重松清のレビュー一覧

  • きみ去りしのち

    購入済み

    そして…

    小説的フィクションの中で、前妻のもとにいる娘と共に旅に出る主人公。ありえないけどこういう設定でも読者を圧巻させてしまうシゲマツの筆力に、脱帽です。

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    2019年11月20日
  • なきむし姫

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    人は自分が気づかないうちに少しずつ変化していく。それは環境の変化や人との関わりが大きいのだろう。色々な家族があり、家族単位の人生があり、その家族の中でも一人一人に人生がある。その人生には沢山のことが起きるが、家族で支えあうと不思議と乗り越えられる。家族の中でなくても、ママ友や幼馴染や近所の人など沢山の人がいる。今はあまり関わる事が少なくて、頼りづらいかもしれないけれど、支え合うのが人間だから、頼ったり、頼られたりしながら生きていきたいと思う。そしてお世話になった人にはちゃんとお礼が言える人になりたい。

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    2019年11月06日
  • ニワトリは一度だけ飛べる

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    星3つにコンマいくつか……という感じの印象。これまでに読んできた重松清さんの作品が自分にとって魅力的すぎたせいか、期待していたほどには胸の奥に響いてこなかった。
    自分がここ最近、仕事に対して夢中になりたいと思うようになったことで手に取ったのがきっかけで、序盤の方はとても面白く読み進めることができていたんだけど……どこまでも現実と地続きな人間ドラマが繊細かつ温かさを持って描かれる小説、それが重松さんの真骨頂、だと勝手に思っているので、それに比べるとフィクション色の強い後半の展開にあまり馴染めず、キレイに着地はしたものの心を震わされるほどではなかったのが残念……。
    とはいえあくまでも自分の好きな過

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    2019年10月17日
  • みんなのうた

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    東大を目指し受験し続けるも三浪。
    夢破れ帰郷する主人公。目に入る景色は一面の田畑。電車も数時間に一本。爺さん婆さんだらけの過疎村。
    高校を出て家出をし、奇しくも、一時東京にいたが21歳でバツイチのシンママになって同じく帰郷した同級生に出遭う。

    農業を営む、地方山村。
    流れる時間は緩やかで、世間は狭く、土着のルールはめんどくさい。
    盆暮れ正月に帰るくらいでちょうどいいのかな。
    まあ、故郷があるってのはいいことか。

    戦争を経験した婆ちゃんの台詞が胸を打つな。

    サザエさんを思い出す。
    波平がいて、マスオさんがいて、カツオがいて、タラちゃんがいる。フネにワカメも。
    そう。磯野家にいる両親、旦那

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    2019年10月13日
  • たんぽぽ団地のひみつ(新潮文庫)

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    微妙なファンタジーで、正直つまらなかった。
    50代、60代の男性で、少年時代を懐かしく思い返せる人には合うのかも。
    ガリ版は小学生の頃に使ったことがある(ガリを切るのは先生で、児童が刷ることがあった)ので想像出来るが、若い人には、あの味わいを想像するのは難しいかも。

    でも、ラストは良かった。

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    2019年10月01日
  • 一人っ子同盟(新潮文庫)

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    ネタバレ

    親戚の間をたらい回しにされて嘘をついて周りに構ってもらいたがるオサム、幼い頃に兄を亡くしたノブ、母の再婚を認められないハム子。大人の間で揺らぐ小学生の話。わたしも6年生の頃ってこんな感じだったかなあ。
    小学生の頃お父さんを亡くした友だち、「本当は兄ちゃんがいたんだけど生まれてすぐ死んじゃったんだ」と言っていた友だち、中学の時、お父さんもお母さんも亡くした友だち、なんだか様々を思い出して、自分の人生の平穏なさまを思い、やるせない気持ちになった。わたしはいつだって傍観者でしかなく、当事者になることはなかったけど、子どもは思っているよりも大人で、しかし大人になりきれないからこそ揺らぐんだろうと感じた

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    2019年09月26日
  • ニワトリは一度だけ飛べる

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    会社員として頑張っている人にオススメ。重松さんの作品は大好きですが、期待値が高すぎたのかなんだかちょっと惜しい?物足りない?感じがしてしまいました。

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    2019年09月25日
  • かっぽん屋

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    2019/09/13

    「ぬ」まみれの話が印象深かった
    そして思春期の性への探求
    やはり昔の何もかもよくわからないまま読んでたのとは違う。
    「すいか」「失われた文字を求めて」は、また時を経て読むだろう。

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    2019年09月18日
  • カシオペアの丘で(下)

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    泣き所の多い作品だった。涙腺が弱いので外では読めなかっただろうと思う。
    炭鉱で起こった悲しい事故、炭鉱による繁栄と衰退を経験した北海道の小さな都市を舞台にした物語だった。人を傷つけてしまった者は、ゆるして欲しいと苦しみ続ける。傷つけられた方はゆるしたいけどゆるせない葛藤で同じように苦しむ
    。そしてゆるさずに生きていくことは寂しいことなのだ、と気づいている。取り返しの付かないことが起こった場合はそうして生きていくしかないんだと思った。
    肺がんと診断されてからのシュンの気持ちの変化や行動などはとても共感できた。今、自分だけが最期を迎えるっていうのはどれだけ受容できても辛いだろうなと思う。この物語で

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    2019年09月15日
  • ロング・ロング・アゴー

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    全編子供の残酷さを織り交ぜたショートストーリー。チャーリーという話はもやもやした。親や大人たちがその子を理解して向き合ってあげないと、後々の子供が可哀想になることに気づかされる。スヌーピーにも大人は出てこない。

