重松清のレビュー一覧

  • ステップ

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    寂しさや悲しさ、様々な生きづらさは、避けたりするものではなく、抱えて付き合うもの。
    そうやって、人は人に優しくなれる。

    自分自身も沢山の人に優しくされて育ってきたのだと思い出させてくれて、色々な人の顔が浮かんだ。

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    2025年01月20日
  • カモナマイハウス

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    家という媒体を通じて区切りについて思いを寄せる作品でした。物や場所に対しても思い入れや感情の動きを覚えるということは当たり前のようで、人間の不思議な習性であるなと思いました。この感覚こそが幸せに生きたということの証なのかと思います。

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    2025年01月19日
  • 青い鳥

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    悩みを抱えるひとりぼっちの生徒のもとに、フラッと現れる先生の話
    進路は北へが特に好きだった。
    学生時代のみんなと一緒がうまくできなくて苦しかった自分と重ね合わせながら読んだ

    そばにいること

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    2025年01月18日
  • 一人っ子同盟(新潮文庫)

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    昭和の、まだ一人っ子や鍵っ子が、『ふつう』ではなかった時代の少年少女のお話。
    ノブもハム子もオサムも、みんな幸せになってほしいなあと思う。

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    2025年01月17日
  • 疾走(上)

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    まさにとてつもない速さで読み進んだ。
    短く濃密な人生はまさに黙示録的であり、田舎で生まれた自分と少し重ねてしまいそうであった。
    愛せる人、ふたりでいてくれる人がいることをありがたく思う。

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    2025年01月16日
  • 十字架

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    男子大学生と男子高校生の父親、50歳で読んだので、あのひとの気持ちを想像しながらの読本となった。何が正解かはわからないが、登場人物の気持ちを考える行為が大切と思う。

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    2025年01月16日
  • 十字架

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    描写うますぎえ、登場人物の気持ちが伝わって来すぎて、とてももやもや(良い意味で)した。
    十字架を無理やり背負わされていた主人公が、いつの間にか自分の希望で十字架を背負っていた。これは成長なんだろうな。

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    2025年01月15日
  • くちぶえ番長

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    子供向けのお話だけど、大人になった人こそ読んで欲しい。やさしい文章なので疲れてる日でも読める。
    プロローグとエピローグが本当に最高。プロローグを読むだけで一気にグッと物語に惹き込まれる。自分が子供のころはどうだったかな〜とか、こんな子がいたな〜とか、普段あまり思い出さなかったことを思い浮かべながら読んだ。子供のころってみんなといるあの時間が永遠に続くような気がしてたけれどそんなことはなくて、卒業したら会わない人はきっともう2度と人生が交わることもなくて、大人になってしばらくしてから、ちょっとあの頃が恋しくなった。

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    2025年01月14日
  • ポニーテール

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     再婚同士の夫婦とそれぞれの娘たち。
     4年生のフミと6年生のマキのやり取りはなんとももどかしく切なく、それでいて温かい気持ちになれた。
     潤滑油のように家族を執り成し、見守るネコのゴエモン二世。

     家族ひとりひとりが悩んだり戸惑ったりしながら心を通わせていく良い作品でした。

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    2025年01月05日
  • かぞえきれない星の、その次の星

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    短編集。子どもが出てくる物語が多くて、寂しさや切なさを感じながらも、読み終わりはあたたかい気持ちになりました。

    特にコスモスが好きです。子どもの成長を喜びつつ、自分から離れてしまうことの寂しさも感じる。私も子育てしている身なので、共感する部分がありました。この親子とコスモスの様子が目に浮かびます。

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    2025年01月05日
  • ロング・ロング・アゴー

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    ■サマリー
    ・心の中で考えていることが文字になっている。
    ・短編8つで構成される人のつながりを示す小説。
    ・おもしろいのは最初と最後のお話が関連を持つ
     こと。

    ■感想
    こういうこと、心の中で考えることがあるなぁということが文字として
    表現されている。これには重松さんの小説を読んだ人にしか分からない驚きと感動がある。
    心情を巧み表現しながら8個の短編で構成された本書。
    正直、最初と最後の物語以外は感情移入しなかった。
    ただ、最初の「いいものあげる」と最後の「再会」は特別で、子ども時代の心の動きと大人になったときのそれとの微妙な違いが、どうしてこんなにうまく表現できるのかと唸ってしまう。
    小学

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    2025年01月02日
  • 青い鳥

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    みんなと一緒でないと不安だもんな。
    いじめって、そんなことがきっかけなのかもしれない。1人にならないために。
    自分がたいせつだと思うことでも、他の人が賛同してくれないと不安だし、意見を曲げてしまうこともあると思う。
    そばにいることって、とてもたいせつだと思いました。
    村内先生は、そばにいるべき生徒と向き合うために非常勤の教員としてあらわれる。村内先生しか向き合えない仕事なのだと思う。
    村内先生も過去に生徒として、そんな先生との出会いがあったのかもしれない。

