原田マハのレビュー一覧
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ゴッホ展を前に、彼について改めて学びたいと思い立ち、大好きな作家である原田マハさんの『ゴッホのあしあと』を手にしました。
彼の人生は孤独や苦悩に満ちていたが、その中から生み出された作品には、人の心を揺さぶる強さと光があると改めて感じました。
マハさんの文章は、美術の知識がなくてもすっと心に入ってくる温かさがあり、ゴッホがどんな思いで絵を描いていたのかが自然に伝わってきました。ページをめくるごとに、彼が歩んだ道を一緒にたどっているような感覚に包まれて、ますますゴッホの作品に興味が湧きました。
本を読み終えた今、実際に絵の前に立てば、これまで以上に深いまなざしで作品と向き合えると思う。そして、 -
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ネタバレ印象派の画家、マティス・ドガ・セザンヌ・モネを描いた短編集。
4名の印象派の画家について、
マティスについては家政婦からの視点、ドガについては友人からの視点、セザンヌについては彼を応援していた画材商の娘からの手紙、モネについては義理の娘からの視点というように異なった描かれ方がされており、興味深く読むことが出来た。
当然のことながら、この4名の印象派の画家については学校の美術の授業で習って知ってはいたが、こうした物語を読むとその人となりを知ることが出来、より身近な存在に感じられ、作中に出てくる絵画作品名を見ると、ネットでその画像を探し出し見てしまう。
モネ晩年の大作であるオランジェリー美術 -
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ヘレン・ケラー
私の尊敬する人。
彼女の傷害を現在の青森県弘前市を舞台に、
介良れん として物語が繰り広げられる。
音も光も言葉も発することができない
どう関わったらいいのかわからない
誰もが手を余してた時に、れんの教師として
迎えられた安だけは、れんと真っ向から向き合う
姿勢に芯の強さを感じた。
そして れん の初めての友人となるキワ。
盲目の彼女は、三味線奏者として全国をまわる途中で れん達と出会い れん とともにたくさんのことを覚えていくのだけれど。。。
キワをモデルにしたのは高橋竹山かな?
安が れん との関わりの中で悩んでた時にイタコが
ヒントをくれるシーンがあるけれども、 -
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盲聾啞という三重苦の困難を乗り越え
社会福祉に身を捧げた偉人ヘレン・ケラーと
彼女の家庭教師アニー・サリヴァンの伝記は
つとに有名ですが、
それを明治期の津軽地方に舞台を移し
翻案・再構築したという本作。
介良れん(けられん)と去場安(さりばあん)
という登場人物の名前を見ただけで
すぐに原作の映画を思い浮かべるのですが、
本作では、原作には登場しない
津軽ならではの風習・文化が
重要な役目を果たします。
特に印象的なのは
三味線弾きの盲目の少女“キワ”と
“れん”との出会いです。
“キワ”が津軽じょんがら節を奏で歌う場面。
自分がかつて聞いたことのある
津軽三味線の響き(高橋竹山だったか