重松清のレビュー一覧

  • 希望の地図2018

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    重松清さんのわかりやすい文章と自分が上手く言葉にできない感情をスッキリ表現してくれる感じが存分に発揮されていました。

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    2025年08月07日
  • きよしこ

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    吃音の「少年」の、飲み込んだ言葉、諦めた言葉、飲み込んだ気持ち、諦めた「伝えたいというコミュニケーション衝動そのもの」、そういった切ない場面が丁寧に温かく描かれて泣けた。
    6歳から18歳までの年月を通して、出会い別れたできごとや地域や個性的な人々とのエピソードを通じて、「伝えることを諦めない」少年の成長を感じて、目頭がジーンと熱くなる箇所が何ヶ所もあった。

    とくに、「どんぐりのココロ」の酔っ払いのおっちゃん、卒業お別れ会のお芝居の話、鈍感すぎて優しいツッパリのゲルマの話などがどうにも切なく涙がこぼれそうになった。

    ちなみに、地の文は少年を「きよしは」と書かずに「少年は」と表現しているのが独

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    2025年08月07日
  • はるか、ブレーメン

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    店頭に並んでいるのを見て手に取った1冊。

    設定がとても面白いと思った。
    走馬灯の絵師って何?から始まり、思い出とは何か、記憶とは何かを考えさせられた。
    自分が最後に走馬灯を見るとしたらどんな走馬灯だろう。
    自分が見る走馬灯が『自分の人生色々あったけど悪くなかったじゃん』と思えるとような人生にしたいと強く感じた。

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    2025年08月04日
  • ナイフ

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    何故人はイジメをするのか?
    何故人はイジメられても親に言わないのか?
    これは当事者で無いとわからない事なのかなぁ。
    ナイフとキャッチボール日和は突如始まる絶望的なゲーム。家庭内に問題は無いのに子供が標的にされ教室の中でゲームは日常化されて参加者達は貪欲だ。そしてどちらも別の場所で起きている事と重ねて合わせる事でエールを送る。彼等や彼女を救う事が出来ずにいる親達もそしてもっともっと傷つき精神的に肉体的に追い詰められていく彼等を浮かび上がらせている点が凄い。
    エビスくんは長編小説を読んだ気分になった。私の1番好きな作品である。松重清のあとがきを読んでもわかる様にSに向けた言葉がはみ出た作品だったよ

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    2025年07月31日
  • ファミレス 下

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    昔と違い、離婚なんて珍しくない時代になった。娘達が、大学生になって、パパは、ママと2人で大丈夫?て心配されました。子どもたちの、教育費とかでお金がない、ないでよく喧嘩ばっかり、してたからなぁ。夫婦2人の暮らしが始まった。付き合って、手を繋いで歩いていたら、その間に子ども達が誕生した。でも、その子ども達も、寂しいけど、大人になった。つぎは、孫かなあ?頑張ろ。他人事ではないと、気になりながら、どうなるんだろう?とハラハラしながら読みました。

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    2025年07月27日
  • せんせい。

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    中学生のころ、この短編集の中の「にんじん」という話が国語のテストで出題された。それを機に、読んだ

    「にんじん」を初めて読んだのは、高校生のときだが、あのときの嫌な気持ちは覚えているし、最後の工藤の言葉も覚えている。
    こんなにも、いじめる側の気持ち、嫌がらせをする人の気持ちを克明に描くのか、しかも短編で。

    謎の痛快さを楽しんでいるんだな、という冷静な気持ち。しかし、その代償にいつか罪の意識を背負い続けることになる事実を、「妻の出産」という尊い瞬間に感じるあたり、「嫌だな」と感じた。

    そして、これをテストの題材に選んだ先生の意図はあったのだろうかと考えられずにはいられない。

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    2025年07月26日
  • きみの友だち

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    初重松清。
    ずっと誰目線?って思っていたが、終章で納得。
    どの章も、ヒリヒリする感情になる。
    恵美ちゃんと弟のブンちゃんとその友だちをめぐる話が交互に語られる。
    短編連作形式はおもしろかった。
    花いちもんめでは、涙が止まらなかった。

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    2025年07月24日
  • 木曜日の子ども

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    真綿で首を絞められる、という表現がぴったりな作品。
    読んでいる間は常に不安感に襲われ、どこにも逃げ場がないような
    ジワジワと追い詰められていくような気持ちを存分に味わうことができます。

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    2025年07月24日
  • 口笛吹いて

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    負けた人の小説。重松清は負けた人を描くのが上手い。

    「口笛吹いて」と「春になれば」がよかった。

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    2025年07月23日
  • ファミレス 上

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    この本の内容の世代と同じなので、すごーく、考えさせられました。今、ちょうど、子育てが終わって、2人で生活するようになりました。嫁の話や、食べたいものとか、したい事を聞いて、介護や老後の生活に備えて行きます!

