原田マハのレビュー一覧

  • ゴッホのあしあと

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    読みやすい文章で、一気に読んでしまった。
    「たゆたえども沈まず」も読んでいたため、その執筆の裏話が書かれていたのも非常に満足度が高い。原田マハさんのフィルターを通してではあるが、ゴッホの人となりが少し理解できた気がする。
    アートは、ただ見るだけでも楽しいが、画家の背景を知るとこでより深く楽しめる気がしている。いつか、この本で触れられていた作品を生で見てみたいと思う。

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    2026年06月22日
  • 太陽の棘

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    ネタバレ

    読み終えたあと、なんとも言えない気持ちになった。私の知らない沖縄。こんな視点で沖縄をみたことがなかった。
    ただ、沖縄にまた訪れたくなった。

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    2026年06月22日
  • まぐだら屋のマリア

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    傷付き、全てを失った紫紋が、あてどなく彷徨った末に行き着いたのは「尽果(つきはて)」というバス停。
    そこで、「まぐだら屋」のマリアに出逢った紫紋。
    この町に住む人達は紫紋と同じように、過去を捨ててきた人。なので、誰も紫紋の過去を聞いたりしない。
    この町に居場所を見つけた紫紋‥‥
    という、寂しくもほっこりしたお話だと思って読んでいたら、マリアの過去が語られる後半は胸が押しつぶされるほどの展開に。
    罪とは。赦すとは。
    私なら?と考えても、どうしたって許せない。気が狂ってしまうほどの憎しみを覚えてしまうだろう。
    罪を犯した者、憎しみを抱えた者、それぞれの苦しみを受け止める町。昔話のような、伝説のよう

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    2026年06月22日
  • キネマの神様

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    話の流れとしてはそこまで刺さらなかったけど、登場人物が優しくて素直な話で、読んでいてストレスは全くなかった。

    ニューシネマパラダイスを見てみたくなった。

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    2026年06月21日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    多様な地域を舞台に多様な女性の視点の心の機微を描いている。寂しい日常の中にも最後は微かな希望が描かれて、「誰かを想い馳せる」美しさを感じました。
    非日常な場所×現実的な問題(不倫、離婚、大切な人の死など)の対比が印象的でした。
    方言などの地域の特性も感じることができ、「旅路」がテーマの一冊。

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    2026年06月21日
  • 旅屋おかえり

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    さまざまな事情で旅に出られない人の代わりに旅をする「旅屋」。依頼人の想いを胸に各地を巡りながら、人と人とのつながりや旅が持つ力を描いた物語。

    「また来てね」「待ってるよ」。

    その言葉に、なぜこんなにも涙があふれたのだろう。

    おかえりは決して特別な人物ではない。頼りないところもあるし、平気で窮地にも陥る。決してコミュニケーション能力が高いわけでもない。それでも不思議と人を惹きつける。誰かの想いに寄り添い、その縁が巡り巡って自分を支えてくれる。そんなところが彼女の最大の魅力なのだと思う。

    確かに、見たことのない景色、触れたことのない人々の温かさ、自分の足で歩く喜び。それらは旅の大きな魅力だ

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    2026年06月20日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    ピカソ大好きなので面白かった〜
    パルドイグナシオはフィクションであってほしくなかったな…
    ゲルニカのざっくりした背景は知ってるつもりだったけど、疎開のくだりとか全く知らなかったので、いつか鑑賞する機会があったらかなり違って見えるだろうな
    ドラマールもピカソの一時期の恋人、泣く女のモチーフとしか知らなかったので、ゲルニカ創作のキーパーソンと知ってふむふむ


    グランオーギュスタン通り7番地って一体どの辺やろと思いGoogleマップ見てみると
    なんとシテ島のすぐそば
    サントシャペルから歩いて8分!
    知ってたらサントシャペルやノートルダムの足でそのまま絶対行ってたなあ〜
    次パリに行く機会があったら絶

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    2026年06月20日
  • リーチ先生

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    ネタバレ

    長い話だったけれど、亀ちゃんの成長記のような感じだったけれど、プロローグでリーチ先生と離れたのは分かっていたので、少しソワソワしながら読み進めました。いつまでもリーチ先生と一緒に高みを目指すのは何故ダメだったんだろう。
    そして最後個人的にシンシアが独身なら亀ちゃんの子供高市と会うのは、抵抗があるなと思った。

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    2026年06月20日
  • 独立記念日

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    各物語の主人公がそれぞれが直面している状況からの独立・自立を共通テーマとした、ちょっと切なかったり、ほろ苦かったり、ほっこりしたりする24作品の短編集。前の物語にさりげなく登場した人物の人生が次の物語となり、各主人公の人生が交差し次々つながり最後は色々なご縁で輪になっていく構成は秀逸。

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    2026年06月19日
  • 太陽の棘

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    映画宝島でも痛感したことなのですが、沖縄の方の我慢強さとか不屈な精神とかピュアな感じに戸惑います。
    そして、読書や映像を通して知らない事実を知り、感じ、考え、伝えていく。
    子や孫に勧めたい一冊です。

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    2026年06月19日
  • リボルバー

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    ゴッホとゴーギャンの関係を掘り下げたストーリーが面白かった。作り話とノンフィクションが混ざり合う原田マハさんの小説の引き込む力がすごくてどんどん読み進められる。そして決まって絵画を見たくなる。

