重松清のレビュー一覧
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■サマリー
・少しだけいろんなことが分かるようになってきた年頃
・17個のショートストーリー
・懐かしい子どものころを思い出す
■所感
息子が今年、小学五年生になる。
そういえば最近、少しだけ考え方が大人びたところがあるように感じることがある。
とはいえ、全体的にはまだまだ後先考えない子どもである。
11歳という微妙な年頃を生きる子どもでも、大人でもないような小学五年生が出てくる本小説は、少し時代が昔の設定ではあるものの、あの懐かしい自分の子どものころを思い出させてくれる物語集である。
私が好きなのは「おとうと」と「プラネタリウム」である。
前者は、視力の弱い弟を持つお兄ちゃんが主人公である -
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目次
・きよしこ
・乗り換え案内
・どんぐりのココロ
・北風のピュウ太
・ゲルマ
・交差点
・東京
吃音の白石きよし少年の、小1から大学受験までの話。
成長譚と言ってもいいのかもしれないが、吃音のせいで内省的な少年は、小1の時点ですでにクラスの子どもたちより大人ではあった。
「当たり前」をできない人を、子どもたちは嗤う。
子どもって大人に比べてできないことが多いから、そんな自分よりできない人を見ると安心するのか、集団ヒステリーのように大勢で嗤う。
怒ると余計に吃音がひどくなり、そうすると余計に相手を喜ばせるだけだということを悟っている少年は、言いたいことも言わず、できるだけどもりにくい言葉 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人の過去を読み取ることができる人が人の死に際に見る走馬灯を作る仕事をすることを通して、人生の本質を知っていく。主人公はピュアさと大人が入り混じる高校生。大人にもピュアさを求め、苛立ち、幸せを求め絶望する年頃。人生経験豊富な大人たちとの会話を通して、人生を学んでいく。悔いが残るのも当たり前。後悔がない人生が本当に幸せなのか。辛いことも経験して、乗り越えたからこそある幸せの意味を教えてくれる。最初は、現実と過去を行き来するのと、過去が色々な回想シーンがあるので、イメージが難しかったけど読み終えた後はスッキリ、ホッコリが残ってる作品。
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Posted by ブクログ
2008年刊行ということで少し前の表現に引っ掛かりはするけれど
章によって「きみ」が変わる。
【あいあい傘】
雨の日の事故によって松葉杖なしでは歩けなくなった「きみ」、恵美。どこにもぶつけられない悔しさや怒りを家族や友達へと当ててしまい、復学したときには周りにはもう誰も居なかった。学校行事の縄跳び大会をきっかけに回し手としてペアを組むこととなった由香も病気がちで思うように通学できずクラスに馴染めずにいた。
クラスでひとりぼっち同士の2人の出会いがくすぐったい。
【ねじれの位置】
恵美の弟、ブン。クラスのヒーローだったブンにとって転校してきたデキる中西くんの存在が面白くない。
小さな意地が子 -
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ネタバレ◯登場人物
・恵美
・ブン
・モト
・由香 など…
◯あらすじ
恵美は小学生のころ、自分の傘にたくさんの人
が入ってきて、結局肩は濡れてしまい、前にい
る病気でよく学校をやすむ由香(当時は恵美
と友達ではない)になぜか入れてもらおうと思
い、少し道路に出ると、車が来て、足を骨折。
恵美はそれからは松葉杖生活になり、その時傘
に入ってきた人たちを責め、”みんな“を信じな
くなる。たまたま話す機会があったが、由香は
何もできないし、泣き虫だし。恵美は由香にあ
きれたが、時間がたち、自分の過ちを振り返
る。それからは由香とだんだん仲良くなってい
った
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