原田マハのレビュー一覧

  • モネのあしあと

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    この著者の本はよく読んでいるので、読んでみた。

    画家のモネについて、生涯や題材などについて紹介し、見られる美術館も紹介している。

    モネをひいきにしてくれていた富豪家族が、破産した後に転がり込んできて長年同居していた、というのは驚きだった。結局家族になったのだから、お互いに認め合えるところがあったのだろう。そういった背景を知って絵を見るとまた違った見方ができそう。ジヴェルニーにもいつか行ってみたい。

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    2025年12月01日
  • 黒い絵

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    『深海魚』
    『楽園の破片』
    『指』
    『キアーラ』
    『オフィーリア』
    『向日葵奇譚』

    ほの暗さを感じる6編。
    原田マハの『サロメ』が好きなので楽しみにしていたのですが、読み始めてみるとその暗さとも違う。
    こんな原田マハは初めてだな~と。
    テイストは好きなのだが、正直思ってたよりハマらず。
    いつもは読むスピードが上がる原田マハ作品が、少しずつペースが落ちていってたのですが、後半2編は私好みで読みやすい。
    そう思ってたら、前半4編は作家1~2年の頃の作品なのだとか。
    そう知ったら読み直したくなってしまうのは、やはり原田マハが好きなのだ。

    オフィーリアは芥川龍之介『地獄変』を下敷きに創作されたそう

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    2025年12月01日
  • 恋愛仮免中

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    みんな、「好き」という感情が絶対的上等感情だと崇めがちだ。だが「ほしい」という感情がさらに純粋なものではないかと感じたことはないですか?比べたらことがなかった「好き」と「ほしい」の相対論。この2つは似ている感情だと勘違いしていました。小説の中では「好き」と「ほしい」のかけ違いや勘違いで恋愛に物語が発生し、「好き」と「ほしい」の合致で恋愛が成就していた。更にこの2つを掛け算で考えてみると複雑で面白い。「好き」だから「ほしい」と「ほしい」から「好き」は全然違う。例えば、メルカリをして世の中の欲に触れた時。「ほしい」から「好き」という感覚の存在に気づかされる。別に好きではないのにほしくなる!ほしくな

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    2025年11月27日
  • 異邦人

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    もうストーリーが最高!
    さすがです、マハさん!^_^!
    京都の風景描写も抜群にセンス良し。
    マハさんの作品はもう一度読みたくなるものが多い!

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    2025年11月23日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    大好きな国立西洋美術館の小説が読める日がくるなんて。先人達に感謝と尊崇の念を送ります。原田マハさんついて行きます。

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    2025年11月22日
  • 夏を喪くす

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    不倫する側の気持ちは分からないのだが、まあ実際生きてるといろいろ見たり聞いたり関わったりするので、生々しさを覚えながら拝読。弘法に筆の誤りがあっても、原田マハさんには外れなし。全編好きだったが、特に始めと終わりの編がお気に入り。

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    2025年11月21日
  • 妄想美術館

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    美術にお詳しいおふたりの対談は、美術に疎くても美術に興味を持てる。どんな絵だろう??と調べてみたくなる。美術を鑑賞したいけど、導入に迷ってる人にもオススメしたい。

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    2025年11月19日
  • 異邦人

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    初マハ。京都本大賞ということで買ってみたんだが、こんなにも面白いものを描く作家なんだとビックリした。何故今まで敬遠していたのか…昔の自分を殴りたい。笑。

    初めて美術小説なるものを読んだ——。

    京都を舞台に有吉菜穂と、どこか官能的ですらある無名の画家・白根樹の関係がなんとも言えず良い。「美」と「醜」とは表裏一体なのかも知れませんね…。
    また京都の四季移ろいなんかもあり、隅々まで「美」を感じました。
    今までにない読書体験で新鮮かつ、後半の展開にはミステリーばりの衝撃を受けました!!

