リーチ先生

リーチ先生

891円 (税込)

4pt

1954年、大分の小鹿田を訪れたイギリス人陶芸家バーナード・リーチと出会った高市は、亡父・亀乃介がかつて彼に師事していたと知る。──時は遡り1909年、芸術に憧れる亀乃介は、日本の美を学ぼうと来日した青年リーチの助手になる。柳宗悦、濱田庄司ら若き芸術家と熱い友情を交わし、才能を開花させるリーチ。東洋と西洋の架け橋となったその生涯を、陶工父子の視点から描く感動のアート小説。第36回新田次郎文学賞受賞作。

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リーチ先生 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月27日

    大きなフィクションが仕込まれている事を読後の解説で知りましたが、解説の通り、最後まで健やかな気持ちで一気に読みました。自分を作り上げるということに対する作者の想いが作中に貫かれています。快作と思います。

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    Posted by ブクログ 2023年07月25日

    歴史上の偉人を交えたエンターテイメント。マハ先生、流石です。美しい師弟関係、なかまの存在、読後爽快!

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    Posted by ブクログ 2023年04月01日

    数ヶ月かけて読み終えた。リーチ先生や周囲の人々の優しさや熱さに感動。陶芸の道をひたすらまっすぐと進み、自分だけの作品を作りたいと願う人々のなんと眩しいことか。フィクションでありながら、同時代に日本で活躍し、今に至るまでその名を残す柳宗悦や高村光太郎の姿にも強く惹きつけられた。

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    Posted by ブクログ 2023年01月11日

    とってもよかった!感動的。。
    民藝の歴史などを調べると必ず出てくるイギリス人の陶芸家「バーナード・リーチ」の史実を基にした小説。
    器や陶芸に興味がある人におすすめ。

    解説にもあった通り、どこまでが史実でどこまでか創作なのか、読んでいると分からなくなった。その位、史実を徹底して研究し書いたことがよく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月11日

    原田マハさんはサスペンスものが多いイメージでしたが、本作は芸術に情熱をつぎ込む人々を描いた物語でした。登場人物の陶芸に対する熱意が本当に素敵で、民藝にも興味を持ちました。

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    Posted by ブクログ 2022年09月09日

    良かった。久しく触れていない芸術に触れられた気がする。

    ⚪︎いつも、原田先生の本は、私の苦手な分野を(芸術)書いてくださってそれを読むことで、多少なりとも知ることができて嬉しい。今回は陶芸。
    ⚪︎過去と現在をつなげる書き方

    また原田先生の本を読みたい

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    Posted by ブクログ 2022年02月08日

    原稿用紙換算で千枚はゆうに超えるであろう大作だったが、全く飽きさせることなく読ませ切る文章力は素晴らしい。さして興味のある領域でなかったにも関わらず、窯の前で必死に火の番をする亀の介のいる情景が眼に浮かぶ。

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    Posted by ブクログ 2024年03月02日

    前に前に進んでいく清々しさ。
    普段のマハさんのミステリテイストが少なく、現代においては巨匠とも呼ばれる、当時の名もなき若者たちの熱い想いにじんとくる。

    民藝のなんたるかが少しわかった気がする。

    数年前に訪ねた世田谷美術館で見た北大路魯山人の茶器(湯呑み)、ガラスケースの中に展示されていたものの一...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月02日

    イギリス人陶芸家バーナード・リーチの他者視点による伝記フィクション

    以下公式のあらすじ
    ----------------------
    1954年、イギリス人陶芸家バーナード・リーチが大分の焼き物の里・小鹿田を訪れる。その世話係を命ぜられた高市は、亡父・亀乃介がかつてリーチに師事していたことを知らさ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月22日

    分厚い長編だが、読みだすと止まらず面白かった。バーナード・リーチ以外も実在の人物である事を知らずに読んだが、それぞれの人物像が目に浮かび、物語に入り込んだ。亀之助がリーチ先生の元を離れてからどんな人生を歩んだのかにも想像が膨らんだ。リーチ・ポタリーに訪れてみたいと思った。

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