角田光代のレビュー一覧
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・浮舟‥薫大将は近頃宇治に通ってるらしい。そんな素晴らしい女がいるのか?好奇心旺盛な匂宮は辛抱たまらずこっそりと宇治に行き、浮舟の部屋に忍び込む。おっとこれはいつぞやの女と気がつくが、彼女の素性はわからない。なんとなく妻、中の君にも似ているが‥匂宮はどっぷり浮舟にはまってしまい、足繁く通うようになる。もちろん薫大将に見つからないように。そして京に邸を建て、住まわせる計画まで立てる。薫は薫でやはり浮舟用の部屋を作り、受け入れ態勢を整えている。二人の色男に言い寄られて、さぁ大変。匂宮の宇治通いを薫大将が知ることとなり、浮舟の心は穏やかではない。母や中の君にも申し訳なく、ついに死ぬ覚悟を決めた。
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前半は旅に関して、後半はお金を中心としたエッセイ集。恐らくは週刊連載なので、ネタを探しつつオチをつけるといった流れが小気味いい。寝る前などに読むのにピッタリな内容である。
著者の旅のスタイルは、基本的にはアジアへのバックパッカーであり若い人向けのスタイルを30代まで続けてきたという。そこからある程度の経済的・時間的余裕を持った中年期の旅のスタイルが確立していく流れについては、個人的にも理解できる。観光名所やイベントをガチガチにスケジュールしてチェックポイントを回るような旅から、ゆったりと食や現地の人々との交流を楽しむスタイルへと変遷していく様は、まさに旅の醍醐味と言える。
一方で著者の興味 -
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角田源氏7巻は、「総角」、「早蕨」、「宿木」、「東屋」の4帖です。
八の宮の死から1年、薫は大君を好きになりアタックするも、大君は受け入れない。大君は、自分よりも妹の中の君を縁付かせようと画策するが、薫は中の君に手を出そうとしない。匂宮が中の君にアタックし、結ばれる。大君、死去。中の君は二条院へ移る。薫は女二の宮と結婚し、匂宮は六の君と結婚、中の君は身ごもっている。薫は亡き大君の気持ちを思い、なぜ中の君と結婚しなかったのかと悔やむ。薫は中納言から権大納言に昇進し、右大将を兼任。中の君が男の子を出産。宇治へ行った薫、亡き大君によく似た浮舟と出会う。
『源氏物語』のテーマ、つまり紫式部さんがこ -
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ネタバレ乳児を風呂に沈め殺害した母親の裁判員裁判の話。
里沙子の夫の陽一郎のモラハラぶりにイライラしてしまう。娘の文香のわざとかと思うようなイヤイヤ期、里沙子の心中が手に取るように分かり胸がざらつく。
水穂に自らを重ね、今の自分の状況が普通ではないと最後は気付く里沙子に安心した。良い方に進んでいけるといいけれど…。
実際にされた事は言葉で表すと『そんなことで?』と思われる事ばかりだけれど、積み重なって見下されて自信がなくなって。でもどれほど言葉を重ねても伝わらないもどかしさが痛いほど伝わった。
陽一郎は里沙子を愛してるのかな?私にはマウントを取って快感を覚えているようにしか感じないけれど。
とて -
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・総角‥物語は父母を亡くし、宇治にひっそりと住む姉妹の話に移る。主人公は薫、あの光君の三番目の妻、女三の宮の長男だ。(実は父親は致仕の大臣(ちじのおとど、元頭の中将)の息子、督の君)
薫は長女大君のことが大好き。なんとかしてお近づきになりたく、何度も手紙を出し何度も宇治に足を運ぶ。が、大君はそれがいやでいやでたまらない。次女中の君の方に気持ちが向いてくれればいいのにと思っている。そのあまり、薫が部屋に忍び込んできた時に、中の君を置いて逃げたりもしている。一方、宇治姉妹に興味を覚えた匂宮(帝と明石の中宮との間の子)は中の宮にご執心。薫は大君を取られては大変と、一生懸命二人の仲を取り持つ。匂宮は -
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最初、登場人物のキャラ把握に少し時間がかかった。
今妊娠8ヶ月で、都内暮らしでもないし、幼稚園・小学校受験は全く考えていない。
けど、誰にでも、どこでも起こり得る話だなと思って、怖くなった。
子供に自分の理想を押し付けないように、と思っているけど、たぶん私が今想像している以上に子育ては順調に行かないと思うしたくさん悩むと思う。
「周りと比べない」ようにするのって、意識した時点でなかなか抜け出せないから難しい。
どうしたらよいか、今から前もって対策を考えておきたい。
・子供コミュニティ以外のつながりを大事にする
→旦那さん、両親、友達…
・利害関係のない、吐き出せる場を作る
→いわば他 -
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・夕霧‥夫、督の君が亡くなって、母親(一条御息所)のいる比叡山の山荘に移った落葉の宮。一条御息所を見舞うふりして落葉の宮に会いにいく夕霧。ある日とうとう思い余って寝室に入り込んだ。しかしこっぴどく拒まれ、ことに至らず。でもどれだけ言い訳しても一夜を共にしたことには変わりはない。宮はたいそう悩み、気持ちが悪くて仕方がない。母親に相談するが、その頃もののけに取り憑かれていた母はついに亡くなってしまった。死人に口無し。一条御息所から宮の面倒を見てくれと頼まれた、などと出まかせを言って、夕霧は落葉の宮を京に連れ戻し、結婚してしまった。落葉の宮、なんて男運のない人なんでしょう。夫、監の君にはイヤイヤ結婚