原田マハのレビュー一覧

  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    これこそが、奇跡。神が為したもう奇跡だ―。

    現代の学芸員の視点から始まり、物語は一気に戦国時代、元亀から天正の時代へと読者を引き込んでいく。
    下巻の解説でも述べられているが、史実ではないし、詳しい方からしたらあり得ない展開だと思うが、読んでいるとこんな出会いがあったら面白いとワクワクしてくる。俵屋宗達と織田信長、天正遣欧少年使節団、カラヴァッジョ。幾年もかけてたどり着くローマ。この後どうなるの!?と下巻の2巻目があるんじゃないかと確認してしまう。本当に大変な時代に、大変遠い場所で、大変な経験をした少年たちの物語がもっと読みたかった。
    原田マハさんの小説に出てくる人たちは、本当に真摯で、ひたむきだ。また好きな絵ができた喜びを噛み締めながら、いつか本物を見に行きたいと思う。

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    2023年06月11日
  • でーれーガールズ

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    解説を読んで驚いた。原田マハさんが過ごした高校が舞台になっている、と。
    岡山弁が難しく、でも、「でーれー」心に染みる物語だった。
    少女漫画的な部分とリアルな部分とが交錯し、最後は胸熱だった。

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    2023年06月10日
  • アノニム

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    2回目。やっぱりアノニムカッコいい…!みんな行動とか発言がスマートで憧れる。失敗しないところも安心して読める。ただ張英才のキャラが極端すぎる所だけがキズかな。ぜひ!続編を!

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    2023年05月27日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    当時としては驚きの新感覚の絵師、俵屋宗達。
    とても好きな絵師なのですが、出自不明で謎が多くよく創作として取り上げられる。証拠が無いと歴史的事実と認定されないから逆にたくさんの仮説が成り立つ。自由闊達で何事にも捉われない奔放な絵師に相応しい物語。天正遣欧少年使節や織田信長との繋がりなど同世代に生きたと思われる人物との関係を史実に則りながら、驚きの発想!俵屋宗達が自由に動き回る様が小気味良い

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    2023年05月05日
  • アノニム

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    ネタバレ

    楽園のカンヴァスを読んで、原田マハのアートに関する小説を他にも読んでみようと思い、手を取った。楽園のカンヴァスと共通するところとしてアートを題材としてミステリーの要素を掛け合わせてるのが原田マハ作品の特徴だと思った。スピード感がある作品で、スラスラと読み進めることができたが、一高校生が描いた作品が贋作だと見抜かれないことなどあり得るのか、なぜ描いた時の記憶がなくなっているのかなど、現実では起こり得ないだろうということも感じだが、気にせずに読み進め、華やかな空気感を楽しむ作品なのだと思う。

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    2023年05月03日
  • 小説 星守る犬<新装版>

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    村上たかしさんのコミックを小説化したもの、ということ。
    短いながら、泣けるストーリー( ; ; )
    犬好きや動物好きに是非読んでほしい本。
    わんちゃん、なんという愛おしい存在。

    しかしずっと頑張ってきたのに、病気になり職を失った途端おとうさんを捨て去るおかあさんとみくちゃんは酷すぎる。優しくしてもらったのに全財産を盗んで去った少年も…
    おとうさんとハッピーが再会して、永久に楽しく幸せに過ごすことを信じたい。

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    2023年03月18日
  • 恋愛仮免中

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    5人の作家による恋愛アンソロジー

    奥田英朗 「あなたが大好き」
    窪美澄 「銀紙色のアンタレス」
    荻原浩 「アポロ11号はまだ空を飛んでいるか」
    原田マハ 「ドライビング・ミス・アンジー」
    中江有里 「シャンプー」
    の5編が収録されています。

    窪美澄さんの作品を楽しみにしていましたが2016/10/17に刊行された「すみなれたからだで」に収録されていた物で少し残念でしたが、それでも再び読み返したらやっぱり好きだなと感じました。
    16歳の男女のすれ違う繊細な恋心にドキドキしたり、おばあちゃんの家や海、龍宮窟の風景が脳内映像に浮かんで来たり、おばあちゃんの作るおにぎりが食べたくなったり、終始無駄のない文章で引き込まれました。

