重松清のレビュー一覧

  • 見張り塔から ずっと

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    ネタバレ

    ずっしりと深重いお話でした。
    リアリティーのある、身近な罪の重さというか…。
    救われないようで、ある意味救われてる結末なのかな、とも思います。
    客観的に見たら嫌な終わりかたでも、終止符を打つという点では前向きなのかもしれない。

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    2015年09月11日
  • 季節風 春

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    別れと新しい始まりの春。そんな季節にちなんだちょっと切ない短編集。季節外れの夏に読み返してみたけれど、やっぱり心がジンと温かくなる。「さくら地蔵」では、何故か急に某トラックメーカーのCMソング~いつまでも いつまでも 走れ走れ~とシンクロしてしまった。

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    2015年09月01日
  • 流星ワゴン

    購入済み

    流星ワゴン

    主人公の『死にたいまではなくても、泡のように消えてしまいたい』気分、メチャクチャ分かる。
    でも子供を置いてはいけない。
    ま、子供を道連れってのももっと無いけど。
    交通事故の加害者には絶対なりたく無いよな

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    2015年08月18日
  • 季節風 夏

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    夏に読み始めたのに、冬になっちゃった。

    元気かなぁ、会いたいなぁ、と思った人には会っておかないと。
    会えなくなる日がやってくる前に。

    冬に読むと、この切なさが辛すぎる!

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    2015年08月06日
  • ロング・ロング・アゴー

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    秋の夕暮れの様な本でした。


    手に汗握る高揚も無ければ、涙腺崩壊の感動もない。

    でも胸の深いとこにじんわりくる表現しがたいもの。
    哀しさとか苦しさとか恥ずかしさとか懐かしさとか寂しさをゆっくり煮詰めてトロッと流し込まれた感じ。

    ザックリ切り込まれる読後感ではないから、どんな話だったっけ?ってなっちゃうと思う。

    でも記憶も体験も全く共有してない赤の他人を、こんな気持ちにさせる作家ってほんとすごい。

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    2015年07月30日
  • きみ去りしのち

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    ネタバレ

    再婚相手の洋子とのあいだにうまれた息子を1歳の誕生日から数日後に突然死で失ってしまった父親が主人公。
    とあるきっかけから、前妻が引き取り育てている高校生の娘、明日香と、巡業の旅をすることになる。父親の関根は、息子の死と向き合っていくために。明日香は、母親の美恵子の病気といずれ訪れる死を受け入れる覚悟をするために。旅は北海道から沖縄まで、その土地土地で、出会う人々と触れ合う中で、乗り越えることができない、死と折り合いをつけていくとはどういうことかを感じていく。
    前半では明日香と一緒に旅をしていることを洋子に話していなかったが、美恵子の病気の進行もあり、事情を説明すると、理解し旅に同行してくれる洋

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    2015年07月24日
  • 半パン・デイズ

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    小学校入学から卒業までの、よくある子どもの感情を、重松清らしい、繊細なタッチで書かれている。

    子どもゆえの、正直であったり、素直になれなかったり、残酷でもあったり、もろくもあったり。

    共感できる部分も多いんだけど、少しイジイジしてイラッとくるところもある。

    それが、重松清らしい、といえば、言えるんだけど。

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    2015年06月26日
  • 希望の地図 3.11から始まる物語

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    ネタバレ

    主人が購入、娘にも読んで欲しいといって渡していたけれど、なかなか読まないので
    私が先に読みました。

    東日本大震災後の取材した内容を小説仕立てにしたものですが
    ほぼノンフィクションなのではないでしょうか。

    その取材内容を読む分にはよいし、小説仕立てで、すっと読みやすくなっているのですが
    とても大きな気がかり点があります。
    引きこもり(不登校)の中学生に、被災地を見せてまわる、というのはどうなんだろう!?
    中学生にとっても、現地の人にとっても。

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    2015年06月21日
  • 定年ゴジラ

    購入済み

    共感

    もうすぐ還暦を迎えようとしている我が身に多くの共感をもらいました。
    また岡山出身で岡山弁がいいですね。

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    2015年06月02日
  • また次の春へ

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    ネタバレ

    短編集。東日本大震災の話。ああもう読みたくないと思いながら最後まで読んだ。そんな立場にないのに泣きそうになった。南相馬の春が今でも忘れられず、富岡の桜が幻みたいにきれいだったことを、私も次の春へ持っていけるだろうか。

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    2015年05月24日
  • また次の春へ

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    東日本大震災で家族の誰かをなくした人たちを主人公にした短篇集。ちょっと重いテーマだけど、読後感はどこかしら清々しい物がある。

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    2015年05月22日
  • 希望の地図 3.11から始まる物語

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    20150510

    東日本大震災から半年から1年後の現地から取材した内容を小説仕立てのドキュメントにまとめらた1冊。
    あらゆる場所、人を取材対象としたドキュメントの部分には考えさせられることや、感動させられることが多くあった。

