重松清のレビュー一覧

  • 卒業

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    精神的な成長を経て、区切りをつけて次の機会ステップへと進むことを「卒業」と表現している。

    その意味で、自分のこれからの人生も卒業続きであろうと思うし、そうしていかねばならない。

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    2024年05月25日
  • めだか、太平洋を往け

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    定年退職をしたアンミツ先生が主人公なのですが、前半は些細なことに腹を立てたり、嫌味を言ったりしていて、読んでいてストレスを感じていました。「老害」って言葉が頭の中を横切る。そんな感じでした。
    ただ、翔也との関係性が深まり、彼が人間として成長するにつれ、アンミツ先生は優しく、深く、涙もろくなっていく。物語もズンズンと面白くなる。
    一冊を通して、深い感動があり、子育て世代の私としては深い学びがある。そんな小説でした。
    ありがとうございました。

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    2024年05月24日
  • 赤ヘル1975

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    広島に転校して来た中学生の話の上にカープや戦争の話が折り重なっていて、何冊か読んだ様な読後感。
    「こんなは」という方言、知らなかった。今はもう使われないのかな…?

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    2024年05月06日
  • 疾走(上)

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    上巻というか、単行本で読んでるんだけど、半分越えたからここで。

    ヤクザとの絡みのへんから、急展開。
    ページをめくる手が速くなり、というかムナクソ悪くて流し読み。

    なんでこんな物語書けるんだろう?

    著者はどんな人生を歩んできたのか?

    ただの創作?そうとは思えん。

    盛者必衰の理をあらわす?

    今の俺って最低の人生だな、って思ってたけど、そんなに悪くは無いのかも?と思えてきた。

    それほど俺の絶望?の人生に深く突き刺さるものがある。

    結末が楽しみだ。

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    2024年05月03日
  • 小学五年生

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    小学5年生、という、まだまだ子どもだけれど大人への入口に足を踏み入れる年頃の少年たちが主人公の短編集。
    どの話も子ども時代を思い返して切なくなったり恥ずかしくなったり。
    我が子を思うと、こんなに繊細なことを考えたり感じているのか?感じてないよね!と思ってしまったけど、思い起こしてみれば自分もこのあたりから中学時代くらいは一番わかってる感があったかもしれない…

    母親としては、お母さんのお見舞いに行く少年の話が良かったな…バス運転士さんというちょっと怖く感じる大人との交流、気にかけつつもおせっかいすぎない運転士さんが良かった。

    まさに小学5年生、な娘にも読んでもらったけど、これは当事者世代が読

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    2024年05月02日
  • 季節風 春

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    普段はミステリーばかり読んでいる私には新鮮な作品でした。
    家族のエピソードには自分も親を大切にしないといけないな…とほんのり心が痛くなりました。

    1番好きだったのは【せいくらべ】でした。
    自分も長女なので、子どもなのに大人みたいに気を遣うお姉ちゃんの気持ちは私もよく分かったし、だからこそ隣のお姉さんの優しさに涙が溢れた。

    優しい気持ちになれる素敵なお話ばかりでした。
    もう少し季節が進んだら、夏編も読んでみたいです。

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    2024年04月30日
  • カシオペアの丘で(下)

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    「許されたくても許されない人生と、絶対に許せないという気持ちを持ち続けて生きる人生のどっちが辛いか」。

    難しい…
    でも前者は自分に選択の権利がないのに対して、後者は許すか許せないか選べるんですよね。

    トシは、自分の母親を寂しい人生だったと言いました。
    それはシュンやクラセンを許せないまま亡くなったから。
    心の底ではゆるしてやりたい相手を、ずっとゆるさないまま生きていくのは寂しいことだから。
    誰かを憎んだり恨んだりするのを支えに生きるのって、それはやっぱり寂しいことだから。

    本当にそう思います。
    自分自身悔しい思いをして、ある人を強く憎む気持ちがあります。
    でも、その気持ちだけで生活するの

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    2024年04月24日
  • カモナマイハウス

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    空き家の数だけそれぞれの家族の歴史が沢山詰まっている。昨今、空き家の増える中
    この空き家問題は今後大きな社会問題にもなる事だと思う。
    物語に登場する個性的な女性陣からも学びがあり年齢を重ねれば重ねる程、人生をいかにシンプルに楽しむ事の大事さに気づいた作品でした。
    『出会った人は皆んな何かを教えてくれる先生』年齢に関係なく出会いも大事にしたいものです。

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    2024年04月23日
  • みんなのうた

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    都会生まれの都会育ちで地元から離れて暮らした事のない自分には過疎化の進む田舎の生活は感覚として理解し難いものがあったが、人の優しさ、家族の温かさは心に沁みた。
    とくに『エラジンさん』の話しは良かった。ほんとうのエラジンさんとはどんな人なのか、地位や学歴、収入じゃないよね〜

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    2024年04月20日
  • カモナマイハウス

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    久しぶりの重松清さんの小説。空き家問題、介護、夢に向かって励む30過ぎの息子など現代社会を反映している。みちるさんのことを盛り立てるセブンの教養の深さに驚いた。

    私も実家の空き家問題に直面しているので、切実。子供が大変な思いをしないように私の代でスッキリさせようと思っている!

