重松清のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「食」関連の本ならきっといちばんに思いつくであろう本
高校の時に読んだ(はず)
巻末見てみると刊行は2016年やったから高1.2あたりか
読んでるだけで美味しそうな本で、それがいちばん印象に残ってたんやけど、ふと思い立って今回読み直してみたら、ヒューマンドラマでもあったな、、
アラフィフの親父たち3人それぞれの姿を料理を通じて書いてて、大人になった今読むとリアルやなあって高校生の時よりも実感してんけど、あとがきの重松清さんの解説を読んでてより納得。
この本を書いてる時がちょうど40代。自分の40~50歳を重ねて書いてたみたい。
オヤジくささ?が至るところにあって、不器用やけど、でも人生の経験が豊富やからこその土壇場の底力みたいなものもあって、それが面白かった
ちょうど半分の年齢の自分が読むと、もっとこだわり捨てて上手くやれるんちゃうん?とか思うけど、自分もその歳になったら、同じようにガンコになってくんやろうか笑
今自分のおとん見てても思うのと同じか。
文章読むだけで食事とか料理の風景が浮かぶんは凄いなあ。ご馳走様でした
-
Posted by ブクログ
ネタバレ自分にもいつか来るであろう定年後の生活。
山崎さんたちのような環境ではなく、また少し前の(昭和的な)お父さん世代の話だけど、共感することが数多くあった。
特に山崎さんの家族を思う優しさに心が温まる。
第一章、「幸せとは胸を張って語るのではなく苦笑いとともに唇からこぼれ落ちるものなのだ」となぜか今知った。
第二章、転びかけた奥さんの手を握り、歩き出してからも手を離さなかった優しさ。
第七章、「本当に大切な、かけがえのないものは、フィルムのコマとコマの間に息をひそめている。それがわかっているから、笑みは少しずつ深くなる。」
最終章、万里が「おじゃましまーす」と家に来たとき、「ただいま」と言えと…実家に帰ってきたんだからねw優しさに満ちた小説でした。 -
Posted by ブクログ
久しぶりに読む重松清作品。といってもこの小説が書かれたのは20年以上前。文庫本のあとがきとして、この話を書くきっかけとなった恩師が亡くなった話があるが、今は本人も少しずつその日に近づいているはず。作者と同世代の自分にとってその日はそんなに遠い話じゃない。そんなことを読み終えてつらつらと考えたりした。
重いテーマになりそうな死、その日を迎えるまでのことを、連作短編で綴っていく本だが、さらりとすんなりと、でもそれぞれの人の心に少しずつ残るような思い出だったり、懐かしさだったり。読む人にとっていろいろな思いも巡らせてくれる本だなぁと思う。
重松清作品はいろいろ読んできた。涙が止まらないような話も他にあったし、先を読み急ぎたくなる展開もあった。これはゆっくりの噛み締めるような話かな。子供を残して逝ってしまう母親の気持ちなど本当は分かりたくない。 -
Posted by ブクログ
だいぶ長いこと積んでたけど エイトさんのレビューを見てやっと!
重松さんの作品、「トンビ」や「ステップ」は 映画やドラマでは見たことがあって、しかもめっちゃ好きだったのですが 読むのは初めて!
てっきり長編だと思ってたら、連作短編でちょっと拍子抜けしちゃいましたが、とても良かった!
誰にでも人生最後の「その日」は訪れる。
それは急に訪れる場合もあれば、余命宣告をうけて訪れる場合もある。
残りの命を生きる側、残される側、それぞれが「その日」と向き合わなければならない。
私ならどういう死に方したいかな〜って考えた。
前はピンピンコロリがいいと思ってたけど、だいぶ高齢ならそれがいいけど、そうでなければ私も余命宣告されて ある程度死ぬ準備が出来る死に方が幸せかもな~と思う様になった。
死ぬほうも辛いけど、残されるほうもそれ以上に辛い。
でも必ずその日はやってくる。
もっと大切な人たちとの時間を大事にしなきゃな~。
家族ものに弱いのでうるうるでしたが、読後はとてもあたたかな気持ちになれました
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。