あらすじ
地獄の合宿を終え、『団』として成長した団長・大介と三人の団員たち。しかし初陣直前、鼓手・健太の父が危篤に陥る。軋轢を抱えながら向き合う父子に、オヤジ団長・大介が伝えられることはあるのか。誰かを応援すること、誰かの思いに真剣になること、応援とはいったいなんなのだろう――。人生の岐路に立つ若い団員たち、重い荷を負う同い歳たち、そして同じ時代を生きるすべてのひとに、届け、オヤジの応援歌!
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Posted by ブクログ
重松清氏では、胸が熱くなる作品が多い。
この作品もまた胸が熱くなり、目頭が熱くななる。
それと、今作品では、ユーモラスにも書きあがっている。
さて、作品は
中年男が、社長の出身大学の応援団を存続させるために
リストラ存続の餌をぶら下げて、その課長を社会人入学させるところから始まる。
応援団OB、チア、吹奏楽団と、ライバル大学応援団
そして、顧問の准教授で繰り広げらえる「にあ」と笑えて、「くく」とほろりくる。面白く読むことができた。
最後の1ページに
「いつだって、誰かに応援されているんだ、誰かを応援しているんだ・・・、応援して、応援されて・・・、そうやって、みんなは生きているんだと、俺は思う」
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おやじによるおやじのための若者とともに歩む、あつーいヒューマンドラマ。廃部危機にある応援団部を救うべく、一人のおやじに白羽の矢が。藤巻大介、あすなろ大学応援団長として出向を命ずる!?応援団OB会長でもある勤務先の社長より言い渡された理不尽な社命。フツーのおやじが、学ラン姿に身をつつみ織りなす学生生活と応援団の結末は。。泣きあり、笑いありの一気読み間違いなし、重松節炸裂の人生の応援歌。きっとあなたも一生懸命誰かを応援したくなるファイブすたー作品ですよー。
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下巻は泣いたー!感動シーン多すぎる!
個人的にはケイガクのベケちゃんとハカセのコンビが好き!
玲奈と善彦のその後ももうちょっと知りたかったなぁ…。でも良い物語でした!押忍!!
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青田赤道と冨田・北口の南河内大学とは様子が違います。
重松さんには「流星ワゴン」でやられて以来、ずっとやられっぱなしです。青田赤道と冨田・北口の南河内大学とは様子が違いますが、あすなろ大学の弱小応援団を率いる45才サラリーマンの苦節に涙を誘われずにはいられません。これ映像にしたらおもしろいだろうな〜と思って知り合いに話すとなんともう「剛力アヤメさん」でドラマになったそうではないですか。調べてみるとあまり評判が良くないようで…確かに、このストーリーについてこれるのはちょっと古い世代なのかもしれません。
それにしてもエンドの応援風景、リーダーと学生たちの掛け合いの様子など、ワタシの大学生時代を思い出して懐かしく感じました。
追記
動画サイトで「あすなろ三三七拍子」を見てみました。やっぱりワタシたちの年代にはこたえられない懐かしさがあります。何度も手ぬぐいで涙をぬぐってしまいます。菊池桃子さん!なんて可愛くって、ちょっとボケの入ったいい奥さんなんでしょうね。
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後半、涙が止まりませんでした。
藤巻団長のメッセージ、「誰かに応援され、誰かを応援できる」人生は素晴らしい。最初は「バカバカしいこと、無意味なことを一生懸命にやるって、なんか感動するなぁ」程度に思っていたけど、応援は、深いですね。究極の応援は「祈り」ですね。とても、尊いものだと感じました。
応援団のありかたや、体質に批判的な意見があるのも事実で、そのあたりも作中にはしっかり組み込まれていて、単なる応援団賛美でないところも良かったです。
Posted by ブクログ
男気満載でした。
でも、女子だって負けていません!
男も女も、応援したいし、して欲しい。
そんな一途な想いが直球で届きました。
笑って泣いて、重松節炸裂です!
