重松清のレビュー一覧

  • トワイライト

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    ネタバレ

    過去の未来と、現在。歳をとるにつれて身をもって現実を体感し、過去の未来とのギャップに、悲観に暮れる。時に、そのギャップが大きいほど、現実から逃避し、過去の未来を追ってしまうことがある。たとえ、それが他人を傷つけたり犠牲にすることだとしても。なんとも自分勝手である。

    さまざまなキャラクターに嫌悪感や怒りなどさまざまな感情を沸かせてきた。だが最後、同級生と集まってタイムカプセルを埋める時、誰もが少しでも明るい未来を期待しているのだなと、少し温かい気持ちになった。

    不倫、リストラ、落ちこぼれ教師、死を目前にする病気。人間であれば誰しもが、将来どれにあたってもおかしくはない。今思う未来が全て現実に

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    2021年01月24日
  • きみ去りしのち

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    人は絶対死ぬ。大切な人、憎んでる人、無関心な人必ず死ぬ。他人の心の奥は誰も知らない。前を向いて自分の意思で歩いていくことが一番他人の心のそばに近くなることだと感じた。ありがとうございました。

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    2021年01月12日
  • 卒業

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    重松作品ならではの感動作。
    どの短編もじんわりじんわり心を温めて、優しく最後は包み込んでくれる。
    卒業と言うタイトルにふさわしく、全てのお話が終る寂しさとでも前に向かって進める強さや温かさで送り出してくれるような、そんな気持ちにさせられた。
    特にこの作品の主人公はどれも自分と同じ年頃の話だったりして、自分の経験や感じていることに重なる部分が多かった。

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    2021年01月06日
  • あの歌がきこえる

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    よかった

    自分が広島出身だからかもしれんけど、すごく親近感を感じる青春だった
    なんかこれからの人生に自信を持てた気がした

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    2020年12月31日
  • たんぽぽ団地のひみつ(新潮文庫)

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    取り壊しの決まったたんぽぽ団地での「過去」と「現在」を「時空たつまき」という不思議な現象によって行き来して、「お話の世界」と「現実」を行き交うお話でした。

    読み終わった頃にはとても温かい気持ちになって、少し懐かしいような、泣けてくるような気持ちになりました。

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    2020年12月30日
  • ルビィ

    H

    購入済み

    重松さんでした。

    やはり重松清さんの作品です。安心感をもって読めます。
    読み始めてから一気読みでした。通勤時に読み、昼休みにも。
    ただ、私には美咲先生の途中で7人目が見えてしまいました。それでも、読ませてしまう作品です。

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    2020年12月24日
  • ルビィ

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    作家の仕事に疲れて自殺した主人公のダザイさんが、同じく自殺した少女ルビィと、自殺しそうな人を7人救うことで天国に行けるということで、自殺しそうな人を救っていくというストーリーですが、自殺しそうな方々の境遇を救う段階で、のぞき見することで、人間の深層心理を探求することができ、ダザイさんが自殺した後悔や作家としての未熟さを自覚しつつ、最終的にダザイさんとルビィの行きつく先は?という展開でした!
    それぞれの登場人物の人間模様が濃くて、非常に面白い内容でした!

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    2020年12月11日
  • あすなろ三三七拍子(下)

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    自分も大介に応援されているような気がしました。
    一生応援してもらえる人、応援できる人に出会いたい!!

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    2020年11月26日
  • さすらい猫ノアの伝説

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    表紙の赤いランドセルと黒猫ノアの表情に魅せられる。

    子ども向けに書かれた青い鳥文庫の2冊を、大人向けに講談社文庫にまとめたものだそうだ。

    前編は男子が語り手のお話
    後編は女子が語り手のお話

    同じ年頃でも、男子と女子で心の動きや行動が違うということが端端で伝わり、あー、そうだよね、この年頃はね…と思う。
    先生との距離感も微妙に違うよね。
    重松さんは、本当にこの書き分けがすごい。

    それにしても、ノアは只者ではない。
    神の遣いであろうな。

    全国の悩める学級に派遣してほしい。
    2020.10.31

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    2020年11月16日
  • うちのパパが言うことには

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    なぜ人が追い求めるものと目が覚めたら消えてしまうものを夢と呼ぶのだろうか

