原田マハのレビュー一覧

  • キネマの神様

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    ネタバレ

    ・作者の原田マハ氏は、学生時代に池袋文芸坐でもぎり嬢のバイトをしていた。
    ・本書に出てくる名画座は、シネスイッチ銀座がモデルで、本書解説の片桐はいり氏はここでもぎり嬢をやっていた。(関係ありませんが、片桐はいり氏を渋谷PARCOの対面式上下エスカレーターで偶然目撃しましたよ、やはり存在感がすごかった)
    ・私も学生時代とサラリーマン時代、文芸坐(当時は4本立てもあった!)やシネスイッチへ何度も通っていた。もちろん、ぴあ片手に。

    さて、これだけ親近感のある場所と素材を扱った小説が、面白くないわけがない。

    とはいえ、細かい点が気になる私は、2点違和感を持ったことも事実。
    まず、父親の「フィールド・オブ・ドリームス」の映画評を主人公の娘や周りの人間が大袈裟に褒め称えたりする場面では、筆者の書いた文章なのにこれでは自画自賛じゃないかと妙に冷めてしまった点。
    そして、映画ブログを書く決心をしていた父親が母親に「(ギャンブル禁止令の出ていたにもかかわらず)麻雀でボロ負けした」と嘘をついた点。その理由を、「母に話すとなれば、ことのいきさつやインターネットの説明をイチからしなければならない」と面倒ごとを避けるためだと説明しているが、家族にとってはギャンブル&借金へ再転落の方が段違いな面倒ごとだろうに…

    キネマの神様も「神は細部に宿る」ことをきっと知っていると思うよ、しらんけど。

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    2026年07月26日
  • リボルバー

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    原田マホさんが描く、ゴッホとゴーギャンの物語。
    歴史物でありミステリー要素あり。 美術館に行きたくなります。

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    2026年07月22日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    夢を追いかける情熱に胸を打たれた。子供のような純粋なワクワクがみんなに伝播していっている感じが素敵だった。こういう人のそばにいると楽しそう
    美術館を行きたいところリストに入れた
    原田マハさんの歴史とかそこにあるドラマ面白い

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    2026年07月22日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    もっぱらアートに疎い私でも読みやすい時代派小説だった。過去と現在、2つの時代のストーリーが交互に描かれる点はよくあると言えばよくある構成ではあるものの、テロや戦争、かく言えば人類の戦いの歴史など扱うテーマが重厚。

    それでいてそれらのテーマに傾倒するのではなく、あくまで主眼はアートであり、アートの持つ力を2つの時代から描き出している点が素晴らしく楽しかった。

    楽園のカンヴァスを先に読めばよかったなー。

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    2026年07月20日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    久々のマハさんの作品。この作品では、戦後の講和条約を巡るやり取りも出てきて、その意味でも興味深く感じました。特に印象的なのは、吉田茂元首相。フランス外相に、松方コレクションの返還を求めた際の交渉術は、お見事!また、戦時中にフランスでタブローを買いまくった松方氏の様子に、これだけの資金は、一体どこから出ているのだろう?と疑問に感じました。しかし何と言っても、この小説の主人公は、日置氏!だと思います。松方コレクションを守り、そして日本に持ってこようとする多くの人たちの情熱にすごく感動しました。今度、東京に行った際には、国立西洋美術館を訪問します!

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    2026年07月20日
  • リボルバー

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    西洋美術史で誰が一番好きかと訊ねられたら、迷わずゴッホと答えるだろう
    作品はもちろん、その波乱に満ちた生涯も含めて、とても愛しい
    作品を鑑賞するためにアムステルダム・パリ・ニューヨークにも何度となく足を運んだ
    ゴッホの作品には人を夢中にさせる魅力がある

    この本はゴッホとゴーギャンの友情を描いた作品だ
    その友情は少しいびつなものかもしれないけれど
    しかしふたりの間には確かに存在していた絆

    読後、改めてゴッホの作品に触れたくなった

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    2026年07月19日
  • ゴッホのあしあと

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    知っているようで実はあまり知らないゴッホ。
    パリ、アルル、サン=レミ、オーヴェル=シュル=オワーズと、その時代背景とともにゴッホの人生や作品について描かれていて、わかりやすい。

