重松清のレビュー一覧
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意外と共感できたのが「冬の散歩道」だった。
疲れきった主人公が、散歩道で人々を観察し、
そして何人かの人と予想外の触れ合いで、
その疲れが少し解消されたような話。
28歳のとき、多忙の仕事を辞め、
ワーキングホリデーで日本へ旅立った最初のごろ、
京都の鴨川に沿って散歩したときの気持ちを思い出すのだ。
また、「コーヒーもう一杯」の巻も、
北海道の喫茶店”森の時計”に行ったことが懐かしく思った。
そして、印象的な言葉。
”やり直せないもんな、人生は”
”八年間意識を失って眠り続けてました、って思うしかないよな”(P268)
30歳を迎える直前の私のココロに刺し込んだような言葉だった。 -
Posted by ブクログ
重松作品の味わいはもともと好きだが、この作品は、小学~高校時代の「性の目覚め&青春&友情&バカ男子な思い出」が短編連作形式で綴られている。帯にあった通り「これが男子だ!」という阿呆らしいエピソードに満ちており、微笑ましかった。脚色はしているだろうが、かなりの部分の骨子は実話でしょう。
一部を夫に読んで聞かせたところ、場所と年代の違いはあるが、「ああ、わかる~わかるよ~」と非常に共感していので、70~80年代の「フツーの男子」だった人なら、思い出と共に楽しめる一冊だと思う。
特に岡山、広島、山口近辺に住んだことがある人なら、会話部分の方言も懐かしく思い出せるのでは。私はこの地方の「~なんよ」「~ -
Posted by ブクログ
ネタバレ【おじいちゃんの大切な一日】 重松清さん
新しいゲームが欲しくて、「今もっているゲームが
壊れちゃった」と嘘をついたエリカちゃん。
だけど、そんな嘘お母さんにはすぐにばれる。
こってりと叱られた。
普段は怒るコトのないお父さんにも叱られた。
お父さんは寂しそうに叱った。
お父さんがわたしを叱った理由は嘘をついたこと
だけじゃないんだ。
翌日、お父さんに言われて、わたしはおじいちゃん
の家に泊まりに行った。
おじいちゃんは工場のキサゲ職人だった。
今日で六十歳になるおじいちゃん。
定年を迎えるおじいちゃんの最後の一日、わたしは
おじいちゃんに連れられて一緒に工場に行ったんだ。
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