原田マハのレビュー一覧

  • さいはての彼女

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    ものすごい短い短編集で、すぐに読み終わります。再出発の背中を押してくれるお話。日常(特に仕事面)でうまくいかなくなってしまった時に読んでほしい一冊です。
    旅を通して、主人公たちに新しい視点が生まれます。実際に1人旅に行ったからといってそんなに気持ちが変わるわけではないよーと思いつつ、旅はいいなと思いました。

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    2026年03月27日
  • 永遠をさがしに

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    世界的指揮者の父とチェリストの母のもとに生まれた16歳の高校生が同級生と共に自身の人生を劇的に選択していくお話。青春物語でもあり恋バナでもありスピード感のある展開。しかしブリオン病で発語できない母が娘のバッハのアリアで涙するとか、それは劇的過ぎて鼻白んでしまう。原田マハさんの作品では結構「それはやりすぎでしょう」と思ってしまっている気がする。

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    2026年03月26日
  • 永遠をさがしに

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    ネタバレ

    登場人物がみんな優しくてまっすぐでどんどん読んでしまうような内容だった。
    後半の桜の情景と和音の演奏の描写がとても綺麗でイメージしやすい素敵な文章だった。
    ただ物語としては綺麗すぎた印象がある。真弓さんの母親の件は意外だったが、その他はそうなるだろうな、と言ったような内容。
    野暮だけれど突発性難聴も3-4日以内にステロイド服用すれば治るから閉じこもらずに病院いきなよ…と思ってしまった(もちろん描写されていないだけで行って回復の見込みがなかったんだろうけど)

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    2026年03月24日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    MoMAのキュレーターである日本人女性の視点から描いた現代パートと、ピカソの恋人で共に第二次世界大戦を経験したドラ・マールの視点から描いたパートで構成されている。
    文章自体は読みやすいが、それぞれのパートの中身が、こういうことがあった、経緯はこういうことだった…という構成が繰り返し使われており、また過去に戻るのかよ…という読み物としての飽きはあった。あとは原田マハってこんなにポエミーだっけ…と思ったりした。

    全体として、「ゲルニカ」という作品やアートが持つパワーやメッセージ、アートの役割といったところを教えてくれる作品ではあるが、現代社会においても変わらない部分はありつつ、与える影響の大きさ

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    2026年03月24日
  • ジヴェルニーの食卓

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    各アーティストにまつわるお話があって、実話に基づくところもありアーティストの生活の部分が知れて面白かった。
    特にモネのお話はお気に入り。
    東京出張の際モネ展にも行って絵画が違った視点で見れたのも有意義な時間だった。

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    2026年03月24日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    MoMAのキュレーター八神瑤子とピカソの恋人で写真家のドラ・マールの2つの視点で物語が進み、時代は違えどアートの力で戦争そのものと闘う2人に、この先いつ起こってもおかしくない戦争との向き合い方について考えさせられた。フィクションとノンフィクションの境界線が絶妙だった。

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    2026年03月24日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    ネタバレ

    どの短編もハズレはなく、おもしろかったです。「砂に埋もれたル・コルビュジエ」独身の女性が認知症の父の世話をする中で、かつての自分の夢を思い出していく。きっと彼女は父の夢でもあった建築への道を歩き出すのだろう。がんばろう。そう思いました。「時田風音の受難」賞金欲しさに応募した小説が賞をとってしまった風音は、次の作品を作るべく奮闘する。風音の素直な気持ちと、歪んだ考え方。生々しくも、ところどころ笑わせてきて、おもしろかったです。「校閲ガール」校閲の仕事をする主人公。本編も読んでみたいと思いました。

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    2026年03月23日
  • 旅屋おかえり

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    ネタバレ

    すごくあったくて優しい。おかえりの嫌みのない天真爛漫さ、心根の優しさにほっとなりました。事務所のメンバーの鉄壁社長やのんのさん、おかえりを支える仲間たち。「おかえり」と言ってもらえるのことのあたたかさ。家族というものに触れ、後半は何度か涙腺が緩みました。良い作品。おかえりの人柄に憧れます。

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    2026年03月23日
  • さいはての彼女

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    ネタバレ

    原田さんの爽やかな作風がすごく好きです。前向きな作品をあまり読まない私ですが、今作は『旅屋おかえり』に続きツボにはまりました。一生懸命がんばってきた女性たちが挫折し、旅の経験から足掻くことを決意する。足掻いて足掻いて、前を向いて。凪の父親が凪に伝えた線を越えることのすばらしさ、凪の太陽のような明るさに元気が出ます。原田さんの作品を他にも読んでみたい。良い作品でした。

