原田マハのレビュー一覧

  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    このタイミングだったので読んでみようと思った。
    現状と重なる所や真反対の所があり、フィクションながら感心した。
    作者特有の柔らかさやクスッとさせる箇所が読んでいて心地よい。そんなに上手くいくかなっと思いながらも、この手の作品はこれで良いのだと得心した。

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    2025年11月22日
  • 黒い絵

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    著者初のノワール小説集で、闇に呑まれた人たちが狂気に染まる瞬間を描いています。
    アートミステリーの印象が強い著者の新境地が
    垣間見えた。
    読み進めていくうちに恐怖が迫ってきました。
    学校でイジメられている少女の唯一の逃げ場は、自分の部屋にある押し入れだった。
    押し入れの中で生き続ける彼女が、ある日コンビニで小学生時代の親友と出会う。
    その親友との過去の記憶が今蘇る。

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    2025年11月19日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    ピンからキリまでの、本に纏わる短編集。
    原田マハ、小路幸也、宮木あや子が良かった。
    やっぱり後半に面白い良作を配置するんだなぁ

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    2025年11月19日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    6話の短編集だったが、どの話しもあまりパンチがなく、モヤモヤが残った感じで、すぐに忘れてしまいそうな内容だった。
    ただ、「最後の伝言」に出てきた、イケメンだけで自分勝手な浮気男だけは嫌な印象がすごく残った。妻が病気で入院してもどこかで遊んでいて帰って来ず、更に告別式にも顔を出さない。最後に現れて号泣すると、この男を肯定するかのような終わり方に少しイラっとしてしまった。

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    2025年11月17日
  • 〈あの絵〉のまえで

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    前向きになれそうな話。
    全体的に小綺麗にしか書かれていないので、前向きに〝なる〟話ではないかなあ。
    食べ物の描写は好きです。

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    2025年11月17日
  • キネマの神様

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    タイトルからして映画好きにはたまらない。
    本屋で即買い!映画的なネタが多いわけではないが、タイトルが出てくるだけでもニヤッとしてしまう。

    映画館を作る会社から、映画雑誌を扱う出版社に転職をした主人公の歩。そして、映画とギャンブルが大好きな父親が家族を巻き込み振り回していくというあらすじ。

    いやー、このお父さん。映画好きなのはいいが、ギャンブルで作った借金を娘に押し付けるわ、それができないと不貞腐れるわ。借金まみれなのに約束を破って麻雀するわ。。。。はぁーって感じ。
    こういうのって、だらしないけど憎めない人ってパターンだが、自分的にはあまり好きじゃないなぁ。

    確かに、この映画好きお父さんの

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    2025年11月15日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    1939年、初めて世界一周を成し遂げた暁星新聞『ニッポン号』。
    そして、世界一周を実現しようと、太平洋上で消息をたった伝説の女性パイロット・エイミー・イーグルウィング。

    史実をもとにしたフィクション。
    淡々と進む前半。
    史実がベースだからか、なんとなく盛り上がりにかける…

    結局、エイミーはどこに行ったんだろうか…
    アメリカに帰れたのだろうか…
    何かモヤモヤが残る…

    エイミーがアメリカに帰れた証のひとつでも見たかった…
    エイミーが生きていたことは、アメリカにとっては大スキャンダルだったのだろうけれども…

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    2025年11月13日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    しなやかで美しい凜子と、ホワーンとした日和。
    現実よりサラッとしていてキレイなストーリーなんだろうけど、、、
    初めての女性総理大臣が誕生した今、小説のような世界になったらと願ってしまう。

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    2025年11月13日
  • 妄想美術館

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    美術史的価値、という観点から絵を見たことがなかったので新鮮だった。画家のことや美術館のこと、歴史のことなど話があちこち飛んで、読んでいて飽きなかった。久しぶりに美術館に行きたくなった。

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    2025年11月12日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    一人で生きていく人生に、ふと寂しさを募らせた時、背中を力強く押してくれる言葉、「あなたは、誰かの大切な人」。そう思えるだけで、自信を持って生きていけるような気がする。相手にだけでなく、自分にその言葉を投げかけることで、苦しいこと、辛いことも乗り越えていける。そんなメッセージを感じる一冊だった。

