重松清のレビュー一覧

  • あすなろ三三七拍子(下)

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    重松清氏では、胸が熱くなる作品が多い。
    この作品もまた胸が熱くなり、目頭が熱くななる。
    それと、今作品では、ユーモラスにも書きあがっている。
    さて、作品は
    中年男が、社長の出身大学の応援団を存続させるために
    リストラ存続の餌をぶら下げて、その課長を社会人入学させるところから始まる。
    応援団OB、チア、吹奏楽団と、ライバル大学応援団
    そして、顧問の准教授で繰り広げらえる「にあ」と笑えて、「くく」とほろりくる。面白く読むことができた。

    最後の1ページに
    「いつだって、誰かに応援されているんだ、誰かを応援しているんだ・・・、応援して、応援されて・・・、そうやって、みんなは生きているんだと、俺は思う

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    2017年11月24日
  • 希望ヶ丘の人びと(下)

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    久しぶりの長編!
    いいね。やっぱり重松清氏は!!
    テーマは、「家族」「青春」と同じなのだが、
    読み応えのある一冊(上下巻)だった。
    特に、下巻は一気に読んでしまった。
    近くに、中学の同窓会があるのだが、話中の同級生の話を読むと、これは行かなくちゃと思えてします。(笑)

    美嘉ちゃんも優しい、強くて優しいお姉さんだし、瑞雲先生は頑固だし、エーちゃんは破天荒だし、チクリ宮崎はどこまでもチクリ出し・・・

    みんな、どこかにいそうな人びとだった。

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    2017年11月24日
  • ブランケット・キャッツ

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    NHKドラマで。
    原作があったのね。読んでません。
    DVD出たらみることはお勧めします。
    シーズン2とか出ないかしら、、、。

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    2017年09月08日
  • 峠うどん物語 上

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    泣けます

    人前では読まないように!

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    2017年08月31日
  • みんなのうた

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    三浪して東大受験に失敗した主人公レイ子さん。傷心帰省の途中にバツイチママと、再会。久しぶりの家族との日は煩わしいがそれぞれの立場で仕事があると気づいていく主人公。

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    2017年08月27日
  • 赤ヘル1975

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    広島カープを作中で扱う作家からは、必ずと言っていいほどカープ愛が溢れている。それは作中で永川勝浩の劇場っぷりに苦言を呈する東川篤哉然り、初優勝時の熱狂を少年たちの群像劇を通して描ききる、本作然り。カープには広島県民にとっての「物語」がある。本作はフィクションだが、多くの広島人にとっての自己投影になっているのだろう。私は宮城県民だが、ここまで熱狂的に愛されるチームのファンであることを誇りに思うし、この物語を通じて、また赤ヘルが好きになった。

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    2017年08月17日
  • カシオペアの丘で(上)

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    苦しくて切なくて涙無しには…

    私、今年40歳になったんですけど…偶然この作品に出会いました。運命感じますよね。
    重松清さんの作品には、度々、私の人生の岐路でお世話になっていますが、今回も人生を考えさせられる作品となりそうです。
    アラフォー世代は職場の地位や責任、子育てや親との関係など、タダでさえ何かしらの悩みの種を抱えています。
    主人公は僕なんだろうけど、登場人物それぞれの人生が見え隠れする。イロイロと謎を抱えてストーリーが展開する所、実際に「最近知り合った人たち」の事みたいで目が離せなくなる。読み進めると、その人達と付き合いが深くなっていくかのように、少しずつ紐解かれていく。もう、自分が小説の中に居るのか現実なのか

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    2017年07月16日
  • また次の春へ

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    3.11後のやるせない思いが、読んでいて苦しかった。でも、前に進もうとする姿にあたたかい気持ちにもなれた。日本各地で今も地震が続き、当たり前が当たり前でなくなる日が私にも来るかもしれない。明日が来ること、春が来ることに感謝し、日々を大切に生きようと改めて気付かせてくれた本。

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    2017年07月03日
  • 峠うどん物語 下

