原田マハのレビュー一覧
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購入済み
樹さんの作品を見てみたい
壮絶な生をもった女性二人が出会ってしまいましたね…出会うべくして。
菜穂は、すごくワガママに描かれているけど真っ直ぐなだけで、周りで余計なことばっか考えてる母親(じゃなかったけど)とか夫がせこい。
樹さんは、とにかく不遇だったと思います。だからこそ、描けたのかもという気もします。
二人が、これから強く幸せに生きてくれますように。 -
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本の話だから、まあ予想がつくけど、と侮っていたら、結構いけた。凸凹はあるが。今まで読んだことのなかった作家のものが新鮮でよかった。この作家、読んでみようかという気にさせる。
中田永一「メアリー・スーを殺して」この小説自体がメアリー・スーぽいがなあ。
宮下奈都「旅立ちの日に」期待したけどねえ。手抜き。
原田マハ「砂に埋もれたル・コルビュジェ」ピンと来ない。
小手鞠るい「ページの角の折れた本」さすが元詩人だけあって、描写が美しい。物語もいい。
朱野帰子「初めて本を作るあなたがすべきこと」察してちゃんの夫への対応に苦労する主人公が面白い。
沢木まひろ「時田風音の受難」官能小説家と編集者との対峙に笑っ -
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つまり、私=鑑賞者が立っているまさにその位置にいたのは、画家、ポール・セザンヌなのである。
あとがきにかえて より
しかし、フリーダにとっては、圧倒的な画力を持ち、民衆を奮起させる壁画の数々をたったひとりで描き上げるディエゴは、愛する夫であると同時に、恩師であり、リーダーであり、ときに子供のようでもあり、彼女を包み込む宇宙のような存在だった。
二十二枚目 テワナ衣装の自画像、あるいは私の考えの中のディエゴ、あるいはディエゴへの思い フリーダ・カーロ より
元キュレーター、アート関係の仕事をしていた背景のある作者。絵画をテーマにいくつも作品を出されているので、楽しく読むことができました。連 -
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壮大すぎる
とにかく長かった。壮大な物語。
読んでいると、一緒に冒険をしているようで、どっと疲れちゃったりして、休憩を挟みながら、ゆっくり読み進めました。
上巻はとにかく読むのが大変だったけど、うってかわって、下巻はスラスラ。引き込まれた。
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マハさんの取材に対する意気込みが伝わります。
お忙しいのに、本当にお疲れ様です。
最初に、「お米の都合に合わせてください」のお断り。
当然ですね。自然相手ですし、都会の人は仕事を優先しがち。
それだけに、お金に代えられない喜びがあったはずで、それはこの本から痛いほど伝わってきます。
田舎の自然、甘露水、そしておいしいお米。
日本人でほんとうによかったです。
最近はお米がほんとうにおいしくなりました。感謝の気持ちを忘れそうになりますが、農家のみなさん、ありがとう!
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直接は関係ないですけれど、炊飯器メーカーの努力も。
お米のおいしさは、日本人の心・魂ですよ~
大切にしたい。
お金を出 -
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史実と小説のはざま
「史実」というのは客観的な照査による事実の集積であり、人物なり出来事の忠実な「解説」だと思います。しかし、「小説」という、その証左はないが可能性を秘めたイマジネーションを含む「解説」は、読者の感性を刺激し、時に感動を呼び起こします。
フィンセント・ファン・ゴッホと弟のテオは、お互いの苦悩や悲しみの中で深い信頼と愛情で支え合って生きていきます。また、日本人画商の林忠正、加納重吉は、浮世絵をパリに紹介してジャポネズムを広める傍ら、フィンセントという不世出の画家を世に送り出した(可能性がある)という、日本人としての驚きと喜びを感じさせてくれました。
どんな荒波で船が揺れても沈まなければいい・ -
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美術館は、一体何を大切にするべきなのか?キュレーターとは、具体的にどのような活動を行う存在なのか。原田マハは、2000年に美術館のキュレーターとしての経験を生かし、ニューヨークの近代美術館MoMAに半年間派遣された。この作品は、その彼女の体験を通じて描いたものである。
舞台は、ニューヨークの中心地、マンハッタンに位置する近代美術館MoMAである。この美術館は、1920年代から「ザ・モダン」と称されるモダンアートの殿堂であり、近現代美術や工業デザインを幅広く収集している。20世紀以降の美術の発展と普及においては、非常に大きな貢献を果たしてきたといえる。作品は、五つの短編集から構成されており