原田マハのレビュー一覧

  • リボルバー

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    ネタバレ

    ゴッホが自殺に使ったものとしてオークション会社に持ち込まれたリボルバー。一般的には自殺と認識されていながらも、その最期には謎の多いゴッホの死に、足跡、作品、人間関係などから迫っており、簡単にフィクションとは言えないリアリティがあった。リボルバーの歴史が明らかになったところで話が収束していくと思いきや、付着していた絵の具や、ゴーギャンの絵の発見など、最後まで盛り上がる展開で、あっという間に読めた。まだまだ筆者の作品はたくさんあるので、少しずつ読み進めていきたい。

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    2026年03月01日
  • さいはての彼女

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    何か普段とは違うことをやってみたくなる。
    また今の環境が全てでは無いことを教えてくれる。凪みたいな人に出会ってみたい。線は自分で引いてしまっているものである。出来ないとか、やれないとか誰が決めたのか?良い学びになりました。

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    2026年02月28日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    ネタバレ

    【好きなシーン】
    『最後の伝言』より
    ・父は母に「化粧もしてない顔、あんたに見られたくない」と言われていたから、病室にも行けなかったのだということ
    ・父が葬儀場に到着し、トッコの名を叫ぶ場面

    【好きな話】
    『月夜のアボカド』
    エスターとアンディの純粋な愛に涙腺が緩みました。


    どれも上質な短編です。
    人生の節目節目に読み返すと、また違った視点や感想が出てくると思います。

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    2026年02月28日
  • 旅屋おかえり

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    素敵な作品でした。

    元アイドルのアラサータレント、丘えりかが始めた「旅屋おかえり」。病気の依頼人の代わりに行く旅、社長の過去が関わる旅など、この先どうなってしまうのだろうとハラハラドキドキしながらページをめくりました。依頼人の人生や想いを背負って旅をするという設定がとても新鮮で、ただの旅の物語ではなく、人の人生そのものに触れるような深さを感じました。

    主人公の丘えりかは、旬を過ぎたアラサータレントです。私はこの設定を見て、思わずため息をついてしまいました。30歳を超えると「売れ残り」のように扱われてしまう価値観が、どこか現実にも存在しているように感じたからです。特に女性は「旬が短い」と言わ

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    2026年02月28日
  • 生きるぼくら

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    ただただ、登場人物みんなが幸せになってほしいと願ってしまう話だった。

    認知症が進んだおばあちゃんが「またおばあちゃんのおむすびが食べたい」と言った人生の言葉を覚えていて、おむすびを握ってくれたところは胸が熱くなった。

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    2026年02月27日
  • サロメ

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    さまざまな人間模様が書かれた作品。ヒューマン系が好きな人は読んでも損しないような気がしないでもない。

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    2026年02月27日
  • 永遠をさがしに

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    あの有名な小澤征爾が指揮したボストン交響楽団の指揮者となるべくボストンに旅立つ父。一人残される娘、和音。
    主人公和音には母が居ない。11歳の時、家庭かえりみない父と離婚して、和音を置いて一人出て行ってしまったのだ。そんな和音のもとに、新しい母が現れる。父が旅立った後、二人の生活が始まる。この女性がまたすごい人だった。

    マハさんらしく、読みやすいストーリーだけど、アートミステリーではなくて、音楽(チェロ)で結ばれた母と娘の物語だった。(ちなみに私が買った本のカバーは、ゴッホのヒバリの飛び立つ麦畑で、麦畑を飛んでいるヒバリの絵が永遠を探すというイメージにぴったり!)
    マハさんのアートの表現も好き

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    2026年02月26日
  • 異邦人

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    京都に長く住んいるが、絵画と言う芸術の世界から観た京都の良さや閉鎖的な部分が良く理解出来る内容だった。美に対する菜穂の慧眼やブレない信念など菜穂の魅力がいっぱいの中、最終章では驚きの展開に色んな疑問が溶けて行くように感じた一冊でした。

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    2026年02月26日
  • たゆたえども沈まず

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     ゴッホという少し変わり者の画家がいて、ひまわりの絵を描いた人というぐらいの乏しい知識で読みました。まるで自分がゴッホが生きていた時代のパリにいて、加納重吉、林忠正とセーヌ川を眺めているかのように錯覚するほど世界にのめり込む事ができた。ゴッホを献身的に支えた弟のテオ。ゴッホに影響を与えた浮世絵、日本人画商の話。
     ゴッホ、テオは生きている間には評価されなかったが、今世界中であなたの絵が愛されていると思うと何とも言えない切なさが押し寄せ、後半は涙が…。ゴッホとテオに伝えたい。読む前と読んだ後に絵画を見る目が変わりました。これから美術館に行くのが楽しくなるそんな本です!また人生に一度フランスのパリ

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    2026年03月01日
  • 本日は、お日柄もよく

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    読後感がすっきり、ほっこり♪
    読みやすく、テンポが良く、スイスイ読めました。
    スピーチ部分では何度もうるっと来てしまい、職場での昼休み読書リストから外しました(笑)

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    2026年02月25日
  • さいはての彼女

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    読み終えた後、清々しい気持ちになりました。
    旅に出て、誰かと出会い、また日常に戻っていく。優しさにふれて。
    自分も誰かと出会いたくなりました。
    自分と相手の間に線がある、私もたまに感じる時があります。確かにそう、越えていけばいいという強い言葉、きっと忘れません。

