重松清のレビュー一覧

  • かっぽん屋

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    重松清初期の作品も含む短編集。

    重松清の描く思春期男子が好きだから読んでみたら、期待通り萌えた。
    著者は思春期の頃の性欲の強さを共感してもらうことを狙いとして書いていると思うんだけど、そういう視点ではなく、もっと客観的に盛りのついた若い男の子のどうしようもなさに愛おしさを覚えた。エロいようでエロくない、絶妙な文章だから老若男女問わず楽しめると思う。

    ただ、短編集だからそんなにおもしろくない作品も混ざっているということは難点として挙げられると思う。後半からの単行本未収録作品は話の筋がしょうもなく、あまりおもしろくなかった。

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    2018年10月16日
  • エイジ

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    中学生のことばにできない気持ちを上手にことばで表現している。大人なのに子供の気持ちを描ける著者はすごい人だと思う。

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    2018年10月13日
  • 季節風 冬

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    十二編の冬の物語がどれも濃やかで、短いのに詰まっていて、ほろ苦さもありつつも絶対的に温かくてほっこりする。美味しそうな焼き芋や珈琲、列車で出会う子供の為のサンタとトナカイの若者、火の用心の夜回りや、普通学級では難しかった相棒の友人や、大学の合格発表の場での一回五十円のバンザイ隊等どれも引き込まれた。

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    2018年10月10日
  • うちのパパが言うことには

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    重松清が40歳前後の時に書いたエッセイ集.ちょうど今の自分と同年代.「家族」を物語の中心に添えた作品を数多く残している著者.共感できる部分が多々ある."はてのない「思い通り」のレース”,”「異物」を愛して”,”期待よりも・・・”は秀逸.

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    2018年10月09日
  • みんなのうた

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    重松さんらしい内容。クライマックスには胸がぐっとくる。人それぞれになんらかの葛藤がある。人からヒントをもらい成長していく。2018.9.20

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    2018年09月20日
  • なきむし姫

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    人は人(環境)に依存してしまうのだな。泣きたい時に背中があれば頭を寄せて。抱きしめてくれる腕があれば身を寄せて。
    それが突然無くなった時に自立するのかもしれない。
    自立することを知っていれば頼っていいんだよ。そして頼ってもらいなさい。
    お互いに幸せと哀しみをわかちあう。それが人だから。

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    2018年09月14日
  • ナイフ

    購入済み

    普通である、むずかしさ

    今、いじめで、大切な命を落としてしまう人いますが、真面目すぎるからなのでは、と思った!普通であるって、簡単そうでかなり自分を、偽って、生きて行くのだから大変だわーもっと、邪悪になれば、気楽だし、いい子でなくていいんだよー

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    2018年09月11日
  • ゼツメツ少年

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    君達は死んでいたんだ。タケシ、ジュン、リュウ。美由紀も。センセイは作者の重松ではなかった。そしてそのセンセイも亡くなっていたとは。多くの意外な展開、イジメの想像を絶する凄まじさ。本書は無理にでも暗くならないような配慮が随所に感じられる。人間性豊かなツカちゃん、ナイフさん、全てをわかっているエミさん。これらの脇役?の素晴らしさ。イジメた子供達にも配慮が。
    登場人物の土台となった小説があるのだろうか。そこから読みたかった。あるような感じがするだけだが。もしあるなら、冒頭にそのような紹介があればベストだ。

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    2018年09月06日
  • たんぽぽ団地のひみつ(新潮文庫)

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    重松清さんらしいストーリー展開。登場人物のキャラも安定感があって,すんなりと読めた。どこか懐かしい物語。

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    2018年08月29日
  • また次の春へ

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    二度目の結婚。誕生した命がわずか1年で消えた。その痛みを心に旅を始める。最初の結婚のとき誕生した明日香とともに。その母親もがんに罹患する。美恵子と洋子、明日香それと旅で出会った死が織りなす。こんな関係があるのか、こんな女性がいるのかなどと思ってしまう作品だったが、まあ面白かった。

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    2018年08月28日
  • トワイライト

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    小学校の時タイムカプセルを埋めた。その時の担任白石先生は卒業後に不倫相手に殺される。小池先生40歳の時。タイムカプセルは40歳になる1年前に学校が閉校になりつぶされることになったことから空けられる。小池先生のメッセージは皆さんの40歳はどうですかだった。
    それぞれの人生が淡々と描かれる

