重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久しぶりの重松清さん。
2児の母のアヤはなきむしで、ちょっと頼りない。夫の哲也の単身赴任がきっかけで、強く成長していくお話し。
子育てのヒントみたいなのが散りばめられてる感じもあって、なるほどぉ〜〜と思うことも多かったです。心に残ったのは、幼なじみの健が最後にアヤに言う言葉。
子どもに一人目も二人目もないんだ。
ブンちゃんの親を始めてやるのと同じように、チッキの親も初めてやるんだ。
3児のベテラン母なんていないんだよね。
子どもは、兄弟でも全然違うし、同じ子どもはどこにもいないもんね。
という私は、一人娘の母。
一人の子としか出会ってないんだな。ちょっともったいないとも思ってしまう。(笑 -
Posted by ブクログ
シュンは故郷、特に祖父と確執があり、また幼馴染との行き違いもあり、しばらく北都に帰っていなかった。
婿に入り、苗字も変えた。
働き盛りの39歳、肺ガンを発症し、過去に向き合おうとする。
北都に帰ろうと思ったきっかけは、真由ちゃんという女の子が無残にも殺害された事件がきっかけ。
真由ちゃんによって、ばらばらだった幼馴染も引き寄せられる。
もう運命としかいいようがないかも。
シュンは冷静に見えるけど、やっぱり妻や息子を残して先立つことに悔しさも感じているし、実際怖いとも思っているのに、なんかあんまりそういう感情を出さないから、逆に不安かな。
もっと取り乱すものじゃないのか。
でも実際
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