    ただ、エピローグ、文庫本化の加筆部分は、少しひつこいというか、理屈っぽい感じが否めなかった。
    もう少しシンプルに分かりやすく書いてもらったらもっと沢山の人や、中学生にも伝わるのではないかと感じた。

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    2015年05月10日
  • 星をつくった男 阿久悠と、その時代

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    昭和の歌謡界の巨人・阿久悠の生涯を追ったノンフィクション。「やせがまんのダンディズム」と称された五千作にも及ぶ歌詞は、何故愛され、今も語り歌い続けられるのか。重松さんの答えがここにある。
    面白いのは秋元康氏のコメント。らしいなあと思う。最近でも♪ウララ ウララ ウラウラよ に対して♪ウーニャニャ ウーニャニャ ウニャウニャよーぅ ときた。リスペクトしながら外すテクニックは本当に巧いと感じる。歌謡曲ファンとしていつか重松さんには同世代である秋元さんを書いてほしい。

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    2015年04月12日
  • せんせい。

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    学校の先生が主役や大事なわき役となって登場する
    六篇の物語集。短編集です。

    重松さんの書く話は、
    年を取って読むたびに沁みる度合いが深まるように感じます。
    人生経験の多寡によって、印象が変わるような小説なのかもしれない。
    今作も、ぐんと沁みて、目に涙が滲んで、
    その熱さを感じるような作品が多かったです。

    また、読みながら、自分と教師という関係について、
    振り返りさせられるようなところもあるんです。
    僕はそういえば中学校は野球部で補欠だったけれど、
    ぞんざいな扱いだったなぁとか思いだすわけです。
    それで、その顧問の教師と20年以上たって、
    道端で出くわしたことがあるのですが、
    きっとあの先生

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    2025年06月29日
  • 希望の地図 3.11から始まる物語

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    あの日のあとをいき、つながっていく
    想い、気持ち、力、エトセトラエトセトラ…

    おじさんが読むより、若い世代に読んで欲しい。
    人に読めとか、ぜひ読んでとかいうのは嫌いだけど、
    でも読んで欲しい。読むだけで、いいから。
    って思った。

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    2015年04月06日
  • 希望の地図 3.11から始まる物語

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    ネタバレ

    ノンフィクションなのか、フィクションなのか…

    写真救済プロジェクト、りんごラジオ、かけあしの会など、実在のプロジェクトが登場するけど、それを説明する人物達は架空の人物?

    あとで調べてみたら、本書で紹介されている団体やプロジェクトは実在のもののよう。それを「いい感じに」紹介するために、フィクション的な表現手法をとったのでしょうか。

    ただ、個人的にはフィクション形式にせず、堂々と純粋なノンフィクションとして描いてくれた方が良かったかなー、と思います。紹介されている団体さんの覚悟や決意は、脚色などしなくても十分伝わってきてたので。

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    2015年04月02日
  • 希望の地図 3.11から始まる物語

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    徹底した綿密な取材と、被災者に真摯にそして謙虚に寄り添う著者の姿勢が溢れた、震災関連小説の白眉といえる。
    題名にも記された希望という言葉が随所に。
    「生き残ったことには、やっぱりなにかあるんだなと思うんです。だから、とにかく生きよう、生きてゆこう、というのが『希望』なのかもしれません」
    「がんばれる人だけが、がんばってください。無理のできない人は無理する必要はありません」
    「夢は無意識のうちに持つものだけど、希望は、厳しい状況の中で、苦しみながらも持つものなんですよ」
    「『人事を尽くして天命を待つ』―その原動力を、ぼくは希望と呼びたいのだ」
    「希望というのは、未来があるから使える言葉なんだよ」

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    2015年04月02日
  • また次の春へ

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    3.11のその後。それにまつわる色んな人々の日常を描いた短編集。震災にまつわるお話だなんて知らなくて 大好きな重松さんの小説と言うことで手にしました。最初のお話はもう数ページで滂沱。2作目を読んで そう言うことかと気がつきました。どれも読みながら滂沱。レビュー見てると賛否両論あるみたいだけど重松さんらしい一冊です。

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    2015年03月04日
  • 峠うどん物語 下

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    人の死というものについて、子供心によくわかりづらい細かい機微モロモロと、大人から伝えたいけど伝えにくい機微モロモロが、あぁこういうことなのだと理解できたような気がします。

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    2015年02月19日
  • 送り火

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    夜中に地元の私鉄電車に乗っていると、ふと違う世界に迷い込む感覚に襲われるときがある。
    田んぼばかりの田舎。灯りのない真っ暗な景色。不安と高揚感が入り混じったような胸のざわめき。
    この作品はそのときの感覚に似ている。
    不気味で怖いけれど、その先に何があるのか知りたくなる。

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    2015年02月18日