原田マハのレビュー一覧

  • フーテンのマハ

    Posted by ブクログ

    原田マハがアートに絡む物語とは別に、旅屋おかえりのような作品が書けるのはなぜだろう、と思ってたが、腑に落ちた。真似してみたくなるような旅だなー。

    0
    2025年08月03日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    感動しないはずがない。
    実話プラスフィクション
    うますぎる。
    2009年の作品が 古くない
    「世界は、ひとつ」
    今こそ読んで欲しい作品

    0
    2025年08月02日
  • 独立記念日

    Posted by ブクログ

    皆壁にぶつかるけれど、立ち上がっていく様が良かった!読み応えのある小説だった!「独立記念日」というタイトルもインパクトがあっていい!

    0
    2025年08月02日
  • 普通じゃない。 Extraordinary.

    Posted by ブクログ

    2025.08.01
    胃がん検診バリウムげえーーからの大高屋

    植物と会話ができる御厨しいな
    未来への不安を抱えて植物園へ行くと
    へんてこりん親父に出会う
    でもその親父はしいなを変える男だった

    権大原社長の無茶振りに
    みんなで応える日々。
    自分のやりたいことを仕事にするって
    すごいんだなー
    パワーとエネルギーに溢れるんだなーと
    登場人物全員がまぶしくなる
    そんな作品。

    最後のオチはびっくり権大原草輔って!ええ!

    0
    2025年08月01日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

    Posted by ブクログ

     読み終わった。でも、原田マハの作品では、久しぶりに不完全燃焼だった。史実と虚構の入り混じった展開に、いろいろ刺激は受けた。
     俵屋宗達が、『風神雷神』を描くところまで到達していない。続篇を期待したい。天正遣欧使節団が、日本に帰国したのが、1590年。天下は秀吉の時代。秀吉は、1587年7月にバテレン追放令(バテレンとは宣教師のこと)を発布していた。秀吉は、宣教師を追放したが、キリスト教を否定していなかった。それで、1591年3月に秀吉に、天正遣欧使節団は、聚楽第であっている。家康は、1612年に「禁教令」を出し、キリスト教を完全に禁止した。日本は鎖国となり、オランダとの貿易だけに限った。

    0
    2025年07月31日
  • スイート・ホーム

    Posted by ブクログ

    最後には、家族愛が感じれて橙のような黄色のようなピンクのような、ホワッとしたものを感じました。「誰かのために思う」ってこんなに温かく、貴重なものなのに、みんな無意識にしている。そんな無意識な縁、大事だと思いました。

    0
    2025年07月30日
  • さいはての彼女

    Posted by ブクログ

    4つの短編が詰まった本だった。

    風景が事細かに書かれており、四季を感じさせてくれて、旅行がしたくなる本だった。

    1つ目と4つ目が繋がっていた。
    ハーレーで全国を回るナギさんの姿がよく浮かんだ。趣味で繋がる仲間がいいなと感じた。
    自分も趣味は、ひとりで楽しむのではなく、行き当たりばったりの、初対面の人ともどんどん繋がりを増やしいいきたいと感じた。

    0
    2025年07月30日
  • モネのあしあと

    Posted by ブクログ

    西洋のアカデミーでは大切左右対称さが大切とされていた。神が作りしものには、美しさ(人間の体が対称ということから)が求められていたのだろうか、

    ただ、日本人は、余白・曖昧さを好み、屏風絵や、襖絵からも感じられる
    印象派はまさに、曖昧さを描き抽象的であるため、日本人に好まれるのだろう。

    風景を切り取って、あえて左右非対称で撮ることに、なんの違和感もないのは
    カメラで写真を撮ることで風景を切り取り保存することが普通となった現代ということも、関わっているのだろう。

    0
    2025年07月29日
  • 独立記念日

    Posted by ブクログ

    24つの短編集。
    毎話、独立していく主人公を見て前向きで爽快な気分になれる。
    多くの人が辛い事に対面しながら生きていくと思うけど、自分はその度に乗り越えて、独立をして、自分の足でこの道を歩んでいきたい。
    幸せになる事も大事だし、それと同じくらい自分の足で歩んでいる感覚を持つことも大事だ思う。

    0
    2025年07月28日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

    Posted by ブクログ

    数々のゴッホに関する話で本を書いているマハさん。「わだばゴッホになる」と言って青森から上京した棟方志功。あーここにもゴッホに関係する人がいたか!と言う気持ちで読んだ。
    絵描きになると決心したその日から悪戦苦闘しながらその後、板画の道に進んだ棟方志功。好きな事に没頭し、沢山の人達に助けられそして支えられて作品が認められた。
    現在は閉館してしまったが、3年程前青森に行った時、棟方志功記念館に足を運んだ。あの時見た作品や弱視の為、顔を板すれすれにこすりつけ、這いつくばって作業する姿は印象的だった。没後50年。世界のムナカタの作品がこれからも受け継がれていきます様に!

