原田マハのレビュー一覧

  • 小説 星守る犬<新装版>

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    物語の最初に悲しい予感がしました。読み進むうちに、やっぱり悲しいやん、、って。犬も家族。最後まで愛してあげましょ。おなじ後悔を味わった主人公が、二人の幸せを感じてあげたところが良かった。のぞみつづける事で、どんな人生もしあわせな時間はかならずある。そうおもわせてくれる本でした。

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    2024年01月20日
  • 翔ぶ少女

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    「生きている限り、私は希望を抱く。」
    原田マハさんが意を決して書いた震災後の小説。

    困難に立ち向かう勇気が欲しい人に
    読んでほしい一冊!

    阪神大震災から19年経ってやっと一歩踏み出し、当時のことを小説にできたそうです。

    2012年1月17日震災発生時刻の神戸から取材を開始、入念なリサーチはもちろん、東北地震の時も被災地に通った。

    大学生の時に関西に住んでいた恩返しも込めて書いた物語。

    生半可な気持ちで取り組んでいないことが伝わってくる。

    ちょっとびっくりするような現実離れした事も起こる、幻想?もあるけど、

    涙あり、勇気ありの原田マハさんの真骨頂の作品だと私は思う。

    私の妻は、阪神大震災の時にお腹に子供がいて生きた心地がしませんでした。
    その時ことを思い出しました。

    石川県で震災があったばかりで大変な時期ではありますが、石川県のことも救われるよう願いながら読みました。

    忘備メモ

    「ニケ。お前はな、ほかの子とは違う。お前の足は、もう、もとには戻らへんのや。それでもな。それでも前へ、前へ。歩くんやぞ。なんでかわかるか?人言うもんはな、ニケ。前を向いてしか、歩いていけへんのや。」

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    2024年01月19日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    予想していたのと違う方向に話が進んでいって、正直最初は「うーん…」となったが、読み進めるうちに面白くなり、ペースが上がってきた。
    少年たちの生き生きとした言動がとても好きだ。
    そして、ここに出てくる作品たちを是非実際に見てみたいと思わせる書き方も素晴らしいと思った。

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    2024年01月15日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    強い志とまだ見ぬ世界への好奇心、未来への希望と諦めない想い…俵屋宗達の生き方に学ぶことが多かった。下巻も楽しみ。

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    2024年01月02日
  • 妄想美術館

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    面白かったです。
    博識のお二人だからこそできる妄想がすごく面白かったです。
    ウッチェロは知らなかったのですが、ファンになりました。聖母子像、最高!大阪のおばちゃんとふざけたガキンチョって感じがクセになる。ビリケンさんのような赤ちゃんのキリストが3Dのように飛び出てくる感じ。
    お二人のウッチェロ愛がひしひしと伝わってきました。
    やっぱり絵っていいなぁ。

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    2023年12月29日
  • でーれーガールズ

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    原田マハさんが高校時代を赤裸々に語った?ガールズ青春物語。27年振りの同窓会、自分の同窓会を思い出した。でもただの同窓会で終わらないのが、マハ作品。改めて友達っていいなーと思えた。

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    2023年12月22日
  • でーれーガールズ

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    舞台は岡山。なのに自分が過ごした水戸のような感覚になる。
    高校時代、水戸の宮下銀座にあった喫茶店によく行った。確か「ポニー」だったように思う。
    昔の喫茶店には自由ノートがあって、そこに胸の想いを綴ったりした。会ったこともない人達ともそのノートでやりとりし、繋がった。今でいうSNSのように。
    一年前亡くなった親友とも訪ねたことがあった。正確にいうと時間差で訪ねた。そこには彼の青春の傷みが綴られていた。私を待ちながら。

    この話は青春小説である。
    瑞々しいという形容がぴったりの。
    「ワダカマリという名の奇妙な岩がごろりと転がったまま」のこともある。
    小さな誤解が、嘘が、大きなワダカマリに変身して何十年続くこともある。

    今回も結末は衝撃的だった。
    多くの韓国ドラマの結末のように
    まあるくまあるくハッピーエンドであってくれと
    願いながら読んだ。

    やはり青春時代はほろ苦い。

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    2023年12月22日
  • お帰り キネマの神様

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    ネタバレ

    原作の小説も映画「キネマの神様」も見たことがなく、いきなりこちらの作品を読みました。
    山田洋次監督の「一晩で読んでしまった。」という帯のコメント通り、私も一晩で読んでしまいました。
    映画で繋がる家族の絆が素敵なお話でした。
    結末で映画の幸せに包まれる様に、嬉しい気持ちになり、感動しました。
    やっぱり原作も気になるので、小説を読んでみたいし、映画も見てみたいと思います。

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    2023年12月22日
  • やっぱり食べに行こう。

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    取材のために外国を飛び回るマハさんなのに、日本大好きな私には日本のエッセイがお好みらしい。

    原田マハさんの純喫茶の定義、「入り口に小便小僧、薄暗い、クラシックが流れている。」お父さんが子ども時代に連れてってくれたらしい。9時まで入ればトーストとゆで卵がつく!
    私にとっては、モーニングがある、薄暗い、ナポリタンが美味いかな?

