重松清のレビュー一覧

  • 見張り塔から ずっと

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    重松氏は、重いテーマを「どこにでもある大問題」として描くのが大変に上手い作家さんだと思います。
    だから、「うっぜー鬱小説」とか、「あるある日常小説」とか、そう思って自分から切り離すことができない。
    感じるのは、一般常識としての痛みでなく、自分の中に確実に存在する痛み。かつて経験したことのある痛み、もしくは予期不安のような痛み。
    彼は、かようにして、読み手に大きなストレスを与える、迷惑極まりない作家さんです。

    本作は特に、後味のあまりよろしくない作品が詰まっているので(「カラス」「扉を開けて」「陽だまりの猫」収録)、重松作品初挑戦のかたは、『ビタミンF』か、少なくとも『ナイフ』辺りから読み始め

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    2011年04月11日
  • うちのパパが言うことには

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    身近な話題からのエッセイ集。「みんなはじめて」から...思春期の男の子が「生まれてはじめて中学生やってるんだ!」 父親は「生まれてはじめて父親やってるんだ!」... そうだ!そうなんだ!って大きく頷いてしまった。なんとなく楽になった自分がいた。

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    2009年10月30日
  • 口笛吹いて

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    この人は、おじさんを書かせたら日本一なんじゃないかと思う。


    んで、少年少女を書かせたら、ほんわかするおじさんと子供の交流を書かせたら、もしかして世界一かも。



    おとうさんに、いつかおとうさんになる人に、そうしておとうさんの娘だった、息子だったあなたのために。
    珠玉の逸品。


    重松作品の中では流星ワゴンの次に、好きかも。

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    2009年10月04日
  • リビング

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    題材は家族が多い。
    身近な話題なので読みやすかった。

    内容は覚えていない。
    思い出せない。
    でも、読んでいるときが楽しい。
    中断すると、続きが読みたくて読みたくてたまらない。
    1話読み終わると、次の話が読みたくなる。
    集中できるし、のめりこめる。
    こういう本に出会ったの久しぶり。
    不思議。
    190

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    2009年10月04日
  • エイジ

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    思春期は危うい。だけど怖いほど冷静だったり、一生懸命生きていたり。
    ひとつのテーマを伝えようというのが全面に出てて、読んでて飽きることがない。
    わたしは最後らへんの、電話で友達に自分の想いを伝えるところが全てを纏めていて感動しました。

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    2009年10月04日
  • リビング

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    家族や夫婦をモチーフにした短編集。この人の本はは続けて読むと食傷気味に陥るけど、たまに読むと素直に優しい気持ちになる。

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    2009年10月04日
  • オヤジの細道

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    夕刊フジに連載されていたものを単行本化したもの。
    2〜3ページの短編集になってて、中には思わずプッと噴出しそうになるものも。
    電車の中でおっちゃんたちは、こんな楽しいものを読んでるんだね。

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    2009年10月04日
  • エイジ

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    思春期は危うい。だけど怖いほど冷静だったり、一生懸命生きていたり。
    ひとつのテーマを伝えようというのが全面に出てて、読んでて飽きることがない。
    わたしは最後らへんの、電話で友達に自分の想いを伝えるところが全てを纏めていて感動しました。

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    2009年10月04日
  • 口笛吹いて

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    この本は、題名の1編を含む、全5編からなる短編集です。

    重松清さんの作品は、僕が読んだほとんどが、家族、親子、学校・・・と誰にでもある身近なことを題材としていて、現代社会の問題、親子の問題、人の心の問題などを考えさせられてしまいます。しかし、これが難しいかと言えば、全然難しくなく読みやすいんです!ほんとうにスラスラ読める文体になっています。

    僕は、この短編集の中では特に、リストラされ小さな子会社に通うようになった父親とその高校生の息子の話、「かたつむりの失踪」が心に残りました。

    この本、おすすめです。

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    2017年01月09日
  • エイジ

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    文庫で読み直ししました。newspaper版もあわせると3度目のエイジ。何度読んでもいろんなこと考えさせられます。
    少年犯罪があれこれマスコミにとりあげる今の世の中…本当に苦しんでいる子どもたちの心に迫る小説です。

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    2009年10月04日
  • エイジ

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    14歳の少年の日常に非日常の出来事が加わった。今の時代、キレるとはどういうことなのか。1つの事件をきっかけにエイジは色々と考える。エイジの日常の家族の暖かさに涙が出た。

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    2013年02月04日
  • リビング

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    <モッちん最後の一日>がいい。
    以前女性誌に掲載されていた時読んだのだが、ここで出会えるとは、ちょっとカンゲキ!