Posted by ブクログ
読後感が最高に気持ちいい。自分以外の誰かを応援するということは、自らの意識も高めることに繋がると思う。そして応援できる者は、違う誰かからも応援される。人の繋がりって本当に素晴らしい。それを教えてくれる物語だ。
テレビドラマも原作のイメージを壊さずいい感じである。笑えて泣けて、勇気ももらって。ちょっと気になるのは、このレビューに山下正人さんがいること。本当にあの山下さんなんですか?
Posted by ブクログ
いろいろな問題があって、それぞれにすっきりした決着はつかないんだけれど、どれも未来を感じさせる。
ラストもそんな終わり方で、描かれていない続きを想像するのが楽しいです。
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電車の中で泣いてしまいました。
爽やかな涙でした。
誰かのために熱くなれること、そんな想いを持つことってなかなか無いけど、今後、そんな気持ちになるのかなって楽しみです。
あとがきも、なかなか泣かせてくれる!
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オトナの人生には確かにつらいことのほうが多い。だかつらいことばかりでは、ひとは生きていけない。
オトナがオトナに捧げる応援とは、つらいことだけじゃないんだぞ、いいことだってたまにはあるんだぞ、と言いつづけることなのかもしれない。
この言葉にグッときた!自分も頑張ろうと思えた作品です。
Posted by ブクログ
団員それぞれに重荷があって、京浜学院の応援団にもいろいろあって。みんなそれぞれに良い所も悪い所もあって、みんな頑張ってるね、私も頑張ろう!オー!!!
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やヴぁい、ちょっと涙が・・・・・。
これでもか、と感動てんこ盛りのラストシーン。
誰かを「応援」し、そして誰かに「応援」される。
良いじゃないですかぁ~。
Posted by ブクログ
無条件でひたすらに誰かを応援し、誰かに応援される。そんな人生を送りたいと思った。
そして何よりこの物語を読み終わった後に読んだ、作者のあとがきが最高なのだ。重松さんと斎藤さん(まさか実在するとは)の関係に思わず笑みが溢れてしまう。
Posted by ブクログ
上巻も泣けたけど下巻も更に山場があって泣ける。
悪人が一人もいないし、読後も気分よい。
重松作品は初めてだったけどほかの作品も読みたいな。
ドラマも面白かったな。キャラクターと俳優さんがあっていると感じました。
Posted by ブクログ
自分の事を一生応援してくれる人に出会ってくれ!自分が一生応援したくなる人に出会ってくれ!
読みながら不覚にも二度泣いて、一度潤んでしまいました。
それにしても作者 重松氏は泣かせるのがうまい。
Posted by ブクログ
面白かった!
非現実的な設定にもかかわらず、最後はほろりとくるヒューマンストーリ
オヤジ世代の応援歌です。
そして、下巻ではいよいよ重松さんの本領発揮!
健太の父の危篤に対して、その最後の瞬間に応援団がとった行動。
熱い物が感じられます。
また、OB山下の帰郷に伴う斎藤との確執。さらには斎藤の仕事上のトラブルに対する対応などなど。
オトナの社会で生きる事とは?を見せてくれます。
そしていよいよクライマックスへ。
ケイガク応援団との揉め事から発生した合同応援練習。これもベタベタな展開ですが熱くなります。
そして、ケイガクとの秋の定期戦。これが大介の最後の応援とります。
ここでの善彦の行動や健太のメッセージ、沙耶のメッセージに心打たれます
そして、最後の大介のメッセージ
熱くなりました!
とういことで、ハチャメチャなストーリ展開、コメディタッチでありながらも、最後の最後は熱い言葉で締めくくりました。
押忍!
Posted by ブクログ
若者とオヤジ達の熱い物語。
熱い話は嫌いじゃない。嫌いじゃないけど、ちょっと出来すぎ?
それでも、もう一回、自分もがむしゃらに頑張りたくなる一冊。