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    淑子、中学三年生。
    お父さんに睨まれながらも、峠うどんの手伝いは続く。
    だんだんと歳を感じさせるようになるおじいちゃんとおばあちゃんの手伝いがしたいからであり、お父さんは、だからこそ店をたためばいいのに、と思う。

    上巻よりも、年輪を感じさせる話、身近な死の話も増えた。
    災害の記憶も、戦争の記憶も、体験した人が亡くなるとともに風化する。
    いろいろな物の終わりが多く語られる。
    榎本医院の院長先生と奥さんの話は、最高に良かった。
    みやま亭のアホボンの言い草には「食品業界終わった」と思った。(まあ、しかたないけど)
    源さんの憤る顔が目の前に見えるようだ。

    そして、淑子、初めて峠うどんの客になる。

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    2017年06月28日
  • 峠うどん物語 上

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    中学二年生の淑子は、おじいちゃんとおばあちゃんが営むうどん屋で手伝いをしている。
    うどん屋は、14年前に『長寿庵』から『峠うどん』に名前を変えた。
    目の前に、市営の斎場ができたからである。

    淑子の両親は小学校の教師だ。
    二人は…特に父親は、淑子が峠うどんを手伝うことを苦々しく思っている。
    中学生は勉強をするものだと思っているし、斎場帰りのお客がほとんどという特殊な空間に若い娘を置くのも良くないとも思っている。
    淑子を教師にしたいお父さんと、うどん屋を継いでほしいおばあちゃんの間で、淑子はただただ、うどん屋の手伝いが好きで出かけていく。

    お葬式やお通夜では、身内や近しい人には精進落としがふる

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    2017年06月28日
  • 赤ヘル1975

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    カープ優勝当時の時代背景をもとにカープと広島について書かれた物語。
    東京から引っ越してきた「よそもん」のマナブくんが広島県民の拠り所ともいえるカープを、そしてかつて原爆の落とされた広島という土地と人間性を理解していく。

    そこには様々な物語があり、マナブ君の家庭事情、友達の事情、少し謎めいた少女の事情など多くの出来事が描かれている。
    子供の事情もあれば大人の事情もある。
    マナブ君にとっても周りの人にとってもきっと忘れられない、青春の1ぺージがそこにはあったのだろうと思える。

    すごく個人的な感想になるが広島の人情味溢れるところはすごく好きである。
    今年もカープは強く、ファンの一人としてはこのま

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    2017年09月17日
  • 青春夜明け前

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    「親友」という言葉が苦手です。親しい友だちから「私の親友」と言って紹介してもらうのはこのうえなく嬉しいことですが、私自身が誰かに友だちを紹介するときに「親友やねん」とは言えない。親友というものは、双方の気持ちがそのように一致している場合にのみ成り立つものだと思うから。だから、使っていい言葉なのかどうかがわかりません。なのに本作を読むと、「親友」という言葉を使いたくなります。いや、大切すぎて、ますます使えなくなるか。

    「男子の、男子による、男子のための(女子も歓迎!)、きらめく7編の物語」というキャッチコピー。小学生、中学生から高校生にかけての10代男子の頭のなかにはエロしか無し。電車内で広げ

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    2017年05月10日
  • ゼツメツ少年

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    重松清さんの小説は優しさがある

    とても悲しい物語ですが、温かみがある小説です。いつもの重松風の展開ですが、こういう小説って重松清さんしか書けないでしょうね。最後の結末も良かった。現実問題として、こうして虐められた子供達が、気楽に避難できたり逃げる事を認めてあげる国になれたらいいのに。別に学校に行かなくても良いって事を教えてあげたい。

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    2017年04月22日
  • ファミレス 上

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    映画も見たけど原作の方がきちんと書き込まれていてだいぶいいです。

