【感想・ネタバレ】原田マハ、アートの達人に会いにいくのレビュー

あらすじ

谷川俊太郎、竹宮惠子、安藤忠雄、山田洋次――アート小説の名手が、作家になる以前からいつか会いたいと思っていた先達たちに直撃。それぞれの子供時代から現在の仕事にいたるまで、分厚い人生から発せられた言葉は、豊かな智恵にあふれています。「芸術新潮」の人気連載から生まれた、次世代へ伝えたい珠玉の対話集。

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Posted by ブクログ

知識欲も満たしてくれるし、普段垣間見れない世界を覗くことができました。
この本を読まなければ出会わなかったかもしれない人々の歴史に触れることができて、刺激を受けましたし、大変楽しかったです。
美術好きや、知らない世界をのぞいてみたい人におすすめです。

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2025年10月17日

Posted by ブクログ

「アート小説家」となるべくしてなった原点を垣間見た気がする。

各地の美術館へ出かけて絵画を鑑賞する事を、
「友達に会いに行く」とおっしゃるマハさん。
この対談は友達の育ての親、保護者に会いに行っているよう。

そして、絵画にとどまらず、音楽や建築、文学や重要文化財、映画などなど・・・なんて幅広い!
内容も、子供の頃の話から、夢の話や、子供たちに希望が持てるような話がたくさんあった。
六花亭やフジコヘミング、安藤忠雄、谷川俊太郎など、特に興味深かった。
尊敬する稲盛和夫さんが寄付した話は、さすがだった。

マハの由来も知れたし、益々の活躍を期待したい!!

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2025年01月14日

Posted by ブクログ

初めて出会う「アートの達人」そんな人たちの言葉、そして生き様に触れた。福武總一郎氏の「世の中で一番崇高なことは良いコミュニティを作ることだ」「物書きはお金が入るけど、こっちはお金を使う。大きな違いじゃないですか(笑)。そもそも大量生産でしかお金儲けなんてできません。でもアーティストたちは1点1点に自分の問題意識、社会に対するいろんな思いを込めて作品を作る。そう考えるとだんだん作品が「見えて」きます。」という言葉や、谷川俊太郎氏の「これだけはやった、今後これはしたい」というマハの質問に対して「結婚離婚を三回したこと。『ことばあそびうた』を出したこと。やってみたいことは『死ぬ』こと」などが印象的だった。他にも数えきれないくらい素敵な対談ばかりで、なんかもったいなく思うくらいの対談集だった。原田マハさんって、関学で僕と同期やったのも驚き!

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2024年12月05日

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山田洋次、谷川俊太郎、安藤忠雄、美輪明宏などの著名人からあまり知らなかった偉大な人々との対談集。33人の方にマハさんがインタビューした内容がかいてあるが、どれも内容が濃い!みなさん、1930年代、1940年代の方々ばかりなので、それぞれの人生の生き様が語られていて何度も読み返したくなる貴重な本た。美輪明宏が三島由紀夫に口説かれたとか江戸川乱歩はお店の常連客だったもか歴史的な人との交流エピソードも面白かった。

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2024年08月24日

Posted by ブクログ

原田マハの様々な美術関係者との対談集。
私の世代にとっては歴史上の人物に思えてしまう人々も、少し上の世代にはつい最近まで生きていたリアルタイムの人物であることにハッとした。
画家やキュレーターあたりまではイメージができるんだけど美術館の運営や美術コレクターになってくると、存在を意識したことがなかったのでとても興味深かった。

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2024年05月28日

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アート界をリードする著名な33人との対談、最初の写真が素敵だ。
マハは対談相手によって、服装、立ち位置を変えている。慎ましやかに少し離れて、ほぼ横並び、時には腕を組んで、
私の知らないアートの達人との交流は、美術館の扉を開いてくれる。訪ねてみたい美術館が増えた
ドナルド・キーン:インタビューを終えて
先生の向こう側に、谷崎が三島が、川端が見える。憧れの文豪たちが先生を通して語りかけてくれるような錯覚を覚えた。日本を愛し、日本の文学に生涯を捧げたまっすぐな人。その背中を追いかけていきたい。まっすぐに

