重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【書名】
流星ワゴン
重松清
【手に取った動機】
「自分の頭で考える読書」荒木博行で紹介されており、久々に小説を読もうと思って手に取った。読んで泣いたとのコメントから、小説に涙してみたいなと興味をもった。
【読後の印象】
・いきなり放り出される人生の岐路、過去は変えられないけれど、自分の現状認識であれば変えることは可能である。
・未来を知らないわたしは今が人生の岐路かなんて当然わかるわけもない、日々に生かすのは最近気を付けている「後悔しないか」という選び方を続けていきたいと感じた。
【印象に残った点】
・親子が友達になるというファンタジー、友達になれそうと感じる人にはより感動的だと思う -
Posted by ブクログ
社会史家エリザベートは「XYー男とは何か」で家庭は新しい相貌を帯び始めたと言う。母親が管理する家族という私的な領域と男だけの国である公的な職業の領域である父と息子の不幸はここから始まる。距離はドンドン離れ居場所を失った父親は権威を振りかざす。三組の父子は本当は凄く似ている。ただ最初から間抜けな父親の交通事故の話から始まったのは度肝を抜かれた。ファンタジーであるけど父親だからこそかけた作品である事には間違いない。私が書くとすれば娘と私...何故か生々しい感じがする。流星ワゴンの二人は悲劇的ではあるもののあえて母親の立場を語らない事で問題をクリアにしている。素晴らしい!
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