重松清のレビュー一覧

  • ナイフ

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    自分にもあてはまる、親の無力さを感じる。何とかしてあげたいという親の行動が子供にとって全くよくないことにつながることがほとんどだ。普段通り、生活を変えずに、接する。仕事を辞めたりせず、気を使いすぎず、いつも通りに。寄り添う気持ちで、愛情は伝わる。とか聞くけど、そんな神対応みたいな冷静な親なんていないだろう。愛情ってなんだろう、今までの子育てってなんだろう、私が悪かったのかとか、親もただの人間であることを思いしらされる。
    最後のビタースイート・ホームが若干軽さがある話で助かった。「エビスくん」は本当にきつかった。防波堤でエビスくんに病院に来てくれるように頼む辺りは、もう限界やんと思って涙がどんど

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    2025年09月15日
  • その日のまえに

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    またまた、職場の友人から貸してもらった。
    その友人も、通勤電車でのみ読書を楽しむ人。
    電車の中で、泣きそうになった、と言うので。

    確かに、涙が。
    朝から泣ける。
    でも、残念ながら、文体は私には合わなかった。
    それに、ちょっと、「いかにも」ってのが、気に入らない文章とか、句読点の使い方が少し気になる。

    でも、いい話だ。

    文中にあったように、余命がわかって、「その日」の準備をするほうが、覚悟が出来ていいのかな。

    その人がいなくなっても、世界は、街は、日常は何も変わらず時を刻む。それは残酷か、それとも優しさか。
    絶望を背負ったまま生きていけるほど人間の心は強くないから、

    とあった。
    それは

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    2025年09月15日
  • くちぶえ番長

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    過去に読んだもの+数年〜数十年前だったのであまり覚えてない。

    本が好きになる前にちゃんと本を読んだ作品のひとつ。読書感想文にも使わせてもらった作品。
    悲しいとか嬉しいとかといった感情よりも、単になんだか懐かしいなぁとか、うーん不思議、、って子供心ながらに思ってた気がする。

    またちゃんと読みたい。

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    2025年09月12日
  • きよしこ

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    題名の「きよしこ」がキリストを連想させ、天からきよしの日々を見ている感じ、祈の気持ちで読み進めた。
    転校の連続、吃音というハンディキャップから、ずっと1人で闘っている印象。他者との分かち合い、きよしの荷を軽くしてる存在、を彼は永続的に持てない。両親はそういう存在に足りえず、共に歩む友人、支えとなる大人とのつながりが薄い。
    それでも何とか高校3年までたどりつき、自立、自由の入口にたつ。結局、それぞれ環境の変化や自分の生き方にもがきながら、答えを見つけていかなければならないのだろう。それが大人になるということなのか、成長と呼ばれるものなのか。
    回りに左右されていた子供時代とは違う、自分で選ぶきよし

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    2025年09月07日
  • カシオペアの丘で(下)

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    上巻を読み進めるうちに、最後は泣いちゃうだろうな、と思っていたが、やっぱり泣いてしまった。
    作者の重松さんって、優しい人なんだろうな。優しい人でなきゃ、こんな優しい人の気持ちは表現できないんだろうな。
    国語の教科書に出てくるような、自然で読みやすい文体で、情景描写が美しい。雪国生まれの私には、その空気感が分かる。幼なじみの四人の人間関係も、なんだか、高校生の頃に、こんな感じだったなと思い出したり。
    人との関係で悩むことは多いが、大切な人との心の繋がりは、いつまでも大事にしたいと思った。

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    2025年09月06日
  • くちぶえ番長

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    ネタバレ

    マコトちゃん、これは番長だ。
    お父さんが亡くなっていたり、おばあちゃんに介護が必要だったり、あげくの果てにまた転校!過酷な状況下なのに、すごくさわやかな突風みたいな話。
    行けーっ、ツヨシ!遠くからマコトの声が聞こえた、ような気がした181
    ツヨシくん、いいやつだ。友達になりたいよ。別れのせつなさが存分に伝わってきた。
    みんな、読みながら一回はくちぶえをふいちゃうよね。

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    2025年08月31日
  • きよしこ

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    小学生ぶりの再読
    心がきゅっとなりながらも、沁みてくるお話でした
    大人になってから読むと感じ方が変わったような気がします またこれからのライフステージによって変化するのかも

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    2025年08月31日
  • その日のまえに

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    死を意識する人の話が続くのかなって思ってたら、最後はその後まで描かれてて涙が止まらなかった

    しかも別の話の登場人物まで出てくるという、にくい構成でした

    人の生き方とかつながりに、ぐっと心を持っていかれる一冊でした

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    2025年08月30日
  • 流星ワゴン

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    ごめんなさい、全然ささらなかった。

    男子高校生の母としては、共感できるところもある。自分も大昔とはいえ高校生だった事もあるのだから、その時の親に対する感情などもありありと思い出せるからね。

    だがしかし。ネタバレになるが、いくらファンタジー好きの私でもこの設定(ワゴン)がはまれなかった。バックトゥザフューチャーとかそんな感じで(人物によって)過去と未来をいったりきたり。それにだ。嫁がマズい、こんな嫁の設定は無理がある、彼女の側からの掘り下げがないから、どうしてもはぁ?ってなってしまった。