大野和士:カザルスの鳥の歌
演奏前にカザルスが言ったんです。「私たちの国はないんだ。カタルーニア人には国はなくて、私たちはずっとそれを求め続けて生きてきたんだと。そして情熱を込めて、この鳥はピース、ピース、ピースと鳴くのです」と言ったんです。中継をテレビで見て泣きました

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2024年05月15日

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その道の達人の言葉には、やはりキラリと光るものがある。それを引き出す作者も素晴らしい。
 またいろんなジャンルの人が登場するので、自分のアートの場がずいぶん拡がりました。

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2024年05月01日

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「藝術新潮」連載時に3分の2ほどは読んでいたので、斜め読み。いつものアート愛に満ちたマハさんは対談でも、それが滲み出ており、それを感じるだけでも読む価値ある。

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2023年05月06日

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私の地元には、磯崎新さんの設計した美術館があり、ゴッホやモネ、ドガを展示している美術館がある。
そんな恵まれた環境にいながら、どちらの美術館にも年に一度くらいしか足を運ばない。
そのくせ、本書を読みながら「磯崎新」や「ゴッホ」「モネ」を検索して触れた気になっている。
なんてもったいないことをしているのか。
行こう、明日行こう!

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2023年04月30日

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マハさんがインタビューするアートの達人たちの言葉はどれも心に響くものだった。
自分の知らない達人も沢山いた。形や対象は違えど、それぞれの方のアートに対する思い、情熱、夢を諦めない事が成し得たものがあって、当たり前だけど全てが小説ではなく事実であることの説得力は絶大。
マハさんの達人への質問もその魅力を引き出す力があり、敬愛の念が溢れてる。
目からウロコな事がいっぱいで、とても感動出来る一冊でした。

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2023年04月14日

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私は「原田マハ」より「アートの達人」に断然興味があったが、とても読みやすかったし、原田マハにも興味が出てきた。
にしても芸術関連の方のみでなく、公家や六花亭の社長まで出てきて驚いた笑
外国人の話も多々出てくるので、「海外から見た日本の独自性」も新たな知見となった。
また、建築家が出てきたのも嬉しかった。2000年以前を生きた建築家の、21世紀の建築への見据え方が、アートと人の観点で読みやすく、また読むと思う。

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2025年05月08日

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様々なジャンルの美に携わってきた方々との対談集。

聞き手が元キュレーターのアート小説家である原田マハさんなので、もともと面識のある方との対談では思い出話なども出て
質問もそれに対する回答も
通常のインタビュアーとの対談よりも近しい人との会話に思えて一層面白いものに感じた。

美輪明宏やドナルドキーン、フジコヘミング、山田洋次監督など著名人の話も大変良かったが
六花亭の社長やモエヘネシーの社長、建築家、コレクターとの話も全く知らない世界の話なので興味深かった。

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2024年11月17日

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芸術新潮のインタビュー連載 「原田マハ、美のパイオニアに会いに行く」をまとめて本にしたもの。芸術新潮2冊持ってたのでそれはすでに読んでいた。原田マハが、美に関わる色んな人にインタビューしている。興味ある話も色々あるが人選は好みなので星4つで。個人的には美術館や建築関係の話に興味を持った。

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2024年04月20日

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美術愛好家の自分には理解が及ばないような高尚な対談もありましたが、興味深い対談集でした
こんなふうに世の中が理解できたら有意義なんだろうな
マハさんは懐が深いなー

光明皇后がキュレーター
京都 和歌思い出す感覚
日本人が印象派に惹かれる訳

全然知らない人ばかりじゃない
わかる自分を嬉しく思う

装丁が残念
芸術新潮連載時はきっと美しいグラビアだったのだろう
惜しいなーそれでマイナス★ひとつ

ネット上でポーラのページに雑誌レイアウトがあった
予想通り読みやすいしキレイでした

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2024年02月04日

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33名のアートの達人は、知っていた人も知らなかった人もいたが、どの達人も知的好奇心や気品が溢れている。
こんな方々と対談される原田さん自身もアート達人なんだよなと思った。
ゆっくり生のアートに触れたいなと、美術館好きの私は刺激されまくった。

