重松清のレビュー一覧

  • 舞姫通信

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    そう、なんだよね。
    だけど やっぱりわたしは 城くんは好きになれない。
    でも 人はいつでも 死ねる。

    じゃあさ どうして自殺がダメなんだって 尋ねても 誰も答えられないんだよね。だけど ダメって言うのは 結局「自分」が嫌だからなんだ
    周りで自殺されると迷惑だし 悲しいってのもあるし なんか 報われないから、だから 「ダメ」なんだろうね
    迷惑なんだよね、自殺って。いいんじゃないの
    そういう利己的な理由で留めて何がいけないの
    それが 人間じゃないのかね

    でも どうしても死にたいって思って死んでいく人がいてもいいと思う

    「生きたくても生きれない人がいる」って言うけど
    きっと自殺していく人らも 形は違っても「生きたくても生きれんかった」人たちだろうし。

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    2011年06月30日
  • おじいちゃんの大切な一日

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    奇跡の重松さんとはまのゆかさんのコラボ作品!

    はかのゆかさんの絵によって
    いつも文字だけ読んでいる重松さんの文章に
    温もりをかんじるような

    そんな気がした。

    すばらしい!!

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    2011年06月05日
  • 口笛吹いて

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    解説で嘉門達夫さんが言っていた通り、重松清は弱者を描くのが上手いですね。
    五話収録の短編集ですがどれも世間的に言われる「負け組」「しがない中年」がメインテーマです。が、主人公ではありません。
    しがない中年の負け組みおっさんたちは淡々と日々を過ごし、それを眺める周りが主人公です。
    多分誰もが一度は思うであろう、「このおっさん、定年間近なのに役職なしで生きてて楽しいのかな」とか「この人まじで存在感無い。家族とか大丈夫かな」とか、そんな視点で話は進みます。
    代表作、「口笛吹いて」では少年時代のヒーローが暗く卑屈な営業マンに成り下がった様を発見した幼馴染が、「タンタン」は生徒にまで無視される高校教師、「かたつむりの疾走」は子会社に下ろされてなお背広を着て通う親父と息子の葛藤・・・
    本当に日常的で、誰もが一度は思うであろう卑屈な見下しとか、他人に対する期待や希望と現実のギャップとか、ウ~ンとうなる、上手い話です。
    とくに「タンタン」と「かたつむり」は若いうちに読んでほしい!まだ本当の社会の姿を知らなかった高校生の純粋な気持ちを忘れないうちに、「社会」や「大人」に反発しながらも一方で期待を寄せて甘えていたあの時代を忘れないうちに!!
    その気持ちを頭に残して、と情けない大人を見たときの何ともいえないがっかり感が思い描ければ、いっそう楽しめるかと。

    残りの二話はそういう人生に詰まってしまった大人が主人公です。
    ただ、学生気分が抜けないからでしょうか、人生に躓いたことがまだないからでしょうか、「タンタン」と「かたつむり」が一番印象に残りました。

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    2011年05月16日
  • 季節風 春

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    いや、困った本です。
    私の読書時間はほとんどは通勤電車の中なのですが、この本を読んでいて涙腺に猛烈な刺激を受けまして。。。。
    来たのは真ん中頃の短編「せいくらべ」。
    弟想いの主人公(小学5年生の女子)が健気なんだ。それを見守る隣家の若奥さんも暖かいし。
    ベタだとか青臭いとかの批判もありそうですが、やっぱり良いです。
    重松さんの真骨頂という気がします。

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    2016年07月31日
  • 哀愁的東京

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    『哀愁的東京』

    このタイトルが好き。なんか胸に響くんだな。
    重松さんの本はよく読むけど、人の心の微妙なまでの変化を鮮明に捉え、それを言葉にして描くことが非常に上手な人だなと思います。
    東京という街が織りなすドラマ。哀しみで終わる「今日」であっても、必ず始まる「明日」へ。弱々しくもその一歩一歩先に希望の光を灯してくれる作品です。
    面白かった!

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    2013年02月13日
  • 季節風 冬

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    ”家族の作家”重松さんらしい作品です。最近は色々なことに手を出しているけれど、やっぱり重松さんの本領はここでしょう。
    ホッとしたり、シンミリしたり。
    俗と言われるかもしれないけれど、私はこの手の話が大好きです。
    子を想う父親、うざく思いつつもどこか残る親への想い。友への想い。本当にさまざまな想いが詰まっています。
    ホッとする暖かさがあります。

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    2016年07月31日
  • 口笛吹いて

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    ちょうどいいタイミングで読んだからだと思うけど、泣きそうになった。

    いわゆる「負け組」を優しく、緩やかに描写した短編作品が5つ。
    最終的には結局、何も解決しないんだけど、逆にそこがいいと思う。

    当初、短編集には抵抗があったんだけど、すぐ入り込んでしまった。

    これ読むと、自分が誰かに勝ったとか負けたとか、深層心理でどれだけ意識しているかよく分かる。

    人生、絶対勝ちっぱなしというワケにはいかない。歯ぎしりするほど悔しかったり、一回負けるともう這い上がれなかったりすることがきっとあると思う。

    そんなとき、もう一度この本を開きたいと思う。

    個人的には誰かに薦めたい。

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    2010年08月08日
  • カシオペアの丘で(上)