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    2019年09月05日
  • ファミレス 下

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    ネタバレ

    家族とは?夫婦とは?人生とは?
    そんな問いが出てくる。そして、答えは一つじゃない。

    エリカ先生・ひなた親子がなかなか好きになれなかったけど、コージーへの想いを聞いて、ひなたちゃんは好きになった。エリカ先生は…。後半ちょっと性格が変わりすぎ?と思ってしまった。

    宮本夫婦は、映画では駅舎で語り合ってたけど、こちらはあっさり。むしろ、ほとんど描かれず。ここももう少し描いてほしかったなあ。

    上巻が結構勢いがあっただけに、下巻後半のあっさり展開が残念だったかな。

    重松清のコメディはなかなか面白い。

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    2019年09月04日
  • トワイライト

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    多摩ニュータウンの没落と万博での太陽の塔。小学校のときに埋めたタイムカプセルを開けるために集まった同級生が過去と現在を行き来しながら話が進む。人生は楽ではない。

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    2019年08月26日
  • うちのパパが言うことには

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    少し前に重松清さんの短編小説が良かったのでエッセイを読んでみたのですが、新聞のコラムみたいな真面目な文体ゆえ後半飽きてきてしまって、たぶん少しずつ読む分にはそれなりに読み味があるのだと思うのですが、まとめて読むにはちょっとキツかったです。単純に私には合わなかったです。でも重松清さんの人間性がわかったので次の小説を読むには参考になるかも、と思いました。

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    2019年07月25日
  • 希望の地図 3.11から始まる物語

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    中学校受験失敗から不登校になった少年が、フリーライターに連れられ被災地を回る旅に出る。未来へ希望を抱く人々と出会うことで少年の心に徐々に変化が起こる。被災地への徹底取材により紡がれた渾身のドキュメントノベル。
    人生は理不尽なことや不条理なことに立ち向かうことが常だが、被災に対して費消するエネルギーは計り知れない。『夢は無意識のうちに持つものだけど、希望は厳しい状況の中で苦しみながらも持つもの』という言葉が胸に響く。

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    2019年07月22日
  • 空より高く

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    東京のとあるニュータウン。
    予定通りに反映することなく、人口も減っていく。
    そんな街で閉校が決まった
    「トンタマ」と呼ばれる高校の最後の世代の高校生が主人公の物語。

    2005年の作品ですが、2012年に単行本化され、
    僕が読んだ文庫版は2015年刊のものでした。
    最近のものだと思って読んでいたら、
    最近の高校生がまるで知らないようなネタがでてきて、「え?」と
    思いましたが、書かれた時期がわかって納得。
    昔の作品かあと思ってちょっと残念な気もしたけれど、
    中身の部分は色あせることなく、
    現代に当てはまっていて教えられるものがあります。

    いつの時代でもずっと欠けているものがあって、
    それは日本

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    2019年07月15日
  • カシオペアの丘で(上)

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    北海道の真ん中にある自然しかない場所北都のとある丘で、小学4年生の幼なじみの他愛ない会話が始まる。
    ダムで失われる景色を眺めながら。
    遊園地を作ろう!と子供たちが叫んだ言葉は現実となり、その遊園地を北都観音様が見守っていた。

    これは、その遊園地、カシオペアの丘を中心に回りだす話。
    カシオペアの丘を見下ろす観音様のいきさつと、俊介が北都を去った経緯、そのカシオペアの丘に遊びに来た東京の家族の身に起こった悲しい事件。
    そして現在の俊介の体に現れた悪性ガン。

    不景気の北海道で、見捨てられた地に立てられた遊園地はさびれていく一方。
    存続が絶望的な遊園地、カシオペアの丘。
    下半身不随となりながら園長

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    2019年06月22日
  • 舞姫通信

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    重松清作品の中では、イマイチかもしれない。
    題材として、生と死、というのはいいと思う。
    舞姫は、まだいいと思う。
    だが、城真吾のようなキャラクターをカリスマに仕立て上げるのは、どうなのかと思う。
    個人的に、重松清のイメージと違っていたという部分もあるのだろうが。

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    2019年04月30日
  • なきむし姫

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    最後も想像通りのきれいな終わりで、
    全体的に物足りなさを感じる。
    もっと内容に広さや深さがあった方が好み。

    ただ、最後の方の健の子育て論は、
    大いに賛成できる。


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    2019年04月24日
  • ファミレス 上

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    夫婦と一言でいっめもいろんな形がある
    自分の固定観念にとらわれず、改めて『夫婦』とはどういうものなのか、どうあるべきというものはなく、お互いがどういう価値観があるのかが大事なんだと気づく。

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    2019年04月16日
  • あすなろ三三七拍子(下)

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    面白かった!
    非現実的な設定にもかかわらず、最後はほろりとくるヒューマンストーリ
    オヤジ世代の応援歌です。

    そして、下巻ではいよいよ重松さんの本領発揮!
    健太の父の危篤に対して、その最後の瞬間に応援団がとった行動。
    熱い物が感じられます。
    また、OB山下の帰郷に伴う斎藤との確執。さらには斎藤の仕事上のトラブルに対する対応などなど。
    オトナの社会で生きる事とは?を見せてくれます。

    そしていよいよクライマックスへ。
    ケイガク応援団との揉め事から発生した合同応援練習。これもベタベタな展開ですが熱くなります。
    そして、ケイガクとの秋の定期戦。これが大介の最後の応援とります。
    ここでの善彦の行動や健

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    2019年04月07日