    荻原浩さんの作品も素敵でした。
    中学校の同級生だった二人が夫婦になり、けれど妻は今病室のベッドの上にいます。
    短編でありながら二人の歴史が凝縮されていて温かく、そしてとても切なかったです。
    いつまでも余韻が残ります。

    大好きな奥田さんの作品は今回も期待通りで、本作も女性心理の細やかさが随所に表現されていて主人公の彩子の気持ちに最初から最後まで共感しながら楽しめました。
    文章もリズミカルで温かく優しさもあって大好きな作品です。

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    2023年02月17日
  • ギフト

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    読みやすい

    一つ一つのお話が短いので、サクッと読みやすいです。移動中に読んでます。まだ最後までは読んでないですが、一つ一つのお話が丁寧です。ただ、どんどん続きが読みたくなる!的なことはないので、まったり読書向きかなと思います。

    #癒やされる

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    2023年01月31日
  • 翔ぶ少女

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    ☆4

    1995年、一瞬にして多くの人々の日常を奪った「阪神・淡路大震災」。
    震災で両親を失った少女(丹華・にけ)は、兄妹とともに医師のゼロ先生に助けられる。

    大切な誰かのためなら「人は強くなれる」と実感させられる…そんな作品でした。
    途中からファンタジー要素が強めになるので、そこに関しては少し「うーん…」と思ってしまう部分もありました。

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    2022年12月27日
  • 楽園のカンヴァス

    購入済み

    絵画からここまでの小説が書ける

    美術 絵画をネタにここまでの小説が書けるという作者の力量に素直に感心した。
    名画 以外にミステリー ラブロマンス 他いろいろな要素をたくさん盛り込んだこの作者の代表作。
    しかし何故かこの作者の文章は、私の個人的な好みになぜか合わないところがある。

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    2022年11月08日
  • 20 CONTACTS 消えない星々との短い接触

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    史実にもとづいたフィクションとはいえ素敵なインタビュー集だ。
    みんな愛すべき人物で作品をみてみたくなる。
    小津安二郎はBluRay買おうかな。ゴッホは原田マハの作品を読みたいな。

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    2022年10月21日
  • でーれーガールズ

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    面白かった~

    大学時代から15年ほど暮らした岡山。
    細かい地名が出てくるだけでうれしくてたまらない。
    友人が住んでいた奉還町なんて、ローカルすぎる。
    天満屋、1番街など、本当に青春を過ごした場所。
    懐かしすぎる。。。

    原田マハさんが過ごした女子校が舞台。
    卒業して15年。
    記念式典で講演をする今と青春時代を各章で少しずつ進んでいく。
    そして最終章。
    これまでのことが急な展開に。

    非常に面白く読めました。
    岡山弁や人柄の良さ。。
    映画もあるようで、そちらも是非手に入れたいと思います。

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    2022年10月20日
  • エール!(3)

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    世の中には色々な仕事があるんだなぁと改めて思う。
    救急センターの電話は、読んでるだけで手に汗握りました。
    農業のゑいさんが、かっこよくて素敵でした☆こんなおばあちゃんになりたい(笑)
    あと、スプーンひとさじの砂糖、というメリー・ポピンズの歌の中の言葉が心に残りました。

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    2022年10月15日
  • 20 CONTACTS 消えない星々との短い接触

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    おすすめ、とプレゼントしていただいた一冊。(裏表紙に作家の直筆サイン入りで…!)

    星々との接触がフィクションだということを忘れてしまう。
    マハさんと巨匠たちが本当に会っているみたい。
    そう思わせるほどの緻密な情報収集・知識の深さと対象へのリスペクトが本当に凄い。

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    2022年10月08日
  • でーれーガールズ

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    ネタバレ

    荻原一子
    岡山白鷺女子高校の国語教師。創立百二十周年の記念事業実行委員。結婚してだんなの苗字と武美が字画的に合わないって占い師に言われ一子をペンネームとして使用している。

    佐々岡鮎子(小日向アユコ)
    岡山白鷺女子高校進学クラスZ組卒業生。人気マンガ家。アユたんはデビュー当時のニックネーム。高校入学時に小平から岡山に引っ越してきた。