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    2018年08月28日
  • ゼツメツ少年

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    500ページある小説が、ぐいぐい引き込まれてしまいます。
    重松氏の代表作になりそうな一冊でした。

    これまでの小説中の登場人物が多く登場します。
    重松ファンにはたまらない作品。
    でも、しっかりシゲマツワールドで、決してハッピーエンドでは終わらない・・
    これからに対してのメッセージ。
    ずっと大切にしたい一冊です。

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    2018年08月21日
  • とんび

    すごく好き

    何度かウルっと、何度か涙が出る程泣きました。不器用だけど暖かいお父さんが凄く好き。誰でも読みやすい本だと思います。

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    2018年08月02日
  • カシオペアの丘で(上)

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    評価は4.

    内容(BOOKデーターベースより)
    丘の上の遊園地は、俺たちの夢だった―。肺の悪性腫瘍を告知された三十九歳の秋、俊介は二度と帰らないと決めていたふるさとへ向かう。そこには、かつて傷つけてしまった友がいる。初恋の人がいる。「王」と呼ばれた祖父がいる。満天の星がまたたくカシオペアの丘で、再会と贖罪の物語が、静かに始まる。

    昔話が小出しなのでつい「どうしてこうなったんだ?」と知りたくてページをめくってしまう。

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    2018年07月31日
  • ロング・ロング・アゴー

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    「永遠」と「チャーリー」が好き、自分のように影のある子ども時代があるからだ。ユウちゃんみたいに純粋のままじゃいられなかったけど、村田みたいにいじめられた経験はある。登校拒否にはならなかったけど大好きだったサッカー部は辞めてしまった。いま思うといじめられたことよりも大好きなサッカーを辞めてしまったことが、オイラの人生には予想以上に大きな影響があったような気がする。一緒に冒険をしたシノケンを忘れないユウちゃんは素敵だ。そして、会いに来てくれたシノケンも。チャーリーに自分を重ねる村田が大人になって息子と自分を重ねる。本人には聞こえない声でそっと応援して見守る。チャーリーも村田にとってそんな存在だった

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    2018年07月13日
  • あの歌がきこえる

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    おもしろかった!
    仲良し?男子三人組が学生の頃からオトナになっていくまでのお話。
    それぞれの個性が素敵で、自分の学生の頃、あの男子達はこんなこと考えてたのかなぁと思いをはせていました。笑

    なんとも言えないもどかしさとか気持ちを擬似体験できたようでした。

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    2018年05月28日
  • カシオペアの丘で(上)

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    ネタバレ

    北海道に立つ謎の巨大観音像にまつわるお話。日本各地にある謎の巨大宗教建造物ってそそるよね。黒い歴史の象徴ぽさが。

    この物語はフィクションです。登場する人物や団体、地名や建造物は現実のものとは一切関係ありません。が、モデルになった場所とかあるっぽくて、北海道観音像行ってみたくなる。

     重松清らしい道徳的なお話である。死生観を題材にして、心の葛藤が追体験できる。

     まさか2パターンの「あなたならこんな悲劇に直面したらどうする?」人物をぶつけてくる腕力のある悲劇だけれど、そのおかげで客観的に物事をとらえられて、重苦しいはずなのに、そんなの感じない。
     単純に続きが気になる、魅力ある小説であ

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    2018年05月21日
  • 季節風 春

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    最後のツバメ記念日がとてもよいなぁ、、、春は出会いと別れの季節だけれど、こうした家族の再出発は途中の苦しさもわかるからこそ、なおよいのだ

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    2018年05月14日
  • 希望ヶ丘の人びと(下)

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    ラストで圭子が自分の妻であることをエーチャンや宮嶋に伝えるところ…
    認める、受け入れる、受け止めることが現実に希望を与えるのかもしれないと思えた一冊。

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    2018年05月06日
  • トワイライト

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    ケチャさんの考えが現実的で一番まともだった。他の登場人物は、いつまでも夢の中でちっとも現実を受け入れようとはしない。いつまでも逃げている。
    アラフォーの自分もまさにそんな現実を生きている。昔は良かったと思うことが多くなり、自分はこんな事をするために生きてきたのではないと思うこともある。しかし、そんな選択をしてきたのも自分なんだと最近は思うようになった。
    この作品は喪失した未来にいかに向き合っていくかという事を考えさせられる。

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    2018年04月29日