重松清のレビュー一覧

  • カモナマイハウス

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     人が住んでこその「家」。
     長く住んできた家、住み慣れた家には住人の想いが詰まっている。
     両親の死後、実家の処分を巡って兄と対立する女性を中心に、「家」に対する人々の想いを描くヒューマンドラマ。
              ◇
     水原孝夫は、自社が管理する空き家の定期的なメンテナンスに出向いていた。間もなく還暦を迎える孝夫だが、心配事が2つある。

     1つは息子のケンゾーのこと。
     若い頃は戦隊ヒーローの1人として俳優活動をスタートさせたケンゾーだが、番組終了後パッとしない。同じ戦隊仲間がアイドルや俳優として華々しい転身を遂げたのに比べ、遊園地や商業施設のアトラクションで細々と役者活動を続けるケン

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    2023年12月24日
  • くちぶえ番長

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    重松さんの作品の中で1番誰でも読みやすいのがこの作品。
    文字も大きく、ページ数もかなり少ないので小学生でも読めると思います。
    ですが内容もかなり興味深く定期的に読み返したくなります。

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    2023年12月23日
  • 木曜日の子ども

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    後半がハラハラドキドキで自分が主人公にでもなったような感覚に陥った。
    ページをめぐる手が止まらなかった。

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    2023年12月21日
  • エイジ

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    中学のときに初めて読んで、その時は少年たちの爆発しそうな気持ちに、わりと共感できた気がします。しかし今年、15年ぶりに読み返してみると、子供の無邪気、、、無神経?で恐れ知らずな思考回路や行動に少し怖さを感じました。笑 エイジが爆発しそうな心を「好きで埋めていく」という表現がとても素敵だと思いました。

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    2023年12月13日
  • せんせい。

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    教師と生徒の物語を読んだ。
    不完全な教師ほど
    不器用な生徒ほど
    気になってしまう。

    子どもの成長が何より嬉しいのがいい先生なのか。
    子ども達の個性を見い出し伸ばすのがいい先生なのか。
    協力、団結で学級の凝集力を高めるのがいい先生なのか。
    目に見えるデータ化できる値をアップさせるのがいい先生なのか。
    背中で人生を語るのがいい先生なのか。
    コミュ力の高い先生がいい先生なのか。

    わからない。
    この本でいうなら「ドロップスは神さまの涙」の
    養護教諭が魅力的だ。

    「にんじん」には背筋がゾクゾクした。
    「泣くな赤鬼」では赤鬼先生のかわりに涙が流れた。

    先生と生徒、子どもが大好きな重松清先生。
    いっ

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    2023年12月09日
  • ロング・ロング・アゴー

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    個人的には「皆さん、そんなに小学校時代を引きずって生きてます?」という疑問がどうしても生じてしまうのだが、結局はホロリとさせられてしまうのだった。

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    2023年12月02日
  • 十字架

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    ネタバレ

    『人は、死にたくなるほど辛い思いをした時、それとも死にたくなるほど辛い思いをした時に誰も助けてもらえない時、どちらで絶望を感じるのか』(省略)
    読んだ直後は即後者を選んだ。
    あと一歩前に出たら空(くう)、なんなら崖の淵に足半分出ちゃってる様な、少しでも重心をずらしてしまったら終わるそんな状況を想像したから。
    でもこの状況の時にはもう既に虚無かとも思い直した。やっぱり分からない。

    『寂しさは、両方で分かち合うものではない。自分は寂しがっていても相手も同じように寂しがってるとは限らない片思いみたいに。相手がそばにいないから寂しいのではなく、そばにいない相手が自分が思うほどに自分のことを思ってくれ

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    2023年12月01日
  • きよしこ

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    重松清の作品は、「流星ワゴン」以来、2作目。

    「流星ワゴン」はとてととても面白かったし、多くの作品が高く評価されているのも知っている。
    けれど、なぜか次の作品を手に取ることがなかった。
    それはたぶん、彼の平明で抑えの効いた文体が、なんとなく児童文学的に響くことと、その影響か、(完全に僕の穿ったモノの見方と歪んだ性格による偏見ですが、)物語自体が嘘っぽく感じたからだと思う。

