原田マハのレビュー一覧

  • リボルバー

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    解説まで読み終わると爽やかな気持ち。これ、ゴッホとゴーギャンをそれぞれ本当に大好きだと、より面白いのだろうな。

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    2025年08月31日
  • さいはての彼女

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    文章が読みやすく、あっという間に読み終えてしまった。
    いずれも女性が主人公の四つの短編からなる本。
    順位をつけるとすれば「風を止めないで」が一番好きかな。現れた男にお母さんが簡単に心が動きすぎのようにも思ったけれど、そういうこともあるだろう。人間だもの。

    全体として悪くない話なのだが、このレベルの小説は正直たくさん読んできたとも感じた。
    悪くはないけれど、特別よくもない、ということで星3つ。

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    2025年08月31日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    ピカソの「ゲルニカ」の来歴がわかる話だった。
    途中までは話がどう動き出すのかわからず、少々退屈だった。
    最後にかけてどんどん動いていく感じ。
    史実を元にフィクションが展開されてはいるけれど、
    ピカソの歴史を知れるのは面白く、芸術に対して並々ならぬ熱量を注ぐ人たちの姿は、見ているこちらも心を打たれた。

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    2025年08月30日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    ゴッホに恋した男に恋した、妻チヤの語る
    棟方志功の物語。
    前半は、棟方志功の変人ぶりがよく分かる
    エピソードだった。
    「わだばゴッホになる」ゴッホの絵に魅力され、
    そう口にした夫を支えつづけるチヤ。
    ‥と書けば、ただ耐えるだけのような女性に思えるが、チヤはそんな女性ではない、行動力のある女性だ。子が生まれても、少しも自分達を呼び寄せない
    夫に業を煮やし、自分から棟方の元へと向かう。
    時には喧嘩になり、激しい口論を繰り広げながらも夫婦の絆は強くなっていく。
    女性は強いな‥とつくづく思う。
    いや、強くなければ、棟方志功という人間に
    ついていくことはできなかったのかもしれない。

    棟方志功は、柳沢宗

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    2025年08月29日
  • リボルバー

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    物語としてはおもしろく、ほんとにこんなやりとりがあったんだなと錯覚してしまう
    物語の中心となる絵ではないが、ニューヨークまで行ったのに見れなかった星月夜、絶対また行って今度こそ実物を見たいと思った

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    2025年08月27日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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     登場人物が一枚の絵をきっかけに人生の悩みを乗り越える短編集である。
     絵画を題材とした内容であるが、絵画の知識がない人にもおすすめしたい。なぜなら、絵画の楽しみ方が分かると思うからだ。
     本書は、キャラクターそれぞれが現在の自分の人生と絵画のメッセージ性を関連させており、思索に入り込んでいる描写が多い。私が美術館に行った時も、同じような鑑賞の仕方をした。悩んでいることに対して、何かしら意味を見出し、前に進もうとすることができる。
     また、常設展示室というタイトルは、本書の構成の面から見ても、ぴったりだと感じた。いつでも作品を見ることができ、昔見た作品をを見かける場面に遭遇する人が多いためであ

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    2025年08月27日
  • 小説 星守る犬<新装版>

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    ネタバレ

    犬との絆が素晴らしく、自分も実家の犬をもっともっと目一杯愛そうと思いました。
    でもお父さんのセルフネグレクト感が否めなく、あまり物語に没頭できない所もありました。最後にハッピーがお腹空いたり、人間に殴られたり、お父さんが適切に助けを求めていたらと思わずにはいられませんでした。あとがきの原田マハさんの犬がどこかに行ってしまった話も、家族の雰囲気を察知して出て行ったと美化しているけど、野犬として生きていくのは大変だし、なんだか無責任にも感じてしまいました…うーん、いい話の部分と引っかかる所と両方あるお話でした。

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    2025年08月27日
  • ジヴェルニーの食卓

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    フランスに旅行に行ったあとだったので、
    より鮮明にイメージが湧いてきた。

    ただ、あまりハマらなかったかな〜

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    2025年08月26日
  • リボルバー

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    今年はゴッホイヤーとの事で各所でゴッホ展が開催されているようですね。今朝のニュースで知りました。大阪は今月末で終了・・・・うーん、遅かった。

    『たゆたえども沈まず』でアート小説の面白さを知り、おかげさまで私のゴッホ知識は全て原田マハ氏からご伝授いただきました。いつか酒席でゴッホについて能書きを垂れてみたいと思っております。お前ら待ってろよ。

    ゴッホは拳銃自殺との説が有力でありながら、まだ真相は解明されていないのが事実で、そこで今回はゴーギャンがやっつけたんちゃうん?説で話が進みます。いや、これゴーギャンでしょ。ゴーギャン確定でいいです。お疲れ様でした。

