重松清のレビュー一覧
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不器用だけど優しい父親の感動ストーリー。
お子さんがいる方(特にお父さん)には刺さる本だと思います。もちろん高校生の私でも十分感動できました。自分の思っていることを素直に言えなかったり、逆に本心ではないこと、子供を傷つけてしまうことを言ってしまったり。主人公のやすさんはそういった不器用な父親です。しかし、子供を思う気持ちや日常の幸せをしっかり感じることができる心の豊かさも持っています。
やすさんの心情がじっくり書かれているので、今まで理解できなかった私の父の気持ちが少し分かったような気がしました。
夜の海辺の、寂しいは寒しいから来ているというくだりが1番好きです。
色々なお父さんがいますが、ど -
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仕事がバタバタでなかなか読書ができていなかった。。リハビリ的に読んだ積読の一冊。サラリーマンで家庭をもつ中年男性のオムニバス。おそらく当時の一般的な中年男性として描かれているが、この一般的という感覚も昭和・平成の匂いが強いような気がする。今のご時世怒られてしまうかもしれない。
どの話もノンフィクションでも十分ありえるけど、実際発生したら家庭レベルでは重い話。そして、どれも解決せず、劇的に物事は解決しないそこもまたリアル。でも気持ちは前を向けるようななんか好転しそうな予感で終わる。
父親にあたる主人公は、自分の着地点が見えてきたように感じ、これまでの生き方・判断にもやもやしている人たち。自分の -
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いじめにより自殺してしまったクラスメイトを、見殺しにしてしまった男の子のお話。
ものすごく心に迫るものがあり、あとがきを含めた400ページを一日で読み切りました。
あと、区切って、気持ちを整理して読むのは違う気がして…
たぶん、自分を含めて、誰しもに心当たりがある、もしくは起こりうる内容なんじゃないかなって思います。
色々と思うところはありましたが、私個人としては、
フジシュンのお母さんが闘病の末亡くなった後、お母さんの遺影がフジシュンと一緒に撮った頃のもので、「結局、その頃の幸せを超えることがないまま、お母さんの人生は終わった。」という文章を見て、なんともいえない苦しい気持ちになりました -
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この『ひこばえ』は帯を読んだだけで心が惹かれた。『ひこばえ』というのは樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと。 太い幹に対して、孫に見立てて「ひこばえ」という。
父親と息子、そしてその息子の様々な物語。『流星ワゴン』『とんび』に続く、父と息子を描く3部作の完結編?なのかな。
主人公は還暦前。幼い頃に離婚したあと、音信不通だった父の訃報が届き、既に骨壺に入っている父親の生きてきた足跡が少しずつ明らかになってゆく…このあらすじだけでも、面白いでしょう?
読み進めるページが少なくなるのが惜しいほど面白かった。僕の息子らにもいつか読んで欲しいな。 -
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この『ひこばえ』は帯を読んだだけで心が惹かれた。『ひこばえ』というのは樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと。 太い幹に対して、孫に見立てて「ひこばえ」という。
父親と息子、そしてその息子の様々な物語。『流星ワゴン』『とんび』に続く、父と息子を描く3部作の完結編?なのかな。
主人公は還暦前。幼い頃に離婚したあと、音信不通だった父の訃報が届き、既に骨壺に入っている父親の生きてきた足跡が少しずつ明らかになってゆく…このあらすじだけでも、面白いでしょう?
読み進めるページが少なくなるのが惜しいほど面白かった。僕の息子らにもいつか読んで欲しいな。 -
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重松清といえば『とんび』『流星ワゴン』など家族愛をテーマに描いた小説で人気ある作家だが、暴力や殺人もテーマにした『疾走』のようなダーク重松とも呼べる作品がある。
この『木曜日の子ども』も賛否両論あるような非常に暗い作品だった。
主人公は子連れの女性と結婚し、中2男子の父親になった中年男性。新居を構えた場所は、7年前に中学生が給食に毒物を混入させ、同級生複数を毒殺した事件のあった街であり、その中学校に息子が転入するところから事件が呼び覚まされる‥息子がその時の犯人に似てると噂になり‥中学2年生、14歳という微妙な年齢は子供でなく、身体も大きくなり、場合によってはモンスター化してしまう。子供のコ
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