重松清のレビュー一覧

  • ゼツメツ少年

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    重松清ファンがにやにやしてしまう作品だとおもう。
    でも、そうやってにやっと笑える話というわけではない。
    決してない。
    子どもの心のあたたかさ、しょっぱさ、儚さを描いてると思う。
    著者本人も書いてたと思うけど、本人を救う意味もあるんじゃないかな。
    またえらそうに書いているけれど。

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    2017年01月05日
  • あの歌がきこえる

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    重松清の青春小説がいい。
    ドラマ化されるような小説も多く勿論面白いのだが
    やはり青春小説がいい。くだらない下ネタも(笑)

    懐かしい、ホロリとする。
    心臓とへその奥の間がむずがゆい感じ
    安直な言葉で敢えて表現することが
    一番の賛辞なのだと思う。

    展開がなんとなく読めたりもするんだけど、
    それでも抵抗なく心が持っていかれしまう。

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    2016年11月08日
  • ポニーテール

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    久しぶりに重松清さんのを
    読みました。

    中学入試も出された事のある
    題材なので
    流れは知っていましたが
    最後まで読むと
    なかなか良いもんですね。

    主人公のフミや
    姉のマキを中心に
    読んできてたのですが
    亡くなったフミの母の
    立場で書かれた所に
    グッと来るものがありますね。

    さすが重松ワールド
    と思いました。

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    2016年11月03日
  • なきむし姫

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    ネタバレ

    題名・表紙の絵を含め見た瞬間に絶対好きだなって思った。
    実際読んでみるとほんわかした雰囲気で結構好き。
    展開としては、もう少し姫を困らせて欲しかった。途中から健がしゅやくとなってしまった。
    30~40になっても守ってあげたくなる女性の姿をリアルに書いてくれた重松先生に感謝。

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    2016年10月09日
  • 季節風 秋

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    秋に再読
    やはり、泣けてしまう
    キンモクセイ 老いる両親と東京にいる自分 子どもの頃の想い出 実家をひきはらう時に庭のキンモクセイが別れを知っているかのように香る

    温かく 何とも言えない気持ちになる作品達

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    2016年09月25日
  • 空より高く

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    途中はかったるかったが、さすがは重松清。
    最後は心温まる締め方をしています。

    大人にこそ読んでほしい、地元の友達との青春の日々。
    いつまでも大切にしたい時間と場所。

    そんなものを実感させられた。

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    2016年09月22日
  • あの歌がきこえる

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    重松清にしては、結構明るい話だ。

    だいたいが、ジクジクウジウジ、ジメジメジトジトした内容の物が多く、読後感はあまり良くなく、スッキリしないことが多いのだが、この小説に関しては、主人公もサッパリしているし、ちょっと硬派なところがあったり、軟弱なところもあったりで、普通の中学高校生だ。

    そんな、地方都市の多感な中学高校時代をノスタルジックに、苦笑や懐かしさとともに描いた、今までの重松清作品の中ではなかなか出会えない、傑作青春小説である。

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    2016年09月14日
  • なきむし姫

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    久しぶりの重松清さん。
    2児の母のアヤはなきむしで、ちょっと頼りない。夫の哲也の単身赴任がきっかけで、強く成長していくお話し。

    子育てのヒントみたいなのが散りばめられてる感じもあって、なるほどぉ〜〜と思うことも多かったです。心に残ったのは、幼なじみの健が最後にアヤに言う言葉。

    子どもに一人目も二人目もないんだ。
    ブンちゃんの親を始めてやるのと同じように、チッキの親も初めてやるんだ。

    3児のベテラン母なんていないんだよね。
    子どもは、兄弟でも全然違うし、同じ子どもはどこにもいないもんね。
    という私は、一人娘の母。
    一人の子としか出会ってないんだな。ちょっともったいないとも思ってしまう。(笑

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    2016年09月13日
  • ぼくはこう生きている君はどうか

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    2015年に亡くなった哲学者鶴見俊輔さんと、作家重松清さんの、2009年に行われた対談集。

    主に教育をテーマに対談が続いていくが、印象的だったのは両者のお互いへの敬い方。
    鶴見さんの重松作品を読み込んで対談に挑む姿勢。重松さんの相手を尊敬しているからこそできる質問、会話の引き出し方。こんなふうに人を尊敬をすることのできる人間に憧れる。

    最近重松さんの作品は読めてないけど、「尊敬する人は誰か?」という質問を見ると、今のところ「重松清」が自分の頭の中にでてくるのは何年も前から変わらない。

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    2016年09月11日
  • カシオペアの丘で(上)