    もちろんフィクションです。『たゆた

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    2025年08月25日
  • キネマの神様

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    今や、流行りの映画や人を集客するための作品を流す、大衆的な映画館が多い中、こじんまりとした、古き良き映画館が舞台の作品。
    自分も行ってみたいなあ。

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    2025年08月25日
  • ジヴェルニーの食卓

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    モネ、マティス、ドガ、セザンヌにフォーカスした短編集。
    殆ど原田マハさんの小説で西洋美術史を学べてるので、また新たな巨匠ストーリーを読めて嬉しかったです。
    多彩な美しい文章表現が多く見られて、上品な印象の一冊でした。
    特に本のタイトルにもなっている『ジヴェルニーの食卓』は、モネが過ごした自然に囲まれた庭やお料理の描写が豊かで、温かい気持ちで読めました。
    国立西洋美術館のモネ展に行ったので、よりリアルに情景が浮かんでモネのお庭にいるような気分でした。
    ストーリーには強烈なインパクトはなく淡々としているので、初めて原田マハさんのアート小説を読む方はこれからじゃない方がいいと思います。

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    2025年08月20日
  • 異邦人

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    ネタバレ

    表紙からも想像させるけど、結構ダークな感じ。
    最初から一樹と克子の関係が怪しく光ってたけど、それは今後の展開の伏線になってたのかなと思った。照山と樹の関係、樹と菜穂の関係、照山と樹の父の関係、喜三郎と菜穂の関係、怪しい関係がうじゃうじゃ。
    京都が舞台で祇園祭りなど詳しく書かれててそれだけでも面白かったけど、菜穂の出生の秘密がわかった時そんなこと考えもしてなかったから純粋に驚いた。思ってた展開より斜め上をいくようなお話でした。

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    2025年08月20日
  • ゴッホのあしあと

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    『たゆたえども沈まず』『リボルバー』『楽園のカンヴァス』を読んだ後に、パラパラとページをめくっていくことをオススメします。
    自分の知識のなさと、原田マハ先生の巧妙すぎるストーリー展開のおかげで、何がフィクションで何がノンフィクションなのか分からないモヤモヤをスッキリさせてくれる告白本みたいな感じ。

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    2025年08月17日
  • ジヴェルニーの食卓

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    絵画の奥深さを感じられる作品
    うつくしい墓 △
    エトワール ◯
    タンギー爺さん ◎
    ジヴェルニーの食卓 ◯
    食卓の匂いが紙面上からふわっと香る
    メニュー名を見ただけでお腹が空いた

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    2025年08月16日
  • 独立記念日

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    ある章で脇役だった人物が次の章では主人公として登場する、リレー形式の連作短編×24(!)

    生活環境の変化や日常の些細かつ厄介なしがらみ、嫉妬心、病気、様々な形の愛や夢などをテーマにたくさんの女性を描く。「独立」って色々なんだな、と言葉の意味の広さにしみじみ。

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    2025年08月16日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    世界情勢が不安定な現在において考えさせられるテーマ。
    最後の方の展開は「楽園のカンヴァス」を彷彿とさせる。

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    2025年08月13日
  • ロマンシエ

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    主人公のテンション高さに慣れるまで大変だった。なかなか読み進めなかったが、後半は止まらなくなって一気に読んだ。ラストはびっくりでしょ!!
    ホントにidem展覧会を開催しちゃったことも驚き!!マハさんの作品は他のも読んでみたい。

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    2025年08月13日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    仕事ややらないといけないことを優先してしまい、ついつい後回しにしてしまう本当は大切な家族や友人のことを思い出しました。仕事や距離を言い訳についつい後回しにしてしまっている本当は仕事よりも大事な人たち。先日、その後回しにしていた大事な人たちと集まる機会があり、後回しにしていた申し訳なさとやっぱり大切だという思いを感じました。大切な人がいなくなってから後悔しては遅いのだなと感じたので仕事や距離を言い訳にせず、たくさん思い出を作っておこうと思わせてくれる一冊でした。全て女性が主人公の短編集でしたが男性もぜひ。

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    2025年08月12日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    自分は30代に入っても1人気ままにいて寂しさとか感じない人間だからなぁ…笑
    でもそれは親も元気に過ごしてるからかなぁ。

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    2025年08月10日
  • 翔ぶ少女

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    この本は震災を知らない子どもたちにぜひ読んで欲しい。とても読みやすいので小学校高学年位から読めそう。とてつもなく辛く悲しい体験をした兄弟がゼロ先生に助けられ、温かい人たちとの関わりの中で強く優しく成長していく。突然ファンタジー要素にはちょっとびっくりしたが、子どもたちが読むならいいのかも…

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    2025年08月10日