    その点、この「きよしこ」は、作者の自伝のように読めるので、嘘っぽさがなくなり、吃音の少年の辛かった思い出が、非常にリアリティをもって迫ってくる。
    おかげで、ほとんど全てのエピソードで目に涙が滲んでしまった。

    思えば、出

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    2023年11月28日
  • 峠うどん物語 下

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    下巻では上巻よりもよっちゃんの顔見知りやおじいちゃんの親友など、よっちゃんの割と近くで生きる人たちの死が多くあったように感じました。
    上巻ではよっちゃんがおじいちゃんおばあちゃんのうどん屋を手伝いながら、斎場を訪れる人たちによって色んなことを学んでいたが、下巻ではそれが遂に身をもって実感しているという感じ。

    柿の葉うどんが下巻では物語の主軸を担っていたと思う。おじいちゃんと親友の最後のアメイジング・グレイスの話は特に印象深かった。

    「お父さん、俺、医療センターに勤めて十五年だよ。十五年間に何人の患者さんを看取ってきたと思う?百人じゃきかないよ。ぜんぶ立ち会った。俺が聴診器をあてて、脈をとっ

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    2023年11月27日
  • 峠うどん物語 下

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    ネタバレ

    中学の時に、友達のお母さんが病気で亡くなった。
    私は曽祖父〜ひ孫の4世代の家で育ち、遺族側としてのお葬式は中学生になるまでに3回も経験していたので、遺族以外の立場でお葬式に参加したのはそれが人生で初めてだった。
    泣いている友達と他の参列者の中で、会ったことのない人の死を悲しめなくて、かといって会ったこともないのに興味本位で「最後のお別れ」列に並ぶクラスメイトにはいい気がしなくて、なんとも言えない気持ち悪さがあったのを思い出した。

    ああいうときに峠うどんに行くんだろうな、と読みながら思い出した。

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    2023年11月23日
  • ひこばえ(上)

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    久しぶりの重松清さん。
    少年少女の悩める心に向き合った作品が多い作家さんだが、今回は現代の家族が抱える問題を描いた作品。

    「ひこばえ」とは?
    伐った木の切り株などの根元から新たに生える芽のことを「ひこばえ」と呼ぶ。もともとは、太い幹に対して、孫(ひこ)に見立てて孫が生まれる=孫生(ひこばえ)という意味。ひこばえは、眠っていた芽(休眠芽)が起き出したもの。


    『ひこばえ』上巻
    長谷川洋一郎は小学2年生の時の両親の離婚を機に、父親が2人いて苗字が3度変わる人生を歩んでいた。洋一郎も55歳になり初孫誕生が間近になったある日、母と離婚以来、音信不通となっていた実の父親の訃報が届く。

    父は生前「自

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    2023年11月22日
  • 疾走(上)

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    救いのない話だった
    短い生涯を走り抜けた少年
    最期は大切な思い出とその人を守るために死んでいってしまった

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    2023年11月19日
  • カシオペアの丘で(下)

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    感情移入しすぎて、胸が苦しい。

    何があっても人は生きていかなければいけないし、生きたくても必ず命は終わる。

    気持ちをまとめるのに時間がかかりそうです。

    ただ、命は子どもに引き継がれていく。
    罪までもが。難しいものですね

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    2023年11月19日
  • 峠うどん物語 上

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    大好きな重松さんの作品の中で未読だったため読んでみたのですが、やはり私は重松さんの作品が好きだなと改めて感じました。
    2014年と約10年前の作品であったのには驚きました。あらすじなどは見ずに読み始めたのですが、ただのうどん屋の話ではなく斎場の真ん前にあるうどん屋の物語であると分かった時はかなり衝撃でした。
    あまり見た事のない設定だったので不思議な感覚でしたが、自分にとってはこの作品を通して良い経験が出来たのではないかと感じました。
    重松清にしか書けない人間の様々な感情がありました。

