重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「正しさ」をふりかざす、それは大事だけど時には残酷な結果を突きつける。
私も実利主義だった時期があったのを思い出しました。結果が全てだけど、結果よりも過程から得られた積み重ねを人は褒めるべきだなぁと思いました。
元教師のアンミツ先生と、血の繋がらない孫と、元教え子のキック、ヒデヨシ、テンコさん、それぞれの異なる生き方を描いている作品です。共通点はアンミツ先生と関わりのある人達だということ。その共通点によって出会う機会を得て影響し合う姿は、学級の内側のようです。何歳になっても、教え子の味方よ!とハッキリ伝えて寄り添うアンミツ先生に愛情深さを感じずにはいられませんでした。 -
Posted by ブクログ
友達や親戚の叔父さん、子供の頃の自分自身との再会をテーマにした6編の短編集。
短編というよりは全て少し長めの中編という感じ。
クラスに君臨する女王・美智子ちゃんと、お父さん同士が対立する立場にあるという辛い状況の女の子を描いた「いいものあげる」。
親戚の中でいつも問題ばかり起こす嫌われ者だけど、なんだか憎めない叔父さんを描いた「ホラ吹きおじさん」。
心優しいけど先天性の病気を抱えた弟・ユウちゃんの結婚式に向けて、どうにか弟の昔の友達を探し出し、会わせてあげようと奔走する「永遠」。
不器用な息子を見て、昔の自分を思い出す「チャーリー」。
不運でいじめられっ子だけど、とっても優しい友達