重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分自身が、年老いていく自分の父との向き合い方や、子育てに携わる身で非常に考えさせられることの多い作品でした。
やはり、自分の父親も色々感じながらも仕事一筋に生きてきたんだろうな…時代が違うから仕方ないよなと重松さんの作品を読みながら自問自答しています。
ビタミンFはFamilyやFatherのFなのだろうと思うけど、子育てや家事の負担を一身に背負ってるMotherに対してのビタミンMも、必要だよなと感じる今日この頃です。Fをfemaleと読めばお母さんも含まれるのかもだけど。
子育てはそれほど負担が大きいし、それを見ぬふりして仕事に全振りする父親にはなりたくないと感じながら読ませていただ -
Posted by ブクログ
家庭や仕事に行き詰まって死すら考えてしまった主人公の永田和雄。
そんな和雄の前に、5年前に事故で亡くなった橋本親子(の幽霊?)に出会う。
親子の乗るオデッセイに同乗した和雄が訪れる過去の世界。
和雄の父チュウさんとのやりとりや息子広樹とのやりとりが不器用ながらも熱くて、胸がじんわりした。
「やり直しの現実」のように「実際の現実」はうまくはいかなくても、和雄の家庭がかけがえのないものになっていく様が印象的だった。
チュウさんと和雄。
和雄と広樹。
そして橋本さんと健太くん。
どの父子も永遠の朋輩でいて欲しい。
久しぶりに黒ひげ危機一発がやりたくなった。
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Posted by ブクログ
ともだちを巡る短編集。
舞台は小学校~中学校。ある姉弟を中心にその周囲にいた人々の学校生活を描きながら、ともだちとはを問うていく。
社会人になると一人一人は基本的に独立し、家族でもない限り深く立ち入ることもほとんどなくなる。
そうなると学生時代に人生の最重要とも思われていた、ともだちに関することも考えることも少なくなる。
そんな社会人になってから随分と時間が経ってから読んだので、懐かしい気持ちがありながら、自分とは関係のない世界として読んだ。
が、これが学生時代や新社会人くらいの時に読んだのであれば深く考えさせてくれる良書であったことであろう。
思春期に悩む若人にオススメ。
皮肉のように聞 -
Posted by ブクログ
ネタバレ具体的な展開は書かずに心理的にゾワゾワさせるお話かと思ってたら、しっかりウエダサマ登場してきて意外であった
犯罪者たちのキャラクターがかなり腹たったけど匂わせだけでぼんやり進めるよりもまあ潔くて良かったのかも
主人公の心境に読み手がのめり込めるような重松さんの文章は読みやすくて好き
「小説でも映画でも、結局のところ、僕たちは不安な状態を楽しんでるんじゃないんですか?現実の不安には耐えきれないから、代わりにつくりごとの世界で、つくりごとの不安を味わってるんじやないんですか?」
悲劇的な小説や映画を観たがる心理を解説された気がする
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