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    2026年06月18日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    宗達の「わいは、ただただ、絵が描きたいんや」
    という情熱とマルティノとの友情、
    なにより3年もの長く苦しい航海を耐える信仰の強さ
    に心打たれた。
    日本に帰り着いても時代は変わっており報われない
    のもなんとも辛い。

    ちょうど読んでいる時に
    NHKで美術史の講座を見ていてバロック時代で
    カラヴァッジョが出てきたので
    不思議なリンクを感じた。

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    2026年06月18日
  • ジヴェルニーの食卓

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    マティスの晩年やドガの性格、絵でしか知らなかった「タンギー爺さん」と彼を囲んだ画家たちの息づかい、そして睡蓮を描いたモネの、ジヴェルニーでの日々。有名な絵画作品の向こう側を感じることができる一冊。描写を読みながら作品が目に浮かぶように”仕組まれた”、マハさんらしい繊細さが行間を埋めている。

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    2026年06月17日
  • さいはての彼女

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     人生における傷と回復。今を生きる女性達が再生していく物語を描いた短篇集。そんなおはなし

     さて、本作は心に傷を抱えた女性達が回復していく物語である。
     鈴木涼香は己のプライドと過去の呪縛により、誰かを頼ることができなかった。しかし、ナギと出会い、彼女とタンデムの旅に出る。出かけた先でナギの友人と出会い、少しながら冒険をした。
     波口喜美は旅館で思いに耽る。友人と本当は出かけ、一緒に話し、楽しく時を過ごす予定であった。しかし、現実はそうはならないかった。思い浮かぶのは過去の記憶ばかり。だからハグは未来に思いを馳せるのであった。
     陣野志保は強い女性だ。己を社会の大きな歯車だと考えている。強大

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    2026年06月16日
  • モダン

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    ネタバレ

    デスクへ戻ると、麻実は、空っぽの紙カップの文字──We Are Happy To Serve You.──「We Are」と、「Serve」の中の「rv」の二文字を、サインペンで黒く塗りつぶした。

    Happy To See You.──あえてよかった。

    そのカップを、パティのデスクの真ん中に置いた。せいせいと明るい心持ちで、麻実はその日、オフィスを後にした。
    マンハッタンの先っぽでは、ふたつのタワーが燦々と発光していた。
    あの街を、世界を、静かに、等しく照らし出していた──。
     
     
    原田マハ氏の大人気『MoMAシリーズ』の一作で、本作はMoMAを舞台にした全5話の短編集でした。
    以前読ん

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    2026年06月16日
  • 独立記念日

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    短くサクッと読める。昼休憩に読むのにぴったり。すごく感動したのもあれば、なんじゃこれみたいな話もあった。でも、全体的に女性が自分と向き合って、前を向いて生きていこうという感じでとてもよかった。短編同士は繋がってたり、単体だったり。

    『バーバーみらい』と『この地面から』
    漫画家と理髪店のおばあさんとその孫娘(漫画家志望)のお話。
    『魔法使いの涙』と『名もない星座』は面白かった。

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    2026年06月16日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    まだ地球が大きくてやっと丸いことがわかった頃で、当時の彼らが受けたカルチャーショック含め、スケールの大きな話しでした。情報だけではなく、ホンモノに触れる機会を大切にしたいと思いました。

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    2026年06月14日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    風神雷神図屏風の作者俵屋宗達をめぐる物語。
    どこまでが史実でどこまでが創作なのか、分からず、最後の解説で、おぉ、この辺までが史実でこの辺が創作ね。って理解した物語。
    原田マハさんのアート&冒険譚が染みる物語でした。

    下巻です。
    さまざまな苦難を得て一行はヨーロッパに到着します。
    さらに、彼らはヨーロッパの各地で大歓迎を受けることに。
    そりゃそうだよね。見ず知らずの国からそれなりの人が来ているんだもんね。
    また驚くのは、航海の間に身に着けた彼らの語学力。
    自分は英語でさえ苦労しているのに..(笑)

    そして、いよいよローマ教皇との謁見。
    そんな中、宗達はバロックの巨匠・カラヴァジョと出会います

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    2026年06月14日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    風神雷神図屏風の作者俵屋宗達をめぐる物語。
    どこまでが史実でどこまでが創作なのか、分からず、最後の解説で、おぉ、この辺までが史実でこの辺が創作ね。って理解した物語。
    原田マハさんのアート&冒険譚が染みる物語でした。

    上巻です。
    京都国立博物館研究員の彩のもとにマカオ博物館の学芸員が現れます。
    学芸員に導かれ、マカオを訪れた彩が目にしたものは「風神雷神」が描かれた西洋絵画と、天正遣欧使節の一人、原・マルティノの署名が残る古文書。
    その古文書に記された、「俵 屋 宗 達」。

    そして、物語は織田信長の時代へ。

    信長にその画力を認められた宗達は、狩野永徳の安土城が京を見下ろす洛中洛外図屏風の創作

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    2026年06月14日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    短編小説のなかで、全短編が印象に残るなんてあまりないから新鮮。どれを読んでも、その物語に入り込めた。特に『長良川』がよかった。夫にも娘にも、そんなふうに思ってもらえる人生いいな。

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    2026年06月14日