    原田マハさんが牡蠣の生まれ変わりだとは。
    牡蠣フライ、牡蠣の土手鍋までは許せるが、生牡蠣は絶対無理だ。ニュージーランドに初めて行った時、最後のツアーディナーが生牡蠣だった時の落胆は忘れられない。

    礼文島の店、「海鮮処かふか」も面白い。
    私もカフカの変身にあやかったと思いきや、何と、、、地名とは。香深。
    ウニの踊り食い。これは贅沢!
    羨ましい。

    たくさん食べたくなったけど、
    豆腐納豆が一番かな。
    そうそう海外に行く時は
    梅干しと炊飯器だね!
    美味しいエッセイだった。

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    2023年12月07日
  • お帰り キネマの神様

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    これが『キネマの神様ディレクターズ・カット』の文庫なんですね〜!
    単行本を読もう読もうと思っていたのですがね

    間の映画を観ずに、二つの小説『キネマの神様』と『お帰り キネマの神様』を読みました

    話は全く別物でした
    初めはそう思っていました
    しかしどちらも登場人物はほぼ同じで、内容も前作同様「映画愛」と「家族愛」を謳っています
    そしてゴウがもたらす奇跡によって、家族の絆が再び結ばれていく様は、どちらの小説も感動的でした
    もちろん読んだあとも心温まるものでした

    小説が映画化されて、映画が小説化されて、全く別の話が生まれるなんてと驚きですが、両作のテーマがぶれていない所が素晴らしいなと思いました

    そして、自分が手掛けた可愛い我が子に〝お帰り”と言いたくなるマハさんの気持ちが少しだけわかる様な気がします

    最後に一言
    ゴウの人たらし振りは相変わらずなのですが、奥さんがこれまた可愛いこと可愛いこと(≧∀≦)
    若き日の二人の結ばれ方は、まさしく映画のワンシーンでも観ているような気分デシタ♡

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    2023年11月28日
  • エール!(3)

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    憧れて手に入れた仕事にも嫌な事はある。
    こんな仕事辞めてやる!という仕事の中に、
    笑顔になる一瞬がある。
    生活の為に働くのだから割り切る、
    という考えもある意味正解だと思うし、
    この仕事が天職だと思っていたのに、
    向いてないって挫折する事も多分ある。

    大変そうだね、と言われる仕事に、
    笑顔で楽しげに関わる人もいる一方で、
    誰もが羨む職業に就いているのに、
    人知れず悩んで塞いでいる人も多分いる。

    早期退職に憧れた時期もあったけど、
    社会の片方にしかいられない人生が楽しいのか、
    自信がなくなってきた。
    助け合って社会を作って生きていく上では、
    誰もが自分の役割を「ちゃんと」する事が、
    大事なのかもしれないな。

    「常にベストを尽くせ。見る人は見ている。」
    「スプーンひとさじのお砂糖」を探して。
    あなたも。
    わたしも。

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    2023年11月26日
  • 小説 星守る犬<新装版>

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    あれあれ、いきなり涙腺が緩むような展開ッ!
    決して人前では読まないで下さい

    こちらは村上たかしさんのコミックを、原田マハさんが小説化した作品なのだそうです

    お父さん(飼い主)と、いつまでもお父さんを愛し続ける愛犬ハッピーのお話です

    それに加えて、お父さんとハッピーの事を調べるうちに福祉事務所の奥津さんも、愛犬だったバンとの生活の日々を回想します

    いつも真っ直ぐなハッピーがとっても可愛くて、穏やかで優しいお父さんが大好きな気持ちが沢山伝わってきました
    遊んでもらえると、嬉しくて尻尾をちぎれんばかりに振るしぐさ♪
    大好き過ぎて、お父さんの顔中を舐めまくる姿♫
    犬って、こちらが照れてしまうほど表現がストレートなんですよね(*≧∀≦*)

    でも時が経ってその生活はいつまでも続かなくなり、新たな展開が待っていました。。。

    世の中、これでいいの?