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2023年06月15日

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小池一子 「西武と佐賀町」 
 エキジビット・スペース 床と天井高  森村さん 内藤令 大竹伸朗  
 セゾン美術館 時代精神の根拠地として
 
福武總一郎 「直島」 
 在るものを活かして ないものを創る
 赤字になったら 個人で補填する
 継続しないと ノウハウは溜まっていかない

青木淳 「京都府美術館」 
 1933年開館 現存する美術館としては最古
 古い時代に新しい時代のレイヤーを重ねる
 青森県立美術館 使いやすくはないけどうまく運転したらすごいスピードで走る

森佳子 「森ビル」  
 都市づくり 中心には美術館とコンサートホール
 サントリーホール 森美術館 都市生活の中で楽しむ
 アーカイブも展示 プロセスにこそドラマがある

安藤忠雄 「本の森」
 若い時から寄り道の時間が人生には必要
 100歳までの人生を全うするには知的体力も 
 残す努力 建てられた目的と機能を超えて 人々の心に残る風景を作る
 本や音楽が身近になかった10代 

原俊夫 「原美術館」
 デンマーク クヌデゥ ヤンセンのルイジアナ現代美術館から祖父の私邸を美術館に
 コレクションは自分で選べ 認知されるまで20年はかかる
 李禹煥「腺より点より」アーティストのリビングに飾ってあるものは、いいもの
 収蔵品は売ったことは無い 

槇文彦 「東京」
 都市の良しあし 美しさだけでなく機能性も シャンゼリゼを歩いて楽しいか? 
 日本の言葉や自然のやさしさ  
 建築には消費されつくされない場所性や価値が大切
 夢は外からの力で消えるようなものではなく、
  自分の内的な世界で自由に作れるもの  信念などで自己拘束しないで自由に

谷川俊太郎 「詩」
 プロダクトデザイナーになりたかった
  最初に買った車はシトロエン2CV 柳宗理と親しかった父親が褒めてくれた
 子供の歌の歌詞を書くのが仕事の始め NHK「みんなのうた」「ラジオ歌謡」
 事実を言葉では一割も言えない
  言葉と詩を疑っているのが詩を書くエネルギー 
  言葉は他者からの刺激で出てくる 

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2023年06月02日

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どうしても会いたい! アート小説の名手・原田マハが突撃取材したのは、33人の先達。アートな体験にもとづいた宝物のような言葉がつまった対話集。『芸術新潮』連載を改題、修正。

贅沢な対話集。

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2023年05月17日

Posted by ブクログ

アートの達人たちとの対談。特に安藤忠雄さんやベネッセの社長さんなど、見たことあったり行ったことのあるアートの話は面白かった。アートは人生に無くても生きていけるもの、ではなく、無ければ生きていけないもの、と言い切れるのが素敵。

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2023年05月02日

Posted by ブクログ

著者が美術館館長や建築家、音楽家、漫画家などに会いに行き、インタビュー形式でその人の半生や仕事について紹介するというもの。
「芸術新潮」での連載を本にしたものらしい。
33人もの個性豊かな美術や芸術全般のプロフェッショナルたちの考え方やこれまでの生活について知ることが出来て面白かった。

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2023年12月15日

Posted by ブクログ

アーティスト、コレクター、美術館長など芸術に関わるいろんな立場の人との対談。必ず初めての美術体験を聞いている。
どの人も流石の経歴や信念をお持ちで興味深い。ただもともと大好きな大野和士、いせひでこ、谷川俊太郎との会話は楽しく拝読。

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2023年09月11日

Posted by ブクログ

原田マハと様々なアートの達人との対談の様子を書いた本。こんなに有名で沢山の人と対談をしているのがとても凄い。

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2023年05月19日

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