原田マハのレビュー一覧

  • すべてが円くなるように

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    はじめて原田マハさんの作品を読んだ。
    読みやすく、全体的にほんわりとした心地で読み進められた。
    短編の依頼だったのだろうが、長編にもできそうな気がする。

    フェルメール展に行った際に、A4サイズほどのペラペラ紙の『真珠の耳飾りの少女』を買って飾ったことがある。でも絵の前を通るたびに目が合う感じがして、気になって外してしまった。
    「フェルメールとの約束」を読んで、後ろめたいような申し訳ないような気持ちになった。

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    2026年08月23日
  • 生きるぼくら

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    ネタバレ

    日本の原風景、米づくりの描写も懸命に生きる人生たちも美しい。良くも悪くも教科書みたいな小説だなあと思った。ぜんぶぜんぶ美しいし、現代を生きる人たちへのエールなんだけど、純平(田端さんジュニア)が出てきたときの警戒心、引きこもりやってた人生が自ら声かけれるなんて、認知症のおばあちゃんの症状が緩和されるなんて、難しい「自然の田んぼ」での米づくりが初心者たちの手でも成功するなんて、全部ご都合主義だなんて歪んだこと思ってしまった。

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    2026年08月23日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    全部のお話がとても好きで、それぞれの話に感動した。

    特に好きだったのは本のタイトルである「星がひとつほしいとの祈り」。

    どの話も日本の土地が出てきて、旅行をした気分になり、実際に足を運んでみたいと思うほど、情景描写が美しかった。

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    2026年08月22日
  • ジヴェルニーの食卓

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    マティス、ドガ、セザンヌ、モネ。美しい風景や空気。絵の具の色彩やフランス田舎料理の匂い。原田マハさんのアート小説は、五感に響く。

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    2026年08月22日
  • すべてが円くなるように

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    ネタバレ

    あー見たい!ファルメールの真珠の絵が!と思わせる。いかに価値があるかを美術館鑑賞に興味ない人間に伝えてあまりある情熱。
    そして真珠をつける私。フェルメールの真珠の輝きを耳元につけ小さく喜びをかみしめてます。
    最後の真珠の養殖についても豆知識いただきました。

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    2026年08月21日
  • すべてが円くなるように

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    この夏、フェルメールの展覧会に行くことが決まっている。私自身フェルメールは何度か見に行っている。ミルクを注ぐ女、窓辺で手紙を読む女のキューピッドの修復、真珠の首飾り、レースを編む女などは見たが真珠の耳飾りの少女は初!こども(未就学児)を連れていく予定なのだが、それもありこの本にこどもが表紙で食いつき読みたいと。漢字ばかりだし読み聞かせるにはかなり骨が折れるので「フェルメールとの約束」のみ読み聞かせ。何か伝わったかな?

    ※追記
    フェルメール展鑑賞後記
    真珠の耳飾りの少女、生で見ると肌がきめ細やかで美少女!ただニンフと真珠の耳飾りの少女は写真撮影可になっている影響で写真撮らなの気持ちが働いてしま

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    2026年08月21日
  • すべてが円くなるように

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    言われなければ原田マハさんと分からないというか、今回のアート小説は全体的に印象が薄い短編集でした。真珠ということでミキモトで掲載されてたんですね。

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    2026年08月21日
  • すべてが円くなるように

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    真珠と女性にまつわる短編集。
    1作目の、真珠の耳飾りの少女になんとしても会いたいという思いが綴られているのを読むと、フェルメール展がより楽しみになってきた。
    真珠の養殖のことが書かれている話もあり、その過程も実際に1回見てみたいなと思ったり…。

