重松清のレビュー一覧

  • めだか、太平洋を往け

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    「正しさ」をふりかざす、それは大事だけど時には残酷な結果を突きつける。

    私も実利主義だった時期があったのを思い出しました。結果が全てだけど、結果よりも過程から得られた積み重ねを人は褒めるべきだなぁと思いました。

    元教師のアンミツ先生と、血の繋がらない孫と、元教え子のキック、ヒデヨシ、テンコさん、それぞれの異なる生き方を描いている作品です。共通点はアンミツ先生と関わりのある人達だということ。その共通点によって出会う機会を得て影響し合う姿は、学級の内側のようです。何歳になっても、教え子の味方よ!とハッキリ伝えて寄り添うアンミツ先生に愛情深さを感じずにはいられませんでした。

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    2022年03月07日
  • 希望ヶ丘の人びと(下)

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    上巻を読んでからしばらく間が空いてからの下巻。
    色々と問題を抱えたままだった上巻からどうなっていくのだろうかと思いながら読み進めた。
    この作者の本が好きでいくつか読んでいるけれど、登場人物がどんな人でも良い所を見つけられる話になっている。
    そして、子供の視点と大人の視点からも書かれていて読み終えると本のタイトルどうり希望が持てる。
    いくつになっても自分を磨こうとする大人を見て子供も希望を持てる素敵な本でした。

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    2022年02月28日
  • かあちゃん

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    重松さん作品の中で1番好きだったとの思い出があり、6年ぶりに再読。序盤から涙ながらに読みました。色んな母と子の物語が緩やかに繋がる構成です。
    事故やいじめ、被害者が一生背負い続けることになる罪、被害者も一生背負うことになる事実に向き合わせてくれる作品です。

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    2022年02月23日
  • みぞれ

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    重松清の短編集。
    あとがきで「小説」と「お話」を次のように対比している。
    『息をするように「お話」を書きたい。(中略)虚構の世界をきっちりとつくりこみ、語り方をさまざまにたくらんだ「小説」の素晴らしさについては、読み手として強く憧れている。それでも、時代や社会ー要は世間の中から生み出される、暮らしと地続きの「お話」だって捨てたものではない。書き手としての自分は、むしろそちらのほうに強く惹かれているのだとも思う。』
    膝を打つ表現だ。これだから重松清の「お話」は止められない。

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    2022年01月23日
  • 卒業

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    「まゆみのマーチ」と「追伸」がとてもよかったです。
     とっても恥ずかしいけど、私も「○○のマーチ」を歌ってあげたい。

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    2022年01月14日
  • ナイフ

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    いつも通りなんだけど、少しハラハラ、ドキドキ。どの話もすーっと入って、あっという間に感情移入してしまう。それで最後はちょっとだけハッピーに。大好き度❤️❤️

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    2022年01月01日
  • カシオペアの丘で(下)

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    人が生きていき、死んでいく。
    人が許し許される。
    離れ離れになってしまった幼馴染たちが、ガンを患うことで、また再び出会う。
    過去の出来事を許し許されるのか。
    そして死を見つめた人が、どう人生を終えるのか。
    そんなことを考えさせられた。
    通勤途中で読んでいて、涙が滲んで気恥ずかしかった。

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    2021年12月26日
  • ハレルヤ!(新潮文庫)

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    RCサクセションのキヨシローが死んだ。から始まった昔のバンド仲間に会いに行く。
    5人のそれぞれの生活。3人の女と2人の男、若い頃の下手なバンドのセッション。
    でも、満ち足りていた。
    若い頃。

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    2021年12月25日
  • カシオペアの丘で(下)

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    自分も折り返し地点を回って、そろそろ国立競技場が見えてきました。人は必ず死にます。心筋梗塞でバタッと逝くか、ガンで余命宣告されて嘆き悲しむかこの先の運命は分かりませんね。
    読んでるところで、有名な女優さんが自ら命を絶ちました。本当に残念でなりません。子が親より先に死ぬのはキツいです。
    さて、本の話しですが、とにかくそんなことを考えながら読んでましたので。。。

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    2021年12月24日
  • 一人っ子同盟(新潮文庫)

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    それぞれの事情があって、一人っ子である子供たちの話。

    時代背景は作者自身が小学生の頃らしく、主人公の親が戦争を体験している世代。当時はわざわざ「同盟」を組む程度には一人っ子がまだマイノリティの時代だったようだ。

    正直、話の中で出てくるそれぞれの問題が解決せず、すっきりするわけではない。
    それでも、問題を抱えながらも年を重ねていく人々の、折り合いの付け方のヒントになり得る作品かな、とは思う。