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    2009年10月04日
  • 流星ワゴン

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    いい話かもしれないけど、設定的に腹落ちしないところが多くありあまりのめり込めなかった。オチももう一つのような。

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    2026年07月12日
  • せんせい。

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    小学生、中学生、高校生と先生とは聖職で、先生が全ての人としてのルールと思っていた

    この作品で、先生の人間らしさや人を嫌う心や、職に対する使命感が垣間見れ、先生も教え子から教えられている部分が多くあるのだと

    先生も後悔する心や、謝罪する心、苦い記憶、そこがいい作品なんだろうと

    マティスのびんた、泣くな赤鬼は心に刺さった

    学生時代の先生の記憶はもう無いが、先生と出会える期間は短いんだな

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    2026年07月11日
  • 流星ワゴン

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    自分がまだ20代前半だからこそ、将来父親になった時に改めて読み直したい一冊だった。その時、きっと今とは全く違う景色が見えるのではないかと思う。

    人は亡くなると星になると言われるが、流れ星が願いを叶えてくれるように、橋本親子もまた、死の淵にある人々の想いや後悔に寄り添い、過去へ戻る手助けをしてくれていたのではないか。その奇跡のような道のりを「流星ワゴン」と表現したタイトルの秀逸さに、深く感銘を受けた(主人公が過去を旅している間、現実の時間はほとんど進んでいなかった点も、一瞬の輝きを放つ流星のようだった)。
    読み進める中、「過去をやり直せば、現実の家族関係も好転するのではないか」という安直な期待

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    2026年07月09日
  • その日のまえに

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    「その日」があるってとっても幸せなことなのかもしれない

    「その日」までにきっとたくさんいろんなことを考えると思う
    でもその考えた時間さえも、その人との記憶になる

    記憶は「忘れる」ことはあっても「失う」ことはないんだと思わせたくれた

    「その日」までの時間はいつでも「おかえり」と迎えるための準備の時間なのかもしれない

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    2026年07月06日
  • ビタミンF

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    自分の父を思いながら読んだ。
    どれも父親目線で描かれていて、どうしようもない出来事がそれぞれに降り注ぐ。
    この世に答えがあることは極端に少ない。
    難しい問題の方が多い。
    どれも複雑で、多様で、絡み合っている。

    父親という立場に立ったことはないが、想像してみると難しいポジションだなと改めて思った。
    息子である僕からはあまり話しかけようとはしてこなかったし、向こうもそれなりの距離を感じていたのかもしれない。
    最近になってようやく本音を言い合えるようになったが、それが良かったのかどうか。
    うちの家族はどうなのだろうか。
    今はまだ問題はないが。

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    2026年07月06日
  • 青い鳥

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    ネタバレ

    ・ハンカチ
    内気な女子中学生である千葉知子が主人公となり、語れていく小説。卒業式には出たくはなかったが、村内先生の後押しもあり、卒業式に参加することを決意する卒業式の時、細野先生が産休から帰ってきていたが、村内先生に名前を呼んでもらいたく、千葉は、1人村内先生に名前を呼んでもらうのだった。村内先生の「俺みたいな先生が必要な生徒もいるから。先生には、いろんな先生がいたほうがいいんだ。生徒にも、いろんな生徒がいるんだから」という言葉は、響きました。

    ・ひむりーる合唱
    義男は、真田先生の背中をアーミーナイフで刺してしまい、保護観察処分となる。真田先生は、庇ってくれていたが、義男には戻る場所がなかっ

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    2026年07月02日
  • その日のまえに

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    死をテーマにした短編集だけれど、読み終えたあとは不思議と爽やかで、「じんわりよかったな」と思える一冊だった。
    前半は少し好みが分かれた。「潮騒」は人生を振り返る静けさや海の描写は美しかったものの、主人公の行動や心の動きに少し距離を感じてしまい、最後まで腑に落ち切らなかった。
    一方、「ヒア・カムズ・ザ・サン」はとても好きだった。15歳らしい不器用さで母親と向き合う姿がいじらしく、親子がお互いを思いやる気持ちが自然に伝わってくる。晩秋の夜空の下で交わされる会話と、聖歌を思わせる音楽が重なる場面はとても美しかった。母の死が確定しない終わり方にも救いがあり、読後感が温かい。
    表題作『その日のまえに』は

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    2026年06月28日
  • ステップ

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    綺麗なお話というか、、、
    人の嫌なところとか、欲望のところとか、
    悲しくて、苦しい小説を読むことが多いから
    こういう綺麗な話はいつもと違う感覚になる。

    まぁ総括すると
    「時間ってめちゃくちゃ大事」ってこと。
    何するにしても
    時間が大切で。
    死んでしまったら割と何も出来なくて
    人はみな、生きてる間に何かを残そうとする。
    それが物なのか、事象なのか、子孫なのか、なんでも良くって。
    人は生きた証をなんらかで残そうとして、
    そのためにはどれも共通して「時間」が必要で、
    大事なんだなって。

    作中、亡くなった朋子が出てくるシーンは思い出や
    空想シーン以外無いが、残された者である
    娘の美紀や、親である

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    2026年06月25日