重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
岡山県(?)の海辺の街の子のお話
冒頭の雰囲気から、兄弟を中心にしたノスタルジー家族物語かと思いきや違って
主人公が走ることに傾倒しだしたので、タイトルも相まって陸上競技物語かと思いきや違って
結局は過酷な人生を疾走するように駆け抜けた物語だった
重い方の重松清だったか……
救いがないなぁ
まぁ、考えようによっては悪くはない終わり方なのだろうけどさぁ
子供と大人の境界線だけど、かなりの子供寄りの主人公が経験するには過酷すぎる……
作中で納得したところ
「孤立」と「孤独」と「孤高」の違い
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仲間が欲しいのに誰もいない「ひとり」が、「孤立」。
「ひとり」でいるのが寂しい「ひとり」が、「孤独」。
誇りのある「ひとり」が、「孤高」。
エリは、まちがいない、「孤高」の「ひとり」だった。
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私はどれだろ?
どれでもないのは幸せな状況かもしれないな
誰かと繋がりたくて、懸命に疾走したが、報われないシュウジ
主人公のシュウジを「おまえ」と語りかける二人称小説故か、どうもシュウジの気持ちがよく見えなかった
兄は放火犯で、父は家族を捨てて逃げ出し、母もギャンブル依存
そりゃぁ死にたくもなるわなぁ
その結果としての出奔
しかしまぁヤクザの女に手を出したらいかんよ
それにしても、シュウジの人生はどうすればよかったのだろうか?
転換期はどこだったのでしょうね?
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「どうして、にんげんは死ぬの?」
舌足らずなおまえの声が言う「にんげん」は、漢字の「人間」とも片仮名の「ニンゲン」とも違って、
とてもやわらかだった。そのくせ「死ぬ」は輪郭がくっきりとして、おとなが言う「死ぬ」のような照れやごまかしなどいっさいなく、
まっすぐに、耳なのか胸なのか、とにかくまっすぐに、奥深くまで、届く――。
想像を絶する孤独のなか、ただ、他人とつながりたい……それだけを胸に煉獄の道のりを懸命に走りつづけた一人の少年。
現代日本に出現した奇跡の衝撃作!
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Posted by ブクログ
6話の短編集。
6人6色の教師と、取り巻く生徒の話。
教え子たちには知られたくない教師たちの本音、内面を生徒から見た経験知に基づいた話に思えた。
夏休みを利用して、ニール・ヤングを弾き語りたくて、生徒からギターを教わり、ヘタクソながら「ロックは始めることで、ロールは続けることよ」と定年になるまで続けた物理の先生、流行に流されない反骨精神の、和製ニール・ヤングだな。
パープルだぁ、ツェッペリンだぁ、レインボーだぁ、と調子こいてた俺が、今になって泥臭いブルースに回帰するのとは、、、似てないか。。。
4話以外は、良くも悪くもブレない教師像が、昭和世代としては懐かしさを覚えた。
4話は、、、本音とは言え己のクソさを変えようとしなかった若い教師の姿に、ムカつきをおぼえてしまった、が、ハブられ通しても、20年後に教師の道に進んだ教え子にとっては、反面教師だったのかもしれないな。
教師には、人間的な正しさが求められるのかもしれないが、多感な生徒たちの持つ、鋭く敏感で本能的に感じ取る感覚を侮ってはいけないな。
学校だけではないか、家庭も、会社も、社会そのものも、多様な人たちを理解し認めることが大事なのだな。
教師という職業は、学校という閉ざされた空間の外にある社会倫理や常識を理解し、適切に行動する所作が弱いのではないかと思うのだが、偏見かなぁ。。。(^^ゞ
とは言え、俺が教わった先生たち、怖かったけど、時々褒めてくれたから、今となっては「我が師の恩」を感じている。
•ロックは文句をたれることで、ロールは自分のたれた文句に責任とることよ。
•ロックは目の前の壁を壊すことで、ロールは向かい風に立ち向かうことなんよ。
•懐かしさは寂しさを埋めてくれるだけではない。かえって寂しさがつのる懐かしさだってある。40歳を過ぎると、そういうことが少しずつ増える。
•歳をとるというのは、後悔が増えるんだ。俺は強いやつが好きだった。弱い奴でも、鍛えられて、努力して、強くなっていくのが好きだったんだ。
でも、強くなれなかった弱い奴のことは、、、考えてこなかった。(クソだな)
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