    お父さんの財布を盗んだ少年も、将来きっと苦しむのでしょうね

    話はハッピーの目線で話が進みますが、実際犬がどう考えているかはわかりません
    何が犬にとってしわあせなのでしょうか

    悲しくて切ない、それでいて温かくもあるお話でした

    カバー絵がアンリー・ルソーの『婚礼』で、素敵でした

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    2023年11月06日
  • リーチ先生

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    イギリス人陶芸家バーナード・リーチの他者視点による伝記フィクション

    以下公式のあらすじ
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    1954年、イギリス人陶芸家バーナード・リーチが大分の焼き物の里・小鹿田を訪れる。その世話係を命ぜられた高市は、亡父・亀乃介がかつてリーチに師事していたことを知らされる。
    時は遡り1909年。横浜の洋食屋で働きながら芸術の世界に憧れを抱いていた亀乃介は、日本の美を学び、西洋と東洋の架け橋になろうと単身渡航した青年リーチと出会う。その人柄に魅せられた亀乃介は助手となり、彼の志をひたむきに支えていく。
    柳宗悦や武者小路実篤ら白樺派の面々や、のちに陶芸家として偉大な足跡を残す富本憲吉、濱田庄司、河井寛次郎らと熱い友情を交わし、陶芸の才能を開花させていくリーチ。
    やがて彼はさらなる成長を求めて、亀乃介や濱田を伴い帰国。イギリスの西端、セント・アイヴスに工房を開く。敬愛する「リーチ先生」の傍らで陶芸を究め続けたい。その想いを胸に遠い異国の地で懸命に働く亀乃介だったが、別れの時が訪れて――。著者渾身のアート小説、誕生!
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    バーナード・リーチにまつわる、近代日本の陶芸のあれこれ

    ヨーロッパでの、アーツ・アンド・クラフツ運動
    日本における民藝運動
    陶芸は美しい上に、実用的なものだという「用の美」

    柳宗悦の「好いものは好い」という信念

    イギリスに留学していた高村光太郎との出会いから日本への再訪
    そして高村光雲の元に身を寄せて亀之介との知己を得る

    柳宗悦との出会い
    武者小路実篤、志賀直哉など白樺派との交流

    富本憲吉による陶芸との邂逅
    六代目 尾形乾山への弟子入りと七代目乾山の襲名
    濱田庄司の来訪と陶芸技術の助成

    イギリスへの帰国
    そしてセント・アイヴスで「リーチ・ポタリー」の開設


    バーナード・リーチという存在がなければ、日本の陶芸はどうなっていたのでしょうね?
    浮世絵と同じく廃れていった可能性がある

    柳宗悦による民藝運動
    芸術は一部の芸術作品のみで成立するものではない



    一番好きな場面は、関東大震災の後に亀乃介が日本に帰るべきか迷っている時のリーチ先生の一言のところ

    「守破離」という概念は教えを請う弟子の立場の言葉ではあるけど
    師匠の立場としても弟子離れが必要だという事なのでしょうね

    親離れ子離れと同じように、どちらか一方で成立するものではないのだと初めて認識した


    それにしても、ここまで詳細にバーナード・リーチという人物を描きながら
    語り手の沖亀乃介が架空の存在というのに一番驚いた
    開設によるとモデルはいないとの事だけど、ちょっと検索したらそれっぽい人はいるようで
    松林靏之助、森亀之助、森田亀之助 あたりが混在して物語に組み込まれているようだ


    原田マハさんは他の芸術系小説も含めて、史実とフィクションの境目がわからねぇ……

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    2023年11月02日
  • ラブコメ

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    原田さんの作品ということで購入。
    タイトルと漫画家とのコラボから、恋愛小説の漫画版と思ったが全く違う「米:コメ」作りの話だった。
    日本農業新聞で連載することになった原田さん。その参考として農業体験を試みることに。ちなみに、連載の方は『生きるぼくら』で既に読んでいて、引きこもりの主人公がコメ作りで立ち直る感動的な話しだった。
    この始める時期が劇的な時期で、2011年2月からで、震災当日も信州の農場に行く予定だったとか。震災後も描かれているが、コメ作りが主なので震災は抑え目。
    自分自身、コメ作りは実家が農家だったし、家を出て半世紀ながら、都会のど真ん中の公園ボランティアで田んぼも畑も作っていたので、作業が良く分かる。
    原田さんも漫画家のみづきさんも、楽しんでコメ作りをしているのが伝わってきて楽しく読めた。

