重松清のレビュー一覧

  • 口笛吹いて

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    この本は、題名の1編を含む、全5編からなる短編集です。

    重松清さんの作品は、僕が読んだほとんどが、家族、親子、学校・・・と誰にでもある身近なことを題材としていて、現代社会の問題、親子の問題、人の心の問題などを考えさせられてしまいます。しかし、これが難しいかと言えば、全然難しくなく読みやすいんです!ほんとうにスラスラ読める文体になっています。

    僕は、この短編集の中では特に、リストラされ小さな子会社に通うようになった父親とその高校生の息子の話、「かたつむりの失踪」が心に残りました。

    この本、おすすめです。

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    2017年01月09日
  • エイジ

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    文庫で読み直ししました。newspaper版もあわせると3度目のエイジ。何度読んでもいろんなこと考えさせられます。
    少年犯罪があれこれマスコミにとりあげる今の世の中…本当に苦しんでいる子どもたちの心に迫る小説です。

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    2009年10月04日
  • エイジ

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    14歳の少年の日常に非日常の出来事が加わった。今の時代、キレるとはどういうことなのか。1つの事件をきっかけにエイジは色々と考える。エイジの日常の家族の暖かさに涙が出た。

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    2013年02月04日
  • リビング

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    <モッちん最後の一日>がいい。
    以前女性誌に掲載されていた時読んだのだが、ここで出会えるとは、ちょっとカンゲキ!

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    2009年10月04日
  • ビタミンF

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    胸の奥が締め付けられる…
    この痛みは、家族の弱さや届かない優しさに触れたときの“正しい痛み”だと思いたい。
    言えない気持ちがすれ違うたび、触れられたくない場所まで静かに手が伸びてくる。
    読んでいて苦しくなる。なのに目が離せない。

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    2026年04月11日
  • さすらい猫ノアの伝説

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    さわやかで、読みやすく、子どもにも楽しめる内容だった。
    猫好きにはたまらない。子供の頃しか会えないトトロ的な存在なのかな?大人だけどポンコツだからノアに会いたいと思った。

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    2026年04月01日
  • ブランケット・キャッツ

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    重松清さんの作品はどれも読みやすいものが多いです。今回もそれぞれの物語と猫の繋がりを感じ、物語に入り込めました。

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    2026年03月29日
  • 小学五年生

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    ■サマリー
    ・少しだけいろんなことが分かるようになってきた年頃
    ・17個のショートストーリー
    ・懐かしい子どものころを思い出す

    ■所感
    息子が今年、小学五年生になる。
    そういえば最近、少しだけ考え方が大人びたところがあるように感じることがある。
    とはいえ、全体的にはまだまだ後先考えない子どもである。
    11歳という微妙な年頃を生きる子どもでも、大人でもないような小学五年生が出てくる本小説は、少し時代が昔の設定ではあるものの、あの懐かしい自分の子どものころを思い出させてくれる物語集である。
    私が好きなのは「おとうと」と「プラネタリウム」である。
    前者は、視力の弱い弟を持つお兄ちゃんが主人公である

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    2026年03月27日
  • きよしこ

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    目次
    ・きよしこ
    ・乗り換え案内
    ・どんぐりのココロ
    ・北風のピュウ太
    ・ゲルマ
    ・交差点
    ・東京

    吃音の白石きよし少年の、小1から大学受験までの話。
    成長譚と言ってもいいのかもしれないが、吃音のせいで内省的な少年は、小1の時点ですでにクラスの子どもたちより大人ではあった。

    「当たり前」をできない人を、子どもたちは嗤う。
    子どもって大人に比べてできないことが多いから、そんな自分よりできない人を見ると安心するのか、集団ヒステリーのように大勢で嗤う。
    怒ると余計に吃音がひどくなり、そうすると余計に相手を喜ばせるだけだということを悟っている少年は、言いたいことも言わず、できるだけどもりにくい言葉

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    2026年03月26日
  • 疾走(上)

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    兄が起こした事件により家族は離散そして路頭に迷うことになる。切実なる思いを第三者目線で描くことで上手く中和出来ていると思った。独りであることに光を当ててくれる。
    下巻では幸せな結びになることを願いたい。

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    2026年03月23日
  • その日のまえに

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    (備忘)読んだ当時はそれまで"その日“を迎える機会が多くなかったけど、ここ数年で迎えることが増えて来て、今になってこの作品を思い出すと色々思うところがある。読む世代・経験によって感じ方に大きな差異が出そうな作品だけど、それゆえに何度か読みたい作品でした

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    2026年03月22日
  • はるか、ブレーメン