    ゴッホの解説書のようでありながら、まるで物語を読んでいるような気持ちになりました。
    その人生を辿りながら、『アイリス』『星月夜』『花咲くアーモンドの花』など、描かれた当時の境遇や心情、暮らしぶりがどんなものであったのか、思いを馳せることができる。

    そしてファンには嬉しい「たゆたえども沈まず」の誕生秘話や、マハさんが作品に込めたかった思いも知れました。

    名前は知っているけど遠い存在だったゴッホ。
    苦しい時も、書いて書いて書き続けた「努力の人」。
    彼にも大切な人がいて、喜怒哀楽があり、私たちと同じ人生を懸命に生きた人間として身近に感じられました。

    原田マハさんの「たゆたえども沈まず」を先に読んでいたこともあり、ゴッホ作品をより深く楽しめるようになりました。
    これからゴッホ展に行かれる方におすすめしたい一冊です。


    『彼は死んだのではなく、むしろ永遠の命を与えられたのです。傑作は永遠の命を生きるもの。それがアートの力だと思います。』

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    2026年07月19日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    ゲルニカ、学校の教科書で習って以来、全然知識を忘れていたが、こういう背景で描かれたのかと分かると、理解が深まる

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    2026年07月19日
  • さいはての彼女

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    遠方に家族旅行に行く時に、旅系の本を何冊か読んだ一冊。どれも良かった!特に最初のが良かった!生まれた実家で苦労した涼香が猛烈に努力して起業して成功。しかし、封印していたパンドラの箱、イケメン社長に恋したが、失恋した痛みを仕事に没して消そうとし、部下にもキレまくる。こんな上司のもとでは働きたくない。信頼していた秘書にまで辞めることになり、頼んだ一人旅も思わぬ方向へ。しかし、それからの旅での出会いがかえってガチガチだった彼女の心をほぐし、秘書の有難みを感じ、「もう一度、一緒に走ってみない?」とのメールまで送るに至った。まさに涼香の心に風を通すような旅だったんだなぁ。 

    ハーレーが好きな人たちには、独特な空気、風があることを知った!それも気持ちのいい風。それでやみつきになるんだなぁ。

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    2026年07月18日
  • エール!(3)

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    原田マハさんの話が好きだったなぁ。そうだよね、そうだよなぁと思わされ。
    あと、伊坂幸太郎さんのもよかった。不思議だけど、現実味がある感じ。森谷明子さんのもよかった。向き不向きを考えるなど。
    あと日明 恩さんのは、どこはかとなくズートピアを思い出しました。
    山本幸久さんのは、展開が読めるなぁと思ったのと、こんなことは起きないだろうな〜と悲観してしまった。
    吉永南央さん、嫌いじゃないはずなんだけど全然しっくり来ず。親近感もわかず。

    原田マハさんの短編の中で今回の話が一番しっくりきたので、星は4。

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    2026年07月17日
  • まぐだら屋のマリア

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    ネタバレ

    及川紫紋
    生まれ故郷は東北の盆地の中心にある町。地元の高校を卒業後、調理師専門学校へ行くために東京に出てきた。父は七歳の頃に他界。東京・神楽坂にある「吟遊」という老舗料亭に勤めていた。春晴香の内部告発により吟遊を辞め、死に場所を求めていたところ、まぐだら屋にたどり着く。

    浅川悠太
    紫紋の職場の後輩。北東北地方の寒村の貧しい家庭に生まれ育ち、家計を助けるために中学を卒業後上京、料理屋で見習いを始めた。

    湯田真
    吟遊の料理長。

    早乙女晴香
    吟遊の仲居。紫紋のふたつ下。吟遊が料理の使い回し、賞味期限切れ食材の使用を内部告発した。湯田と付き合ってた。

    宮前登紀子
    吟遊の女将。十三代目吟遊グループに君臨する女帝。

    宮本静子
    吟遊社長の邸宅「お屋敷」の家政婦。解雇される。

    前田譲二
    吟遊の板場の先輩。

    マリア
    有馬リア。左手の薬指が失われている。紫紋が死ぬためにたどり着いた場所・地塩村の小さな漁村で食堂「まぐだら屋」を営んでいる。

    宮前昭造
    吟遊の専務。

    カツオ
    住吉克夫。漁師。

    桐江
    まぐだら屋の女将。

    宮前敬三
    吟遊社長。

    立浪
    桐江の主治医。

    丸弧
    行き倒れの青年。悠太になんとなく雰囲気が似ている。紫紋と同居。母を殺したと思い込んでいたが、携帯に母から大量のメールが届いており、生きていることがわかる。母の元に戻る。

