重松清のレビュー一覧
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ネタバレ・ハンカチ
内気な女子中学生である千葉知子が主人公となり、語れていく小説。卒業式には出たくはなかったが、村内先生の後押しもあり、卒業式に参加することを決意する卒業式の時、細野先生が産休から帰ってきていたが、村内先生に名前を呼んでもらいたく、千葉は、1人村内先生に名前を呼んでもらうのだった。村内先生の「俺みたいな先生が必要な生徒もいるから。先生には、いろんな先生がいたほうがいいんだ。生徒にも、いろんな生徒がいるんだから」という言葉は、響きました。
・ひむりーる合唱
義男は、真田先生の背中をアーミーナイフで刺してしまい、保護観察処分となる。真田先生は、庇ってくれていたが、義男には戻る場所がなかっ -
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死をテーマにした短編集だけれど、読み終えたあとは不思議と爽やかで、「じんわりよかったな」と思える一冊だった。
前半は少し好みが分かれた。「潮騒」は人生を振り返る静けさや海の描写は美しかったものの、主人公の行動や心の動きに少し距離を感じてしまい、最後まで腑に落ち切らなかった。
一方、「ヒア・カムズ・ザ・サン」はとても好きだった。15歳らしい不器用さで母親と向き合う姿がいじらしく、親子がお互いを思いやる気持ちが自然に伝わってくる。晩秋の夜空の下で交わされる会話と、聖歌を思わせる音楽が重なる場面はとても美しかった。母の死が確定しない終わり方にも救いがあり、読後感が温かい。(後で確定するけど)
表題作 -
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綺麗なお話というか、、、
人の嫌なところとか、欲望のところとか、
悲しくて、苦しい小説を読むことが多いから
こういう綺麗な話はいつもと違う感覚になる。
まぁ総括すると
「時間ってめちゃくちゃ大事」ってこと。
何するにしても
時間が大切で。
死んでしまったら割と何も出来なくて
人はみな、生きてる間に何かを残そうとする。
それが物なのか、事象なのか、子孫なのか、なんでも良くって。
人は生きた証をなんらかで残そうとして、
そのためにはどれも共通して「時間」が必要で、
大事なんだなって。
作中、亡くなった朋子が出てくるシーンは思い出や
空想シーン以外無いが、残された者である
娘の美紀や、親である -
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重松清さん著作で、今まで私が読んだ本はみな、人間の良心が温かく切なく描かれた作品ばかりだった。こんな身も蓋も無い暗い話もあるのだと。。。。
でも闇の部分も語られるからこそ、温かい小説の方は、説得力のある作品になるのかもしれない。
文章が特徴的。
シュウジを「おまえ」と呼ぶ人物は誰だろう。
生まれた家が違っていたら、子どもらしい子ども時代を経て思い切り青春を味わってたであろうシュウジ。子ども時代の環境って本当に大切。
田舎の狭い世界での噂話。ウザい。
シュウジに「走る」というライフワークがあってよかった。走ることで人生好転するわけではないが気晴らしには、なる。
上巻の最後で、東京行きを決意した -
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ひとりぼっちが二人いれば、それはもう、ひとりぼっちじゃないんじゃないか、って、先生は思うんだよなあ。
村内先生は国語の非常勤講師で、吃音持ちだ。うまく喋れないのに、公立私立関係なくさまざまな学校で孤独を抱えている子どもたちのそばにいてくれる。
私は小中高時代ひとりぼっちでいることが多い子どもではなかったけど、周りからの見え方を気にしていた方だ。いつも中心的な女の子の机に休み時間は集まったり、他のクラスの仲良しな子のところに行っていた。一人で行動していると、自他共に「一人でいるな」と認識した・されていた気がしたし、友達がいて当たり前だと思っていた。
これを読んで思ったのが、学生時代って学校 -
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短編集だけど全ての物語が繋がってて、まだちゃんと自分の中で腑に落ちきれてない部分はあるかもしれないけどそれぞれの人生の真の言葉というか、心がちゃんと動いた言葉や行動を見れてよかった。
中学生のころ、自分は部活動のこととか恋とかそうゆうことでよく悩んでいたけど、それはまだ幸せな悩みで、家族のことや誰かを傷つけてしまったこと、色んな悩みを抱えてる人も多いと思う。
悩みの深さが深いほど、考え悩む時間は増えるし一筋縄ではいかないと思うけど、それは向き合った分だけ自分も成長するし、言い方は悪いかもしれないけど人生の糧になると思う。
それを感じれてよかったなと思う。 -
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全部で6章あるそれぞれ別のせんせいのお話です。
大人になったら学生の頃の先生と会う事は殆どないと思いますがこの本を読んだら学生の頃の記憶が蘇って懐かしい気持ちになりました。
小学生の時にクラスの担任で優しかった先生、中学生の時に部活の顧問で自分の事を特に気にかけてくれていた先生、高校生の時に授業が面白かった先生を読んでいたら思い出してしまいました。
6章の話で特に印象に残ったのは「ドロップスは神さまの涙」です。
虐められている子の気持ちが痛いほど分かりやすく繊細に書かれているので大人よりも今の小学生、中学生に読んでもらいたい内容でした。
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自分自身が、年老いていく自分の父との向き合い方や、子育てに携わる身で非常に考えさせられることの多い作品でした。
やはり、自分の父親も色々感じながらも仕事一筋に生きてきたんだろうな…時代が違うから仕方ないよなと重松さんの作品を読みながら自問自答しています。
ビタミンFはFamilyやFatherのFなのだろうと思うけど、子育てや家事の負担を一身に背負ってるMotherに対してのビタミンMも、必要だよなと感じる今日この頃です。Fをfemaleと読めばお母さんも含まれるのかもだけど。
子育てはそれほど負担が大きいし、それを見ぬふりして仕事に全振りする父親にはなりたくないと感じながら読ませていただ -
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家庭や仕事に行き詰まって死すら考えてしまった主人公の永田和雄。
そんな和雄の前に、5年前に事故で亡くなった橋本親子(の幽霊?)に出会う。
親子の乗るオデッセイに同乗した和雄が訪れる過去の世界。
和雄の父チュウさんとのやりとりや息子広樹とのやりとりが不器用ながらも熱くて、胸がじんわりした。
「やり直しの現実」のように「実際の現実」はうまくはいかなくても、和雄の家庭がかけがえのないものになっていく様が印象的だった。
チュウさんと和雄。
和雄と広樹。
そして橋本さんと健太くん。
どの父子も永遠の朋輩でいて欲しい。
久しぶりに黒ひげ危機一発がやりたくなった。