原田マハのレビュー一覧

  • ロマンシエ

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    心は乙女な主人公の美大学生の男の子が、同級生に恋をしたり、憧れのフランスに渡るものの、理想通りにはいかない中で、大好きな小説の作者と出会って新しい生きる道を見つけたりする話。帯に書かれていた通りで、後半の切なさと展開がとてもいい。失恋は辛いけど、でもそれでも前を向く主人公の姿勢に励まされる。ハルさんとの関係性はちょっと言語化が難しいけど、それもまたいいのかも。今まで読んできた原田マハさんの作品とはまた違う面白さを感じました。

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    2025年08月09日
  • 旅屋おかえり

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    最後感動したけどおかえりとその他登場人物の性格がなんか好きじゃなかった

    美術系の小説しか読んでなかったから関係ないものも書いているんだなって知った。確かにエッセイでは、旅先でおいしいもの食べるのが好きそうだった。

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    2025年08月07日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    大部分が織田信長の時代の話だとは思わずに読んだけれど、青年たちの言動や葛藤に魅了されてページを捲る手がどんどん進む。
    下巻ではどうなっていくのか、楽しみ。

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    2025年08月07日
  • 異邦人

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    ネタバレ

    日本が舞台の美術をめぐる原田マハ作品。
    忖度抜きの評価を下すなら期待は超えてこなかった。東京に根を張ってきた菜穂が大震災による原発問題を機に京都に居候することから始まる展開。
    京都特有の縁故を重んじ、独特の街並みや文化、価値観に対して夫である一輝と菜穂の感じ方に徐々にギャップが生まれる構図。

    小さな問題がいくつか起こり、最終的に大きな問題に直面するというストーリーは小説としては王道の展開なのだが、睡蓮売却とか倒産の危機がご都合主義のパンチ力が個人的に弱く感じてしまった。
    あと、京都を意識したであろう落ち着きのある文体が逆にあまり盛り上がれなかった。

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    2025年08月06日
  • リボルバー

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     ゴッホとゴーギャンを研究している高遠冴という三十代女性が主人公。冴はアート好きの母を持ち、日本の一般的な家庭で育つ。自信もアートに関心を寄せ、フランスへ留学・就職する。就職先はオークションを運営して7年?になる新しい会社であり、オークショナーとして働いている。冴の友人莉子は冴とは対照的にフランス人ハーフで父親の仕事で3か国に渡って生活しており、両親共に美術関係の職についているエリートである。
     冴の研究対象であるゴッホとゴーギャン、ゴッホは絵に対して情熱が強く、生真面目で精神的に病むこともあった。若い頃は画商で働いていたが解雇されている。画家となってからも自分なりの新しい画法を探求しながらも

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    2025年08月04日
  • さいはての彼女

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    すごく気持ちが良くて、読み終わったあと気持ちがスッキリするようなそんな1冊でした。

    それぞれの登場人物の女性が、旅を通じて人との出会いやそこから得るもの、自然のすばらしさを感じる作品で、スマホや現代社会では得られない素敵なものを旅は与えてくれると気づいた。

    今すぐにでも自然豊かな北海道に行きたいです!
    ハーレーが繋ぐ人との繋がりも感じることが出来た!

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    2025年08月03日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    6枚の絵画にまつわる6つの短編。
    ほとんどの作品に美術業界の女性が出てきて、自分とは縁のない世界を覗けるところもおもしろい。

    「薔薇色の人生」の多恵子だけ、美術関係者じゃないのかな。多恵子は「なーにやってんのもう!」って感じだけど、でも一番親近感わいちゃった。わかるわかる。

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    2025年08月02日
  • ゴッホのあしあと

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    ゴッホ展に行く前の予習として読書。
    精神を病んで耳を切った画家くらいの認識だったので印象がガラリと変わった。

    著者が分析した彼の人となりを踏まえた解釈には敬愛が込められていて彼が決して狂人などではないことが伺える。

    今でも多くの人に親しまれ愛される作品を数多残したゴッホは自己を模索し続け孤独と戦いながらも家族との深い絆で結ばれていた努力の人だと伝えていきたいと思った。

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    2025年08月01日
  • ジヴェルニーの食卓

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    ネタバレ

    モネ展に行くので読んだ。マティスの召使・マリア視点の話である『うつくしい墓』、ドガの友人であり女性画家メアリー・カサット視点の話である『エトワール』、セザンヌなどを支えたタンギー爺さんと言われた画材屋の娘視点の話である『タンギー爺さん』、モネの義理の娘・ブランシュ視点の話である『ジヴェルニーの食卓』の4作を収録。
    以前、『たゆたえども沈まず』を読んだときは思わなかったんだけど、原田マハの創作ってどこまで許されるんだろうってこれを読んで思ってしまった。どこまでが史実に忠実で、どこからがフィクションなのかがわからなくなる。全てフィクションだと思って楽しむのが一番いいんだろうけど。いいのかなあと思う

