原田マハのレビュー一覧
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『深海魚』
『楽園の破片』
『指』
『キアーラ』
『オフィーリア』
『向日葵奇譚』
ほの暗さを感じる6編。
原田マハの『サロメ』が好きなので楽しみにしていたのですが、読み始めてみるとその暗さとも違う。
こんな原田マハは初めてだな~と。
テイストは好きなのだが、正直思ってたよりハマらず。
いつもは読むスピードが上がる原田マハ作品が、少しずつペースが落ちていってたのですが、後半2編は私好みで読みやすい。
そう思ってたら、前半4編は作家1~2年の頃の作品なのだとか。
そう知ったら読み直したくなってしまうのは、やはり原田マハが好きなのだ。
オフィーリアは芥川龍之介『地獄変』を下敷きに創作されたそう -
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みんな、「好き」という感情が絶対的上等感情だと崇めがちだ。だが「ほしい」という感情がさらに純粋なものではないかと感じたことはないですか?比べたらことがなかった「好き」と「ほしい」の相対論。この2つは似ている感情だと勘違いしていました。小説の中では「好き」と「ほしい」のかけ違いや勘違いで恋愛に物語が発生し、「好き」と「ほしい」の合致で恋愛が成就していた。更にこの2つを掛け算で考えてみると複雑で面白い。「好き」だから「ほしい」と「ほしい」から「好き」は全然違う。例えば、メルカリをして世の中の欲に触れた時。「ほしい」から「好き」という感覚の存在に気づかされる。別に好きではないのにほしくなる!ほしくな
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初マハ。京都本大賞ということで買ってみたんだが、こんなにも面白いものを描く作家なんだとビックリした。何故今まで敬遠していたのか…昔の自分を殴りたい。笑。
初めて美術小説なるものを読んだ——。
京都を舞台に有吉菜穂と、どこか官能的ですらある無名の画家・白根樹の関係がなんとも言えず良い。「美」と「醜」とは表裏一体なのかも知れませんね…。
また京都の四季移ろいなんかもあり、隅々まで「美」を感じました。
今までにない読書体験で新鮮かつ、後半の展開にはミステリーばりの衝撃を受けました!!
P.S.ちょっとゲスイ話になってしまいますが、一輝と義母・克子との妖しい関係もスリリングで作品のよき(?)アク -
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「将来の夢は総理大臣」って言っていた同級生がいたけれど、全員男の子だった。今後なりたい職業に総理大臣って宣言する女の子、増えるのかなぁ…なんて思いながら読みました。
原田マハさんが、10年くらい前に書いた理想と予言が詰まった作品。日本で初めて女性が総理大臣になったときの、夫の目線が描かれています。
現在、就任して間もない高市総理大臣の仕事をこなす一挙手一投足がニュースの話題に上がっている。マスコミ対策、護衛、派閥の裏側、実際もこんな感じなんだろうか、と勘ぐってしまう(;^ω^)。
『「国民に信を問う、って、私を信用してくれますか?って国民に本気で問いかけること。それって人に言われてやることじ -
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第二次世界大戦前の不安定な時代。アメリカで世界一周をしようとした女性パイロットと、日本の新聞社が世界一周を実現した物語。
この物語はモデルがいたということで実際に調べてみたが、今の時代の航空機と当時の航空機と機能が明らかに違うが世界一周ができるほどの機能を導入したという、日本の技術に驚きを隠せなかった。
不安定な時代だからこそ感じる平和とはなにか。
エイミーが言う「世界はひとつ」。
この言葉は、のちに出会うアインシュタインの「共存」にも繋がる気がした。
全世界、国籍も性格も文化も違う。そんな中で武器を手にせず、お互いの価値観を認め合い過ごしていくことの重要さがあると思う。読んでいたときに -
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これは、在沖縄アメリカ陸軍の従軍医、エドワード・ウィルソンと、絵を描くために生き、生きるために絵を描く、誇り高き沖縄人の芸術家達との、言語を越え、人種を越えた、終戦後の沖縄に確かに存在していた友情の物語である。
踊り、描き、歌う。そういった表現活動を、人々は文化と呼ぶ。
それは沖縄人にとって、精神的支柱であり、誇りであり、唯一のアイデンティティであった。
それを戦争によって奪われた彼らの怒りは、恨みは、辛さは、さぞ度し難いものだっただろう。
「私たちは、勝者でも敗者でもなく、占領するものでも占領されるものでもなかった。」
「私たちのあいだには、いかなる壁も、境界線もなかった。」
「私