校が舞台。
    テーマは「自殺」。
    今の若い世代の自殺を通して、生きることを考えています。
    これを読んで全てを受け入れることはできないけれど、やっぱり読んでみて良かったと思いました。

    重松氏の本はまだまだあるので読んでいきたいと思います。

    0
    2011年09月30日
  • 青春夜明け前

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    8編からなる短編集です。
    帯には「妻よ、娘たちよ、そしてあの頃好きだったカノジョたちよ。これが男子だ!」と書かれています。
    男子生徒の青春時代。
    本当につまらないことに一生懸命生きていた時代。

    自分のその時代は その時その時が一生懸命でした。
    この本を読むと そうだったなぁ と思うことや、それを見守ってくれている親の気持ちなどに気付かされます。

    0
    2011年09月30日
  • 哀愁的東京

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    9編からなる連作です。
    重松氏の実生活に重なる「フリーライター」の物語。
    短編集とは違う、とても深みのある作品に仕上がっています。
    特にタイトルにもなっている最後の「哀愁的東京」は哀しすぎです。
    人生の悲しさ・哀愁いっぱいの作品です。
    でも読後感は悪いものではなく、そっと心の中に収めておきたい感情です。
    この本も大切なコレクションにしたいと思います。

    0
    2011年09月30日
  • 世紀末の隣人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本は小説ではなく20世紀末に起こった数々の事件を検証しているものです。
    池袋通り魔事件、神戸児童殺傷事件から、日産自動車の業績不振までいろいろなことについて書かれています。
    ただ真相を追究するのではなく、その事件の周りにある重松氏の言葉で言う「寄り道」、「無駄足」、「蛇足」にこだわったものになっています。
    ただ、それで中心にあるものがボケてしまうのではなく、その周囲の関係ないように思えることこそが大事だと気付きます。
    また、そのことを調べることによって、重松氏の作品の奥深さにつながっていると思いました。

    0
    2011年09月30日
  • おじいちゃんの大切な一日

    Posted by ブクログ

    選書して「この作品、よかった」って言ってもらえると凄く嬉しい。
    今日はこの本で2人、泣かせました(笑)。
    うちの機械科全員に読ませたい。
    まずは先生からかな。

    0
    2011年09月30日
  • おじいちゃんの大切な一日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【おじいちゃんの大切な一日】 重松清さん

    新しいゲームが欲しくて、「今もっているゲームが
    壊れちゃった」と嘘をついたエリカちゃん。

    だけど、そんな嘘お母さんにはすぐにばれる。

    こってりと叱られた。

    普段は怒るコトのないお父さんにも叱られた。
    お父さんは寂しそうに叱った。

    お父さんがわたしを叱った理由は嘘をついたこと
    だけじゃないんだ。

    翌日、お父さんに言われて、わたしはおじいちゃん
    の家に泊まりに行った。

    おじいちゃんは工場のキサゲ職人だった。

    今日で六十歳になるおじいちゃん。
    定年を迎えるおじいちゃんの最後の一日、わたしは
    おじいちゃんに連れられて一緒に工場に行ったんだ。

    0
    2012年09月18日
  • 青春夜明け前

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    重松さんが実際、中学生位のときから高校生の時までの
    男子生徒たちの、せきららな青春小説なのです
    重松さんと私はほぼ同級生
    ひゃっひゃっ、男の子ってこんなこと考えてたんだぁ
    なんて笑いながらも、わかるわかるの時代背景
    重松さんのこういうジャンルの小説にはずれなし
    ほのぼの〜、ちょっと切なく、心温まる短編集でした

    0
    2011年09月07日
  • 哀愁的東京

    Posted by ブクログ

    絵本作家兼フリーライターの日常の話。
    色々な人がいるものだ。
    そしてみんな、何かしらあるんだと。

    0
    2011年08月14日
  • 舞姫通信

    Posted by ブクログ

    いつか死ぬ
    いつでも死ねる

    死、なんてしらないみたいな振りして生きるのはやめてほしい

    わかるけど、わからない。
    あたしは身近に死を感じられない。

    五井ちゃんがいなくなった理由
    あったんかな?
    あたしだって、いなくなることが出来ればと思う
    これがいやだからとかじゃない。
    人生が終わってしまえば楽なのにと思う。
    でもあたしはいなくなることを選ばない。
    いつか、選ぶのか?
    たぶん選ばない。
    五井ちゃんも、理由もなくいなくなっちゃったの?
    いなくなることを選んだの?
    なんで?ってやっぱり思ってしまう。
    理由なんてなかったとしても、なんで?

