重松清のレビュー一覧

  • きみの友だち

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    ネタバレ

     交通事故で足が不自由な恵美とその友だちの生まれつき身体の弱い由香、恵美の弟のブンを中心に、それぞれの周りの「友だち」で悩む人たちに焦点を当てたそれぞれの物語の連作短編集。
     最初は小学生から始まり、中学生、大人へと時間が進んでいく形になっており、年齢が進むにつれ、児童小説からティーン小説に変わっていくのが読んでいて面白かった。
     視点が恵美の結婚相手となるルポライターとなっているため、子育て日記を読んでいるような少し俯瞰気味な視点となっていた。そのため、感情移入はするものの、どこか昔の遠い話のような雰囲気が常に漂っており、歴史の教科書を読んでいるように感じた。また、恵美のやや冷たいともとれる

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    2025年06月30日
  • 峠うどん物語 上

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    主人公は中2の女の子。
    祖父母が営む峠にあるうどん屋の手伝いのなかで、人間の絆や死について学ぶ。
    お通夜の帰りに寄る人が多く、葬式をビジネスと考えてる人もおり、複雑な気持ちになる。
    上下で10話のはなしが展開するが、ほとんどで泣けるて

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    2025年06月24日
  • くちぶえ番長

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    一つ一つのエピソードが微笑ましい。上の学年の意地悪っこに雑巾投げて戦っ他時が一番よかった。お坪根さんもその頃から心緩し一致団結していく。
    甘くて切ない思い出話。

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    2025年06月22日
  • はるか、ブレーメン

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    はるか ??
    ブレーメン って あの音楽隊のこと?
    走馬灯をつくる??

    とにかく不思議で
    心がぽかぽかして
    辛い経験をした16歳の二人を応援してた
    二人ともホントに真摯で
    他人の心を思いやれる子なんだよ
    辛い場面では彼らの代わりに泣いていた
    ホント
    君たちの心が
    懐かしい想い出でいっぱいになりますように

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    2025年06月22日
  • ビタミンF

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    あたたかいおはなしです。せっちゃん、やばいよな。救われてるのか救われてないのかわからないけど、心理描写が的確すぎてすごい。情景描写と心理が結びついてるのが重松清の強み。

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    2025年06月19日
  • カモナマイハウス

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    空家のメンテナンスの仕事に携わっている主人公の妻の実家が空家再生プロジェクトの標的となった。近年あった実際の問題も取り上げられていて面白かった。

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    2025年06月16日
  • とんび

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    初志貫徹
    不器用なお父さんの愛。
    お父さん不器用すぎる笑
    いつか自分にもこんなに大切な存在ができるのか不思議に思う。
    大人になってからまた読みたい。

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    2025年06月18日
  • 木曜日の子ども

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    ネタバレ

    重松清さんといえば家族物が多い。
    今回はちょっと違ったミステリーっぽい感じだった。
    引き込まれてすぐに読み終わった。
    最後は悲しいけど温かな感じでうるっと来る。

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    2025年06月11日
  • カモナマイハウス

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    題名通り家を絡めての家族の物語。
    今まであまり考えたことのなかった空き家問題、日本にこんなに空き家があったんだ。
    頭の回る石神井さんもそりゃ利用するわ。でもこの人正論ばかりでズルいイメージがあったけど、最終的には憎めないんだ。

    やはり同じ境遇の正之さんにはかなり感情移入してしまった。
    タラレバの話になればやり直せるのに、いい父親、いい夫になるのに。後戻りはできないのはわかってるが最後の思い出作りはあっけなくも迫るものがあった。

    自分が子供のころ住んでいた家はまだあるが、いずれは老朽化して壊す日が来るのだろうけど、その時は美沙と同じ気持ちになり泣いてしまう気がする。見たくないなあ。

    物語の

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    2025年06月07日
  • とんび

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     不器用でガサツで口の悪いヤスさん。
    事故で奥さんを亡くし、男手一つで息子のアキラを育てる。
     私自身の育った年代と近いせいか、昭和のザ・頑固親父の姿が愛しくもあった。
     周りの人たちの人情深さも昭和の懐かしい匂いがした。
     不器用だけど、熱くて泣き虫なヤスさんの生き様に心を打たれた。

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    2025年06月07日
  • きみの友だち

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    「うつむいてから顔を上げるでしょ、その瞬間って、けっこう笑顔になってるの。」
    「わたしたちは他の子よりたくさんうつむいてきたから、二人でいたら、たくさん笑えたの。」
    きみの言葉で前向きになれた。

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    2025年06月06日
  • カシオペアの丘で(上)

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     小学4年生のシュン、ミッチョ、トシ、ユウの4人が思い描いていた遊園地「カシオペアの丘」
     年代が私とドンピシャで、とても身近に感じた。

