重松清のレビュー一覧

  • 季節風 夏

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    夏をテーマにした短編集だったけど、その作品もなかなか重松節が効いてて。
    夏は「終わり」の似合う季節とのあとがきがあったが、確かにね~。
    友との別れ、部活との別れ、家族との別れ……、色々とありますが、なかなか読ませ、また、泣かせますね。
    秋になったら、秋編を読もう。

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    2026年09月06日
  • きみの友だち

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    「友だち」ってなんだろう。いつも一緒にいるのが友だちって思う人もいれば、離れていても心が通じ合ってれば友だちって思う人もいると思うし、この本に出てくるそれぞれの子たちにとっての友だちの意味っていうのは変わってくるのだと思う。
    「みんな」の一人ひとりはいい人でも、「みんな」に所属するうちは信用できない、みたいな話が印象的だった。

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    2026年09月06日
  • きよしこ

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    同じような年頃の子を育てている身として、ぐっとくる所がいつくもあった。涙が溢れそうになるところも。少年の等身大の気持ちが突き刺さる。

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    2026年09月05日
  • 疾走(下)

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    岡山県(?)の海辺の街の子のお話

    冒頭の雰囲気から、兄弟を中心にしたノスタルジー家族物語かと思いきや違って
    主人公が走ることに傾倒しだしたので、タイトルも相まって陸上競技物語かと思いきや違って
    結局は過酷な人生を疾走するように駆け抜けた物語だった

    重い方の重松清だったか……

    救いがないなぁ
    まぁ、考えようによっては悪くはない終わり方なのだろうけどさぁ

    子供と大人の境界線だけど、かなりの子供寄りの主人公が経験するには過酷すぎる……


    作中で納得したところ
    「孤立」と「孤独」と「孤高」の違い
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    仲間が欲しいのに誰もいない「ひとり」が、「孤立」。
    「ひとり」でいるのが寂しい「ひとり」が、「孤独」。
    誇りのある「ひとり」が、「孤高」。
    エリは、まちがいない、「孤高」の「ひとり」だった。
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    私はどれだろ?
    どれでもないのは幸せな状況かもしれないな


    誰かと繋がりたくて、懸命に疾走したが、報われないシュウジ
    主人公のシュウジを「おまえ」と語りかける二人称小説故か、どうもシュウジの気持ちがよく見えなかった

    兄は放火犯で、父は家族を捨てて逃げ出し、母もギャンブル依存
    そりゃぁ死にたくもなるわなぁ
    その結果としての出奔
    しかしまぁヤクザの女に手を出したらいかんよ

    それにしても、シュウジの人生はどうすればよかったのだろうか?
    転換期はどこだったのでしょうね?

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    「どうして、にんげんは死ぬの?」
    舌足らずなおまえの声が言う「にんげん」は、漢字の「人間」とも片仮名の「ニンゲン」とも違って、
    とてもやわらかだった。そのくせ「死ぬ」は輪郭がくっきりとして、おとなが言う「死ぬ」のような照れやごまかしなどいっさいなく、
    まっすぐに、耳なのか胸なのか、とにかくまっすぐに、奥深くまで、届く――。

    想像を絶する孤独のなか、ただ、他人とつながりたい……それだけを胸に煉獄の道のりを懸命に走りつづけた一人の少年。
    現代日本に出現した奇跡の衝撃作!
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    2026年09月04日
  • はるか、ブレーメン

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    重松清さんの長編意外にも初めてでした!
    友達にオススメされて読み始めて、夢中になってどんどん読みました!
    記憶の断片を集めていくのがちょっとミステリーっぽくて面白かったです

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    2026年09月04日
  • 流星ワゴン

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    過去は結局やり直せない。
    だけど、何が自分にとって大切かを見つめ直すことで見方が変わる。
    今目の前の人たちとの関わりにおいても、出来うる限り本音で話していきたい。思っていたのに、、という後悔は避けたい。

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    2026年09月04日
  • 疾走(上)