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    2026年03月23日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    最近アンソロジーを読むこと多いけど、私にはやはりもう少し踏み込んだ作品の方が面白さがわかるのかもと思った。
    どれもなんだろう、とくに刺さることもなく。

    唯一校閲ガールの主人公の毒舌が好きかな。

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    2026年03月22日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    ネタバレ

    読んでいる間に高市総理が誕生し、女性総理が現実のものに。
    本当に予言の書になっていてびっくり。

    おもしろかったけど個人的には盛り上がりに欠け、なかなか読み進められなかった。
    残り1/4ぐらいでやっとおもしろさを感じた。
    凛子と日和くんはどんな子育てをしていくのかな。少し続きを読んでみたい。

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    2026年03月21日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    あたたかな気持ちになる短編集
    孤独を感じることもあるが、家族や友人、仕事仲間など、自分の周りの人たちとの関係を大事にしていこうと思えた。

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    2026年03月20日
  • 風のマジム

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    実在のモデルがいて、その人との約束から生まれたラム酒作りのお話。
    題材に惹かれたし、評価も高い。
    実際、とてもよい話で爽やかで読みやすい。
    だけども今回は、かえってそこに物足りなさを感じてしまった。
    展開早過ぎないか、とか。
    もっと苦労あったでしょ、とか。
    横やり入れるような事ばっかり考えてしまって。

    原田マハさんすきなのに、鮮やかすぎて逆についていけなかった自分に、ちょっと引いてもいます。

    このお話は、じっくり長編で読みたいと思いました。



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    2026年03月20日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    ネタバレ

    読んだ日をみてビビってるんですが、1年半以上前に読み終わった本です。どの短編も好きですが、「星がひとつほしいとの祈り」「夜明けまで」が特に好みでした。聞き手のコピーライターとマッサージ師にはなんの繋がりもなく、狐につままれたような終わり方をするのに、1つの話として成立しており、不思議な読み心地でした。コピーライターは得るものも失うものもなく、これを表題に選んだ理由が気になります。タイトルが唯一詩的だからでしょうか(内容ももちろん考慮してるとは思いますが)。

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    2026年03月17日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    読み応えがあった。『楽園のカンヴァス』の登場人物がしれっと出てきたり、実在と架空の人物が混在していたり、史実とフィクションのバランスだったりと面白い仕掛けがたくさん。

    〈ゲルニカ〉が戦争を題材にした作品とは知っていたけど、こんな経緯で描かれていたとは知らなかった。
    国際情勢が揺らいで戦争が身近に迫りつつある今これを読めたのは大きいと思う。内容はさすが原田マハさん、最後に物語が綺麗にまとまって、できすぎてるなと思っちゃうくらい。
    でもラストは唐突な終わり方に感じた。

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    2026年03月17日
  • 永遠をさがしに

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    読みやすい!
    全然詳しくないけど、チェロ独奏のG線上のアリアをYouTubeで探して流しながら読んでた。
    結末は予想できる系だけど、素敵な話!

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    2026年03月17日
  • 黒い絵

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    面白かったが、少し抽象的すぎるように感じた。そういう技法なのかもしれないが、これまで読んできた原田マハと読み味がだいぶ違った。

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    2026年03月16日
  • ジヴェルニーの食卓

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    アンリ・マティス、エドガー・ドガ、ポール・セザンヌ、クロード・モネ。4名の巨匠を側にいた女性の視点で描いたアートフィクション。

    本当にあった話のようなリアリティさがあるけれど、あくまでフィクション。

    それでも、こんなことが本当にあったかも…と想像しながら読んでいると、巨匠たちが身近になったように感じてしまう。

    巨匠たちの作品を鑑賞しに行きたくなった1冊だった。

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    2026年03月16日
  • 永遠をさがしに

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    ''いっぱいいっぱい、涙を流した。そのあとに真ん中をすうっと抜けていくうつくしい小川があった''

    泣くことは難しいこと、けれど、なかなか泣けたあとのすっとするきもちはわかる、なんとなく

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    2026年03月16日
  • ゴッホのあしあと

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    「たゆたえども沈まず」読まないで先にこちらを読んでしまったのですが、おかげさまで気になってそちらも購入しました。
    ゴッホ大好きなマハさんの執念も垣間見えて面白かった。私もゴッホは狂人ではなく、誠実に絵と向き合っているからこその精神的な浮き沈みでそうなってしまったのだろうと感じていましたから、赤べこのように頷きながら読んでしまいました。

    今年は夜のカフェテラスが東京にも来るとのことで大変楽しみにしています。にしても、マハ先生パリに家持ちなの凄すぎます...

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    2026年03月16日