    人間には死ぬ権利がある
    そうなんかな?
    あたしは、そん

    0
    2011年08月03日
  • 明日があるさ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ドラえもんの話が面白くて買ってしまった。
    重松さんの原点を垣間見た気がする。

    なぜ人を殺してはいけないか?
    という問に対する答えの
    「殺されるほうは、すげえ迷惑だから」
    っていうのは、シンプルだけど、それが全てだと思います。

    0
    2011年07月24日
  • エイジ

    Posted by ブクログ

    朝日新聞に連載されていた当時中学生だったので、エイジの日常がすごくリアルに感じられました。あの頃の時代の空気感がよく出ていると思いました。単行本と、連載とで、若干内容がちがくなっていたような…。たしか、エイジもゆずを聞いている設定で、自分もゆずが好きだったので嬉しかった。

    0
    2011年07月24日
  • 口笛吹いて

    Posted by ブクログ

    5作品からなる、中編集。

    今回は、絶対これがお気に入り!!
    みたいなのはなかったけど。。

    やっぱり、読んでよかったなぁ。
    心が落ち着いたなぁ。
    何か勉強になったなぁ。

    と必ず思わせてくれる、重松さんの作品。


    『タンタン』『かたつむり疾走』に出てくる、高校生。
    ほんとにいい子だなぁ。

    悩みながら、
    それでもボーダーラインはわかってる。

    そんな若者が増えればいいよね。

    0
    2011年07月14日
  • 流星ワゴン

    Posted by ブクログ

    ほろ苦く感動してしまうという作品。心の柔らかいところを突いてくるエピソードを、ワゴン車にのって時を超えて訪ねていきます。

    面白かった~。
    作者もあとがきで、登場人物が男ばかりだったので、
    みたいなことを書いているように、女性にはあまり
    受けが良くなかったりする小説なのかもしれません。
    男ならね、読んでみるといいです、面白いです。
    主人公がもう人生に疲れ果てて、終電を過ぎた駅の前のベンチで
    一人ウイスキーを飲みながらおにぎりをかじっている場面から
    その不思議な話はスタートします。
    現実には反映されないのだけど、やりなおしの人生を過ごすことで…、
    と内容はあえて書かないことにします。

    0
    2025年06月06日
  • おじいちゃんの大切な一日

    Posted by ブクログ

    元々はマザー・マシンを作る会社(牧野フライス製作所らしい)内で配布するために作られた、物作りの大切さを教えるための絵本だったのですが、この度の震災で被害に遭った子供達の力に少しでもなればと、重松が提案して一般販売される事になった1冊。作者達の印税は全て日本育英会に寄付されるそうです。「コンピュータ万能」と思い込んでいた自分の目の鱗を落としてくれた1冊にもなりました。

    0
    2011年07月11日
  • 口笛吹いて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    重松清の本は、ほろ苦い小さな日常が詰め込まれてる。
    不器用なひと、家族、中年のオジサン、そこに小さな希望がのぞいたりする。

    振り返ってみると、救いようがないようなラストはほとんどない。そこが作者の優しさなのか、ねらいなのか・・。

    そんな物語を期待して、また一冊手にとってしまう。この一冊も期待を裏切らない。

    「春になれば」・・・ちょっとなきそうになる。非常勤教師に復帰した主婦と問題児?のおはなし。

    0
    2011年06月25日
  • 加油(ジャアヨウ)……! 五輪の街から

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    五輪開催の一年前から取材を重ねた作家の目をとおして見えてくる、生まれ変わろうとする北京、そして中国のもうひとつの姿。
    四川大地震の被災地から、2010年に万博が開かれる上海まで。
    国家が演出した「素晴らしき北京五輪」の隙間から覗いた、それぞれの今を生きるフツーの人々の物語。

    [ 目次 ]
    序章 「五輪」はまだ始まらない
    第1章 北京には、いろんなひとがいる
    第2章 取材の旅は天津から始まる
    第3章 四川の被災地で笑顔と涙を見た
    第4章 オレは中国が嫌いだ。でも…
    第5章 北京にて、はじめてのおつかい
    第6章 青島でキレた!
    第7章 盧溝橋で再びキレた!
    第8章 国旗と老人と八月

    0
    2011年06月06日
  • 加油(ジャアヨウ)……! 五輪の街から

    Posted by ブクログ

    小さい頃から親の仕事の関係で、中国が何かと近い存在でした。

    幼稚園の頃、まだみんなが人民服を着ている時代に北京に行ったこともあります。


    そして昔から、はっきり言って中国という国が好きではありません。
    あの男尊女卑、あの図々しさ、自分は!っていう態度。


    重松さんも同じようなところが頭にきたりしていて、でもそれを違う角度から納得したりもして、自分の考えも変わるような気がしながら読んでいました。


    「人間というのは、ビシッと決めようと思ってもなかなか決められるものではない。情けなくて、カッコ悪くて、だからこそ愛すべき存在なのだと、僕は信じている」


    そんなシゲマツさんの目から見た中国。

    0
    2011年05月26日