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    2026年02月25日
  • 本日は、お日柄もよく

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    スピーチライターという耳慣れない職業に奮闘する女性のお仕事小説…というより、1人の女性がスピーチライターという職に出会い、成長していく物語。
    その職故に、登場人物たちの心揺さぶるスピーチが何本も収録されているのだけれど、それらが素晴らしいのは言うまでもなく、主人公の心情の表現もとても豊かだった。
    感情の変化を雨や波で表現するのとか、勝負のスピーチ前夜、胸の高鳴りを恋する瞬間に例えるのとか、希望とちょっぴりの不安を含む素敵な表現だなぁと。
    最後の重要な局面、ワダカマの「…了解?」に心が震えた。
    単純なその言葉に込められた、心配や思いやりの気持ち。これまで培ってきた関係によって、言葉は本来の言葉以

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    2026年02月24日
  • 本日は、お日柄もよく

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    スピーチライターという題材に惹かれて。

    トウタカ製菓でお気楽OLライフを送る(こと葉談によるものであり、これは決して自分がそう捉えたわけではない)二ノ宮こと葉は、片思いをしていた親友の今川厚志の結婚式で、スピーチ中にスープに顔を突っ込むという大失態を犯す。しかしこれをきっかけに、伝説のスピーチライター、久遠久美と出会い、言葉の持つ魅力、世界を変えるスピーチの魔力の虜になっていく。若手ながら凄腕のコピーライター、和田日間足との熾烈な争い、そしてこと葉の想いからも目を離せない。

    挫けそうな時にそっと寄り添ってくれる言葉、人の心に強く訴えかける言葉、進むべき道を示し、明るく照らす言葉…。様々な場

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    2026年02月23日
  • 楽園のカンヴァス

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    短編ばっかり読んでいたので、前半はページ数の多さになかなか読み進められなかったが、後半は先が気になって読む手が全く止まらなかった。正直今まで絵画に興味がないわけではなかったものの、余り触れてはこなかった。ただ作品の中に登場する絵画をひとつひとつじっくり眺めたくなるような、絵画沼に引き摺り込まれる作品だった。

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    2026年02月23日
  • ジヴェルニーの食卓

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    アートフィクションというジャンルらしい。
    穏やかで、各章読み終えるとじんわり目を閉じて浸りたくなるような温かい気持ちになる。
    モネ、マティス、セザンヌ、ドガそれぞれの短編エピソード集で、
    傍で支えた女性目線。

    最後の『ジヴェルニーの食卓』に出てくるガトー・ヴェール・ヴェールというケーキを食べてみたい。

    "ガトー・ヴェール・ヴェールは緑色のケーキで、モネの大好物だ。新緑に包まれた庭のイメージをそっくり映したようなうつくしいお菓子で鮮やかな緑色はピスタチオの実で色づけをする。"

    想像するだけでうっとりする新緑のケーキ、、!

    それぞれの作品をみにすぐ美術館に行きたくなった

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    2026年02月22日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    言葉は足りないし、理解もたぶん完璧じゃない。

    それでも、そのぎこちない距離の“間”に、ちゃんとかけがえのないものがある。

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    2026年02月22日
  • まぐだら屋のマリア

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    人生につまづいたり、うまくいかずに絶望した時、どのように生きるのか。
    何かを信じる、何かにすがることができる、つまり信仰があれば、生きがいをもって日々を続けることができていずれ道が開けるのかもしれない。家族、恋人、友人、客、つながりをどこに作れているか。意識して生きていきたい

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    2026年02月21日
  • 本日は、お日柄もよく

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    言葉って最高の芸術だと思った。これからいろんな言葉に出会うのが楽しみだし、言葉を通してあったかい空間を味わっていきたい

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    2026年02月21日
  • 太陽の棘

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    終戦後の沖縄のことが分かる物語でした。
    歴史知らなすぎて、沖縄が終戦後にアメリカの領土になってたことすら知らなかった。今の素敵な沖縄に戻るまでにどれだけ大変だったんだろうと、考えさせられました。

    そんな中で、沖縄の人達とアメリカ人兵士たちとの素敵な交流があったんですね。絵という芸術を通して、繋がる絆が深くて尊かった。でもそこにはアメリカ人には理解出来ない、戦争を経験した日本人ならではの苦悩も垣間見れて…主人公が分からないながらも、きちんと理解しようとしてた姿が印象的でした。

    戦争を経験したアメリカ兵の中には、PTSDに苦しむ人達もいて。酒に溺れたり、自暴自棄になったり。ほんと戦争って何なん

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    2026年02月21日
  • 翔ぶ少女

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    阪神淡路大震災の日に出会ったゼロ先生と3人の兄妹。震災で両親を亡くした兄妹はゼロ先生の養子になり、復興の中心理的な傷を抱えながら成長していく。逸騎、丹華、燦空はゼロ先生、仮設住宅や商店街の人たち、由衣、妙子たちに支えられて、逸騎と丹華はやりたいことも見つけ、目標に向かってすすむようになる。
    ゼロ先生に起きたことをきっかけにおきるファンタジー的なところはちょっとひっかからないでもないが、震災で大事な人を亡くしながらも、その経験と折り合いをつけながらも乗り越えていくのはよかった。

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    2026年02月21日