原田マハのレビュー一覧

  • リボルバー

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    「ゴッホのリボルバー」を調べていると「ゴーギャンのリボルバー」ということばにたどり着き、二転三転と話が進んでいく。

    ゴッホに関する物語は数あれど、こんなにもゴーギャンについて描かれた作品を読むのは初めてで、とても新鮮だった。

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    2025年11月18日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    初の女性総理が立ち上がり、タイムリーだなと思い読んでみた。なんとなくそうかなと思ったけど、最後は怒涛の妊娠ラッシュ。映画での中谷美紀演じる相馬凛子、田中圭演じる相馬日和を見てみたくなった

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    2025年11月18日
  • 風のマジム

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    お酒好きにはたまらない一冊。

    沖縄で派遣社員をしていた女性がベンチャー企業立ち上げを提案。
    沖縄産 アグリコールラム酒を作る という目標をたて、、、

    原田マハさんが作家になる前に取材した本当にあった夢物語。
    お互い5年後に成功していれば小説にする と約束。

    原田マハさんのきれいな文章と主人公のひたむきな思い。
    いくつものラッキーもありながら、彼女の思いが形になっていく。

    読み終えてすぐ、ネットでこのラム酒を購入。
    早速飲みました。
    思いのこもったしっかりとしたラム酒。
    大切に飲みたいと思います。

    人生の刺激にもなる一冊。
    おすすめです~。

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    2025年11月18日
  • 独立記念日

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    短編集で寝る前や移動中に読みやすい。
    環境の変化って怖いこともあるけど、独立記念日と思えば前向きになれる気がする。

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    2025年11月17日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    相馬凛子がかっこいい。女性として憧れる。
    こんな総理がいたらいいな、皆が応援して付いて行こうと思える総理がいたらいいな、何度もそう思った。今の日本を悲観しているわけでないけれど、こんな人がいたら良いな何度もそう思わされた。

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    2025年11月16日
  • 異邦人

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    初マハ。京都本大賞ということで買ってみたんだが、こんなにも面白いものを描く作家なんだとビックリした。何故今まで敬遠していたのか…昔の自分を殴りたい。笑。

    初めて美術小説なるものを読んだ——。

    京都を舞台に有吉菜穂と、どこか官能的ですらある無名の画家・白根樹の関係がなんとも言えず良い。「美」と「醜」とは表裏一体なのかも知れませんね…。
    また京都の四季移ろいなんかもあり、隅々まで「美」を感じました。
    今までにない読書体験で新鮮かつ、後半の展開にはミステリーばりの衝撃を受けました!!

    P.S.ちょっとゲスイ話になってしまいますが、一輝と義母・克子との妖しい関係もスリリングで作品のよき(?)アク

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    2025年11月16日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    アートといえば原田マハ。私の遍歴では、リボルバーに続き2作目だったが、さすがの内容だった。
    膨大な参考文献に基づいたピカソ、ドラたちの人物像と第二次世界大戦のアート史。
    当時の時間軸と並行したアメリカ同時多発テロを契機としたアメリカ瑤子の物語。
    瑤子を通して語る言葉が、最後、ピカソの伝文と重なり合ったところには感銘を受けた。
    アート文学として至極の一冊。

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    2025年11月16日
  • たゆたえども沈まず

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    ネタバレ

    タイトルにもなっている「たゆたえど沈まず」という言葉が、表現を変えて何度も出てきます。

    それでも沈んでしまったフィンセントとテオ。悲しくやるせない気持ちになりました。

    生活力のないフィンセントと世渡り上手なテオとは最初、真反対のように思っていましたが、繊細なところが共通していたのだと読み進めるうちにわかりました。

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    2025年11月15日
  • キネマの神様

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     読み始めは女性のキャリアの挫折から入ってあんまり面白くなかったけど、途中から劇的に面白くなる
    ゴウちゃん、いいキャラしてる

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    2025年11月14日
  • 異邦人

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    京都の景色がありありと頭に浮かんで、のんびり鴨川を眺めた旅行を思い出した。菜穂があまりに自立していて共感はできなかったけど、日本の文化を学びたくなる。樹の過去が苦しくて、当たり前だけど全員がしあわせになる未来なんてないのかな、と思ったりした。

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    2025年11月13日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    俵屋宗達の物語として、さらにフィクションが加速した印象。信長との約束、信長が今どうなっているのかを知っている読者としては、その結末がどうなるのだろうとワクワクしていた。含みが多く想像に委ねられていった俵屋宗達が主人公らしい物語だった。

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    2025年11月12日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    俵屋宗達が主人公の小説。粋なのは俵屋宗達の風神雷神のように屏風にその全容が入りきっていない描き方でその世界が見るものによって無限に広がっていることを、俵屋宗達という人物の謎の多さと重なっているというところ。それが天正遣欧使節や信長との関係。フィクションとして面白く読めた。