    1つ難点あげるとすればこの本を読んでいる間は一生うどんが食べたくなること!!笑

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    2023年11月16日
  • 季節風 春

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    短編集なので、通勤時間に読みやすいなと思って読み始めましたが、、、涙涙で、電車で読むには向いてません。
    この作家さんの本は他にも読みましたが、主人公の気持ちや感じ方、考え方が私自身の気持ちと重なり合う部分が多く、感情移入してしまいます。
    この短編集では『目には青葉』という物語が私のお気に入りです。主人公と私自身が似ていて、何度も読んでしまいました。
    春らしい素敵なお話がたくさん入っているのでおすすめです。

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    2023年11月15日
  • 赤ヘル1975

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    重松清の長篇作品『赤ヘル1975』を読みました。
    重松清の作品は、9年前に読んだ『最後の言葉 戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙』以来なので、久し振りですね。

    -----story-------------
    一九七五年――昭和五十年。
    広島カープの帽子が紺から赤に変わり、原爆投下から三十年が経った年、一人の少年が東京から引っ越してきた。
    やんちゃな野球少年・ヤス、新聞記者志望のユキオ、そして頼りない父親に連れられてきた東京の少年・マナブ。
    カープは開幕十試合を終えて四勝六敗。
    まだ誰も奇跡のはじまりに気づいていない頃、子供たちの物語は幕を開ける。
    ------------------

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    2023年11月13日
  • ひこばえ(下)

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    人は、ある日を境に得るものより失うものが多くなる。それまで与えられ、または自らの意思で得たものの多くが蒸発するかの如く失われてゆく。それら全てが存在を示す証であって、失う度に心には穴があき、心許なさが募る。失ってしまうのは人との繋がり、心の穴は寂しさ、この過程を老いという。あいた穴の埋め方で老いた時の居場所や居心地が変わるのだが、それは人との繋がりを如何に保って行くかということ。最たるものは血の承継。これだけは何事にも揺らぐことのない、逆に言えば決して断つことのできない、理屈抜きの繋がりなのだ。
    「おい、息子。わかったようなこと書いてんじゃねーぞ。」
    「やっぱり干物ですよ。水分の抜き方が大切っ

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    2023年11月09日
  • ひこばえ(上)

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    人は、ある日を境に得るものより失うものが多くなる。それまで与えられ、または自らの意思で得たものの多くが蒸発するかの如く失われてゆく。それら全てが存在を示す証であって、失う度に心には穴があき、心許なさが募る。失ってしまうのは人との繋がり、心の穴は寂しさ、この過程を老いという。あいた穴の埋め方で老いた時の居場所や居心地が変わるのだが、それは人との繋がりを如何に保って行くかということ。最たるものは血の承継。これだけは何事にも揺らぐことのない、逆に言えば決して断つことのできない、理屈抜きの繋がりなのだ。
    「おい、息子。わかったようなこと書いてんじゃねーぞ。」
    「やっぱり干物ですよ。水分の抜き方が大切っ

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    2023年11月09日
  • ひこばえ(下)

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    とても心が温まるお話だった。ぜひ色んな方に勧めたい作品。
    何度も目頭が熱くなって、会社のデスクで泣きながら読んだ小説は初めてかもしれない。


    ここからはレビューではなくただの1人語りです。


    私の両親は私が小1の頃に離婚している。離婚してからは母親の実家で暮らしていたので、離婚後の父のことは何一つ知らない。養育費すら入れてなかったらしいので、消息不明。生きてるとは思う。今何歳なのかも知らない。あまり父の記憶もない。

    いい別れ方をしなかったようで、離婚して25年以上経つがいまだに母の前では父の話はタブーだ。
    母からは嫌と言うほど父の悪口を聞かされた。何かと「ここが似ている」と嫌味ぽく言われ

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    2023年11月09日
  • なきむし姫

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    いつもの重松
    ワールドでした
    読みやすく、一気に読みました。
    読み終えて、ほのぼの感は残りましたが、物足りなさも感じました。

    #ほのぼの #ハッピー

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    2023年11月06日