原田マハのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
10時間のフライトをどう過ごそうかと思い、空港の本屋で原田マハの棚を見ると、まだ読んでいない分厚めの本を発見し、すぐに購入した。
サスペンスと書いてあったが、あまりサスペンスな感じはしなかったので、そこは期待外れ。
しかし、さすが原田マハで、私の好きな話だった。
第二次世界大戦について、学校で習ったことくらいしか知らなかったので、当時の人々についての描写が目に新しく、興味深かった。
また、ピカソについて今までそこまで興味がなかったので、美術界でそこまで偉大な存在だと考えられているのに驚いた。ピカソの展示を見に行きたいなと思った。やはり、原田マハの本は私に新たな興味を持たせてくれる。
ドラがとて -
Posted by ブクログ
さすが原田マハさんの著作。序盤、岡山弁の読みにくさと、私の苦手な大正時代の話かぁ...と思いつつなかなかページが進まなかったが、いつの間にか引き込まれていた。
すてらはなぜ、ここまで小説を書くことに夢中になれるのだろう。周囲の人を楽しませるためだけじゃなく、段々「書くこと自体を楽しんでいる」ように思える。
若い頃から紡績工場で女工として働き、その後は節約志向の金持ちの家で住み込みの下働き......。決して恵まれた環境とは言えない場所で、それでも小説を書き続けた。
なんだか、創作をする人って凄い...逆境とか気にしないんだ...(気にしない訳じゃないんだろうけど)というアホな感想が出てきて -
Posted by ブクログ
山本周五郎賞
直木賞候補
星4.5
長年読みたいと思っていて躊躇していた『楽園のカンヴァス』をやっと読むことができた。
なぜなら、アートを取り扱った小説など、難しい用語や観念的な言葉が飛び交って、退屈してしまい読み進められないと思っていたから。
しかし、それは杞憂だった。
のっけから、行ったことのある大原美術館が出て来、また直前に読んだ『でーれーガールズ』の白鷺女子高生の美少女が出てきて、物語に引き込まれて行った。
ルソーの『夢を見た』についても、よくこんなストーリーを思いつくものだと思う。
原田マハは美術館に永年勤め、MoMA(ニューヨーク近代美術館)にいたこともあるので、実話だと錯覚 -
Posted by ブクログ
“書いて、書いて、書きまくらなければ。
私も、ヴァン・ゴッホみたいに。”
帯のこの力強い言葉に、読む前から
心を射抜かれました!
紡績工場という過酷な環境で働きながら
心の中に灯った「作家になりたい」という
消えない想いがあり
何者でもなかった少女(すてら)が
書くことを武器に自分の運命を切り拓いていく物語_
すてらの小説に対する純粋で熱烈な愛に
読みながら何度も胸が熱くなりました!
でもすてらの凄さはそれだけではなく…
どんなに苦しい環境でも
出会った人々とのご縁を宝物のように大切にし
そこから学び、表現へと変えていく誠実さが
素敵でした♡
「人は、愛するものがあるか