重松清のレビュー一覧

  • 定年ゴジラ

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    1.著者;重松氏は、出版社勤務を経て、フリーライターとして活躍。ドラマ・映画・雑誌等で手広く活動した後、執筆活動に入りました。「ビフォア・ラン」でデビュー。「ビタミンF」で直木賞・「エイジ」で山本周五郎賞・「十字架」で吉川英治文学賞等を受賞、他にも著書多数。矢沢永吉(歌手)、広島カープのファン。
    2.本書;郊外のニュータウンで定年を迎えた山崎さん(主人公)が朝の散歩を通じて、知り合った地域の定年仲間4人と共に自分の居場所を探す日々の哀歓を綴った小説。七章構成(第一章;定年ゴジラ~第七章;家族写真)。仲間達(元広告営業マンで世話好きな町内会長の古葉さん、元転勤族で今は物産巡りを趣味とする野村さん

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    2022年03月29日
  • なきむし姫

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    やっぱり重松清の作品は読みやすい

    はじめアヤちゃんが泣き虫でこんなことで泣く?とイラッとしたけど最終的に1年で大成長を遂げたところが良かった。私はブンちゃんタイプだなと思ったから、チッキの怖いもん知らずで挑んでいく姿がかっこくて憧れた。

    度々出てくる留美子さんのカズくん自慢はやれやれ

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    2022年03月23日
  • 季節風 春

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    春は年度の変わり目であり、人生の転機を季節の移り変わりに重ねて感じやすいタイミングである。

    それぞれのストーリーを読んで、私も沢山思い出した。大学受験失敗、不本意な異動、喧嘩別れした友人、肉親の死別、年度末の繁忙、実家を離れた時の寂しさなど。。

    辛い出来事の後は、良いことに向かうものだが、私の場合は、春風が悲しみを一気に吹き飛ばすというより、三寒四温の気候のように、時間をかけて緩やかに変化していくものだった。春風は事態が好転するきっかけなのだろう。

    第一話から胸を打たれ、涙が出た。そして最後まで読み終えた後は、レミオロメンの「3月9日」が頭の中を流れ続けた。(笑)

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    2022年03月18日
  • カシオペアの丘で(下)

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    美しい文章だった。

    どんなに相手から許しを得ても自分が自分自身を許してあげられなければきっと本当の苦しみからの解放はないのだと思う。それはきっと他人を許すことよりずっとずっと難しいこと。

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    2022年03月15日
  • ファミレス 上

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    ネタバレ

    素晴らしい。
    今の歳が主人公達と一致していて、共感する。
    夫婦も永久ではなく、卒業しても良い。もっと自由に生きていい。
    食事の大切さ。誰かと食べる。手間暇をかけなくても良い。

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    2022年03月12日
  • また次の春へ

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    東日本大地震で被災した人達の生き方を描いた本。
    たまたま手に取ったけど、ちょうど震災の日が近く、色々考えさせられた。
    運が悪かったで片付けられたら楽やけど、そうではない。
    大切な人を失うことを想像したら、今を大切にしないとなと考えさせられる。
    辛い思いをしてる人たちがいることを忘れてたらあかんな

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    2022年03月08日
  • めだか、太平洋を往け

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    「正しさ」をふりかざす、それは大事だけど時には残酷な結果を突きつける。

    私も実利主義だった時期があったのを思い出しました。結果が全てだけど、結果よりも過程から得られた積み重ねを人は褒めるべきだなぁと思いました。

    元教師のアンミツ先生と、血の繋がらない孫と、元教え子のキック、ヒデヨシ、テンコさん、それぞれの異なる生き方を描いている作品です。共通点はアンミツ先生と関わりのある人達だということ。その共通点によって出会う機会を得て影響し合う姿は、学級の内側のようです。何歳になっても、教え子の味方よ!とハッキリ伝えて寄り添うアンミツ先生に愛情深さを感じずにはいられませんでした。

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    2022年03月07日
  • 希望ヶ丘の人びと(下)

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    上巻を読んでからしばらく間が空いてからの下巻。
    色々と問題を抱えたままだった上巻からどうなっていくのだろうかと思いながら読み進めた。
    この作者の本が好きでいくつか読んでいるけれど、登場人物がどんな人でも良い所を見つけられる話になっている。
    そして、子供の視点と大人の視点からも書かれていて読み終えると本のタイトルどうり希望が持てる。
    いくつになっても自分を磨こうとする大人を見て子供も希望を持てる素敵な本でした。

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    2022年02月28日
  • かあちゃん

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    重松さん作品の中で1番好きだったとの思い出があり、6年ぶりに再読。序盤から涙ながらに読みました。色んな母と子の物語が緩やかに繋がる構成です。
    事故やいじめ、被害者が一生背負い続けることになる罪、被害者も一生背負うことになる事実に向き合わせてくれる作品です。