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    シュンは故郷、特に祖父と確執があり、また幼馴染との行き違いもあり、しばらく北都に帰っていなかった。

    婿に入り、苗字も変えた。

    働き盛りの39歳、肺ガンを発症し、過去に向き合おうとする。

    北都に帰ろうと思ったきっかけは、真由ちゃんという女の子が無残にも殺害された事件がきっかけ。

    真由ちゃんによって、ばらばらだった幼馴染も引き寄せられる。

    もう運命としかいいようがないかも。

    シュンは冷静に見えるけど、やっぱり妻や息子を残して先立つことに悔しさも感じているし、実際怖いとも思っているのに、なんかあんまりそういう感情を出さないから、逆に不安かな。

    もっと取り乱すものじゃないのか。
    でも実際

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    2016年07月19日
  • 希望ヶ丘の人びと(下)

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    休みを利用して一気に読めました。
    出てくるひとりひとりのキャラが濃い。
    でも憎めない。
    それぞれのちょっとしているとこが自分にもあるなぁと思うところばかり。
    それにしてもえーちゃんはすごい。

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    2016年07月18日
  • 希望ヶ丘の人びと(上)

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    久しぶりの重松氏の作品。
    母が貸してくれました。
    魅力的な人だったろうな、圭子。
    いつも圭子が中心にいる。

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    2016年07月18日
  • カシオペアの丘で(上)

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    幼馴染の仲間が集まり、それぞれの人生が絡み合いながら進んでいく物語。
    重いし、暗いし、哀しくて、でも読みたくて仕方ない。

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    2016年07月13日
  • なきむし姫

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    久しぶりに重松清の小説を
    読みました。
    仕事柄、重松さんの作品は
    よく見るのですが、
    これは初見でしたね。

    まぁ、男としては
    なきむし姫がいたら
    守ってあげたくなりますもんね。

    でもって、王子様の役は
    なんだかんだ言って
    安定した家庭的な男が
    割り当てられるんですよね。

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    2016年07月07日
  • ファミレス 上

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    アラフィフのおぢさん三人。友人とは上手く行っても妻とは?? 三者三様の妻との距離と付き合い方に少しの理解と少しの不寛容と多くのあるあるを捧げる。
    何でファミレス??

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    2016年06月27日
  • 峠うどん物語 下

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    死ぬことが近くにある場所だから、いつも忘れていることが感じられるようになる。
    兄弟弟子の理事長が良かった。

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    2016年06月23日
  • 峠うどん物語 上

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    田舎の場合、斎場の近くって、そう言われると食べ物屋さんないですね。
    なるべく近くに差しさわりのない場所を選ぶんでしょう。
    こんなお店があれば利用します。

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    2016年06月23日
  • なきむし姫

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    ネタバレ

    二児の母、霜田アヤは、大の泣き虫。夫の哲也は、そんな頼りないアヤをいつも守ってくれていた。ところが、哲也は単身赴任となり、アヤは期間限定のシングルマザーに。バツイチで娘を育てる幼なじみの健が現れた。夫の不在や厄介なママ友に悩むアヤを何かと助けてくれて…。アヤ、本当に成長したなぁ。健の存在が大きかったと思う。

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    2016年06月13日
  • 明日があるさ

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    父と同い年の作家、重松清とは今後も長い付き合いになるだろうと感じさせてもらえた一冊だ。
    なぜ自分が重松作品に惹かれ、そして読み続けているのか、彼のバックボーンに触れることで改めて分かった気がする。

    おそらく彼も、不器用で頑固で自惚れやすくて、何よりも人が好きな人間なのだろう。
    一つひとつに紡がれたエピソードに共感の涙を流した。
    そして、自分が家族を持ったとき、また新たな一面を彼の文章から感じることができるのだろうと期待をしている。

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    2016年05月15日
  • また次の春へ

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    2016.5.5
    胸が締め付けられるような思い。東北の大震災の話。人は本当に、いつ何が起きるかわからない。キラキラした毎日が、一瞬で消えてしまうこともある。こういう震災が起きたとき、誰かが何かをすると必ず何かしらの非難や賞賛が起きるけど、正解なんて多分なくて。どれが正しいのかもわからない。自分ができることを、と思って寄付をしたりするけど・・
    カレンダーの話が印象的で。「生きること」の次は「暮らすこと」への支援、っていうところに、登場人物のお母さんと同じように、なるほどね、と。

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    2016年05月05日