    小説(特に重松作品)は、読み手側がもうできない、もしくはこれからありえる体験を追体験できるところに醍醐味がある。

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    2021年12月12日
  • ファミレス 下

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    落ち着く所に落ち着いたというより、でこれからどうなってしまうのか分からないけれどそれぞれがまた自分の生活を始める。絶対もこうしていこうもはっきりしなくても、また続けていく。やっぱりこの先どうなるのかな、な話。

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    2021年12月03日
  • ファミレス 上

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    どうなってしまうのだろう。上巻を読んだだけだと、女の人達は元気で1人でも大丈夫な感じ。男の人達は一生懸命なのに空回りしている感じ。主人公の息子、大学生なのに父親に対する言葉が冷たくてちょっと解せない。下巻が全く予想出来ない。

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    2021年12月03日
  • ハレルヤ!(新潮文庫)

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    いるかさんの本棚でみっけ!
    重松清はマチガイナシ

    レコード(なつかしい)B面折り返しどころか
    フェイドアウト近い婆さんも、共感したよ

    青春を共にしたサークルの仲間はこの時期になっても
    まだ十分語り合えるんだもの

    いろんな大切な言葉がちりばめられてました

    ーいま、幸せですか……?ー

    ちっとも思い通りにならなかった人生だし
    今も道は険しいけれど まあ思いようだしね

    ≪ ツアーだね  誰も知らない  どこに行く ≫

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    2021年12月01日
  • カシオペアの丘で(上)

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    赤字続きで閉園間際の遊園地の園長トシとその妻ミッチョン。がんで余命幾許もないシュン。妻の不倫相手に愛娘を殺された川原さんと関わる雑誌記者のユウ。幼馴染の4人が再び生まれ故郷に集い、友人の死に向き合う。暗い内容に嫌気が差しそうになったが、一方で家族や友人たちへの愛がしっかりと描かれており、下巻でどう決着するのかが楽しみになった。

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    2021年11月30日
  • どんまい

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    イニング 1 から 12まで

    草野球のチームにもそれぞれの生い立ちと歴史があり、集まるメンバーにもそれぞれの思いがある。先の短いおぢさんもおばさんもがんばれー。まだまだ先の長い少年たちも前を向いて生きていこうね。

    気持の通じ合う仲間がいるのも良いもんだと思える世界でした。

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    2021年11月29日
  • さすらい猫ノアの伝説

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    大切なことを忘れてしまったクラスへさすらい猫ノアはやってくる。大切なことを思い出したとき、ノアはまた別の学校へ。
    人間関係のすれちがいやいざこざは、本当は子供たちだけのことではなく、大人になっても続いていくし、より事が複雑になっていくように思う。
    きっかけさえあれば関係を立て直せる素直さは、小学生のほうが大人より勝るような気がして、昔を懐かしく思った。

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    2021年11月14日
  • トワイライト

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    現実的な悩みを抱える同級生達。欠けた歯車が、絡み合って動き出す。重松清さんの大人バージョンのお話はハラハラします。いつものようにスッキリハッピーエンドではありませんが、これはこれで味わい深く、面白いです。大好き度❤️❤️

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    2021年11月14日
  • どんまい

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    個性的でにくめないダメメンバーからなる草野球チーム。
    ダメでも決して諦めない、熱い気持ちに励まされる。
    後悔してもいい。押しつぶされなければ。

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    2021年11月13日
  • ロング・ロング・アゴー

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    友達や親戚の叔父さん、子供の頃の自分自身との再会をテーマにした6編の短編集。

    短編というよりは全て少し長めの中編という感じ。

    クラスに君臨する女王・美智子ちゃんと、お父さん同士が対立する立場にあるという辛い状況の女の子を描いた「いいものあげる」。

    親戚の中でいつも問題ばかり起こす嫌われ者だけど、なんだか憎めない叔父さんを描いた「ホラ吹きおじさん」。

    心優しいけど先天性の病気を抱えた弟・ユウちゃんの結婚式に向けて、どうにか弟の昔の友達を探し出し、会わせてあげようと奔走する「永遠」。

    不器用な息子を見て、昔の自分を思い出す「チャーリー」。

    不運でいじめられっ子だけど、とっても優しい友達

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    2021年11月08日
  • 一人っ子同盟(新潮文庫)

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    ネタバレ

    真面目なノブと女子最強王者のハム子を中心に物語が進んでいきます。ノブは4歳の時にお兄ちゃんを交通事故でなくしました。ハム子も母一人子一人の母子家庭。そんな二人の所に天涯孤独の嘘つきなオサムが引っ越してきました。みんな一人っ子ですがそれぞれ事情が異なる一人っ子。ハム子には新しいお父さんと弟ができますが、ハム子は少しもなつきません。オサムは小さい頃に両親を亡くし、親戚の間をたらい回しにされていました。ノブはお兄ちゃんが亡くなった場所へ行き、お兄ちゃんのことを思って初めて泣きました。この話を短く言うと、ノブとハム子とオサムの成長ストーリーです。

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    2021年11月03日