原田マハのレビュー一覧

  • 小説 星守る犬<新装版>

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    一気読みして泣いた本。苦しくて切ない。
    犬と比べると人間って気まぐれで残酷だなぁと思う。動物を迎え入れて大切な家族の一員になるって奇跡のようなことだけど、その責任もしっかり持たなきゃね。私も胸を張って自分の小さな相棒は生涯幸せだったと言えるように、たっぷり一緒に過ごしてたっぷり愛す:)

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    2023年07月10日
  • 妄想美術館

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    フランスのマハさん、イタリアのマリさん、という感じでめっさ面白かった!「カノーヴァ ぶつぶつ」を私も検索してしまった。案の定、ギャーってなった。笑

    マリさんのメッシーナ、ウッチェロ推しが伝わる。おかげでイタリアの画家が描いた絵についても覗きたくなった。「美術館は幸せになりに行くところ」っていうのがお二方の愛情を感じた。絵を見た時の「なんかいいな」っていう感覚を大事にしたい。

    ヴェネツィアのペギー・グッゲンハイム・コレクション、、、行ってみたし!

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    2023年07月08日
  • 夏を喪くす

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    「ごめん」とい名の本でしたが、
    内容は同じものみたい。

    天国の蝿

    ごめん

    夏を喪くす

    最後の晩餐


    の4つの短編小説集。

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    2023年07月04日
  • 恋愛仮免中

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    私にとって、よく名前もみるし、代表作も分かるけど、読んだことはない作家さん達の恋愛小説アンソロジーとのことで面白そうだなと思い購入しました。
    それぞれに面白かったり、感動したり、共感したりしてとても良かったです。

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    2023年06月30日
  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

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    マティス、ドガ、セザンヌ、モネについての4編の物語。それぞれに異なった切り口での語りは、いかにもマハさんらしい。
    セザンヌのお話では、太陽の刺(ゴッホのお話)タンギー爺さんが登場。絵を検索していて、ゴッホのタンギー爺さんの肖像とは別に、セザンヌのタンギー爺さんの肖像もあることを知りました。同じ人物を描いていても、こんなふうに違うのか、と、新しい発見。

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    2023年06月21日
  • 夏を喪くす

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    短編4つ。
    大人の女性の物語であるけど、それぞれ不完全なただの人で、悩みや後悔と選んできた人生が描かれている。

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    2023年06月18日
  • 原田マハ、アートの達人に会いにいく

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    33名のアートの達人は、知っていた人も知らなかった人もいたが、どの達人も知的好奇心や気品が溢れている。
    こんな方々と対談される原田さん自身もアート達人なんだよなと思った。
    ゆっくり生のアートに触れたいなと、美術館好きの私は刺激されまくった。

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    2023年06月15日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    これこそが、奇跡。神が為したもう奇跡だ―。

    現代の学芸員の視点から始まり、物語は一気に戦国時代、元亀から天正の時代へと読者を引き込んでいく。
    下巻の解説でも述べられているが、史実ではないし、詳しい方からしたらあり得ない展開だと思うが、読んでいるとこんな出会いがあったら面白いとワクワクしてくる。俵屋宗達と織田信長、天正遣欧少年使節団、カラヴァッジョ。幾年もかけてたどり着くローマ。この後どうなるの!?と下巻の2巻目があるんじゃないかと確認してしまう。本当に大変な時代に、大変遠い場所で、大変な経験をした少年たちの物語がもっと読みたかった。
    原田マハさんの小説に出てくる人たちは、本当に真摯で、ひたむ

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    2023年06月11日
  • でーれーガールズ

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    解説を読んで驚いた。原田マハさんが過ごした高校が舞台になっている、と。
    岡山弁が難しく、でも、「でーれー」心に染みる物語だった。
    少女漫画的な部分とリアルな部分とが交錯し、最後は胸熱だった。

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    2023年06月10日
  • アノニム

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    2回目。やっぱりアノニムカッコいい…!みんな行動とか発言がスマートで憧れる。失敗しないところも安心して読める。ただ張英才のキャラが極端すぎる所だけがキズかな。ぜひ!続編を!

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    2023年05月27日
  • 原田マハ、アートの達人に会いにいく

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    小池一子 「西武と佐賀町」 
     エキジビット・スペース 床と天井高  森村さん 内藤令 大竹伸朗  
     セゾン美術館 時代精神の根拠地として
     
    福武總一郎 「直島」 
     在るものを活かして ないものを創る
     赤字になったら 個人で補填する
     継続しないと ノウハウは溜まっていかない

    青木淳 「京都府美術館」 
     1933年開館 現存する美術館としては最古
     古い時代に新しい時代のレイヤーを重ねる
     青森県立美術館 使いやすくはないけどうまく運転したらすごいスピードで走る

    森佳子 「森ビル」  
     都市づくり 中心には美術館とコンサートホール
     サントリーホール 森美術館 都市生活の中で楽

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    2023年06月02日
  • 原田マハ、アートの達人に会いにいく