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    2025年08月28日
  • 流星ワゴン

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    過去記録
    流行っていたから読んだと思うが、あまり刺さらなかったかなあ

    最近読んだ「運転者」に似ていたような記憶がある

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    2025年08月26日
  • 季節風 夏

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     季節風シリーズの「夏」

     重松さんは夏のイメージを「終わりの似合う季節」と語っている。
     12編の作品もどれもちょっと切なく、胸がキュッとなるものばかりだった。
     少年たちの友情や父子の愛を題材とする作品は重松さんの得意分野だろう。
    「その次の雨の日のために」
    「僕たちのミシシッピ・リバー」
    「タカシ丸」
    が心に残った。

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    2025年08月21日
  • 季節風 冬

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    「じゅんちゃんの北斗七星」に興味を引かれ、この本を手にしたのだった…かな?

    もちろんこの作品も良かったが、感想を書くとなると真っ先に浮かんだのは「火の用心」の小野さんだった。
    あのデリカシーのなさ。
    偉そうな物言い。
    自分のものさしでしか測れない視野。
    あぁ本当に私の知ってるある人によく似ている。最悪だ。
    そして私もこのところ、そのある人に似てきている。最悪だ。
    似たくないところが似てしまうのは何なんだ。勘弁してくれDNA。
    そんな訳で身悶えしながら小野さんの痛々しさを胸に刻んだ一冊となりました。ツラい。

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    2025年08月20日
  • ステップ

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    重松さんらしい優しい感じのお話だと思いました。
    妻に若くして先立たれたシングルファーザーと娘を中心とした家族の物語が父親視点で描かれます。
    義父、義母、義兄など結婚は2人だけの話ではなく、相手家族との繋がりももたらすものであることを改めて考えさせられました。また再婚によって親が複数いるということも当然あることで、家族の形はいろいろであるという当たり前のことに気付かされました。

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    2025年08月20日
  • 希望の地図2018

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    8月9日〜11日
    日常が奪われる可能性は誰にでもある。たまたま自分はそういう現場に出会してないだけなんだと感じた。今だって復興のために動いている人が各地にいる。だけど皆(私含め)の意識は徐々に薄れていく。常に頭に置くなんて難しいけど、その現実があることはわすれてはいけない。

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    2025年08月11日
  • 季節風 冬

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     重松さんの季節風シリーズの冬。
     親子、友人などのヒューマンストーリーが12編の短編集。

     年頃の娘との関係に心悩ます父親の心情を描いた「ごまめ」
     小学生の友情を描いた「その年の初雪」
     今でいう発達障がいの友人との交流を描いた「じゅんちゃんの北斗七星」が心に刺さった。

     ちょっぴり切なくて、それでも温かく心をほぐしてくれる作品でした。

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    2025年08月10日
  • 季節風 秋

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    ◾️サマリー
    ・物哀しい気持ちになる12の短編集
    ・別れ、悲しみ、虚しさを表現
    ・年齢を重ねて読むことで分かる味わい

    ◾️所感
    12個も短編があれば、どれか1つか2つくらいは、この話いいなぁと感じる。
    私は、「少しだけ欠けた月」が、なんとも秋の切ない感じと相まって胸にグッとくるものがある。
    両親が離婚について話し合う場面から始まる。
    小学三年生のアキラくんは、両親に離婚してほしくないのである。子どもは皆、父と母にそばにいて欲しい。それが叶わない本作品。子供の目線に立った展開がさらに切なさを感じる。
    そして、本小説全体に言えることは、毎度のことながら、人が心の中で考えることを言語化して、うまく

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    2025年08月09日
  • 青春夜明け前

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    重松清だなぁとしみじみ思う話。
    この作家さんは、どれだけ青春時代の思い出が潤沢なのか。
    男子、アホだなぁと笑えて少し泣ける。モズクとヒジキと屋上で。のモンちゃん、かっこええなぁ!

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    2025年08月04日
  • あの歌がきこえる

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    今も昔も青春の根本の部分は変わらない。
    恋愛、友情、家族があって照れながらも人に囲まれて人と過ごして生きていく。
    そんな青春時代はなんてかけがえのないものなんだろうと思う。
    重松先生はその青春という形をまっすぐ表現してくれる。だからこそ突き刺さる部分があるのかもしれない。

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    2025年07月28日
  • 小学五年生

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    中学生でも小学六年生でも小学四年生でもない、小学五年生ってなんか確かにこんな感じだったよなーと思い返される作品だった。
    大人のお酒の場が嫌いだったり、同級生の気になる子に上手くアプローチできなかったり、誰もが経験したような事を五年生ってこんな感じだよねとか思い楽しみながら読めた。
    今の自分は小学五年生から見たらどう見えているのだろうと少し気になった。

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    2025年07月20日
  • さすらい猫ノアの伝説

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    元は児童文学として書かれた本作。
    著者の作品を多く読んできた訳ではないが、児童文学として子どもたちが楽しんで読む様子が想像できる。さすがです。
    ノアという黒猫の謎にワクワクしつつ、同世代の心情に共感し、最後はハッピーエンド。上手い。高学年に迷わず勧める一冊。
    当然、大人も楽しめます。小学生の頃を思い出しながら、ぜひ。

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    2025年07月17日