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    2022年02月23日
  • みぞれ

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    重松清の短編集。
    あとがきで「小説」と「お話」を次のように対比している。
    『息をするように「お話」を書きたい。(中略)虚構の世界をきっちりとつくりこみ、語り方をさまざまにたくらんだ「小説」の素晴らしさについては、読み手として強く憧れている。それでも、時代や社会ー要は世間の中から生み出される、暮らしと地続きの「お話」だって捨てたものではない。書き手としての自分は、むしろそちらのほうに強く惹かれているのだとも思う。』
    膝を打つ表現だ。これだから重松清の「お話」は止められない。

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    2022年01月23日
  • 卒業

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    「まゆみのマーチ」と「追伸」がとてもよかったです。
     とっても恥ずかしいけど、私も「○○のマーチ」を歌ってあげたい。

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    2022年01月14日
  • ナイフ

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    いつも通りなんだけど、少しハラハラ、ドキドキ。どの話もすーっと入って、あっという間に感情移入してしまう。それで最後はちょっとだけハッピーに。大好き度❤️❤️

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    2022年01月01日
  • カシオペアの丘で(下)

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    人が生きていき、死んでいく。
    人が許し許される。
    離れ離れになってしまった幼馴染たちが、ガンを患うことで、また再び出会う。
    過去の出来事を許し許されるのか。
    そして死を見つめた人が、どう人生を終えるのか。
    そんなことを考えさせられた。
    通勤途中で読んでいて、涙が滲んで気恥ずかしかった。

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    2021年12月26日
  • ハレルヤ!(新潮文庫)

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    RCサクセションのキヨシローが死んだ。から始まった昔のバンド仲間に会いに行く。
    5人のそれぞれの生活。3人の女と2人の男、若い頃の下手なバンドのセッション。
    でも、満ち足りていた。
    若い頃。

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    2021年12月25日
  • カシオペアの丘で(下)

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    自分も折り返し地点を回って、そろそろ国立競技場が見えてきました。人は必ず死にます。心筋梗塞でバタッと逝くか、ガンで余命宣告されて嘆き悲しむかこの先の運命は分かりませんね。
    読んでるところで、有名な女優さんが自ら命を絶ちました。本当に残念でなりません。子が親より先に死ぬのはキツいです。
    さて、本の話しですが、とにかくそんなことを考えながら読んでましたので。。。

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    2021年12月24日
  • 一人っ子同盟(新潮文庫)

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    それぞれの事情があって、一人っ子である子供たちの話。

    時代背景は作者自身が小学生の頃らしく、主人公の親が戦争を体験している世代。当時はわざわざ「同盟」を組む程度には一人っ子がまだマイノリティの時代だったようだ。

    正直、話の中で出てくるそれぞれの問題が解決せず、すっきりするわけではない。
    それでも、問題を抱えながらも年を重ねていく人々の、折り合いの付け方のヒントになり得る作品かな、とは思う。

    小説(特に重松作品)は、読み手側がもうできない、もしくはこれからありえる体験を追体験できるところに醍醐味がある。

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    2021年12月12日
  • ファミレス 下

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    落ち着く所に落ち着いたというより、でこれからどうなってしまうのか分からないけれどそれぞれがまた自分の生活を始める。絶対もこうしていこうもはっきりしなくても、また続けていく。やっぱりこの先どうなるのかな、な話。

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    2021年12月03日
  • ファミレス 上

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    どうなってしまうのだろう。上巻を読んだだけだと、女の人達は元気で1人でも大丈夫な感じ。男の人達は一生懸命なのに空回りしている感じ。主人公の息子、大学生なのに父親に対する言葉が冷たくてちょっと解せない。下巻が全く予想出来ない。

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    2021年12月03日
  • ハレルヤ!(新潮文庫)

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    いるかさんの本棚でみっけ!
    重松清はマチガイナシ

    レコード(なつかしい)B面折り返しどころか
    フェイドアウト近い婆さんも、共感したよ

    青春を共にしたサークルの仲間はこの時期になっても
    まだ十分語り合えるんだもの

    いろんな大切な言葉がちりばめられてました

    ーいま、幸せですか……?ー

    ちっとも思い通りにならなかった人生だし
    今も道は険しいけれど まあ思いようだしね

    ≪ ツアーだね  誰も知らない  どこに行く ≫

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    2021年12月01日
  • カシオペアの丘で(上)

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    赤字続きで閉園間際の遊園地の園長トシとその妻ミッチョン。がんで余命幾許もないシュン。妻の不倫相手に愛娘を殺された川原さんと関わる雑誌記者のユウ。幼馴染の4人が再び生まれ故郷に集い、友人の死に向き合う。暗い内容に嫌気が差しそうになったが、一方で家族や友人たちへの愛がしっかりと描かれており、下巻でどう決着するのかが楽しみになった。

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    2021年11月30日