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    2024年12月29日
  • きよしこ

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    重松先生の個人的なお話だからこそものすごくリアルでものすごく伝わりました。
    転校はただでさえ苦労が絶えない環境なのに、さらに吃音を背負った自分と生きていかなければいけない。
    自分なら耐えられるのだろうか。どうやって対処するだろうか。
    心を強くしないとうまくやっていけないだろうな。
    自分らしいやり方で生き抜いてきたきよしに拍手を送りたい。
    この経験値があるからこそ数々の素晴らしい作品が書けるのだろうな。
    一人でも多くの何かを抱えている若者の心に届きますように。

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    2024年12月24日
  • 十字架

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    自殺が起きたクラスの描写は、実際の出来事を見ているかのようにリアルで生々しい。いじめた人と傍観者たちの様子には、胸糞悪さと憎しみを抱きながらも、当事者でない私に責める権利はあるのかと躊躇させられる。

    周りの人たちは時が過ぎると共に少しずつ忘れてしまう。でも遺族は決して忘れない。忘れられるわけがない。フジシュンの存在が忘れられてしまうこと、なかったことにされてしまうことが遺族にとってどれだけ辛く悲しく苦しいものであるかは想像に難くない。しかし、時間にしか解決できない昂った感情が最後に垣間見えた気がした。

    どうしようもない怒りを主人公に振り翳してしまうフジシュンの弟や「あのひと」には、同情しな

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    2024年12月21日
  • 季節風 秋

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    個人的には、オニババと三人の盗賊が好きだった。どの話も必ずハッピーエンドで終わるわけではないが、その先のことは読者のイメージに委ねてくれるような終わり方が好き。人生にはさまざまなフェーズがあるけれども、いつの時も今が一番だと思えるような生き方ができれば良いなと思った。

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    2024年12月18日
  • 赤ヘル1975

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    ネタバレ

    今まで読んだ重松清さんの作品と比べると好きな方ではなかったが、原爆の話は読む価値あり。ハッピーエンディング好きなので、終わり方が切なくて残念。

    ちょうど被団協がノーベル賞を受賞して、被爆者の声を聞いて、世界が原爆について改めて考えるタイミングだったので、この本を読んで良かった。

    カープの話はあまり興味がなかったので、その部分が長く、読むのに時間がかかりました。30年前はずいぶん野蛮だったのだとびっくり。

    原爆、カープ以外にも、マルチ商法、片親、中学生男子の友情など、色々盛りだくさんな内容。子供達にも勧めたい本。

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    2024年12月15日
  • 疾走(下)

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    ネタバレ

    ずっと暗い描写が続く。読むのが辛くなることもあるが手が止まらない。
    報われて欲しいと祈りながら読んだ。読後は寂しい。
    家族の愛と適切な教育がいかに大事か。

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    2024年12月13日
  • みぞれ

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    ネタバレ

    命とか人間関係を題材にした短編集。
    あとがきにもあったが、どれもわりと地に足がついていて空想ではないリアルなお話しだった。

    個人的に刺さったのは、架空の息子と飼い犬をめぐる「石の女」と老齢の両親を故郷にかかえる「みぞれ」の二つ。

    前者の面白さは社会的には少し古い考えかもしれないが跡継ぎを欲する両親からの抑圧や子供がいて当たり前という中での不妊夫婦の生きづらさが妙なリアリティがあってモヤっとするところ。

    後者は完全に自分を投影してしまったが、脳梗塞で後遺症を持つ父とそれを支える母の老老介護のあり方と思い通りにならない苛立ちと少しの虚しさがすごく刺さった。

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    2024年12月05日
  • くちぶえ番長

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    ノンフィクションだからか、小学四年生ってこんな感じだよねというのがなんか懐かしかった。登場人物みんなクラスにいそうで想像ができたし、小学生向けの本だからどんどん読み進められた。

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    2024年12月03日
  • ナイフ

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    巻末にある、如月小春さんの
    「巷の勇者たちへ」
    が、私の感想と重なっている。

    子供のいじめを
    これでもか、炙り出しつつ、
    その視点は父、母、教師、
    いじめる側、いじめられる側、
    同級生、
    それぞれの
    想いもしっかり描き、
    それが重松清さんの
    フェアな向き合い方だ、と。

    短編小説集でありながら、
    エビスくん、は
    特に長編のような時の流れと重みを感じた。友人を亡くした重松清さんの経験と喪失を乗り越えるべくして書かれたという。

    やっぱり、好きだ!
    重松清さんの作品は
    読後感がよく、
    心に少しだけ足跡をつけてくれて、
    明日は、少しだけ上手に自然に笑えている自分が見えるのだ。

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    2024年12月01日