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    岡山県(?)の海辺の街の子のお話

    本の交換会で入手した本
    重松清かぁ…… と思いつつ読んだ

    詳細な感想は下巻でまとめて

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    2026年09月03日
  • 流星ワゴン

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    久しぶりの長編読書に不安があったが、一気読みした。
    子供の頃は見えなかった、親の気持ちや風体が、自分も大人になって理解できるって誰でも経験あるはず。
    とんでもタイムスリップのお話なんだから、なんならハッピーエンドで丸く収めてくれてもいいのに、そうでないのがファンタジーなはずなのにもしかしたら、私にもおこるかもなんて実話のようにも感じる良さがある。めちゃくちゃサイテーの今でも心次第で未来は変えられるかもしれない事を教えてもらえた。
    登場人物を身近に感じ、チュウさんやカズ、橋本親子と共に笑ったり泣いたりとてと引き込まれる作品だった。

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    2026年09月02日
  • 定年ゴジラ

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    子供が産まれる頃に郊外の家を買い、ひたすら働いてローンを返したあと、定年を迎えた男性達のお話。

    登場人物の言動が、父ととても似ていた。
    声掛けを無視したり、「うるさい」と返したり。
    突然不機嫌になったり。
    妻の歩調に合わせず歩いたり。
    家事を全くしなかったり。
    いわゆる昭和の男だ。
    でも、どんな気持ちで働いていたか、妻や子供をどう思っているか。
    納得はできなくても、理解はできた。
    それだけで、気持ちが少し楽になった。
    定年を迎えた人、周りに定年した人がいる、そんな人に読んでもらいたい。

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    2026年08月28日
  • せんせい。

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    6話の短編集。
    6人6色の教師と、取り巻く生徒の話。
    教え子たちには知られたくない教師たちの本音、内面を生徒から見た経験知に基づいた話に思えた。

    夏休みを利用して、ニール・ヤングを弾き語りたくて、生徒からギターを教わり、ヘタクソながら「ロックは始めることで、ロールは続けることよ」と定年になるまで続けた物理の先生、流行に流されない反骨精神の、和製ニール・ヤングだな。
    パープルだぁ、ツェッペリンだぁ、レインボーだぁ、と調子こいてた俺が、今になって泥臭いブルースに回帰するのとは、、、似てないか。。。

    4話以外は、良くも悪くもブレない教師像が、昭和世代としては懐かしさを覚えた。

    4話は、、、本音とは言え己のクソさを変えようとしなかった若い教師の姿に、ムカつきをおぼえてしまった、が、ハブられ通しても、20年後に教師の道に進んだ教え子にとっては、反面教師だったのかもしれないな。

    教師には、人間的な正しさが求められるのかもしれないが、多感な生徒たちの持つ、鋭く敏感で本能的に感じ取る感覚を侮ってはいけないな。
    学校だけではないか、家庭も、会社も、社会そのものも、多様な人たちを理解し認めることが大事なのだな。

    教師という職業は、学校という閉ざされた空間の外にある社会倫理や常識を理解し、適切に行動する所作が弱いのではないかと思うのだが、偏見かなぁ。。。(^^ゞ

    とは言え、俺が教わった先生たち、怖かったけど、時々褒めてくれたから、今となっては「我が師の恩」を感じている。

    •ロックは文句をたれることで、ロールは自分のたれた文句に責任とることよ。
    •ロックは目の前の壁を壊すことで、ロールは向かい風に立ち向かうことなんよ。
    •懐かしさは寂しさを埋めてくれるだけではない。かえって寂しさがつのる懐かしさだってある。40歳を過ぎると、そういうことが少しずつ増える。
    •歳をとるというのは、後悔が増えるんだ。俺は強いやつが好きだった。弱い奴でも、鍛えられて、努力して、強くなっていくのが好きだったんだ。
    でも、強くなれなかった弱い奴のことは、、、考えてこなかった。(クソだな)