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    ネタバレ

    人の過去を読み取ることができる人が人の死に際に見る走馬灯を作る仕事をすることを通して、人生の本質を知っていく。主人公はピュアさと大人が入り混じる高校生。大人にもピュアさを求め、苛立ち、幸せを求め絶望する年頃。人生経験豊富な大人たちとの会話を通して、人生を学んでいく。悔いが残るのも当たり前。後悔がない人生が本当に幸せなのか。辛いことも経験して、乗り越えたからこそある幸せの意味を教えてくれる。最初は、現実と過去を行き来するのと、過去が色々な回想シーンがあるので、イメージが難しかったけど読み終えた後はスッキリ、ホッコリが残ってる作品。

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    2026年03月21日
  • 疾走(下)

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    シュウジの人生が気になり、ページを捲る手が止まらなかった。彼はずっと「ひとり」に追い込まれながらも、心の奥では誰かに見つけてほしいと願っている。その矛盾が胸に残る。

    裏切られても、傷ついてもいい。それでも「ひとりではない」と感じたいという思いが切なく伝わってきた。
    強くあろうとする気持ちと、誰かを求めてしまう気持ちの間で揺れる姿が痛々しくもあり、どこか共感してしまう。

    『疾走』とは、追いつけない何かを追い続けるシュウジの生き方そのものなのかもしれない。そんな余韻が残る一冊だった。

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    2026年03月20日
  • きみの友だち

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    2008年刊行ということで少し前の表現に引っ掛かりはするけれど
    章によって「きみ」が変わる。

    【あいあい傘】
    雨の日の事故によって松葉杖なしでは歩けなくなった「きみ」、恵美。どこにもぶつけられない悔しさや怒りを家族や友達へと当ててしまい、復学したときには周りにはもう誰も居なかった。学校行事の縄跳び大会をきっかけに回し手としてペアを組むこととなった由香も病気がちで思うように通学できずクラスに馴染めずにいた。
    クラスでひとりぼっち同士の2人の出会いがくすぐったい。

    【ねじれの位置】
    恵美の弟、ブン。クラスのヒーローだったブンにとって転校してきたデキる中西くんの存在が面白くない。
    小さな意地が子

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    2026年03月18日
  • 十字架

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    苦くて美味しくないけどずっと味がするものを食べている感覚だった
    今まで1番早く本を読み切ったかもしれない
    もう覚えてないけど背負ってるんだろうな十字架

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    2026年03月18日
  • 流星ワゴン

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    苦しくてしんどくて涙が出ることもあったのに、終わりはなんだかスッキリした気持ちになれた。私もカズみたいに人生ドン底っていうのをいつか味わうのかもしれない。簡単には変えられない苦しすぎる現実が来た時にこの本を思い出したいなと思った。

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    2026年03月17日
  • きよしこ

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    心が痛い
    子供時代の経験でだいぶ性格とか価値観とか変わるよなと思った
    私が少年時代にこの本を読んでいたとしたら心が動いたのかどうか知りたい

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    2026年03月17日
  • 青い鳥

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    わたしも中学校の国語の先生。
    ひとりぼっちになりたくないから嘘をつく。強がる。人を貶める。自分がひとりぼっちであると認めたくないから。
    村内先生はたいせつなことしか言わない。無理に心配してるそぶりをしたり不必要なことを言わない。ただそばにいる。きっと村内先生もしんどかっただろうな。というか今も。先生もひとりぼっちだったのかな。
    子どもの時に自分の弱さに気づかせてくれる人に出会えることは将来のその子のためになるのかもしれない。全員に相応しい先生になんてなれないけど、誰かのピンチに間に合える人になりたい。

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    2026年03月16日
  • 疾走(上)

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    少年が、残酷な人生を必死に駆け抜けていく物語。家族の崩壊や過酷ないじめ。どの出来事も重く、救いのない現実が続く。
    それでも読み進める中で、心に残ったのは「運命」と「宿命」という言葉だった。神父の語る「にんげんは必ず死ぬ。それが宿命。だが、どんなふうに生き、どんなふうに死ぬのか、それが運命」という言葉が胸に響く。聖書の引用も印象的だった。

    家族が崩壊し、少年が必然的に「ひとり」になっていく過程は、読んでいて胸が重くなる。
    仄暗い物語ではあるけれど、人生や運命について静かに考えさせられる。少年の行く末を思いながら、物語は下巻へと続く。

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    2026年03月15日
  • きみの友だち

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    ネタバレ

    ◯登場人物
    ・恵美
    ・ブン
    ・モト
    ・由香  など…

    ◯あらすじ
     恵美は小学生のころ、自分の傘にたくさんの人     
     が入ってきて、結局肩は濡れてしまい、前にい
     る病気でよく学校をやすむ由香(当時は恵美
     と友達ではない)になぜか入れてもらおうと思
     い、少し道路に出ると、車が来て、足を骨折。
     恵美はそれからは松葉杖生活になり、その時傘
     に入ってきた人たちを責め、”みんな“を信じな
     くなる。たまたま話す機会があったが、由香は
     何もできないし、泣き虫だし。恵美は由香にあ    
     きれたが、時間がたち、自分の過ちを振り返
     る。それからは由香とだんだん仲良くなってい  
     った

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    2026年03月14日