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「謎多き琳派の祖、俵屋宗達×バロックの巨匠、カラバッジョ」――雷神(ユピテル)と風神(アイオロス)が結んだ縁が、ここに完結!! 織田信長の命を受け、狩野永徳による傑作『洛中洛外図屏風』をローマ法王に届けるため、天正遣欧少年使節ともにヴァチカンへの旅に出た俵屋宗達。嵐や日照りなど、幾たびも降りかかる試練をかいくぐりながら、一行はついにヨーロッパの地にたどり着く。そこで、宗達を待ち受けていたものは、輝かしい西洋美術の数々、スペイン国王をはじめとする高貴なる人々、そしてもう一人の天才絵師との出会いだった――。その絆が、その想いが、傑作を生み出す! アート小説の旗手・原田マハが描く、一気読み必至の感動巨編。
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Posted by ブクログ
俵屋宗達が天正遣欧少年使節とともにローマを訪問する下巻。宗達の使命は信長からの献上品を届けるとともに欧州の王国を具にみて描き写してくること。この辺りがストーリーの肝と言えるだろう。
天正遣欧少年使節の長崎出発が1582年2月、本能寺の変で織田信長が討たれたのが1582年6月。ローマ教皇に献上品を届けるという信長の命を受けて、それを宗達は実現した。しかしさらに重要な命である海外の列強の姿や人々を信長に伝えることは叶わなかった。ローマに向かった宗達は帰国するまで信長の死を知らなかったが、もし宗達が戻ってきた時に信長の天下だったらどうなんだろう。といった妄想も楽しめるというところ。
天正遣欧少年使節の中にアグスチーノという印刷技術習得要員はいたらしいが、詳細は不明。そこに俵屋宗達を当てはめたという発想は見事としか言うようがない。ダヴィンチの最後の晩餐は、ミラノにある教会の食堂の壁画であることを知っている原田マハだからのストーリー。
ワクワクの上巻からの期待から後半の宗達の絵画への渇望がどうなっていくのかというあたり、ちょっと描き方が物足りなくもないが、この設定を立てたところでこの話の魅力は決まったようなものだ。ツッコミ所は多いけど、フィクションだからありありでもいい。歴史の中での若き絵描きの夢が広がっていく感じがとても良かった。
Posted by ブクログ
ええもうそりゃあ一気読みよ…。面白かった。
この、圧のある表紙とページ数に反してほんま、するする読めると思う。
上巻は「十五少年漂流記」みたいなアクション小説みもあったけど、下巻は、絵画がどれほどすばらしいかという著者の熱量を読んだ。^^
どちらも面白かった。
絵画や、カラヴァッジョに対してわたしに知識があれば
「…!!」
ってなった箇所は多々あったんやろうけど、いかんせん…(笑)。
あと、上巻をすでに返却してしまったのを
「アホかーっ!!」
ってのたうち回った。
上巻でまいた伏線の回収をもっとじっくり味わえたのに…!
まあそれはそれとしても、面白かった。
あの時代にイタリアまで行くなんて、ほんっますごいな。
こんなけ便利な世の中になっても、わたしはたぶんイタリアへ行かない…。行けない…。
あと、むしょうにサイゼのみをやりたくなった(単純か)
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