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    2025年11月12日
  • たゆたえども沈まず

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    たまたまパリへ旅行する機会に恵まれたため、この機会以外にあり得ない!と読みました。

    舞台のパリ市内は自分が行った場所から少し離れた場所ではあるものの、作中のパリと重ねて思い出せる部分があり、より一層感情移入しながら読めました。

    先に「リボルバー」を読んでいたためフィンセントの最後は両作では違う事に少し驚きつつ、林、フィンセント、テオなど実在した人たちがメインで登場し、それぞれの関係性などは原田マハさんの創作ですが惹きつけてやまない作品でした。
    ただ、読んでいて「もしかしたらこうだったのかもしれない」というひとつの可能性を提示されたようで、なるほどなぁと思いました。

    特に星月夜に関しては目

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    2025年11月12日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    スペイン旅行の際に実物の『ゲルニカ』を鑑賞したが、あまりの衝撃に言葉を失い、立ち尽くしたのを思い出した。私だけでなく、周りに様々な国と人種の観光客もいたが、彼らもまた同様の反応だった。それほどまでに『ゲルニカ』が持つ力、芸術が持つ力というのは大きい。
    本著も芸術が持つ恒久的な力を信じ、奮闘する姿が力強く描かれている。

    長期連載ということもあってか、章が変わるごとに同じような説明やあらましが延々と繰り返されるため、テンポが非常に悪くなっている点がマイナス。

    また、終盤の真実は完全に蛇足で、ヨウコも一人ではほとんど何も成し遂げてないのが残念。

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    2025年11月12日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    原田マハさんの美術作品フィクションにハマり購読。
    史実に限りなく近いようで、当時の情景や登場人物の心境に惹き込まれた。ゲルニカはスペインのゲルニカ地方が由来で、空襲があった悲惨な現状を、絵画を通して反戦を伝えるメッセージ性に心をうたれた。実際にスペインに見に行ったことがあるし、中学の美術の時間に模写をしたことのある思い出の作品であったため、改めて作品のメッセージ性や、テロリストに破壊されずに残されていることに感謝する。
    物語もピカソの時代と、9.11のあった時代との往復で展開していくのが、歴史が繋がっていて面白かった。

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    2025年11月12日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    もし、そうであったら……

    歴史と芸術、そしてその「もし」、「if」。

    有名な風神雷神の屏風画から、
    ここまで物語が膨らむとは。

    著者の作品はまだまだ未読のモノが多いので、
    他の作品を手にするのが楽しみです。

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    2025年11月11日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    いつか日本に女性総理大臣が生まれたら読んでみようと大事にとっていたら、まさか思ったよりも早く高市内閣が誕生したので映画と合わせて一気読みしました!
    高市さんにも、「真に国民を想い、未来を見つめ、信念を突き通す」そんな相馬凛子のような活躍を期待したいですね

    そして総理の夫である日和は、なんだか頼りない浮世離れした御曹司だけど、妻をひたすらに愛し敬う姿が本当に素敵。
    ちょっと夫に似ているところもありお気に入りのキャラクターです

    高市内閣がこれから日本にどんな風をもたしてくれるか、楽しみです

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    2025年11月10日
  • たゆたえども沈まず

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    ゴッホと彼を支えた弟の生涯とパリの美術界で奮闘する日本人二人の話。当時の美術の世界を知ることが出来、印象派の画家たちやゴッホの絵がどのような絵なのか、知識として得られたのが良かった。

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    2025年11月10日
  • 本日は、お日柄もよく

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    ネタバレ

    最初から最後まで見応え十分な本だった。

    政治の世界ってよく分からないと今まで思っていたけど、女性初総理が日本で誕生し、総理が発する言葉一つ一つに魂を込められているのを感じ、今回は日本が本当に変わるかもしれないと思ったほど、発する言葉に重みがあった。

    そんな時にこの本と出会い、政治は他人事ではなく自分事なんだと改めて思う。

    スピーチライターという仕事を初めて知り、こんなに魅力的な仕事が世の中にあったんだと感動した。

    幼馴染の結婚式で久遠久美と出会い、二ノ宮こと葉の人生が大きく変わっていく。
    最初にワダカマが登場した時に、ワダカマとこと葉が結婚してそのスピーチを久美がしたら面白いだろうな〜

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    2025年11月09日
  • 生きるぼくら

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    蓼科(たてしな)の雄大な自然とお米づくりを通した成長物語。
    主人公の成長ぶりには目を見張る部分があり、いつからでも新しいことに挑戦することの素晴らしさを感じることができる。
    おにぎりが食べたくなる作品です。

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    2025年11月09日