    自分は、肌にまとわりつく感覚が苦手でアクセサリー類は身につけないけど、各々の物語を秘めたアクセサリーって素敵だなと思った。

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    2026年08月21日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    タイトルを見るとほんわかハートフルな物語と思いきや、40台の独身女性を主人公に、しっかりとしたストーリー構成の読みごたえのある作品である。原田マハ先生は本当に引き出しの多い作家だなと改めて思う。ストーリーにはミステリーとまで難しい話ではないが、ちょっとした謎も含まれ、それが読書をなかなか止まれなくしているが、安心なことに短編6話なので、寝る前の楽しみになる。他の原田先生の作品を読みたい。

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    2026年08月20日
  • ロマンシエ

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    ネタバレ

    議員の息子である美智之介の恋愛対象は男の子で,心は乙女。親を説き伏せて入った美大の同級生高橋くんにゾッコン!
    卒業後の進路が決まらず,親は40前の女性との縁談を考えている(将来の総理大臣の娘)
    ぜーったい、いやだーーー
    そんな時、作品が受賞してパリに留学できることになった!!コレまた親を説き伏せ留学する。卒業したら帰ってくることを条件にされたが、そんなもんはどうにかなる!
    だが、美大に留学と思ったら、美術サロンだった。2年で帰らねば?!その間に何度か美大の受験をするが失敗。帰国して、うーーーんと年上のオンナと結婚?!
    バイト先の常連のお客さんで目立つ女性がいた。ハルさん。いつもノーパソを凄い勢

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    2026年08月20日
  • すべてが円くなるように

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    真珠と女性、その間にあるストーリー。各短編にエンディングはなく、ふと終わる。明確な起承転結を求める人には向かないかも。
    原田マハさんの他の作品同様、相変わらず女性にしか書けない内容。登場人物もほぼ女性。男性は勉強になる。生かせるかどうかは分からないけど。

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    2026年08月20日
  • すべてが円くなるように

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    ネタバレ

    アムステルダムで開かれたフェルメールの展覧会に突撃する話、京都の町屋に関する3世代の女の話、イギリスで酒をつくる婦人に出会う話、オシャレな学友に憧れてスタイル画を書く話、シカゴに単身赴任する母と娘の話、パリで建築家をする祖母たまよさんの話、大学の女友達三人が美術館での展覧会の調査のためミキモトを訪れる話。

    真珠にまつわる短編集。美術関係ない話が多く、ストーリーはあまり心に残らなかったけど、やはりフェルメールの話は良かったな。今度見に行く大阪のフェルメール展がとても楽しみになった。

    そして真珠がとても魅力的なものに思えてきて、伊勢志摩まで買いに行きたくなった。

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    2026年08月19日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    政治について詳しくなくてもすごく楽しんで読めた。国民と政治、その関係図も分かりやすくてちゃんと選挙に行こうと思った。
    『本日は、お日柄もよく』と地続きで、久遠久美の名前とスピーチが出てきたらその度に嬉しくなった。
    登場人物全員、おい!ってなるしよくやった!ってなる。よくに日和のお母様。実業家としての確かな目もあるし、どんなに立場のある人にもズバッと言う姿がかっこいい。このお母様も原久郎も結局はどうすれば日本がいい方向に進むかを真摯に考えていて、こう言う人たちが現実の日本にもいてほしいなと思った。
    日和が凛子の仕事に干渉しすぎないところも素敵。家族としてしか支えられない部分があると思う。その支え

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    2026年08月18日
  • すべてが円くなるように

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    フェルメール展の抽選に当たった喜びからノリで購入。
    ひっさびさに本読んだ。
    スマホを触り続けて失った感性が1mgぐらいは蘇った気がして新鮮だった。

    真珠にまつわる短編集。
    原田マハさんの本は初めて読んだけど、全部こんな感じなのか、この世の素敵なものと美しいものだけを詰め込んだ宝石箱のような本だなと思った。
    あまりに汚れが無さすぎて、自分のメンタルが荒れてる時は辟易しそうな内容だとも思う。

    ただ真珠の良さみたいなものは大変よく分かって、私も譲り受けた真珠のピアスをしてみようかしらと思い至ったけど、この作品に出てくる女性は内面やキャリアが輝かしいからこそ真珠が似合うのであって、私は全然そんなん