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    2024年04月20日
  • みぞれ

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    短編集で読みやすい。日常の何気ないできごとの中に深い物語が存在する。とても心に染みる作品ばかりである。

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    2024年04月13日
  • あの歌がきこえる

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    どストライク!音楽もしきたりも人間たちも空気も雰囲気もすべて私が過ごした青春時代と同じだった。育った場所が違うだけで、体験したことも目標も瓜二つ。まるで各年代の自分のアルバムを見ているよう。涙が溢れるような感動こそなかったが、大きな共感を覚えた。ありがとう!重松清さん。

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    2024年03月29日
  • せんせい。

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    誰もが、一番身近な大人を“せんせい”と呼んだ日々を過ごしてきた。
    そのなかには、イヤだなと思ったり、
    当時は好きになれなかったりした人もいたけれど
    その時代はかけがえのないもので、
    楽しかったと思えることもたくさんある。

    そして、
    何よりしんどかったときも
    楽しかったときも、
    あの時代を過ごしてきたから
    今こうして過ごしているんだなとも思います。

    なつかしい気持ちになりました。

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    2024年03月26日
  • せんせい。

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    先生と生徒を描く7話の、短編集。白髪のニールはギターを通じてロールし続ける先生の話。これが泣けた。その他も先が気になり読み進めたくなるものばかり。少しイマイチなものもあったが。

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    2024年03月24日
  • みぞれ

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    短編集。
    ラストのタイトルにもなっている『みぞれ』と、ラス前の『ひとしずく』が良かった。特に、ひとしずくが良かった。
    重松さんは、子どもの話もとってもいいんだけど、中年男性の話もとってもいい。

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    2024年03月23日
  • 小学五年生

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    葉桜
    色々動くが何も肝心なことは動かない。小さい時はそうだった。適切な動き方がわからないし、動ける範囲にも限界があった。

    おとうと
    …別にたいしたことないよ、もっときれいなの、いっぱいあるよ…オレ、知ってるから、今度アッくんに見せてやるから…

    友だちの友だち
    この設定なら、中編くらいで楽しめたかも。短編すぎて浸りきれない。死は重い

    カンダさん
    子どもから見えにくい大人の恋愛。カンダをカタカナにしてるとこに現れている。けど、破談の理由が赤裸々でそのムードが壊れた。中学生になって、次の彼氏にははまらなくて、カンダさんにも興醒めして、というのは思春期らしい。

    雨宿り
    ただでさえ短いのに場面が

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    2024年03月29日
  • あの歌がきこえる

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    本州の西の端の小さな街で生まれ育ったシュウ、コウジ、ヤスオは1980年ごろに中学生となる。親の離婚、交換日記、高校への進学や、大人の女性に憧れ、ギターで流行歌からちょっとズレた歌を歌い、様々なイベントを当時の流行していた歌とともに思い出していく連作。

    重松清というと重くるしくて理不尽な不幸の連続というイメージが有り、これを含め何冊も買って寝かしていたが、この作品はそういう雰囲気ではなかった。

    コウジのように親が離婚してしまうわけでもなく、ヤスオのように思い切り弾けるわけでもなく、馬場くんのように引っ込み思案でもない平凡なシュウは、作者のいち部を反映したものなのだろう。

    しかしそこは重松清

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    2024年03月19日
  • くちぶえ番長

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    小学4年生のツヨシのクラスにやって来た転校生。一輪車とくちぶえが上手なチョンマゲ頭の女の子、マコトは転校初日に「わたし、この学校の番長になる!」と宣言。マコトとの出会いで、ツヨシと周りのみんなが少しずつ変わっていく物語

    純粋で傷付きやすくて、少しずつ成長している段階の小学4年生の世界・・・
    小さい頃にお父さんを亡くしたマコトは、誰よりも優しくて強くて思いやりがあって、とびきりキュートだった。特に得意な一輪車で珍しく転んだ場面は、とっても可愛くて微笑ましかった。

    私にとってのマコトは、クラスメイトではなく実の姉だったんだと思う。2歳違いの姉は私にとって最強女子で、いつも妹を守ってくれて、強く

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    2024年03月19日
  • 希望の地図 3.11から始まる物語

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    目に映る表面的な光景と目に映らないもの。
    絶望と悲しみを抱えたまま、生きる人々の感情。
    被災後の当時の様子が伝わってくる。

    福島への旅の道中に、能登半島地震後のタイミングに読めて良かった。
    この本を読み、3.11を福島で過ごし、以前より少しだけ被災地の方の気持ちに寄り添えた気がする。

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    2024年03月14日
  • なきむし姫

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    いかにも重松作品。
    子どもたちの無邪気さと鋭さ、親であるオトナたちも決して完璧な人間じゃなく、子どもの成長とともに成長していく。
    同級生だった親たちの子どもの頃の話やブンのクラスの話には、「ああ、こういうやつ居たな」と懐かしくなる。

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    2024年03月02日