重松清のレビュー一覧

  • カモナマイハウス

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    現代社会での少子高齢化の影響で日本では現在7軒に1軒が空き家だという話。役職定年となり、子会社で空き家のメンテナンス業に携わる還暦間際の主人公。当初は希望にあふれて建てられたマイホームが厄介者扱いとなる…空き家を巡る泣き笑いの家族の物語。

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    2025年03月09日
  • ひこばえ(下)

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    この『ひこばえ』は帯を読んだだけで心が惹かれた。『ひこばえ』というのは樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと。 太い幹に対して、孫に見立てて「ひこばえ」という。

    父親と息子、そしてその息子の様々な物語。『流星ワゴン』『とんび』に続く、父と息子を描く3部作の完結編?なのかな。

    主人公は還暦前。幼い頃に離婚したあと、音信不通だった父の訃報が届き、既に骨壺に入っている父親の生きてきた足跡が少しずつ明らかになってゆく…このあらすじだけでも、面白いでしょう?

    読み進めるページが少なくなるのが惜しいほど面白かった。僕の息子らにもいつか読んで欲しいな。

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    2025年03月07日
  • ひこばえ(上)

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    この『ひこばえ』は帯を読んだだけで心が惹かれた。『ひこばえ』というのは樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと。 太い幹に対して、孫に見立てて「ひこばえ」という。

    父親と息子、そしてその息子の様々な物語。『流星ワゴン』『とんび』に続く、父と息子を描く3部作の完結編?なのかな。

    主人公は還暦前。幼い頃に離婚したあと、音信不通だった父の訃報が届き、既に骨壺に入っている父親の生きてきた足跡が少しずつ明らかになってゆく…このあらすじだけでも、面白いでしょう?

    読み進めるページが少なくなるのが惜しいほど面白かった。僕の息子らにもいつか読んで欲しいな。

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    2025年03月07日
  • かぞえきれない星の、その次の星

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    「さみしい」って自分の中で3つくらいしか存在していなかったんだなと思わされました。ミステリーのようなスカッと感はないけれど、それぞれの主人公に感情移入して、自分の中のさみしいが広がりました。

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    2025年03月06日
  • ニワトリは一度だけ飛べる

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    リストラ部署に異動された男たちの
    一発逆転ゲーム
    ニワトリだって飛べるんだ!!

    ラストのオチが秀逸

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    2025年03月01日
  • 木曜日の子ども

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    重松清といえば『とんび』『流星ワゴン』など家族愛をテーマに描いた小説で人気ある作家だが、暴力や殺人もテーマにした『疾走』のようなダーク重松とも呼べる作品がある。
    この『木曜日の子ども』も賛否両論あるような非常に暗い作品だった。

    主人公は子連れの女性と結婚し、中2男子の父親になった中年男性。新居を構えた場所は、7年前に中学生が給食に毒物を混入させ、同級生複数を毒殺した事件のあった街であり、その中学校に息子が転入するところから事件が呼び覚まされる‥息子がその時の犯人に似てると噂になり‥中学2年生、14歳という微妙な年齢は子供でなく、身体も大きくなり、場合によってはモンスター化してしまう。子供のコ

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    2025年02月27日
  • ステップ

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    「数え切れないほどの今日を昨日に変えていって、いま、僕たちはここにいる。」
    妻がいて、子供たちが元気に育っている姿を見ていられる今の生活がなんて幸せなんだろうと思う。
    子供たちがどんな風に成長していくのか、一緒に楽しみながら日々を過ごしていきたい。

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    2025年02月23日
  • カモナマイハウス

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    自分が建てたり購入した家なら、さらに思い入れがあるんだろうな。家そのものがなくなっても、いつも思いは心の中にあると思うのだけれど。

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    2025年02月14日
  • ビタミンF

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    重松さんのこの手の親子の話(特に息子と父親)大好きです。私は、子供がいないから、読んで考えるのは、年老いた母親と、だいぶ前に亡くなった父親のこと(私が子供の立場)ですが、心のビタミンF美味しくいただきました。

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    2025年02月13日
  • ステップ

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    最後はいつも泣かせてくる重松さん。今回は泣かないかな、と思ったのに。
    4歳の娘がいる身としては、これまでの子の成長を振り返ったり、これから先の成長に思いを馳せたりしてしまう作品だった。
    美紀ちゃん、素敵な子に育っていて嬉しい。登場人物たちが今もどこかで歳を重ねている気がするような、温もりのある物語。

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    2025年02月11日
  • ビタミンF

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    30代後半〜40代が主人公の物語が多く、まさに自分と同じ環境でおもしろかった。短編の中で一番心に刺さったのは「セッちゃん」。学校生活における難しい人間関係をリアルに描いていて、胸にチクチクとトゲがささったようだった。
    後記で「F」の意味が分かって、改めてこの1冊の意味がクリアになった。他の作品も読みたくなった。

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    2025年02月07日
  • カシオペアの丘で(下)