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    2026年08月18日
  • ゴッホのあしあと

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    中をしっかり確認しないで買った結果
    エッセイだった……

    このタイプのエッセイは絵を知っていないと
    読みにくいかと思いきや
    そんなことはなく
    とっても楽しく興味深く読んだ

    ゴッホ兄弟の絆
    ゴッホがたどった生きた証
    みたいなものを
    本を通じて少しだけだけど
    感じられた気がした

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    2026年08月17日
  • リボルバー

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    「たゆたえども沈まず」に胸を打たれたので、同じくゴッホが登場するこちらも必ず読もう、と前々から思っていた作品。
    歴史上の出来事は明確な証拠がないと「歴史」として残すことはできない。けれど物語ならどんな歴史の解釈も可能であり、その解釈を否定できる「証拠」もまた残っていないことがロマンだと言える。
    本書を読んでゴーギャンの作品にも興味を持った。

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    2026年08月16日
  • 黒い絵

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    短編集で、最後二つが好きだな〜と思ってたら最後二つだけはデビューして15年経ってから書いたものらしい。文章の上達って表現とかじゃなくて直感的にいいなって思わせる力の向上のことなんだなって思った。私が文章を綴ることについて明るくないからか、あまり技巧とか技術の点での違いはわからなかった。
    自分は特に後ろから2番目「オフィーリア」が好きだった。絵画目線の物語が斬新でおもろかった。
    あと原田マハさんの美術への造詣が深さに驚いた。西洋画だけじゃなくて日本美術についても物語が作られていて原田マハさんの専攻が何か知りたくなった。
    あと、女性じゃないと書けない気がすると思った描写がちらほらあった。

    でも大

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    2026年08月15日
  • サロメ

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    ネタバレ

    サロメはヨカナーン本人が何を望んでいるかより、自分が欲するヨカナーンを手に入れようとする。
    メイベルも「オーブリーのため」と思いながら、次第にオーブリー本人が何を望んでいるかより、自分が望むオーブリーでいてほしいという方向へ行ってしまう。
    メイベルはサロメであり、弟のためにオスカーワイルドの首を刎ねるヘロデでもある。
    最初はパッとしない人物だなと思ったが、この本の主人公はまさしくメイベルだった。

    綺麗にまとまってはいるものの、そこまで惹きつけられるものがあったわけではなく、⭐️3
    でもビアズリーの絵は見たくなった。

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    2026年08月15日
  • モダン

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    アンドリュー ワイエス展を楽しむために読んでおこうと手にした作品だったが、それ以上の価値!ニューヨークの9・11 と東北の3・11が時代背景のベースにあり、美術館に関わり支える側の人々の視点で描かれている。ニューヨーク近代美術館MoMAでのモダンアート。初代館長のアルフレッドが「知らないところで役に立っていて、それで美しい。そういうものを『アート』と呼ぶ」というのに同意。私が思っている数学と音楽と絵は同様に美しいというのに繋がっているなと。この作品には、楽園のカンヴァスにも登場するティムも出てきたりして大原美術館を思い出し、また、ピカソのゲルニカについて書かれていたりと、夏のこの時期に反戦に思

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    2026年08月14日
  • さいはての彼女

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    情緒や心象表現に重きをおいている小説というよりは、状況説明や会話での感情の明言によってことを運んでいくタイプの小説です。

    良く言えばメディアミックスをしやすい小説。
    悪く言えば小説で読む意味があまりない小説。

    人物の持つ感情の振れ幅が「喜び」や「悲しみ」以上の意味を持つことはなく、「嬉しい」という感情を「嬉しい」と言葉そのままに表現する作者に対して、「脚本家みたいだな」という感想を抱いた。

    例えば人が死ぬというギミックを使えば感情表現をしなくとも悲しい場面に出来ると信じているような、そういった浅はかさが文章の中に散りばめられていた。

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    2026年08月14日