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    2025年07月31日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    『薔薇色の人生』と『道』が好きだった。
    実際に大泣きしたのは最初の3作品で、とてつもなくリアル。読んでてしんどすぎて、もしかして年をとるのってあんまり楽しくないのかも、と思ったほどだった。

    本書を読みながら、昔行った東山魁夷展やムンク展などを思い出した。
    こんなにドラマチックな絵画との出会いはないが、絵画から受け取った感情は、生活の中に馴染んでいくが、ふとした時に思い出す。この先も、多少無理してでもチャンスがあれば美術館に行きたいと強く思った。

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    2025年07月27日
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

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    旅屋おかえりの一部分、おそらく前回の書籍に入らなかったところ?が収録されている様子。前回の方が面白かったように感じた。話が少し現実離れしているというか、あんまり共感できるところがなかった。でも文章は読みやすいし、相変わらず主人公が健気でがんばり屋で、応援したくなる。

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    2025年07月24日
  • 旅屋おかえり

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    旅行番組のタレントさんが旅の代行業(というのもわかりにくいですが)に転身して、という話。
    私も旅が好きなので魅力的な設定でしたが、ちょっと御涙頂戴があからさま過ぎと言いますか、少し残念な感じでした。

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    2025年07月23日
  • 本日は、お日柄もよく

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    幼馴染の一世一代の場にいきなり関わることになること葉。心に留めておきたい素敵な言葉が沢山出てくる。ただ、駆け出しのスピーチライターとしての葛藤や苦労、言葉への思いの深まりなど彼女自身の深掘りがもっと欲しかったなぁというのも本音。

    政治家のスピーチに心を鷲掴みにされるなんて経験今までないよなぁ...なんてこの選挙戦の最中に読みながらふと思ったり。

    〈心に残った言葉〉
    "うん。いいほうに変わるなら、変わるほうがいい"

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    2025年11月28日
  • さいはての彼女

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    いろいろ行き詰まっている女性の話。
    爽やかな短編集。今の私にはキラキラしすぎていたかも。くさっている自分の考えに少しでも変化があるといいな。
    もう少し心が落ち着いたらまた読みたい。

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    2025年07月19日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    心に傷を負った女性が、ほんの少し明るい希望の光を見いだして一歩前に進もうとする短編集。自分のことを決して諦めたりしない、それぞれの姿勢に心強い意志を感じれて応援したくなる。

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    2025年07月14日
  • さいはての彼女

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    夏に読むにはぴったりのさわやかな一冊だった
    ナギちゃんを取り囲む人たち素敵だなぁ
    素敵な人の周りには素敵な人たちが集まる

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    2025年07月14日
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

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    さくっと1時間で読める。Beatlesのthe fool on the hillを流しながら読んだ。便利な時代。風邪ひいて詰まった頭に軽い娯楽。
    北海道に6月に行って、車でのんびり廻って、六花亭に行きたい。ウニはむしろ数少ない苦手な食べ物。でも本当に美味しいウニを食べたことがないからかもしれない。

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    2025年07月09日
  • ゴッホのあしあと

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    ゴッホ展に行く前に予習!

    ゴッホは天才でなくて努力家である、という原田マハなりの解釈が伝わるステキな解説だった。
    恵まれたとは言えない環境の中で、生真面目に自己表現に向き合うゴッホにより一層惹かれてしまった。

    たゆたえども沈まずの制作秘話もとても良かった!
    それぞれのフィクション場面にこんな思いがこめられていたのか、と感銘を受けた。
    たゆたえども沈まず読み返したくなっちゃったー!

    パリもアルルもMoMAもいきたい、、、、!!!

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    2025年07月08日
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

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    久しぶりのおかえりちゃん
    自分のイメージはテルマエロマエのヒロインみたいな感じ
    ドタバタとストーリーが進んでいく
    ご都合主義はお愛想でまあまあ楽しく読めた
    故郷と呼べるところや帰れるところがあるのは
    幸せな事ですね
    何処にもない人も日本は故郷だな

    フーテンのマハ北海道編
    面白く読めた
    帯広の六花亭行ってみたいなー
    自然の中で作家さんの世界に近づいてみたい
    本店でいただくお菓子も美味しい事でしょうね

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    2025年07月06日
  • ジヴェルニーの食卓

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    原田マハさんの小説は何度か読んだことがあるが美術に関するのは初めてだった。
    もう少し、絵画について、その時代について知っていれば楽しめたのだろうな。
    タンギー爺さんとジヴェルニーの食卓が好き

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    2025年07月03日