重松清のレビュー一覧

  • 流星ワゴン

    Posted by ブクログ

    過去を変えることはできないのかとソワソワしながら読んだ
    でもこんな世界にいけたら私はどうするのかとも考えさせられた
    自分が大切だと思った時期と、人生を変える大切な時期は違うんだろうなあと感じた
    人間味を感じられる作品
    長編ではあるがすぐに読み切ってしまったのは、重松清の言葉の表現さにあると思う

    0
    2025年06月06日
  • 星のかけら

    Posted by ブクログ

    中学生に上る前の小学6年生の人物たちが体験するステキな物語。
    途中途中でイラストも挟まれてるところもなんかイイ。個人的には表紙も良いなと思いました。
    生きるということはどういうことかを、まだ小学生の子たちが考えるのが深いテーマでしたね。でも、読みやすいですし最後も悲しいだけじゃなく少し心が温まると思いますよ。

    0
    2025年06月05日
  • 流星ワゴン

    Posted by ブクログ

    父親と息子を描いた作品。父親から見た息子と息子からみた父親は当たり前だけど考えが異なる。父親でもあり、息子でもある人ならより共感できる部分があったのかな。タイムリープものであっても過去を変えることのできないもどかしさ。知らないより知ってる方が酷なのにそれでも尚、前向きに生きよう姿には胸が打たれる。P54.55.266.320.365.381

    0
    2025年06月03日
  • 疾走(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シュウジはどこで間違えたんだろうか。ほとんど出会わなければ良い奴らと出会っている。アカネだろうか。しかし出会わなければこんなに曇りきった人生を歩まなかっただろう。できればシュウイチみたいに壊れてほしくはなかったけど新田が壊しちゃったのかな。何がシュウジにとって良くないことの始まりだったのかは、読み手によって意見が変わるのかな?様々な解釈のできる話で良かった。語り手が神父だったことよりもシュウジの人生を考えてしまう。

    0
    2025年06月01日
  • 疾走(上)

    Posted by ブクログ

    読んでいてどこかACのCMの砂浜の空の青さをイメージさせる。昔土地を干拓したから浜と沖の派閥がある。周りから色んな人が離れていき、シュウジはどんどん取り残されていく。シュウイチが壊れた辺りから、空っぽに近づいていくシュウジ。神父だけが良心に感じる。街の開発と、シュウイチの存在は何をもたらしたのか?下巻はどうなるのだろう。

    0
    2025年05月31日
  • 流星ワゴン

    Posted by ブクログ

    【書名】
    流星ワゴン
    重松清

    【手に取った動機】
    「自分の頭で考える読書」荒木博行で紹介されており、久々に小説を読もうと思って手に取った。読んで泣いたとのコメントから、小説に涙してみたいなと興味をもった。


    【読後の印象】
    ・いきなり放り出される人生の岐路、過去は変えられないけれど、自分の現状認識であれば変えることは可能である。
    ・未来を知らないわたしは今が人生の岐路かなんて当然わかるわけもない、日々に生かすのは最近気を付けている「後悔しないか」という選び方を続けていきたいと感じた。

    【印象に残った点】
    ・親子が友達になるというファンタジー、友達になれそうと感じる人にはより感動的だと思う

    0
    2025年05月27日
  • ステップ

    Posted by ブクログ

    幼子を残してあっという間に病死した妻。
    男手一つで娘を育てようと決めた
    父親の視点で綴る「ふたりの」成長記。

    男手ひとつと言っても
    急に義父母との縁が切れるわけもなく
    仕事を続けるから会社の人間関係もある。

    9つの短編で本当にステップを上るように
    娘・美紀ちゃんは保育園児から小学校卒業まで
    健やかに育っていくのです。
    そして、その年月はまた、彼女以外の大人にも
    必要な時ぐすりだったのでしょう。

    0
    2025年05月25日
  • とんび

    Posted by ブクログ

    面白かったです。広島弁が癖になりそうでした。

    最初はヤスさんの素直じゃない性格や口の悪いところが苦手でしたが、読んでいるうちに優しいところや情の厚いところは素敵だなと思うようになってきました。奥さんに好きになったきっかけなどをとても聞きたかったです。

    0
    2025年05月22日
  • きみ去りしのち

    Posted by ブクログ


    思ったことは言葉にし、感じたままを態度に表し、聞きたくない時にはシャットアウトする明日香。現実にはここまで洞察が出来て大人びた物言いをする16歳は稀だと想像するも、私達大人(親)が無意識に発する何気ない言葉や態度の裏にある真理を鋭く突いていてドキッとする。
    理不尽な死、大切な人の命を奪われた後、残された人々がどうやって自らを再生していくのか。明日香のストレートな感性を通して悲しみと絶望で鉛のように固く重かった心が少しずつ柔らかくなっていくような読後感だった。