    これを最初に見て理由を考えてた。そして私の考え

    それは続きを求めるということだと思う。

    人が追い求めるめるものも続きを求めている。目が覚めてしまうと見ることの出来ない夢もその続きが気になってしまう。それだと思う

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    2020年10月25日
  • なきむし姫

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     はじめは、泣き虫な母である主人公を頼りなく感じていたけれど、親も子供と一緒に成長していくんだな。
     人間のだめな部分を描きつつ、受けとめてくれる重松清ワールド、久しぶりに味わったけれど、やっぱりいいな。

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    2020年10月16日
  • ファミレス 下

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    夫婦、親子、家族、友達。
    色んな形があって、それぞれの事情がある。
    終盤の、ドンと陽平先生のファミレスでのやり取りが良かった。大人になったからこそ分かる気持ちもたくさんあった。

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    2020年09月23日
  • ファミレス 下

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    映画『恋妻家宮本』の原作。将来、自分が同じ立場になったとき、どうなるのか。ちょっぴり考えさせられる作品。ちょっぴりだけどね。

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    2020年09月16日
  • 空より高く

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    すごくよかった。重松さんは、10代の若者の気持ちの機微を本当に上手に描くなぁ。
    自分も何かを始めたくなる気持ちを与えてくれる。大人になっても、同じ気持ちを味わいたくなる。

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    2020年09月12日
  • きみ去りしのち

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    「ああ、でも、そうかもね。乗り越えるのは一瞬でもできることだけど、慣れるっていうのは、地道に毎日生きていかなきゃ、どうしてもできないことだから」

    あなたの10年間も、長い長い旅だったんじゃないのかー。

    大切なことは、ずいぶん後になってから気づくもの。

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    2020年09月05日
  • かあちゃん

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    家庭の数だけ、母がいる。
    自分だけの、お母さん。

    一人の男の子のいじめに関わる人たちのお母さんたちの短編集です。
    読み終えたときにはすっきり、心が軽くなったような気がします。

    正解の親子像なんてないけれど、自分を想ってくれて信じてくれるお母さんがいれば、それだけで幸せになれる。そうなるまでに遅すぎるなんてないんだと思います。

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    2020年09月05日
  • みぞれ

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    なんてことない毎日の中に、良くも悪くもちょっとだけ特別な日ってたまに訪れますよね。
    そんな日のお話です。
    些細な心情描写に流石の一言。

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    2020年08月27日
  • 希望の地図 3.11から始まる物語

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    復興を伝えるニュースは見ていてとても喜ばしい。でも、それを見て『私達だけ取り残されている』という焦りが生まれ現実を悲観してしまう人もいる。震災からの復興も大切だが心災からの復興が置き去りにされている気がする。震災によって亡くなった人がたくさんいる。大切な友人や恋人、子どもや親を失った人は数知れない。この事実を忘れてはいけない。街が元どおりに戻ってもこの事実だけはこの先もずっと変わらない。震災を語る時そこにはたくさんの『死』があることを忘れてしまってはいないか。あるいは無意識に遠ざけてしまってはいないか。あの日のニュースの中継では高台に向かって走っている車が津波に飲み込まれる映像が流れた。それは

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    2020年08月24日
  • さすらい猫ノアの伝説

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    「おめでとうございます!
    あなたのクラスはノアに選ばれました!
    ノアはきっと、あなたたちのクラスが忘れてしまった大切なことを思い出させてくれるはずです」
    ある日突然、やってきた黒猫。名前はノアというらしい。何気ない日々のなか、ノアが心に届けてくれる「宝物」。〈帯の紹介文から〉

    昔は重松清の文庫本はコンプリートで読んでいた。多作作家なので、いつの間にか追いつかなくなり、ここ10年で読んだのはたった10作ほど。全然追いついていない。だから忘れていたのかもしれない。重松清作品の「大切なこと」。

    いつも今どきの「当事者目線」を忘れない。お父さんが主人公の時も、中学生が主人公の時も、こんなふうに小学

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    2020年08月21日
  • ポニーテール

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    お父さんが再婚して、小学四年生のフミは新しいお母さん、お姉ちゃんのマキと家族になる。

    フミの心の中には亡くなってしまったお母さんへの想いが忘れられない。
    でも、家族になった明るくて面白いお母さんも大好きだ。
    そして、クールでちょっと怖いお姉ちゃんのマキの綺麗なポニーテールの髪型に憧れる。

    中盤まではフミ目線で描かれるが、途中からは亡くなったお母さんの言葉で綴られる。

    ネコのゴエモンも、フミを見守っているのか、とても良い存在感だ

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    2020年08月15日