    P.S.ちょっとゲスイ話になってしまいますが、一輝と義母・克子との妖しい関係もスリリングで作品のよき(?)アク

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    2025年11月16日
  • 異邦人

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    京都の景色がありありと頭に浮かんで、のんびり鴨川を眺めた旅行を思い出した。菜穂があまりに自立していて共感はできなかったけど、日本の文化を学びたくなる。樹の過去が苦しくて、当たり前だけど全員がしあわせになる未来なんてないのかな、と思ったりした。

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    2025年11月13日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    俵屋宗達の物語として、さらにフィクションが加速した印象。信長との約束、信長が今どうなっているのかを知っている読者としては、その結末がどうなるのだろうとワクワクしていた。含みが多く想像に委ねられていった俵屋宗達が主人公らしい物語だった。

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    2025年11月12日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    俵屋宗達が主人公の小説。粋なのは俵屋宗達の風神雷神のように屏風にその全容が入りきっていない描き方でその世界が見るものによって無限に広がっていることを、俵屋宗達という人物の謎の多さと重なっているというところ。それが天正遣欧使節や信長との関係。フィクションとして面白く読めた。

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    2025年11月12日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    もし、そうであったら……

    歴史と芸術、そしてその「もし」、「if」。

    有名な風神雷神の屏風画から、
    ここまで物語が膨らむとは。

    著者の作品はまだまだ未読のモノが多いので、
    他の作品を手にするのが楽しみです。

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    2025年11月11日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    ー奇跡を見た。

    そんな気持ちになりました。
    この話の元である奇跡の人の内容は、漫画ガラスの仮面をきっかけに調べ知っているもののはずでしたが、本書が日本を題材にして語っていたためか、より一層心に沁みました。希望が輝かしく、励まされたなぁ。

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    2025年11月07日
  • モダン

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    華やかだけど、厳格なヒエラルキーが存在する美術界だが、どれも人間味がある短編集で良かった。とくに、新しい出口が印象に残った。

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    2025年11月05日
  • スイート・ホーム

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    タイトル通り甘ったるいお話…と思いながら読み始めたのに、中盤から涙が出てきて困った。
    幸せで切なくて泣ける。
    やられた!っていう気持ち。

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    2025年11月02日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    史実とフィクションを織り交ぜた、実に面白い冒険小説であった。
    陳腐な表現であるが、世界一周を試みる航空機に降りかかる試練やドラマに、読んでいてわくわくドキドキし、爽やかな読後感に包まれる良い小説だった。

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    2025年11月01日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    「将来の夢は総理大臣」って言っていた同級生がいたけれど、全員男の子だった。今後なりたい職業に総理大臣って宣言する女の子、増えるのかなぁ…なんて思いながら読みました。
    原田マハさんが、10年くらい前に書いた理想と予言が詰まった作品。日本で初めて女性が総理大臣になったときの、夫の目線が描かれています。
    現在、就任して間もない高市総理大臣の仕事をこなす一挙手一投足がニュースの話題に上がっている。マスコミ対策、護衛、派閥の裏側、実際もこんな感じなんだろうか、と勘ぐってしまう(;^ω^)。

    『「国民に信を問う、って、私を信用してくれますか?って国民に本気で問いかけること。それって人に言われてやることじ

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    2025年11月01日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    第二次世界大戦前の不安定な時代。アメリカで世界一周をしようとした女性パイロットと、日本の新聞社が世界一周を実現した物語。

    この物語はモデルがいたということで実際に調べてみたが、今の時代の航空機と当時の航空機と機能が明らかに違うが世界一周ができるほどの機能を導入したという、日本の技術に驚きを隠せなかった。

    不安定な時代だからこそ感じる平和とはなにか。

    エイミーが言う「世界はひとつ」。
    この言葉は、のちに出会うアインシュタインの「共存」にも繋がる気がした。
    全世界、国籍も性格も文化も違う。そんな中で武器を手にせず、お互いの価値観を認め合い過ごしていくことの重要さがあると思う。読んでいたときに

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    2025年10月30日
  • 太陽の棘

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     これは、在沖縄アメリカ陸軍の従軍医、エドワード・ウィルソンと、絵を描くために生き、生きるために絵を描く、誇り高き沖縄人の芸術家達との、言語を越え、人種を越えた、終戦後の沖縄に確かに存在していた友情の物語である。

    踊り、描き、歌う。そういった表現活動を、人々は文化と呼ぶ。
    それは沖縄人にとって、精神的支柱であり、誇りであり、唯一のアイデンティティであった。
    それを戦争によって奪われた彼らの怒りは、恨みは、辛さは、さぞ度し難いものだっただろう。

    「私たちは、勝者でも敗者でもなく、占領するものでも占領されるものでもなかった。」

    「私たちのあいだには、いかなる壁も、境界線もなかった。」

    「私

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    2025年10月30日
  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

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    今では人気を博している印象派がまだ新しく、斬新だった"現代"に生きた芸術家と周囲の人々を、表紙のように美しく切り取った作品。

    個人的には、マティスとモネの話が好きでした

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    2025年10月29日