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    どうしても会いたい! アート小説の名手・原田マハが突撃取材したのは、33人の先達。アートな体験にもとづいた宝物のような言葉がつまった対話集。『芸術新潮』連載を改題、修正。

    贅沢な対話集。

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    2023年05月17日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    当時としては驚きの新感覚の絵師、俵屋宗達。
    とても好きな絵師なのですが、出自不明で謎が多くよく創作として取り上げられる。証拠が無いと歴史的事実と認定されないから逆にたくさんの仮説が成り立つ。自由闊達で何事にも捉われない奔放な絵師に相応しい物語。天正遣欧少年使節や織田信長との繋がりなど同世代に生きたと思われる人物との関係を史実に則りながら、驚きの発想!俵屋宗達が自由に動き回る様が小気味良い

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    2023年05月05日
  • アノニム

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    ネタバレ

    楽園のカンヴァスを読んで、原田マハのアートに関する小説を他にも読んでみようと思い、手を取った。楽園のカンヴァスと共通するところとしてアートを題材としてミステリーの要素を掛け合わせてるのが原田マハ作品の特徴だと思った。スピード感がある作品で、スラスラと読み進めることができたが、一高校生が描いた作品が贋作だと見抜かれないことなどあり得るのか、なぜ描いた時の記憶がなくなっているのかなど、現実では起こり得ないだろうということも感じだが、気にせずに読み進め、華やかな空気感を楽しむ作品なのだと思う。

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    2023年05月03日
  • 原田マハ、アートの達人に会いにいく

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    アートの達人たちとの対談。特に安藤忠雄さんやベネッセの社長さんなど、見たことあったり行ったことのあるアートの話は面白かった。アートは人生に無くても生きていけるもの、ではなく、無ければ生きていけないもの、と言い切れるのが素敵。

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    2023年05月02日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    始まりは読みにくくて時間が掛かったが、マルティノが登場し物語が展開してからどんどん読み進められた。
    原マルティノ、狩野州信(永徳)、俵屋宗達、天下人織田信長の思惑が絡み合い、始まりの絵画とどう繋がって行くのか下巻も楽しみである。

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    2023年04月21日
  • 妄想美術館

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    アーティストたちの血と汗と涙で創り出された美術品たちを観に行きたくなります。ヤマザキさんのイタリア愛が強く、新婚旅行で行ったシスティーナ礼拝堂を思い出したりして本当行って良かったと思えました。欲を言えば、フィレンツェやヴェネツィアの美術館も行きたかった…。

    ヤマザキマリさんの漫画読んでみたくなりました…!

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    2023年04月19日
  • 小説 星守る犬<新装版>

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    村上たかしさんのコミックを小説化したもの、ということ。
    短いながら、泣けるストーリー( ; ; )
    犬好きや動物好きに是非読んでほしい本。
    わんちゃん、なんという愛おしい存在。

    しかしずっと頑張ってきたのに、病気になり職を失った途端おとうさんを捨て去るおかあさんとみくちゃんは酷すぎる。優しくしてもらったのに全財産を盗んで去った少年も…
    おとうさんとハッピーが再会して、永久に楽しく幸せに過ごすことを信じたい。

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    2023年03月18日
  • 恋愛仮免中

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    5人の作家による恋愛アンソロジー

    奥田英朗 「あなたが大好き」
    窪美澄 「銀紙色のアンタレス」
    荻原浩 「アポロ11号はまだ空を飛んでいるか」
    原田マハ 「ドライビング・ミス・アンジー」
    中江有里 「シャンプー」
    の5編が収録されています。

    窪美澄さんの作品を楽しみにしていましたが2016/10/17に刊行された「すみなれたからだで」に収録されていた物で少し残念でしたが、それでも再び読み返したらやっぱり好きだなと感じました。
    16歳の男女のすれ違う繊細な恋心にドキドキしたり、おばあちゃんの家や海、龍宮窟の風景が脳内映像に浮かんで来たり、おばあちゃんの作るおにぎりが食べたくなったり、終始無駄

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    2023年02月17日
  • ジヴェルニーの食卓

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    2015年発表のこの作品よりも先に、2021年発表の「リボルバー」を読み、台詞や描写に青臭さを感じ、少女マンガ的と辛口のコメントを書いた。
    しかし、この作品は別物。上品なデザートをいただくかのごとく、丁寧に読み進んだ。
    この違いは、どこから来たのだろう?短編と長編の違い?
    まあ、それはともかくとして、収録されている4篇ともに印象派にふさわしい光溢れる風景描写で作者のキュレーターとしての目が活かされていて、人物描写では画家一人ひとりの画業に相応しい表現で描き上げられている。
    どれくらい文献を参考にしたのか分からないが、特にマティスとピカソなど対比が上手く、彼らの作品を改めて眺めたくなった。
    主軸

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    2025年08月09日