    南原みずの
    旧姓篠山。鮎子の同窓生。

    中谷純一
    鮎子の恩師。三十年前は中村雅俊似のイケてる中年だった。

    高畑
    鮎子が二十代から通っている渋谷の美容室オーナーでスタイリスト。鮎子のひとつ年下。

    あずみ
    美容師見習いの男の子。

    秋本武美
    鮎子の同窓生。高校一年の春休みに広島に転校した。鮎子を率先してからかったちょっとワルそうな子。

    ヒデホ
    高校時代に鮎子が大好きだった。神戸大学文学部フランス文学専修。

    沖本
    別冊お花畑(通称ベッパナ)の編集長。

    ユリ
    マコ
    アケミ
    タカちゃん
    堀田
    シラサギ一年Z組同窓生。

    チーコ
    倉敷出身の人と結婚して民芸店を営んでいる。

    アッコ
    瀬戸内市で姑と同居。

    鈴木淳
    県下でも有名な進学校の聡明高校生。中学に入る時に国分寺から岡山に引っ越してきた。

    荒川雄哉
    別冊お花畑編集部部員。

    優里奈
    荒川ファンを自称するアシスタント。

    熊田朝子
    白鷺女子高の校長。

    徳永美智子
    事務局長。

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    2022年09月21日
  • ゴッホのあしあと

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    19世紀末から20世紀初頭のフランスのクラシック音楽が好きで、ネットや図書館でこの時代の事を調べていましたが、音楽だけでなく絵画や芝居など芸術全般で、新しい”波”がうねっていたように思います。本書は、小説「たゆたえども沈まず」読了後に読み、フィクション部分と史実の差異など、改めて小説の理解が深まったと思います。

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    2022年09月08日
  • 異邦人

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    原田さんのアートもの・・・ではあるのですが、いつものようなアート主軸というより、どちらかというと“人の業”が渦巻く様を描いた作品となっております。

    資産家の娘で実家が所有する美術館の副館長・菜穂の視点と、彼女の夫で銀座の画廊の経営者の息子・一輝の視点が交互に綴れていく構成です。
    原田さんの小説の登場人物にしては珍しく、この作品のメインキャラは我の強さや執着があったりと、所謂“いい人”ではないのですが、そんな生々しい人間たちの気持ちの変化や思惑の交差が、京都の移ろう四季の情景描写と見事に調和しているので、本来ドロドロな内容が情緒あふれる印象になっているのが流石です。
    そして、ミステリアスな美貌の女性画家・白根樹の存在も際立っていましたね。
    樹の抱える哀しい事情と菜穂の出生の秘密がリンクしてくる終盤は怒涛の展開でした。
    個人的に京都は割としょっちゅう訪れているので、街並みを頭に思い浮かべながら、どっぷり浸らせて頂きました。やっぱり古の都は奥が深いですね。

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    2022年08月02日
  • いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画

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    ネタバレ

    美術が苦手で、美術館やアートと言われるものには興味がないとずっと思い込みつつ、時々、食指が伸び、いや、一瞬でもの気の迷いに違いない…と思ったりしてきた。

    でも、原田マハさんの小説は大好きで、そこで出てくる数々のアートはやはり気になり…この本を読んで、生きているうちに、このうちの1枚でも見てみたいと思わされた。

    特に【ゲルニカ】に関しては、心を打つ。

    未読のマハさんのアート小説もまた読んでいこうと改めて思う。

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    2022年07月21日
  • 20 CONTACTS 消えない星々との短い接触

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    色々な作家さんたちの妄想突撃インタビュー。
    読み始めると??だったのが読んでいくうちになるほど、確かにこういうこと言いそうだなと納得しました。
    面白い。

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    2022年07月21日
  • 20 CONTACTS 消えない星々との短い接触

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    原田マハさんがディレクションした京都での展示会にまつわる、今は亡き芸術家にマハさんが会いに行く短編集。
    端的にその芸術家にまつわるエピソードをもりこみつつ、本当にあっているような会話がちりばめられていて、その芸術家の人柄がよくわかって面白かったです。

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    2022年07月14日