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    2025年11月10日
  • 妄想美術館

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    原田マハ先生とヤマザキマリ先生が好きな美術館、おすすめ美術館、好きな作家、好きな作品などを対談形式で語る1冊。私も美術館に行くのは好きだけどそこまで詳しいわけではないので、2人のお話を面白がりながら知識を広げられて楽しかった。人が自分の好きなものを楽しげに語る姿を見るのが好き。こちらもポジティブなものをたくさん貰える気がする。2人の理想の美術館、実現して欲しいなあ

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    2025年11月10日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    ニューヨークやオランダなど、世界各地の美術館にある絵について書かれている短編集。実現した画家の絵もあるから、そういう美術館にある絵なんだとかの発見もあっておもしろかった。
    自分も、ずっと頭に残るような、活力を得られるような特別な絵を見つけられたらいいな。

    マハさんの本読んでると、海外住みたくなる。
    解説が上白石萌音ちゃんだったのもうれしかった!

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    2025年11月09日
  • 独立記念日

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    自分も好きな人とずっとひなたを歩いていきたい。
    そのためには自分にも独立記念日が必要。

    もう30歳になるのだから。

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    2025年11月05日
  • リボルバー

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    ゴーギャンとゴッホの話。この作品も、どこまでが史実でどこからがフィクション?と頭がごちゃごちゃになるほど、史実の中にフィクションが上手く溶け込んでいると思う。

    それにしても、ゴーギャンの愛人の多さにびっくり!絵描きとしてのモデルが必要だったのだろうか。でも、だからと言って、愛人にする相手が揃いも揃って子どもだった所がなあ。
    たゆたえども〜を読んで、ゴッホの絵にはとても惹かれて、特にアルル以降の作品が大好きになったのだけど、ゴーギャンのタヒチで描いた愛人たちの絵には何故か惹かれないのよね。

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    2025年11月04日
  • 旅屋おかえり

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    旅に行けない事情がある人の代わりに、丘えりこ(通称おかえり)が旅を代行する内容。

    旅を通して家族関係を良い方向に向かわせたり、遠縁だった家族に出会えたりと将来を明るく照らすことに成功したおかえりさん。心が温かくなったり感動して泣いたりしましたが、人と人の繋がりを感じることができる作品でした。旅の代行ってあまり聞かないけど、なかなかよい職業かも!?

    世界中に行くことができて、新しい世界を知ることができる旅や旅行。今まで色んな所へ行きましたが、楽しめるうちに、行けるうちにひとつでも多くの土地を訪れてみたいと思います。

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    2025年11月04日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    相馬凛子は本当に理想の総理大臣像だと思う
    一見、自分の意思がなくてひっつき虫に見える日和も心の底から凛子の事を愛していて本当に素敵だなって思った
    高市さんは凛子に似ていると思う。
    本当に頭がよくて、本当に国民のことを思ってる人だと思う。
    原田マハさんの書く理想の総理は実現したのかもしれない

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    2025年11月03日
  • 楽園のカンヴァス

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    原田マハさんの美術関係の作品を読むのはこれが初めて。織絵の章からティムの章へ、そして二人が巻き込まれていく謎、引き込まれて読み進めました。薄らぼんやりとした記憶の中にある名画たちを、時折画像検索して確認しながら読ませていただきました。

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    2025年11月03日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    当たり前の事だけど総理にも夫っているんですよね。
    公人の家族ってそれはそれで辛いところも
    ありますよね。

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    2025年11月03日
  • 妄想美術館

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    絵画と美術館についての知識の応酬がメインだった。二人とも好きな作家なので、もう少し妄想爆発して欲しかったなと。

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    2025年10月30日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    あまり心に余裕がないときに読んでしまったら、
    大切な人を失うことを想像してとても辛くなってしまって、一回読むのをやめた。
    心に余裕が戻ってきたので再開。
    私にとっては少しつらいベースな短編集でした。

    バラガン邸、わたしも行きたいな。

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    2025年10月24日