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    2025年07月23日
  • 流星ワゴン

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    父子の物語。様々な親子のコミュニケーションの難しさが描かれている。

    一瞬一瞬を大切に、今思うことをしっかり伝えて行こうと思った。

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    2025年07月21日
  • 小学五年生

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     小学五年生の『少年』の視点で見た様々な出来事を追体験できる短編集です。

     主人公は小学五年生の『少年』。途中で名前が判明することもあれば、記載がないこともあるけれど、『少年』たちは彼らなりのルールと感性と感情と行動をもって、その一瞬一瞬を生きている。全十七編の短編は、一作一作は短いものの、どれも濃厚に『少年』の姿を描き出す。時に驚くほど鋭く世界を捉えたかと思えば、くだらないことに悩み、自分ではどうしようもない大人の事情で振り回され、自分の気持ちを持て余す――小学四年生までのような子どもではなく、中学生や高校生やそのもっと先のような大人でもない、等身大の『小学五年生』の彼らが見る世界を、垣間

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    2025年07月20日
  • ブランケット・キャッツ

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    少し時代が違うかなあと感じるところもあるが、どの話も楽しく読めた。その後が気になる終わり方もあるが作者がいうように、希望を見出だせる作品でした。

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    2025年07月20日
  • ビタミンF

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    なんかしみじみしてよかった。特に母帰ると、かさぶたまぶた
    30代の働き盛りの男性の家族の短編集。様々な年代の人が読んでそれぞれの心模様にあるあると思っただろう。

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    2025年07月19日
  • ナイフ

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    いじめをテーマにした5編からなる短編集。
    いじめの描写があまりにリアルで過酷なため、何度も読むのをやめそうになったが、それでも最後まで目を背けずに読み切るべきだと感じた。
    いじめという重く深刻なテーマを扱うにあたっては、安易にぼかすのではなく、このくらいの重さがむしろ適切なのかもしれない。

    各短編ごとに視点が変わり、いじめを受ける本人だけでなく、苦しむ父親や見守る幼馴染など、立場の異なる人物たちの目を通してその実態が描かれる。それぞれの視点にリアリティがあり、多面的な痛みと向き合う構成になっている。

    すべての物語がスッキリと終わるわけではなく、かすかな希望が見えつつも、根本的な解決には至ら

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    2025年07月18日
  • 星のかけら

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    重松清ってほんとに複雑な年頃に差し掛かる子供の心情を描くのが上手すぎる、、
    生きること死ぬことを深く考えさせられた。私や家族、愛する人達が今を生きていることって確かに奇跡だし、生きているからこそ未来があるということや死んでしまったらなにもかも終わっちゃうこととか、主人公達と一緒に実感していくことが出来る本だった。今を一生懸命生きたい。毎日が愛おしいなと感じた。

    「毎日毎日、昨日とは違う一日が待っているなんて、ほんとにすごい。
    心の中でつぶやいて、ああそうか、とうなずいた。生きてるって、なんか、すごい。」

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    2025年07月17日
  • 峠うどん物語 下

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    主人公の淑子も高校受験を控える中学3年生になった。
    勉強の合間を縫って祖父母のうどん屋を手伝っている。
    市営斎場の真ん前にある店は、常連客が来るのではなくて、通夜や葬儀が終わった人が訪れる。
    そういう人たちを相手に接客している淑子は、人の死というものを自然と考えるようになっていったようだ。

    第十章 アメイジング・グレイス

    この章では、淑子の高校受験当日に、同じ学校の同級生が投身自殺をする。

    初めて人の死を弔う事に参列する淑子の心情が、とても良く描かれていて、私もちょっぴり辛くなったとともに、下巻では淑子の成長が感じ取れました。

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    2025年07月16日
  • ステップ

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    ネタバレ

    寂しさや悲しさに目を背けないで向き合うからこそ優しく強くなれる。
    みきちゃんが素敵な子に育っていく過程にほっこりした。
    義父の懐の深さが心地いい。家族っていいなあと思えた一冊。

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    2025年07月09日
  • はるか、ブレーメン

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    走馬灯の絵師がいたらいいなーと思えた。
    人の記憶に残れるって嬉しいことだし、近くの人の記憶を見るのは怖いかも。
    大切な記憶がいい記憶とは限らないってことが1番印象的だった。苦い思い出、後悔のある思い出があるからこそ、真っ当に生きることができる、と言うのも印象的。

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    2025年07月09日
  • くちぶえ番長

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    2025年20冊目「くちぶえ番長」

    弱いものいじめが大嫌いで、ぶっきらぼうだけど優しい――そんなマコトのような子がクラスにいたら、きっとこの本のように教室の空気は変わるんだなと思いながら読みました。
    高学年を担任するときに、学級文庫に置きたい一冊です。1時間ほどでサクッと読める本です。

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    2025年06月30日