    少し未来の自分の置かれている状況を想像しながら考えさせられながら読みました。

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    2017年03月17日
  • ゼツメツ少年

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    劇中劇のような不思議さ。追い詰められゼツメツが見えてしまった彼らの痛みと辛さに胸が苦しくなる。哀しい物語ではあるが読者に問いかける素敵な作品でした。
    あらすじ(背表紙より)
    「センセイ、僕たちを助けてください」ある小説家のもとに、手紙が届いた。送り主である中学二年のタケシと、小学五年の男子リュウに女子のジュン。学校や家で居場所をなくした三人を、「物語」の中に隠してほしい。その不思議な願いに応えて彼らのお話を綴り始めたセンセイだったが―。想像力の奇跡を信じ、哀しみの先にある光を探す、驚きと感涙の長編。毎日出版文化賞受賞。

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    2017年02月25日
  • あすなろ三三七拍子(下)

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    おやじによるおやじのための若者とともに歩む、あつーいヒューマンドラマ。廃部危機にある応援団部を救うべく、一人のおやじに白羽の矢が。藤巻大介、あすなろ大学応援団長として出向を命ずる!?応援団OB会長でもある勤務先の社長より言い渡された理不尽な社命。フツーのおやじが、学ラン姿に身をつつみ織りなす学生生活と応援団の結末は。。泣きあり、笑いありの一気読み間違いなし、重松節炸裂の人生の応援歌。きっとあなたも一生懸命誰かを応援したくなるファイブすたー作品ですよー。

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    2017年02月12日
  • 峠うどん物語 上

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    葬儀場のふもとで経営しているうどん屋の孫娘が、
    葬儀場の参列者に関わって色々学ぶお話。

    亡くなりゆく人と遺されゆく人との間には
    様々な関係があって、
    必ずしも「悲しい」感情だけではない。

    テーマは中々重いけれども
    登場人物が皆明るい性格のためか、
    作風が暗いトーンというわけでもなく、
    すいすい読み進めることができた。

    子供に限らず大人も答えが分からない問題もある。
    「答えをすぐに出そうとしてはいけない」といった
    文意の言葉が、「室町無頼」から
    続けざまで出てきてちょっとビビる。

    下巻も期待。

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    2017年01月04日
  • ゼツメツ少年

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    久々の重松清作品。「その日のまえに」を読んで号泣したのでこれも泣いてしまうかと思ったけど、かろうじて耐えた。

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    「センセイ、僕たちを助けてください」ある小説家のもとに、手紙が届いた。送り主である中学二年のタケシと、小学五年の男子リュウに女子のジュン。学校や家で居場所をなくした三人を、「物語」の中に隠してほしい。その不思議な願いに応えて彼らのお話を綴り始めたセンセイだったが―。想像力の奇跡を信じ、哀しみの先にある光を探す、驚きと感涙の長編。毎日出版文化賞受賞。
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    大切なのは想像力。信じることも想像力。この作品は

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    2016年10月11日
  • 娘に語るお父さんの歴史

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    30代で、自分の子供が不安なく育つために何を伝えようかと思った時に見つけて手に取ってみました。

    年代は微妙に合致しないものの、自分世代が学校や親からうけた教育なり価値観の根底にある思想は何か、ヒントを与えてくれるような内容に感じました。

    戦後にテレビが果たした役割や、こんにちは赤ちゃんとパパママ呼称、核家族、中流意識、標準世帯と欠損家庭、生産社会、ウルトラマンに見る正義、3分間、全力疾走できる幸せ、等のキーワードから、自分を育ててくれた世代には、確かに科学の進歩が、それが対価としての悪を生んだとしても、未来への希望をもたせてくれる、そういう世の中だったのかなと思いました。

    明るい未来を描

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    2016年09月04日
  • とんび

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    不器用で人情味溢れる愛すべき父親像 主人公のヤスさんは結婚して息子のアキラにも恵まれ、幸せな生活を送っていた。そんな中、アキラを助けるために母親が亡くなり、1人ヤスさんが子どもを育てることになる。悪戦苦闘しながら一人息子を立派に成長させていく不器用な父親の姿、周りの支え、様々な家族愛が描かれる感動作。

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    2026年01月02日