重松清のレビュー一覧

  • ファミレス 下

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    下巻も料理のヒントというか、料理好きな人には見逃せないかも?
    夫婦の問題は色々あるけど、それぞれが乗り越えて行くしかない。
    悲しい場面もあるけど、人生は一度きりだしね…

    2021.2..27

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    2021年02月27日
  • みんなのうた

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    東大受験に3度失敗したレイコ。
    4度目の受験は失敗出来ない…。

    地元の国立大も視野に入れ、一旦は故郷の梅郷へ帰ることに。
    両親、祖父母、弟のタカツグとの6人暮らしと久々にまた同居することに。

    小さい頃から頭が良く周囲からの期待も高かった。挫折を味わったレイコの敗北感は大きかった。
    鬱屈した気持ちで過ごしていたレイコだったが、同じく「都落ち」で帰郷してきたシングルマザーのイネちゃんや、かつての同級生たちと関わり、また、タカツグが店長を務めるカラオケボックス「ウッドフィールド」で過ごし、様々な人と接することで、気持ちが前向きになっていく。

    ラストは、綺麗

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    2021年02月24日
  • みんなのうた

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    くよくよして、自分こやりたいことはっきりしてなくて、まわりの目ばかり気にする人が主人公なのが、いかにも重松清さんの本。 自分と考え方が違いすぎて、いつも、何だかなあ…って気持ちがする。 それでも別の作品読んじゃうから、好きなのかなあ。 うたって、寂しい人が歌うものじゃない。 歌ってる人も、聴いてる人も幸せになれる、素晴らしいもの。

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    2021年02月18日
  • ルビィ

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     感動させられたい、安易でいいから、泣かされたい。と思っていた。そんな気分というのは恐らく精神の疲弊・衰弱によるものに違いない。歳をとるとやたら涙腺が緩く、国産の恋愛ものテレビドラマなんか見ても簡単に泣いてしまうので、もうそれは真摯な作品批評とか関係なしに、ディレクターの思惑どおりに、ただ泣きたくなって泣くのである。
     小説で安直に泣かせてくれるのは何かなあ、と思い手に取ったのは重松清さん。2005-2006年に連載されたもの。
     読み始めて面食らったのは、かなり安手の「おとぎばなし」だということだ。描写がない。ディテールがない。ヘンゼルとグレーテルの服装や森について細部にわたって描写する必要

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    2021年02月11日
  • ファミレス 下

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    ネタバレ

    何だか共感出来ない。
    陽平の妻、美代子の行動に説得力や誠実さがなくていらいらするが、それを受け止める陽平の寛大すぎる対応にも更にイライラ。一博とその嫁にも同じくいらいら。別れ話の前に夫と連れだっての食巡り、ありえない。一博かわいそう。それを容認する一博の態度は、無理に円満離婚に持っていっている節を感じてしらける。
    料理教室のエリカのにわがままっぷりに辟易するし、それを許容する周りの人にも共感できない。
    中学男子、ドンの家庭に至っては何も解決していなさそう
    上手く言えた感のある比喩も沢山あり過ぎてくどく、鼻につく。
    やはりファミレスの深堀は下巻でなく、残念。たまに取ってつけたように舞台になるが必

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    2021年02月11日
  • トワイライト

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    タイムカプセルを開けるために集まった同級生たち。
    仲良さそうな夫婦。バリバリ働いている女性。エリートサラリーマン。
    現実はそんなんじゃないよね。どこの家庭だって表に見せる顔と実際の顔は違う。まさにリアルな小説だった。

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    2021年01月31日
  • ルビィ

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    "特別死にたいわけではないけれど生きるのに疲れてしまった"という気持ちを優しく受け入れた上で、でももう少しだけ生きてみない?と誘ってくるような作品。
    設定が少々強引かつありきたりなので繊細さを欠いた印象が若干あるが、各エピソードは面白かった。

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    2021年01月30日
  • ゼツメツ少年

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    月に一冊は読みたくなる、重松清さん。

    小説家のセンセイの元にある少年から一通の手紙が届く。
    行き場のない僕たち3人を、センセイの小説の中に隠して欲しい、と。

    その3人は、
    いじめられっ子を助けたばかりに自分がいじめの標的になってしまった少年リュウ。
    自分が生まれる前に亡くなってしまった「姉」の存在に苦しむ少女ジュン。
    そして、幼い頃から兄と比べられ、その兄からの壮絶ないじめに苦しめられてきた少年タケシ。

    彼らはある集いで知り合い、タケシの提案で、「家出」することを決意する。

    「家出先」で彼らは何人かの登場人物に出会う。
    それが重松作品の過去のキャラクターのよう

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    2021年01月27日
  • 一人っ子同盟(新潮文庫)