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    うんまあ面白かったよ。赦しが大きなテーマになってて、そこに友情や親子の愛や憎しみや惜別やなんやらが壮大にごった煮になっている感じの物語。心揺さぶられる描写はいくつもあったし、特に息子との関係と青春時代のふたりのあたりは泣けた。でもね、末期ガンで余命幾許もない人物を中心に据えての物語はやっぱり嫌いだよ。それを超えてきてくれる程の力はなかった。幼馴染っていいよな、とは思ったよ。俺にはいないからね。我が子と会えたのが一番の幸せってのは同意するし、色々な思いが沸き起こってきたけど、やっぱり物語として許せない思いは強かったな。物語の中で死んでいくのと、そのひとが死んでいくのを物語にするのとは違うと思って

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    2025年02月07日
  • カシオペアの丘で(上)

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    まだ半分だからなんとも言えないね。しかし余命が限られてる主要人物の出てくる小説は嫌いだな。こんなの感動するに決まってるからな。こう言う人物を出すなら俺の予想を遥かに超えてこなかったら許さない。

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    2025年02月04日
  • きよしこ

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    吃音の男の子が主人公のお話しです。
    以前に重松清さんの青い鳥 を読んだことがあり、ものすごく繋がりを感じました。

    言いたいことは言わなければ伝わらない。
    そんなことはわかっている。
    けれど、、、もどかしく愛のあるお話しでした。

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    2025年02月02日
  • いとしのヒナゴン

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    むかし、私が小学2、3年の頃、近くの森の高い木に奇妙に動くピンク色の物体があった。友達と「気味が悪い、何か得体の知れないものかも知れない」と怖がった。真相はストッキングが引っかかっていただけなんだが、不思議を不思議と思える心が子供にはあった。そんな信じる心を、閉鎖的な田舎の故郷で試される短編の名手による長編。
    嫌なとこも好きなとこもひっくるめて故郷を建て直す話で、読みどころ、泣きどころは最後のクライマックスに。過疎化、閉塞感、利権争いなど、いろいろあるだろうが、帰れる故郷があることは幸せなのかも知れない。故郷を持たない私には、羨ましい限りだ。

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    2025年02月01日
  • さすらい猫ノアの伝説

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     児童文学2作品がまとめられて文庫本になっている。
     学校という小さな社会の中で笑ったり泣いたり悩んだりしながら成長していく子どもたちの描写がとてもリアルだった。

     行き詰まったクラスに、黒猫ノアが大切な事を伝えにやってくる。
    そして役目を終えると、次のクラスへ旅立っていく。

     子どもの心に寄り添う作品は重松さんが天下一品。
     大人になると忘れてしまいがちな純粋な気持ちを、重松さんは優しい語り口で思い出させてくれ、大人が読んでも天下一品。

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    2025年01月26日
  • 青い鳥

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    学生生活をうまく送れたことがなかった。円滑な友人関係を維持できない。中学時代が1番ひどくて、別室で授業を受けたり、先生が家庭訪問にきたこともあった。1日が終わると生徒手帳の日付に×をつけることが習慣になっていた。卒業までの日数をカウントするためだ。
    いじめを受け、本当に友達がいなかった。孤独だった。あの当時、村内先生がいたら私は救われていたのだろうか?ポジティブな言葉なんていらない。何も言わずただ側にいてくれるだけできっと私は救われた。そういう生徒がたくさんいる。当時の自分にこの作品を勧めたい。あなたはそのままで良いと言ってあげたい。
    孤独な思いをしてる子供達が一人でも多く救われますように。

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    2025年03月16日
  • 十字架

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    母親と祖母としての視点て読み始めた為フジシュンのお父さんの気持ちが痛いほど感じ、何でクラスの皆んなは見てない振りを続けたのか?虐めた子供も悪いけど知らないふりをしたクラスメートも同罪だと私は思う。最悪の事態になっても、クラスメートは何処か他人事として捉えて主人公も私から見たら同罪であった。でも小百合ちゃんは違う。何故フジシュンは小百合ちゃんの名前を遺書に書いたのか?好きな人の誕生日に死ぬなんて絶対やってはいけない事だと思う。彼女の人生が180度違う物になったと言うことは否めない。結局名前を書かれた4人は十字架を背負って生きていくことになる。主人公は自ら十字架を背負う事を選び、フジシュンを忘れる

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    2025年01月22日
  • 疾走(下)

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    上下巻通してこちらの気分がどんどん悪くなるような重い展開が癖になり最後まで読み切った。1人の少年の濃密な数年を余すとこなく体験したような感覚になった。この本は心をぐらつかせるような魅力がある。

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    2025年01月27日
  • 十字架

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    重松さんの『かあちゃん』が大好きなのだが、『かあちゃん』に出てくる母親の罪の背負い方と、今回の主人公とさゆの罪の背負い方。少し形は違うけど、残されたものの人生って、その人が死んで終わりじゃなくて、始まりなんだなと感じた。時間が忘れさせるものと思っていたが、そうは簡単にいかないんだろう。特に、さゆにとっては誕生日たまらないものだっただろうな。主人公の奥さんが言っていた「親友って書かれるなんてすごいじゃん」ってはたから見れば言いがちだけど、そこでまた背負うものがあるんだなと初めて知らされた。とにかく濃ゆかった。一部の人は除くけど、悪い人なんていないのに、なぜこうもみんな幸せになれないんだろう。

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    2025年01月20日