     30年後、少年時代の事故が元で車椅子生活になったトシは「カシオペアの丘」の園長になり、小学校教諭の妻のミッチョと共に暮らす。

     経営不振で寂れた「カシオペアの丘」へ訪れ、幸せなひとときを過ごす川原さん夫婦と幼い娘。
     その1年後に娘は妻の不倫相手に殺害されてしまう。

     冒頭から衝撃的で心がざわざわしたが、それに輪をかけるように、シュンの病気、トシとのわだかまり、ユウの思いが荒波のように押し寄せる。
     「生と死」、「家族」、「友情」、「夢」など人生の紆

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    2025年06月01日
  • カモナマイハウス

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    勝手に子ども向けの本を書かれる方だと思い込んでいたのでこの作品を読んで驚きました。
    小説を書くということは相当な知識が必要なんだと改めて思うとともに50代の自分と主人公の年代が同じ。両親が亡くなり空き家。実兄とトラブル中。似ている部分があり様々な事を考えさせられる内容でした。
    小説ではトラブルが変化しながらなくなんとなく進んでいきます。しかし自分が問題としている事の解決のヒントにはなりません。
    やはり現実は解決したいと願っていますが、相手側の考えを説明してくれる人もいませんので分からない事だらけなのです。
    でもただ一つ言えるのは、無理して解決しなくてもいいんじゃないかと思えるようになった事。時

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    2025年05月31日
  • ステップ

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    本音と建前の入り混じった、心温まる話。
    ↓以下ネタバレです

     美紀は、とうとう中学生へ。心と体が大きく変化する年齢。正直、健一だけではカバーできない部分も出てくると思う。そんなとき、一つ屋根の下に「同性の先輩」がいたほうがいい。

     物語が、健一目線で進む。美紀は、健一から見た美紀が描かれている。
    美紀の本音は書かれていない。スピンオフで「ステップ・美紀の章」があったらいい。美紀の本音が知りたくなった。

     自分に大きな悲しみがふりかかったとき、その悲しみを消し去ろうとしたり、心に空いた穴を違う何かで埋めようとする気持ちはわからなくもないが、悲しみや寂しさを消すのではなく、心に持ったまま共に

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    2025年05月31日
  • 旧友再会

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    なんだかせつない、このようにせつない気持ちにさせてくれる重松先生、ありがとうございます。せつないとかなつかしいとか、読み手の気持ちが動く素晴らしい作品です。どこかで出会ったことがあるような気がするのよ、どの物語に出てくる中年おじさんが。良い作品です。

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    2025年05月30日
  • ステップ

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    30歳で旅立った妻への想いを胸に、夫と娘が歩む日々の物語。

    最近同じようなテイストの本ばかり読んでるからか少し食傷気味ですが、大切にしたいと思う言葉が散りばめられていて良かったです。

    この本は亡くなった妻の両親や家族がお話に密接に絡んできて、主人公である二人に影響を与えるのがリアルなところと思いました。

    以下、いいなと思った文章。


    p239美紀がおとなになったらーーと、ふと思う。みんなとうまくやっていくことが一番大切なんだと考えるひとより、一所懸命がんばることのほうを大事にするひとになってほしい。
    →自分が周り見るタイプだからか、刺さりました。周りと足並みが合っていなくたって、一生懸

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    2025年05月26日
  • ビタミンF

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    主人公がみんな同年代で、今の自分と同じように悩み、これから直面する可能性が高そうな出来事に臨んでいく姿は、なにも感じるなというほうが無理。
    この作家さんの作品は、何気にはじめて。

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    2025年05月23日
  • カシオペアの丘で(上)

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    幼馴染4人の、大人になってからの関係性再構築のお話

    詳細な感想は下巻の方でまとめて

    以下、公式のあらすじ
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    重松清のすべてがここにある。渾身の長編小説
    平凡だけど、幸せな日々だった。これからもずっと幸せでいられると信じていた。

    丘の上の遊園地は、俺たちの夢だった――。肺の悪性腫瘍を告知された39歳の秋、俊介は2度と帰らないと決めていたふるさとへ向かう。そこには、かつて傷つけてしまった友がいる。初恋の人がいる。「王」と呼ばれた祖父がいる。満天の星がまたたくカシオペアの丘で、再会と贖罪(しょくざい)の物語が、静かに始まる。
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    2025年05月19日
  • くちぶえ番長

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    小学4年生という最上級生でもなく、かといって低学年でもない楽しいことも、辛いことも、嬉しいことも、悲しいことも経験した一年の物語。
    読みながら自分の少年時代にタイムスリップして思い出と重ね合わせながら読んでいました。

    読後もほっこり心が暖まる物語です。

    弱きを助ける番長になると宣言した強いけど心優しい転校生の女の子マコトと学級委員で優等生で何事にも気弱なツヨシ。マコトとの出会いからツヨシが少しずつ成長していく姿が気持ちいい作品です。

    とても読みやすいと思ったら、雑誌「小学四年生」に連載していたそう。大人が読んでも楽しめました。私にはちょうど良かった⁉︎笑

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    2025年05月18日
  • ビタミンF

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    家庭における中年男性視点での短編集。
    ある意味での寂寥や孤独を抱えながらも、夫として、父親として生きていく中で、ありそうなお話ばかり。

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    2025年05月17日