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谷川俊太郎、竹宮惠子、安藤忠雄、山田洋次――アート小説の名手が、作家になる以前からいつか会いたいと思っていた先達たちに直撃。それぞれの子供時代から現在の仕事にいたるまで、分厚い人生から発せられた言葉は、豊かな智恵にあふれています。「芸術新潮」の人気連載から生まれた、次世代へ伝えたい珠玉の対話集。
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Posted by ブクログ
知識欲も満たしてくれるし、普段垣間見れない世界を覗くことができました。 この本を読まなければ出会わなかったかもしれない人々の歴史に触れることができて、刺激を受けましたし、大変楽しかったです。 美術好きや、知らない世界をのぞいてみたい人におすすめです。
「アート小説家」となるべくしてなった原点を垣間見た気がする。 各地の美術館へ出かけて絵画を鑑賞する事を、 「友達に会いに行く」とおっしゃるマハさん。 この対談は友達の育ての親、保護者に会いに行っているよう。 そして、絵画にとどまらず、音楽や建築、文学や重要文化財、映画などなど・・・なんて幅広い!...続きを読む 内容も、子供の頃の話から、夢の話や、子供たちに希望が持てるような話がたくさんあった。 六花亭やフジコヘミング、安藤忠雄、谷川俊太郎など、特に興味深かった。 尊敬する稲盛和夫さんが寄付した話は、さすがだった。 マハの由来も知れたし、益々の活躍を期待したい!!
初めて出会う「アートの達人」そんな人たちの言葉、そして生き様に触れた。福武總一郎氏の「世の中で一番崇高なことは良いコミュニティを作ることだ」「物書きはお金が入るけど、こっちはお金を使う。大きな違いじゃないですか(笑)。そもそも大量生産でしかお金儲けなんてできません。でもアーティストたちは1点1点に自...続きを読む分の問題意識、社会に対するいろんな思いを込めて作品を作る。そう考えるとだんだん作品が「見えて」きます。」という言葉や、谷川俊太郎氏の「これだけはやった、今後これはしたい」というマハの質問に対して「結婚離婚を三回したこと。『ことばあそびうた』を出したこと。やってみたいことは『死ぬ』こと」などが印象的だった。他にも数えきれないくらい素敵な対談ばかりで、なんかもったいなく思うくらいの対談集だった。原田マハさんって、関学で僕と同期やったのも驚き!
山田洋次、谷川俊太郎、安藤忠雄、美輪明宏などの著名人からあまり知らなかった偉大な人々との対談集。33人の方にマハさんがインタビューした内容がかいてあるが、どれも内容が濃い!みなさん、1930年代、1940年代の方々ばかりなので、それぞれの人生の生き様が語られていて何度も読み返したくなる貴重な本た。美...続きを読む輪明宏が三島由紀夫に口説かれたとか江戸川乱歩はお店の常連客だったもか歴史的な人との交流エピソードも面白かった。
原田マハの様々な美術関係者との対談集。 私の世代にとっては歴史上の人物に思えてしまう人々も、少し上の世代にはつい最近まで生きていたリアルタイムの人物であることにハッとした。 画家やキュレーターあたりまではイメージができるんだけど美術館の運営や美術コレクターになってくると、存在を意識したことがなかった...続きを読むのでとても興味深かった。
アート界をリードする著名な33人との対談、最初の写真が素敵だ。 マハは対談相手によって、服装、立ち位置を変えている。慎ましやかに少し離れて、ほぼ横並び、時には腕を組んで、 私の知らないアートの達人との交流は、美術館の扉を開いてくれる。訪ねてみたい美術館が増えた ドナルド・キーン:インタビューを終えて...続きを読む 先生の向こう側に、谷崎が三島が、川端が見える。憧れの文豪たちが先生を通して語りかけてくれるような錯覚を覚えた。日本を愛し、日本の文学に生涯を捧げたまっすぐな人。その背中を追いかけていきたい。まっすぐに 大野和士:カザルスの鳥の歌 演奏前にカザルスが言ったんです。「私たちの国はないんだ。カタルーニア人には国はなくて、私たちはずっとそれを求め続けて生きてきたんだと。そして情熱を込めて、この鳥はピース、ピース、ピースと鳴くのです」と言ったんです。中継をテレビで見て泣きました
その道の達人の言葉には、やはりキラリと光るものがある。それを引き出す作者も素晴らしい。 またいろんなジャンルの人が登場するので、自分のアートの場がずいぶん拡がりました。
「藝術新潮」連載時に3分の2ほどは読んでいたので、斜め読み。いつものアート愛に満ちたマハさんは対談でも、それが滲み出ており、それを感じるだけでも読む価値ある。
私の地元には、磯崎新さんの設計した美術館があり、ゴッホやモネ、ドガを展示している美術館がある。 そんな恵まれた環境にいながら、どちらの美術館にも年に一度くらいしか足を運ばない。 そのくせ、本書を読みながら「磯崎新」や「ゴッホ」「モネ」を検索して触れた気になっている。 なんてもったいないことをしている...続きを読むのか。 行こう、明日行こう!
マハさんがインタビューするアートの達人たちの言葉はどれも心に響くものだった。 自分の知らない達人も沢山いた。形や対象は違えど、それぞれの方のアートに対する思い、情熱、夢を諦めない事が成し得たものがあって、当たり前だけど全てが小説ではなく事実であることの説得力は絶大。 マハさんの達人への質問もその魅力...続きを読むを引き出す力があり、敬愛の念が溢れてる。 目からウロコな事がいっぱいで、とても感動出来る一冊でした。
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原田マハ、アートの達人に会いにいく
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原田マハ
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