重松清のレビュー一覧
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絵本が書けなくなったフリーライター進藤。フリーライターの仕事で生計をたて、様々な人に出会う。
出会い、見送ってきた東京。
タイトル通りのイメージのお話でした。最後に少しは希望がみえるものの、主人公が関わる九編これでもかと暗く重くのしかかってきました。
憧れの華やかな東京、だからよけい、もの悲しさを感じる。時が流れることの悲しみ、東京という街で織りなす人たちのドラマ。
主人公進藤は40歳、働き盛りという年齢、もっとエネルギッシュに突っ走ってほしい。と思うのですが、苦悩あり、自分の居場所も見えてくる頃、実際心の内側はこうなんだなと思いました。
哀愁はなにかを喪うことで感じる。それの繰り返し、そこか -
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重松清の昭和モノ。
さすがの重松さん、セピア色の世界観を最後までぐぐっと読ませてくれた。
重松作品の中ではそんなに好きな方の部類ではなかったものの、ほんのり切なくもやっとするラストも、そう悪くはなかった。
★3つ、7ポイント。
2021.04.10頃。新。
※レビューし忘れて2週以上も放置(苦笑)。
※「鍵っ子」という単語が今や死語と化していることに、この作品で気づかされた(苦笑)。
※気づけば、「一人っ子」も、当たり前なんだなぁ・・としんみりした。
・・・自分の子供時代には、一人っ子も子沢山もどちらも普通にいたけれど、自分のほんの少し上の世代に遡ると、一人っ子の方が肩身の狭い思いをし -
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今年の10月末で定年を迎える自分にとって、何か参考になることがあればと思って読んだが、ほとんど得るものはなかった。設定が約20年前とあまりにも古いことが大きな理由だ。みなさんも指摘されているように、この20年間でシニア雇用をめぐる環境は大きく変わっている。60歳で悠々自適の生活に入り、日々散歩に費やす方はほとんどいなくなったのではないか。今月からは、70歳定年を企業の努力義務とする高齢者雇用安定法が改正されたが、ますます、この小説が描いた時代は過去のものになっていくだろう。さらに、インターネットが勃興期で、主人公がPCのネットの設定に四苦八苦しているシーンも古臭さを感じた。昨年、92歳で亡くな
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東大受験に3度失敗したレイコ。
4度目の受験は失敗出来ない…。
地元の国立大も視野に入れ、一旦は故郷の梅郷へ帰ることに。
両親、祖父母、弟のタカツグとの6人暮らしと久々にまた同居することに。
小さい頃から頭が良く周囲からの期待も高かった。挫折を味わったレイコの敗北感は大きかった。
鬱屈した気持ちで過ごしていたレイコだったが、同じく「都落ち」で帰郷してきたシングルマザーのイネちゃんや、かつての同級生たちと関わり、また、タカツグが店長を務めるカラオケボックス「ウッドフィールド」で過ごし、様々な人と接することで、気持ちが前向きになっていく。
ラストは、綺麗 -
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感動させられたい、安易でいいから、泣かされたい。と思っていた。そんな気分というのは恐らく精神の疲弊・衰弱によるものに違いない。歳をとるとやたら涙腺が緩く、国産の恋愛ものテレビドラマなんか見ても簡単に泣いてしまうので、もうそれは真摯な作品批評とか関係なしに、ディレクターの思惑どおりに、ただ泣きたくなって泣くのである。
小説で安直に泣かせてくれるのは何かなあ、と思い手に取ったのは重松清さん。2005-2006年に連載されたもの。
読み始めて面食らったのは、かなり安手の「おとぎばなし」だということだ。描写がない。ディテールがない。ヘンゼルとグレーテルの服装や森について細部にわたって描写する必要 -
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ネタバレ何だか共感出来ない。
陽平の妻、美代子の行動に説得力や誠実さがなくていらいらするが、それを受け止める陽平の寛大すぎる対応にも更にイライラ。一博とその嫁にも同じくいらいら。別れ話の前に夫と連れだっての食巡り、ありえない。一博かわいそう。それを容認する一博の態度は、無理に円満離婚に持っていっている節を感じてしらける。
料理教室のエリカのにわがままっぷりに辟易するし、それを許容する周りの人にも共感できない。
中学男子、ドンの家庭に至っては何も解決していなさそう
上手く言えた感のある比喩も沢山あり過ぎてくどく、鼻につく。
やはりファミレスの深堀は下巻でなく、残念。たまに取ってつけたように舞台になるが必 -
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月に一冊は読みたくなる、重松清さん。
小説家のセンセイの元にある少年から一通の手紙が届く。
行き場のない僕たち3人を、センセイの小説の中に隠して欲しい、と。
その3人は、
いじめられっ子を助けたばかりに自分がいじめの標的になってしまった少年リュウ。
自分が生まれる前に亡くなってしまった「姉」の存在に苦しむ少女ジュン。
そして、幼い頃から兄と比べられ、その兄からの壮絶ないじめに苦しめられてきた少年タケシ。
彼らはある集いで知り合い、タケシの提案で、「家出」することを決意する。
「家出先」で彼らは何人かの登場人物に出会う。
それが重松作品の過去のキャラクターのよう
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