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    2026年08月25日
  • その日のまえに

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    考えさせられるお話で、何度も涙を流しました
    今はまだ遠くて日々を消化してしまっているのだけど、「その日」は少しずつ確実に近づいているのだから、少しでも悔いのない日々を過ごしたいと思わされます

    借りた本にふた粒のシミができていて、どこかの誰かも同じ気持ちで読んだのかなと思いを馳せました

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    2026年08月23日
  • アゲイン 28年目の甲子園

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    小説(映画)だからという、ちょっと有り得ない関係で、ちょっと複雑なのだが…、旨く纏まっていますよね。
    甲子園は特別な存在で、そこへ死に物狂いでチャレンジする部員。出場できなくても、その2年半は、それぞれの人間にとって、かけがえのない思い出や自我を作ってゆくんだろうなぁ。

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    2026年08月23日
  • 青い鳥

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    あったかくて、切なくて、懐かしい気持ちになる小説。難しい言葉や具体的な言葉でなくても伝わることってあるんだなあと再確認させられた。ムラウチ先生だから伝わるんかなあ、

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    2026年08月17日
  • 星のかけら

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    重松氏の小説では、時々、「いじめ」というものが出てくるのだが、その辺りを読むと、何か胸がザワザワしてしまい…、ちょっと苦しくなるのですが…。
    とは言え、最終的には、いじめる側、いじめられる側も、何らかの光明を得て、物語が終わる。
    その辺り、ほんと、旨いです!

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    2026年08月16日
  • 青い鳥

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    重松清さんの作品を再読。思春期のなんとも言えない感情を文字にするのが本当に上手。わたしもあのとき村内先生と会えてたらまた人生は変わったのかもしれない。

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    2026年08月11日
  • せんせい。

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    あとがきにある『僕たちは誰もが、一番身近なおとなをれ「せんせい」と呼ぶ日々を過ごしてきた。僕はそれを、とても幸せなことだと思っている。イヤな先生もたくさんいたけどさ。あなたは、どうだろう。』、これがこの本の全てな気がした

    26.7.30-8.9

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    2026年08月09日
  • カモナマイハウス

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    マダム・みちるのお茶会/お父さん、家で泣いたことありますか?/空き家には悪だくみがよく似合う/追っかけセブン、登場/もがりの家/マダムの正体/時代の荒野を駆け抜ける男/うつせみの庵へ、いつか、ようこそ/アラ還夫婦の結婚記念日

    家族もいろいろ家についての思いもいろいろ

    空き家……誰も住まなくなった家を どうするか
    何とか利用する? 
    すっぱり売りに出す?
    空き家を管理するビジネスがあれば
    空き家を利用するビジネスもある
    長年家族が住んできた記憶を持つ家は何を思うのだろう

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    2026年08月07日
  • きみの友だち

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    ネタバレ

    友だちって、いつも一緒にいる人ではなく、いつも一緒にいなくても寂しくない人。人間はみんなひとりぼっち。主人公の恵美ちゃんや、その周りの人々が主人公の短編小説集。でも全ての話が繋がりがある。それぞれの物語の主人公を「きみ」と呼ぶ語り手の存在が最後に明らかになったときに、さまざまな愛を感じた。友だちづきあいに悩む全ての中学生にぜひ読んでほしい。

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    2026年08月05日
  • カモナマイハウス

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    重松さんのほんわかホームドラマ。
    丁寧な生き方
    コミュニケーションをしみじみ味わう。
    近年の作品では
    一番かも。

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    2026年08月01日
  • 流星ワゴン

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    共に過ごす家族の気持ちを、本当に理解できているだろうか。自分の気持ちすら分からないのに。
    そんな風に、思い返すようになりました。

    本に限らず、人が亡くなっているエピソードは避けるようにしていました。嫌いとかではなく、気持ちが引っ張られる事が多いからです。

    しかしこちらの物語は、その描写が冒頭にあるからこそ、急激にその世界観に飛び込む事が出来たと感じます。
    今自分にある時間を。共に過ごす家族を。より大切にしたいと思わせてくれる作品でした。

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    2026年07月28日