原田マハのレビュー一覧

  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    登場人物が多く、歴史が苦手なので読み進めるのに時間がかかった。歴史の勉強をしてるみたいで、読むの大変だったが話の面白さと学びを同時に体感できた。

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    2024年08月29日
  • 永遠をさがしに

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    優しい。
    家庭や置かれてる環境は決して望まれたものではないが、ネガティブをポジティブに変えてくれる一冊。
    ポジティブになるまでの過程も優しい。
    ラストはページを捲る手が止まらなく、読み終えたあとは優しさや素敵な終わりに笑みが溢れた。
    ※登場人物が少なかったのも、個人的には個々のキャラクターに没入できてよかった☺︎

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    2024年08月18日
  • いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画

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    著者が選ぶ26の名画の紹介を中心にエッセー的な要素も含んだ本です。初めて耳にする画家の方もいて、興味深かったです。世界中の美術館をその絵画のために訪問できたら、素晴らしいだろうなと思いました。あとがきに、絵画を観ている立ち位置は、画家が立っていた位置だということが書かれていて、ハッとさせられました。

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    2024年08月17日
  • アノニム

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    ★★★★☆オークションが始まるまで、緊張感いっぱいの内容でどんどん読み進みました。始めは、金持ち集団の雰囲気とその感じに抵抗感がありましたが、読み進めるうちにキャラクターの設定が面白く抵抗感も自然と無くなっていきました。アートを巡る様々な出来事は、実際にもあるんだろうなと思いました。

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    2024年08月16日
  • 太陽の棘

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    米軍の若き軍医と、言葉、文化、立場の壁を越え、沖縄の画家達と深めていく友情。

    この作品を通じて、月並みだけれど、戦争によって勝った方も負けた方も、あらゆる面で犠牲となった人々がいることを思い知らされる。

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    2024年08月04日
  • 太陽の棘

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    史実に基づいて書かれた1冊。
    とても温かく、力強く情熱的でそして残酷だった。

    「ニシムイ」の画家集団は
    戦後沖縄でほんとうに存在した芸術家コミュニティだと言う。

    とても逞しい。
    物凄く胸を打たれた。

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    2024年08月02日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    安土桃山時代の少年使節団である伊藤マンショらがローマ教皇に会いに行くところから始まる。

    物語は語学に優れ、旅を日記に遺した原マルティノと絵師、俵屋宗達を中心に展開する。

    ミラノで後に有名になるカラバッジョと出会ったり、ダヴィンチやミケランジェロの絵に衝撃を受けるところなどが描かれる。

    宗達に関しては不明な点が多く、作者のローマに行ったのではないかという想像で描かれている。

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    2024年07月30日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    俵屋宗達、天正遣欧少年使節、名を馳せた画家との関係。果たしてここに描かれているのが史実ではないだろうとは思うが、それにしても夢、物語を存分に楽しませてくれる1冊であった。

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    2024年07月28日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    宗達とカラバッジョの邂逅。これが事実だったらワクワクするのに。これを実現させる作家の創造力に脱帽です!風神雷神は、そっちのけで、ほぼ遣欧使節団の話だったのが少し残念。しかし、この時代にヨーロッパへ行くのも、帰るのも命がけの時代で、大変だったんだなあと、改めて思いました。

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    2024年07月28日
  • お帰り キネマの神様

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    映画は観ていません。小説しか読んでません。最初の小説はかなり昔に読んだので内容はほぼ忘れております。がしかし、この小説を単体で読んだだけでも十分に映画愛が伝わり心が温かくなる、そんな一冊。

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    2024年07月22日
  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

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    素敵な短編集でした(*^^*)「エトワール」はなかなか心にくるものがあり印象に残りましたが、表題作の「ジヴェルニーの食卓」が終始あたたかい雰囲気の漂うお話でとても好きでした。

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    2024年07月20日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    巻末の鈴木杏香さんとの対談で、本作ではロバート・タナヒルという美術品コレクターのみが実在の人物とのこと。他の登場人物たちはフィクションだと原田さんが明かしておられました。

    市の財政破綻により所蔵品の売却が検討されたものの、市民や国内外の支援によって売却されなかったというのは事実だったようです。この事実の背景が原田さんの創作によって「奇跡」を演出するドラマになっています。私自身、デトロイト市の財政破綻のことはかろうじて記憶の片隅に残っていたのですが、「奇跡」が起こったことは知りませんでした。

    デトロイトといえば、GMを中心に自動車産業で非常に栄えた都市です。ただ、80年代には映画「ロボコップ

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    2024年07月16日
  • モネのあしあと

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    原田マハの、モネを想う熱い後書きになんだかもらい泣きさせられた。
    ああいいなあ。原田マハみたいに生まれ変わったなりたい。

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    2024年07月15日
  • 夏を喪くす

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    ★★★★☆四編収められています。天国の蠅、ごめん、夏を喪(な)くす、最後の晩餐。これまで読んできた作品とちょっと雰囲気の違う感じで大人の女性が主人公の内容でした。その中でもちょっと切なくなる「ごめん」が特に印象に残りました。

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    2024年07月15日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    ★★★★☆この本を読み終えたその日、NHKのアナザーストーリーで『デトロイト財政破綻〜自動車の街 崩壊と再生』が放送されていました。ぼんやりとテレビを見ていて、びっくりして見入ってしまいました。デトロイト美術館を守るために奔走した主席調停人の裁判官の方も出てきました。ある事がきっかけで寄付金が一気に集まったという話が信じられない事でした。まさに奇跡だと思ってしまいました。芸術を愛する人々がたくさんいる事もよくわかりました。美術館に対する考え方を変えてくれました。

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    2024年07月14日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    マハさんの美術ものなので、面白くないわけがありませんが、上巻は、ペースが上がりませんでした。宗達の信長との謁見、狩野永徳との共同制作など、相変わらずどこまでが史実かどうかはわかりませんが、上巻だけを見れば、展開に起伏が少なく、淡々と進んでいる印象です。この時代の航海は風まかせなので、マカオで風を待つために半年以上滞在するって、そちらのほうに驚きです。ローマ到達後、どうなるのか楽しみです。

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    2024年07月06日
  • 〈あの絵〉のまえで

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    1話1話は短いけれど、とっても面白かった!絵を調べながら読んだけど、私は実際にその絵を目の前にした時になんて思うだろうと、久々に美術館に行きたくなった。

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    2024年07月05日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    ずっと積読していてようやく読み終えた。かなりな分厚さで読み応えあり。当時の日本とキリスト教との関わりを描きつつも、一心に絵を探究しようとする俵屋宗達が見ていて眩しい。

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    2024年07月02日
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

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    この前作があるのを解説を読むまで知らなかった
    ただ、作中後で考えると前作の内容に触れていた部分もあったような気がする
    下世話な話だが、今回の旅の請求書はいくらになるのだろうか?
    まあ、いくらでも払うと思うけど
    前作も早めに読みたい

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    2024年07月02日
  • サロメ

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    ビアズリーが好きで若干の予備知識もありながら読む。
    ビアズリーの成功と挫折

    25歳という若さでこの世を去ったビアズリー
    決して美しい話ではなくて人間の黒い部分が多いし、好き嫌いが分かれる作品だなと思った。
    重いから。

    しかしあっという間に読んだ気がする。
    ビアズリーが好きな事もあるし、重い作品が好きな事もあるし。まったくスッキリはしないけど。

    次はワイルドのサロメを読んでみたい。
    順番逆かな?


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    2024年06月30日