    0
    2025年07月27日
  • いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画

    Posted by ブクログ

    カラーの図版がありがたかったです。
    実生活で大変な時に毎日、一章ずつ読み進め、世界の美術館を旅していました。
    横でその作品の解説をしてもらえているような気分になり、今日はどんな作品だろうかとワクワクしていました。

    0
    2025年07月27日
  • さいはての彼女

    Posted by ブクログ

    旅する女性たち。旅先で出会う人、経験、清々しくて、読んでいて気持ちの良い短編集でした。

    原田マハさんが書く、女性は強くて素直で素敵。
    普段は重い鎧を着て、盾と剣を持ち、社会を生きている。強い女性のようでも、完璧じゃない。
    鎧を無理やりに剥がそうとするのではなくて、人との出会いが旅先の空気が自然と、彼女たち自身が鎧を脱いでいく姿がよかった。

    私自身はせっかくの休みを無駄にしたくない!ってつい詰め詰めのスケジュールの旅行してしまうので、自分を解放させる、一期一会を大切にする旅をしたいなと思えた。SNSやマーケティングに振り回されたくないなぁ。

    0
    2025年07月27日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    原田マハさんのアートへの愛が溢れる一作。
    家にいながらMETの空気やフィレンツェの温度を感じられる美術館好きには持ってこいの一冊。

    美術に関わる者と、それぞれにとって大切な1作をめぐる物語が収録されているが、その者の背景や真実が全て明かされるわけではない。
    ただ絵画において作者の意図が全て明かされるわけではないように、書かれない部分がそれぞれの物語に余白を生みだしており、各章違った余韻を楽しむことができる。

    もう少し若い頃に読んでいたら、腑に落ちないというかスッキリしない読後感もあったかもしれないが、今の年代で読むとその曖昧さが心地よく感じられる。
    胸にささるとか、もう一度読みたいと思うほ

    0
    2025年07月26日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    これは二人の女性の物語だ。

    パブロ・ピカソが「ゲルニカ」に込めたメッセージを、今伝えるべきだと展示に奔走する八神瑤子。
    ピカソの恋人で、ゲルニカの作成過程を写真に納めた写真家のドラ・マール。

    自分を持ち、自立した女性は本当に美しい。

    自分の弱い部分を認めながら、ピカソの残した思いに自分が何をなすべきなのか考え動く強さに、心が奮い立った。

    アートを愛し守ろうと瑤子とドラを支える、ルース・ロックフェラーとパルド・イグナシオ。
    大切なものを守る力を持った二人のようになりたいと思った。

    0
    2025年07月26日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    原田マハ作品はほとんど読んでるはずなのにこれは忘れてた。市の財政悪化でデトロイト美術館の絵画が売却されるピンチ。実話をもとに原田マハさんらしい人間ドラマを織りなす素敵な物語。120ページぐらいの薄い本ですが素敵でした。

    0
    2025年07月23日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    7歳の子を持つ者としては特に、涙なしには読めないかも。れんとキワが一緒に過ごした時間がとても短く、離れている間の時がページ上であっと言う間なのがちょっと飛躍感もあったかもしれない。でも安の芯の強さに心打たれる。

    0
    2025年07月21日
  • 旅屋おかえり

    Posted by ブクログ

    この本に出会えて本当によかった。
    感動の瞬間がたくさんあり、涙した。
    登場する人物が優しくて心にグッとくる。
    それぞれの絆が強くて素敵だった。
    人っていいな、旅っていいなって思えた1冊。
    旅行に持っていって、一緒に旅をしてくれた思い入れのある本となった。

    0
    2025年07月21日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

    Posted by ブクログ

    上巻が面白かったので下巻は半日で一気読みした。
    やっぱりカラヴァッジョが出てきた後半が、プロローグとの繋がりも含めて面白かったなあ。

    絵画や使節団の面々のことを調べながら読んだので、当時の歴史や美術の解像度も上がって、学生時代にこういう教材あったら楽しかっただろうなと思った。
    ずっといつか観たいと思っていたレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロを観にイタリア行きたいな。今なら飛行機で1日あれば行けるんだし。

    0
    2025年07月21日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    最終章『道 La Strada』途中から、もしかしたら、と思ったことが、その通りになった。主人公の翠の確信は、僕の確信でもあったわけだ。物語によって突き動かされる感情というものは、共感によるものが大きいという。つまり、僕は大いに感動していた。
    物語の締め括りの
    「青田がのびやかに風になびいている。午後の日差しに白々と輝いて、道はどこまでも続いている」
    を読み終えて、その文章の情景が、ブワッと一気に脳裏に描き出された。
    イメージが共感、実感へと変化し目頭が、胸が熱くなったまま、余韻を抱きつつ解説のページを開いた。
    目に飛び込んできたのは、その文章の冒頭
    「また泣いてしまった」
    この、ひと言だった

    0
    2025年07月21日
  • モダン

    Posted by ブクログ

    The Modernがニューヨーク近代美術館(The Museum of Modern Art)の愛称だというのは初めて知った。勤務していたMoMAのことを東北大震災と9.11テロという災厄を織り交ぜながら、上手に描いていく手練手管はさすが。今でも福島第1原発を遺棄された場所として考えざるを得ない現状で、発災直後に福島に赴くことは、確かに被ばくを覚悟することであり、わざわざアメリカから危険を冒す必要などないと感じるのも無理からぬことと納得できる。そんな緊迫感を織り交ぜ、困難を抱える福島に生まれつきの難病を抱えながら生きるクリスティーナを描くアンドリュー・ワイエスの絵を置く構図が素晴らしい。やは

    0
    2025年07月21日