原田マハのレビュー一覧
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本作は、原田マハさんが村上たかしさんの同名コミックに惚れ込み、小説化した珍しいタイプの本のようです。逆パターンは結構多いのだそうで‥。(小説のコミック化・映画化ともあまり関心がなく‥)
今回、著者がお気に入り作家の一人である原田マハさんであること、更に昨年、17年連れ添った愛犬を亡くしたこともあり、何となく手にしました。
子どもでも読める平易な文章で、特に中心となる犬の視点で描かれた内容は切なく涙を誘います。が、そんな単純な話だけでなく、人間の思いやりや身勝手さ、犬の一途な寄り添う気持ちと共に、愛することや幸せなど、根源的な問題について自問させられることが多々ありました。
井上ひさ -
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-芸術は、飾りではない。闘うための武器なのだ。
闘うべき相手は政府でもファシズムでもなく、戦争、暴力、憎悪である。武器を持たず、思想と文化と芸術の力、そして、人々の結束で、それら負の存在と闘う。ゲルニカは、平和を望む世界中すべての、私たちのものだ。
小学生の頃、図工の教室で、黒板一面に広げられたゲルニカを見たことがある。泣き叫びたくなるような描写からふと、画面の下の方へ目を逸らしたときに、絵画の中央下に花を見つけた。これはピカソが戦争で亡くなった人たちへ渡したかった花なんだ、と思い、戦争から、ここから逃げちゃいけない、と端から端までつぶさに観察した記憶がある。
いま、世界と、そして日本はどこ -
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マハさんのアート小説が好き。たまにはちょっと違う路線のマハさんに出会ってみるか〜と手にとったこの一冊で、小説の舞台裏を知ることになり、ますます沼ることになろうとは。
飽くなき美味しいものの追求と、それにまつわるアートのお話、海外暮らし、どこをとってもキラキラしていました。お腹いっぱいー♪
アートをテーマにした小説を書くときにいつも心がけていることは、いかにも「これはほんとうにあったことかもしれない」と感じていただけるように書くこと。ただし、実在のアーティストが登場するばあは、彼らに対するリスペクトと愛情を決して忘れない。そうすることによって、読者がアートに対して興味をもち、自分自身でもっと調 -
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これこそが、奇跡。神が為したもう奇跡だ―。
現代の学芸員の視点から始まり、物語は一気に戦国時代、元亀から天正の時代へと読者を引き込んでいく。
下巻の解説でも述べられているが、史実ではないし、詳しい方からしたらあり得ない展開だと思うが、読んでいるとこんな出会いがあったら面白いとワクワクしてくる。俵屋宗達と織田信長、天正遣欧少年使節団、カラヴァッジョ。幾年もかけてたどり着くローマ。この後どうなるの!?と下巻の2巻目があるんじゃないかと確認してしまう。本当に大変な時代に、大変遠い場所で、大変な経験をした少年たちの物語がもっと読みたかった。
原田マハさんの小説に出てくる人たちは、本当に真摯で、ひたむ -
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小池一子 「西武と佐賀町」
エキジビット・スペース 床と天井高 森村さん 内藤令 大竹伸朗
セゾン美術館 時代精神の根拠地として
福武總一郎 「直島」
在るものを活かして ないものを創る
赤字になったら 個人で補填する
継続しないと ノウハウは溜まっていかない
青木淳 「京都府美術館」
1933年開館 現存する美術館としては最古
古い時代に新しい時代のレイヤーを重ねる
青森県立美術館 使いやすくはないけどうまく運転したらすごいスピードで走る
森佳子 「森ビル」
都市づくり 中心には美術館とコンサートホール
サントリーホール 森美術館 都市生活の中で楽