重松清のレビュー一覧
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◾️サマリー
・旭ヶ丘の中学校で起きたワルキューレ毒殺事件
・容疑者は当時中学2年生の男子生徒、上田裕太郎
・7年後、また旭ヶ丘で事件が起きる
◾️所感
いつも心温まる小説を書かれる重松さんのダークな作品。
血の繋がりがない親子であっても、子どもが道を踏み外そうとした時、自分は全力で助けられるのだろうかと自問自答した。
親とは、父とは、子どもとは、社会とは、自殺とは、殺人とは、…いろいろな角度から自分の立ち位置を重ねながら読んだ。
イジメ、自殺…荒んだ今の世の中をギュッと詰め込んだこの小説はとても暗い内容ではあるが、自分たちがその暗い場所に身を置く可能性がゼロではないんだよ、対岸の火事ではな -
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おじいちゃんが定年退職の日に、エリカちゃんはおじいちゃんの仕事場に連れて行ってもらい仕事をしている姿を見る。おじいちゃんのいつもの優しい姿とは違う真剣でおっかないほどの迫力ある姿を見て、そして心に想うこととは。巻末の刊行にあたってを見てびっくり。本来はある工作機械メーカーの社員さんとその家族さん向けの配布用に作った本であったこと、刊行した理由は3.11の後に何かできないかと考え、この本を刊行することで印税を全て将来にわたって全額あしなが育英会に募金することにしたということでした。この本の絵を描かれたはまのゆかさんの印税も含めてと言うことなので、お二人と私的にこの本を作成された工作機械メーカーさ
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小学5年生、という、まだまだ子どもだけれど大人への入口に足を踏み入れる年頃の少年たちが主人公の短編集。
どの話も子ども時代を思い返して切なくなったり恥ずかしくなったり。
我が子を思うと、こんなに繊細なことを考えたり感じているのか?感じてないよね!と思ってしまったけど、思い起こしてみれば自分もこのあたりから中学時代くらいは一番わかってる感があったかもしれない…
母親としては、お母さんのお見舞いに行く少年の話が良かったな…バス運転士さんというちょっと怖く感じる大人との交流、気にかけつつもおせっかいすぎない運転士さんが良かった。
まさに小学5年生、な娘にも読んでもらったけど、これは当事者世代が読 -
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「許されたくても許されない人生と、絶対に許せないという気持ちを持ち続けて生きる人生のどっちが辛いか」。
難しい…
でも前者は自分に選択の権利がないのに対して、後者は許すか許せないか選べるんですよね。
トシは、自分の母親を寂しい人生だったと言いました。
それはシュンやクラセンを許せないまま亡くなったから。
心の底ではゆるしてやりたい相手を、ずっとゆるさないまま生きていくのは寂しいことだから。
誰かを憎んだり恨んだりするのを支えに生きるのって、それはやっぱり寂しいことだから。
本当にそう思います。
自分自身悔しい思いをして、ある人を強く憎む気持ちがあります。
でも、その気持ちだけで生活するの
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