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    悪く言えばメロドラマです。クドクドと長いとも、お涙頂戴の物語とも、出来すぎの奇麗事とも言われるかもしれません。
    でも私は好きです。
    読み始めたときは、むしろ先に書いた欠点の方が目に付きました。なんだか上滑りします。しかも説教口調も有って、鼻に付く感じでした。しかし読み進めるうちに気にならなくなりました。
    最後の頃には、どうも重松さん自身が奇麗事を承知で、それでも書き込んで行ってるのではないかと思い始めました。何だか一生懸命な感じが伝わって来るのです。
    重松さん渾身の一作と言う気がします。

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    2016年07月31日
  • エイジ

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    自分と周りの人と、何が違うんだろう?って。
    まさに思春期って話です。
    色んな事が吹っ切れたようなラストがすごく好きです。

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    2010年06月04日
  • 見張り塔から ずっと

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    重松氏は、重いテーマを「どこにでもある大問題」として描くのが大変に上手い作家さんだと思います。
    だから、「うっぜー鬱小説」とか、「あるある日常小説」とか、そう思って自分から切り離すことができない。
    感じるのは、一般常識としての痛みでなく、自分の中に確実に存在する痛み。かつて経験したことのある痛み、もしくは予期不安のような痛み。
    彼は、かようにして、読み手に大きなストレスを与える、迷惑極まりない作家さんです。

    本作は特に、後味のあまりよろしくない作品が詰まっているので(「カラス」「扉を開けて」「陽だまりの猫」収録)、重松作品初挑戦のかたは、『ビタミンF』か、少なくとも『ナイフ』辺りから読み始めていただきたいなぁと思います。(今や重松信者の私の、初挑戦は『ナイフ』でした)(イヤ『ナイフ』もたいがい重いヨ!!)
    (その辺の作品から読み始めたかたはきっと、本作も突っぱねることができないくらいの重松中毒患者になってるんじゃないかと思います)

    私は、重松さんのような父親がほしかった

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    2011年04月11日
  • うちのパパが言うことには

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    身近な話題からのエッセイ集。「みんなはじめて」から...思春期の男の子が「生まれてはじめて中学生やってるんだ!」 父親は「生まれてはじめて父親やってるんだ!」... そうだ!そうなんだ!って大きく頷いてしまった。なんとなく楽になった自分がいた。

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    2009年10月30日
  • 口笛吹いて

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    この人は、おじさんを書かせたら日本一なんじゃないかと思う。


    んで、少年少女を書かせたら、ほんわかするおじさんと子供の交流を書かせたら、もしかして世界一かも。



    おとうさんに、いつかおとうさんになる人に、そうしておとうさんの娘だった、息子だったあなたのために。
    珠玉の逸品。


    重松作品の中では流星ワゴンの次に、好きかも。

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    2009年10月04日
  • リビング

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    題材は家族が多い。
    身近な話題なので読みやすかった。

    内容は覚えていない。
    思い出せない。
    でも、読んでいるときが楽しい。
    中断すると、続きが読みたくて読みたくてたまらない。
    1話読み終わると、次の話が読みたくなる。
    集中できるし、のめりこめる。
    こういう本に出会ったの久しぶり。
    不思議。
    190

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    2009年10月04日
  • エイジ

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    思春期は危うい。だけど怖いほど冷静だったり、一生懸命生きていたり。
    ひとつのテーマを伝えようというのが全面に出てて、読んでて飽きることがない。
    わたしは最後らへんの、電話で友達に自分の想いを伝えるところが全てを纏めていて感動しました。

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    2009年10月04日
  • リビング

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    家族や夫婦をモチーフにした短編集。この人の本はは続けて読むと食傷気味に陥るけど、たまに読むと素直に優しい気持ちになる。

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    2009年10月04日
  • オヤジの細道

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    夕刊フジに連載されていたものを単行本化したもの。
    2〜3ページの短編集になってて、中には思わずプッと噴出しそうになるものも。
    電車の中でおっちゃんたちは、こんな楽しいものを読んでるんだね。

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    2009年10月04日
  • エイジ

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    思春期は危うい。だけど怖いほど冷静だったり、一生懸命生きていたり。
    ひとつのテーマを伝えようというのが全面に出てて、読んでて飽きることがない。
    わたしは最後らへんの、電話で友達に自分の想いを伝えるところが全てを纏めていて感動しました。

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    2009年10月04日
  • 口笛吹いて

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    この本は、題名の1編を含む、全5編からなる短編集です。

    重松清さんの作品は、僕が読んだほとんどが、家族、親子、学校・・・と誰にでもある身近なことを題材としていて、現代社会の問題、親子の問題、人の心の問題などを考えさせられてしまいます。しかし、これが難しいかと言えば、全然難しくなく読みやすいんです!ほんとうにスラスラ読める文体になっています。

    僕は、この短編集の中では特に、リストラされ小さな子会社に通うようになった父親とその高校生の息子の話、「かたつむりの失踪」が心に残りました。

    この本、おすすめです。

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    2017年01月09日
  • エイジ

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    文庫で読み直ししました。newspaper版もあわせると3度目のエイジ。何度読んでもいろんなこと考えさせられます。
    少年犯罪があれこれマスコミにとりあげる今の世の中…本当に苦しんでいる子どもたちの心に迫る小説です。

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    2009年10月04日
  • エイジ

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    14歳の少年の日常に非日常の出来事が加わった。今の時代、キレるとはどういうことなのか。1つの事件をきっかけにエイジは色々と考える。エイジの日常の家族の暖かさに涙が出た。

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    2013年02月04日