    「悲しい思いをした人は優しくなれる」

    0
    2025年05月21日
  • ビタミンF

    Posted by ブクログ

    これは、まさに読む時期によって感想が変わりそうな1冊。 
    帯にあった通りセッちゃんはぐっときました…
    めちゃめちゃ泣ける!というものではないですが、じんわりくる短編集です。

    0
    2025年05月15日
  • めだか、太平洋を往け

    Posted by ブクログ

    今の学校の先生にはあまりいないのではないかと思わせるような
    「先生」らしい考え方を持ったアンミツ先生

    先生も先生の周りの人も幸せになればいいなと思わせる一冊

    0
    2025年05月06日
  • ニワトリは一度だけ飛べる

    Posted by ブクログ

    題名と、作者に惹かれ手に取ったが、内容は普通。オズの魔法使いに沿った登場人物か出てくるが、それぞれに思い入れがそれほどできなかった。

    0
    2025年05月03日
  • 流星ワゴン

    Posted by ブクログ

    社会史家エリザベートは「XYー男とは何か」で家庭は新しい相貌を帯び始めたと言う。母親が管理する家族という私的な領域と男だけの国である公的な職業の領域である父と息子の不幸はここから始まる。距離はドンドン離れ居場所を失った父親は権威を振りかざす。三組の父子は本当は凄く似ている。ただ最初から間抜けな父親の交通事故の話から始まったのは度肝を抜かれた。ファンタジーであるけど父親だからこそかけた作品である事には間違いない。私が書くとすれば娘と私...何故か生々しい感じがする。流星ワゴンの二人は悲劇的ではあるもののあえて母親の立場を語らない事で問題をクリアにしている。素晴らしい!

    0
    2025年05月01日
  • せんせい。

    Posted by ブクログ

    様々な「先生」と教え子の交流を描いた短編集です。
    職場の上司が、この中のひとつ「泣くな赤鬼」の映画に感動したとのことで、私は本で読んでみました。

    子供の頃はなんでも出来るし分かるのが先生だと思っていましたが、先生も人間なんですよね。
    限界もあるし間違えもある。
    そして、生徒と一緒に先生も成長していく。
    そんなことが感じられる物語でした。

    読後感が良いものもあれば、もやっとするものもあったし、泣ける物語もある。。。
    色々交錯したので星は厳しめにしました。

    0
    2025年04月28日
  • ビタミンF

    Posted by ブクログ

    中年というのは半端だ。子供たちはそれぞれに自分たちの世界を持ち出す。いつまでも楽しいだけじゃない。体はガタがき始めている。うまく言ってると思っているのは本人だけかもしれない。むしろ、なんか大丈夫じゃないかもしれない思いを、いや、大丈夫なはず。と宥めすかす年頃なのかもしれない。家族のために働いているのに、気がつけば、家族に疎まれる。そんな年頃でもあるかもしれない。いやなことから目を背けたい。その現実に少しだけ目をむけてる健気なおっさんたちの物語。頑張れ。

    0
    2025年04月26日
  • リビング

    Posted by ブクログ

    テンポのいい短編12話。シンプルモダンに生活している共働き夫婦と庭には色とりどりの花を植え休日にはBBQをする家族が隣同士に住む。BBQに誘う方、断れず行く方、あーーーこれが続くならしんどいなあと思う。

    0
    2025年04月25日
  • ロング・ロング・アゴー

    Posted by ブクログ

    廃業してしまったデパートの一人娘、美智子ちゃんと子分みたいなスズちゃんの物語。昭和感が残る懐かしい物語でした。自分の幸せは自分で決めるもの。

    0
    2025年04月22日
  • 空より高く

    Posted by ブクログ

    東玉川高校、通称トンタマは廃校が決定した。最後の卒業生になる生徒たちと、このトンタマに赴任したトンタマ第一期生であった熱血先生とのふれあいを描く。なんといってもムクちゃんがすごく可愛い。

    0
    2025年04月22日
  • 流星ワゴン

    Posted by ブクログ

    親子もので泣けるやつを読みたい!と思って、タイトルは知っていたし、過去に本屋大賞をとっているので手に取ったけど、自分の中で期待値が上がりすぎていたのか、あまり引き込まれなかった。
    父親と息子が軸なので男性の方が没入できるのかもしれない。

    主人公がうじうじし過ぎというか、父親や妻、息子と向き合ってこなかった事に反省や後悔があるなら、もっとぶつかっていけよ〜!と焦ったい。
    まあ、他人のことだから簡単にそう思えたりもするんだけど。

    0
    2025年04月20日
  • なきむし姫

    Posted by ブクログ

    主人公のアヤは小さい頃からなきむし。今でも夫に見守られながらなきむしのまま。転勤で単身赴任になってしまいワンオペで子育てすることになったアヤだけど20年ぶりに再会した幼馴染みに助けてもらいながら頑張れた。いい人ばかりの物語。

    0
    2025年04月18日