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    大人っぽい小学6年生だなぁと思いながら読んでいた。様々な出会いと別れが一人っ子同盟を結んだ2人を中心に描かれていた。
    幼なじみっていいなぁと思った。

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    2021年01月12日
  • 半パン・デイズ

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    70.80年代に小学校時代を送った世代には、読んでてなんとも懐かしい。
    そうそう、こんな感じだったよね。
    瀬戸内の田舎に引っ越してきた少年の成長物語。
    馴染みのある方言が心地よかった

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    2021年01月03日
  • みぞれ

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    年齢も境遇も様々な11人を主人公に、それぞれの人生をありのまま描いた短編集。
    "死"をテーマにしているのに"生"について考えさせられるような、全体を通してあたたかいお話だった。
    個人的には、特に「拝啓ノストラダムス様」に引き込まれた。

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    2020年12月30日
  • 送り火

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    「お父さんが家族を大事にするっていうとき、自分は含めていないのよね。お母さんとあんた2人だけが家族なの。」

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    2020年12月24日
  • 半パン・デイズ

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    小学一年生のヒロシは東京から父の故郷である瀬戸内に引っ越してきた。

    慣れない田舎生活に戸惑いながらも、友達や両親、父の兄であるヤスおじさんやヤスおじさんの会社の人たちとたくさんの時間を過ごすうちに、気づいたらいつのまにかこの小さな町がヒロシのふるさとになっていた。
    一人っ子で内気なヒロシが少しずつ逞しくなっていく、小学校で過ごした6年間の日々を、9つの章で描いた物語。

    とても重松清さんらしい一冊。
    少年たちの心の小さな機微を描き出すのがとても上手い。大きな事件があるわけでもないんだけど、それがまたリアルなんだよね。ヒロシの友達の変遷も見所。小学校っ

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    2020年12月17日
  • ニワトリは一度だけ飛べる

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    リストラ寸前のそれぞれ事情を抱えた3人。
    到底、仲良くなんかできない3人が手を組んで立ち上がる。
    オズの魔法使いを読み直して見たくなりました。

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    2020年12月06日
  • 一人っ子同盟(新潮文庫)

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    ネタバレ

    やっぱり重松清はいいなあと思った。
    のんびり読んでるんだけど、いつのまにかページをめくるスピードが早くなっていく感覚。
    予想外の展開続き、というわけじゃないからこそ妙にリアルで引き込まれる。
    本当の「悪者」がいないってのがいい。

    ノブは消極的な感じだし情けない感じがするけど、ノブの存在のおかげでハム子はハム子らしく、オサムはオサムらしくいられるんだろうな、と思った。そしたらなんと後書きでノブはドアノブのノブが由来だとあり、感動した。ドアノブのノブ、うーん素敵。

    私は一人っ子じゃないから単なる想像でしかないけど、本当に一人っ子ってこういう風なのかもしれないと感じた。秘密の話ができる相手がいな

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    2020年11月30日
  • 半パン・デイズ

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    解説を書いている中場利一の言葉を
    お借りするなら、

    「どいつもこいつも愛すべき人たちだし、
    その他の登場人物全員に血がかよっているから
    全員の顔も違う、目線も違う」

    とても納得がいく。

    はたして小学生の子どもに
    ここまで細やかな思索や思慮があるかは
    不明だが、リアルな感じがした。

    残念なのは、
    私が妹尾河童の『少年H』の次に読んでしまったので、
    世界観がごちゃごちゃになってしまった。
    ただ、これは私の問題ではあるが。

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    2020年11月24日
  • ルビィ

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    たとえ今日なくなる命でも救える命がある。
    現実それは誰にもわからないんだけど、
    だとしたら自分の行動力は?って考えさせられた。



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    2020年10月30日
  • ポニーテール

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    Father and daughter, getting new families: new sister and a mother. This story is so heart full for each family members think about each other and trying so hard to get to know each other although they don't show on outside. I thought they are already a great family at that point. And I thou

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    2020年10月16日
  • ニワトリは一度だけ飛べる

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    イノベーション部屋という名のリストラ部屋に飛ばされた主人公のもとに、オズの魔法使いにかけた謎のメールが届く。

    イノ部屋の3、臆病なライオン、ブリキの木こり、かかしがどう悪い魔女と戦うのか・・・

    お仕事ものですが、個人的にはオズの魔法使いの例えはどうなの?って感想になりました。

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    2020年10月11日
  • さすらい猫ノアの伝説

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    大切なものを忘れてしまったクラスへ、それを思い出させてくれる為にやってくる黒猫ノアの心温まる二篇のお話でした。重松さんのこの手の小説はいつもほろっとさせられ、且つ心がほっこり温かくなるものばかりで、今回も良かったです。小中学生にぜひ読んで欲しい小説です。

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    2020年10月04日