    与羽
    十七年まえ、三十歳のとき、東京の小さな町で高校の数学教師をしていた。大学を卒業して翌年に結婚した年下の妻とのあいだに、五歳になるひとり娘がいた。

    杏奈
    与羽の妻。地塩村の大地主の娘。

    花南
    与羽の娘。





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    2026年07月16日
  • 妄想美術館

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    絵がカラーで紙が厚めの私好みの本で、それだけでまず好印象でした。

    ヴェチェッリオの「手袋を持つ男」は、とてつもなく格好よく、ウッチェロの「聖母子像」は、聖母の耳の後ろから出る赤い矢印が意味不明でインパクトが強すぎ、モランディの描く無機質なはずの瓶には不思議と温かみが感じられ、それぞれが印象深く脳裏に焼き付きました。

    めくるめく絵画体験でした。

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    2026年07月17日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    久しぶりに本で号泣した。
    終盤、涙が溢れ出てきた。

    棟方志功という1人の人の人生を、1番近くで見つめ支えたチャの視点で追いかけた気持ちになれました。

    去年青森県立美術館で棟方志功を知り、以来この本を気になりつつ、手に取ることがなく1年経過した。
    最近になってたまたま書店で見かけて、今読みたいと思って購入。
    直前に「たゆたえどもしずまず」を読んでいたので、まさかの繋がりがあって驚き。生前報われなかったゴッホが日本でヒーローになっている様を知ることができて、喜びもあった。

    全身全霊で命をかけて版画に向き合った人。家族への愛も強かった。
    エネルギッシュな太陽のような人だった。

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    2026年07月16日
  • 旅屋おかえり

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    ネタバレ

    楽しかった。
    私も旅行が好きだけど、旅のできない人に代わってレポートするなどという発想は全くなかった。
    人のために旅をする、こういうのもあるんだなあ。

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    2026年07月15日
  • さいはての彼女

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    面白かった。旅の話。短編4つ。

    「凪」という漢字、素敵だなと思った。風を止める。
    サイハテの彼女、読んで涙した。

    どれも芯の強い女が出てくる。
    私もこういう風に一匹狼になっているのだろうか。わからないけど、やっぱり自分ごととしては読めない。

    4つめに凪が出てきて嬉しかった。
    構成もすごい素敵だなあ。

    旅が大好きな私にとってはとっておきの一冊だった。ほっこり。

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    2026年07月15日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    迷った時にやり抜く強さを教えてくれる。
    決めたことをやり切る姿に人はついてくる。
    身近な人への寄り添い方を教えてくれてる。

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    2026年07月14日
  • 永遠をさがしに

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    優しいお話だった。和音も真弓が互いにかけがえのない存在になってく感じが優しくて、心地よかった。
    音楽の世界の過酷さもひしひしと伝わって、苦しさもあった。

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    2026年07月14日
  • ゴッホのあしあと

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    先に読んでいたモネのあしあとは広く浅くといった内容だったが,こちらはゴッホについて深く書かれていて,とてもよかった。
    「たゆたえども沈まず」におけるフィンションとノンフィクションの境目も明らかにされていたのがわたしにとってはありがたかった。

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    2026年07月13日
  • 風のマジム

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    読み終えて、フィクションなのに驚いた!!
    ラムに惚れて、地酒がないなら作ればいいの発想と行動力!
    すごい!!

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    2026年07月12日
  • 風のマジム

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    原田マハさんの小説を読みたくて購入。
    やってみたい!の一心で動ける主人公すごい。突っ走る行動力、尊敬する。
    女性だから、派遣社員だから、とか関係なく採用してくれた会社も素敵。なんだかんだ主人公を支えてくれる周りの人たちも素敵。

    私も酒好きなので、読んでいて楽しかった。
    ラム酒飲んでみたいなー。

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    2026年07月12日