重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
重松作品の味わいはもともと好きだが、この作品は、小学~高校時代の「性の目覚め&青春&友情&バカ男子な思い出」が短編連作形式で綴られている。帯にあった通り「これが男子だ!」という阿呆らしいエピソードに満ちており、微笑ましかった。脚色はしているだろうが、かなりの部分の骨子は実話でしょう。
一部を夫に読んで聞かせたところ、場所と年代の違いはあるが、「ああ、わかる~わかるよ~」と非常に共感していので、70~80年代の「フツーの男子」だった人なら、思い出と共に楽しめる一冊だと思う。
特に岡山、広島、山口近辺に住んだことがある人なら、会話部分の方言も懐かしく思い出せるのでは。私はこの地方の「~なんよ」「~じゃろ」という語尾がとても好きなので、気持ちよく読めた。
個人的に、「モズクとヒジキ」(この仇名のつけ方も秀逸)のヒジキさんが今どうなっているのか知りたい。 -
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ネタバレ【おじいちゃんの大切な一日】 重松清さん
新しいゲームが欲しくて、「今もっているゲームが
壊れちゃった」と嘘をついたエリカちゃん。
だけど、そんな嘘お母さんにはすぐにばれる。
こってりと叱られた。
普段は怒るコトのないお父さんにも叱られた。
お父さんは寂しそうに叱った。
お父さんがわたしを叱った理由は嘘をついたこと
だけじゃないんだ。
翌日、お父さんに言われて、わたしはおじいちゃん
の家に泊まりに行った。
おじいちゃんは工場のキサゲ職人だった。
今日で六十歳になるおじいちゃん。
定年を迎えるおじいちゃんの最後の一日、わたしは
おじいちゃんに連れられて一緒に工場に行ったんだ。
「モノ」が造られていく過程を見て、わたしたちが普段
何気なく使っている「モノ」が、職人さんたちがどういう
思いを込めて造っていくかを初めて知った。
おじいちゃんの想い。お父さんの想い。
今まで気づくことも、考えることすらなかった多くの人たち
の「モノ」に対する想いがわたしの心の中にしみ込んできた。
☆
絵本です。元々はある工作機械メーカーの依頼で、
社員とその家族に配られるために作られた物語で、
店頭に並ぶ予定の無い本だったそうです。
「あとがき」にこの本が出版されるコト
になった経緯が書かれてます。
とてもいいお話でした。
重松さんの作られる物語は読みやすくていいです。(^^)/ -
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いつか死ぬ
いつでも死ねる
死、なんてしらないみたいな振りして生きるのはやめてほしい
わかるけど、わからない。
あたしは身近に死を感じられない。
五井ちゃんがいなくなった理由
あったんかな?
あたしだって、いなくなることが出来ればと思う
これがいやだからとかじゃない。
人生が終わってしまえば楽なのにと思う。
でもあたしはいなくなることを選ばない。
いつか、選ぶのか?
たぶん選ばない。
五井ちゃんも、理由もなくいなくなっちゃったの?
いなくなることを選んだの?
なんで?ってやっぱり思ってしまう。
理由なんてなかったとしても、なんで?
人間には死ぬ権利がある
そうなんかな?
あたしは、そんなことない、っていう原島先生と同じかも。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
五輪開催の一年前から取材を重ねた作家の目をとおして見えてくる、生まれ変わろうとする北京、そして中国のもうひとつの姿。
四川大地震の被災地から、2010年に万博が開かれる上海まで。
国家が演出した「素晴らしき北京五輪」の隙間から覗いた、それぞれの今を生きるフツーの人々の物語。
[ 目次 ]
序章 「五輪」はまだ始まらない
第1章 北京には、いろんなひとがいる
第2章 取材の旅は天津から始まる
第3章 四川の被災地で笑顔と涙を見た
第4章 オレは中国が嫌いだ。でも…
第5章 北京にて、はじめてのおつかい
第6章 青島でキレた!
第7章 盧溝橋で再びキレた!
第8章 国旗と老人と八月十五日
第9章 北京には、やっぱりいろんなひとがいる
終章 祭りのあと
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
小さい頃から親の仕事の関係で、中国が何かと近い存在でした。
幼稚園の頃、まだみんなが人民服を着ている時代に北京に行ったこともあります。
そして昔から、はっきり言って中国という国が好きではありません。
あの男尊女卑、あの図々しさ、自分は!っていう態度。
重松さんも同じようなところが頭にきたりしていて、でもそれを違う角度から納得したりもして、自分の考えも変わるような気がしながら読んでいました。
「人間というのは、ビシッと決めようと思ってもなかなか決められるものではない。情けなくて、カッコ悪くて、だからこそ愛すべき存在なのだと、僕は信じている」
そんなシゲマツさんの目から見た中国。
なかなか愛嬌があっていいものでした。
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