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    2023年11月02日
  • 妄想美術館

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    原田マハさんとヤマザキマリさん(テルマエ・ロマエの作者)が対談形式で美術史や画家に対する妄想を語っている本。
    ヤマザキマリさんの経歴は何も知らなかったので興味深かった。今度著書を読んでみたい。

    二人ともとても知識豊富で、それに裏打ちされた「こんな美術館(美術展)を作りたい」という妄想が爆発して盛り上がっている様子がわかって楽しかった。
    お話しの中で知らなかった画家が出てきたり、その人が描いた絵画の写真もカラーで掲載されていて未知の世界を少し覗くことができた。

    あとがきでマリさんが「美術館は、芸術という人間にしか生み出せない創造物を糧に生きてきた様々な人々の魂が集う緑豊かな森のようなもの」という表現をされていたのも印象に残った。

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    2023年08月03日
  • いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画

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    「生きているうちに見るべき絵画」の本物に出会いに行きたくなりました。
    いや、読んだだけでも、出会った(見た)ような気になってしまっている!マハさんの文章による惹きつけに、もう全部持っていかれちゃっています。

    ゴッホやドガが日本画・浮世絵に憧れ、その技法をも取り入れたという点、興味深く読みました。その事実は知っていても、一人一人の画家を丁寧に取り上げているマハさんの作品を読んでいると、より親近感がわいて、事実味が増してくる感じがします。

    あとがきのことば、非常に印象的でした。

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    2023年08月03日
  • 小説 星守る犬<新装版>

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     本作は、原田マハさんが村上たかしさんの同名コミックに惚れ込み、小説化した珍しいタイプの本のようです。逆パターンは結構多いのだそうで‥。(小説のコミック化・映画化ともあまり関心がなく‥)

     今回、著者がお気に入り作家の一人である原田マハさんであること、更に昨年、17年連れ添った愛犬を亡くしたこともあり、何となく手にしました。

     子どもでも読める平易な文章で、特に中心となる犬の視点で描かれた内容は切なく涙を誘います。が、そんな単純な話だけでなく、人間の思いやりや身勝手さ、犬の一途な寄り添う気持ちと共に、愛することや幸せなど、根源的な問題について自問させられることが多々ありました。
     井上ひさしさんの「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく〜」の言葉がピッタリな内容で、親子で「主人と犬は、不幸だったのか幸せだったのか」「愛するってどういうこと?」などと、語り合うのも素敵だな、と思いました。

     村山さんの原作コミックは分かりませんが、一人と一匹の死へ向かう旅を中心に据え、前後に福祉事務所職員を登場させ、その死後を描いています。
     この(村上さんの原体験という)「原野の放置車から白骨遺体、近くに一部白骨化した犬の死体が発見され‥」という、交差点での電光掲示板ニュースから始まる物語の構成も素晴らしいと感じました。
     読めばきっと身の回りの人や動物に、優しくなれる物語だと思いました。

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    2023年07月29日
  • やっぱり食べに行こう。

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    マハさんのアート小説が好き。たまにはちょっと違う路線のマハさんに出会ってみるか〜と手にとったこの一冊で、小説の舞台裏を知ることになり、ますます沼ることになろうとは。
    飽くなき美味しいものの追求と、それにまつわるアートのお話、海外暮らし、どこをとってもキラキラしていました。お腹いっぱいー♪

    アートをテーマにした小説を書くときにいつも心がけていることは、いかにも「これはほんとうにあったことかもしれない」と感じていただけるように書くこと。ただし、実在のアーティストが登場するばあは、彼らに対するリスペクトと愛情を決して忘れない。そうすることによって、読者がアートに対して興味をもち、自分自身でもっと調べたり、美術館に出向いてくれたりすればと願いを込めている。

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    2023年07月22日
  • 小説 星守る犬<新装版>

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    一気読みして泣いた本。苦しくて切ない。
    犬と比べると人間って気まぐれで残酷だなぁと思う。動物を迎え入れて大切な家族の一員になるって奇跡のようなことだけど、その責任もしっかり持たなきゃね。私も胸を張って自分の小さな相棒は生涯幸せだったと言えるように、たっぷり一緒に過ごしてたっぷり愛す:)

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    2023年07月10日
  • 恋愛仮免中

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    私にとって、よく名前もみるし、代表作も分かるけど、読んだことはない作家さん達の恋愛小説アンソロジーとのことで面白そうだなと思い購入しました。
    それぞれに面白かったり、感動したり、共感したりしてとても良かったです。

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    2023年06月30日