重松清のレビュー一覧
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ネタバレ自分にもいつか来るであろう定年後の生活。
山崎さんたちのような環境ではなく、また少し前の(昭和的な)お父さん世代の話だけど、共感することが数多くあった。
特に山崎さんの家族を思う優しさに心が温まる。
第一章、「幸せとは胸を張って語るのではなく苦笑いとともに唇からこぼれ落ちるものなのだ」となぜか今知った。
第二章、転びかけた奥さんの手を握り、歩き出してからも手を離さなかった優しさ。
第七章、「本当に大切な、かけがえのないものは、フィルムのコマとコマの間に息をひそめている。それがわかっているから、笑みは少しずつ深くなる。」
最終章、万里が「おじゃましまーす」と家に来たとき、「ただいま」と言えと…実 -
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日曜劇場『流星ワゴン』を小学生の時に見て、原作の小説は確か中学生の頃に読んだ。今回の小説の再読で、大学生のうちに同じ『流星ワゴン』という題材で、ドラマも小説も再び触れることができた。
はっきりとドラマの方が好きだ。小説の方は、主人公永田の「いい人なんだけど肝心なところで気づけない奴」がわかる自語りで、そのなよなよした筆致が読んでいて少々鼻につくような、つかないような感じだ。この作品ははっきりとドラマによって昇華されたと言っていい。そのための原作として読む分には面白かった。
重松清は、自分の思春期の読書記録の中ではかなり印象的な作家だ。彼の扱う主題は大体おっさんか思春期の小中学生で、当時は「 -
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久しぶりに読む重松清作品。といってもこの小説が書かれたのは20年以上前。文庫本のあとがきとして、この話を書くきっかけとなった恩師が亡くなった話があるが、今は本人も少しずつその日に近づいているはず。作者と同世代の自分にとってその日はそんなに遠い話じゃない。そんなことを読み終えてつらつらと考えたりした。
重いテーマになりそうな死、その日を迎えるまでのことを、連作短編で綴っていく本だが、さらりとすんなりと、でもそれぞれの人の心に少しずつ残るような思い出だったり、懐かしさだったり。読む人にとっていろいろな思いも巡らせてくれる本だなぁと思う。
重松清作品はいろいろ読んできた。涙が止まらないような話も他に -
Posted by ブクログ
だいぶ長いこと積んでたけど エイトさんのレビューを見てやっと!
重松さんの作品、「トンビ」や「ステップ」は 映画やドラマでは見たことがあって、しかもめっちゃ好きだったのですが 読むのは初めて!
てっきり長編だと思ってたら、連作短編でちょっと拍子抜けしちゃいましたが、とても良かった!
誰にでも人生最後の「その日」は訪れる。
それは急に訪れる場合もあれば、余命宣告をうけて訪れる場合もある。
残りの命を生きる側、残される側、それぞれが「その日」と向き合わなければならない。
私ならどういう死に方したいかな〜って考えた。
前はピンピンコロリがいいと思ってたけど、だいぶ高齢ならそれがいいけど、
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