原田マハのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
去年の5月に京都の恵文社で購入してから少しずつ読み進めて、約一年かけてやっと読み終わりました。
原田マハさんの小説というと、どこか暖かい気持ちになるようなお話が多い印象だけど、本作は少し様子が違って、どんよりとした雰囲気が漂うお話でした。
だからか、なんだかスラスラ読み進められなくて、原田マハさんってこんなドロドロした小説も書くのねと衝撃でした。
京都は私の夫の出身地なこともあり、旅行で何度か行っては素敵な場所だなぁと思うのだけど、住むとなるとやはり私はずっとよそ者になるんだろうなと感じたりもする。(夫の実家はそんな雰囲気はないけど)
きっと、旅行で楽しむだけではわからないディープな京都があ -
Posted by ブクログ
ネタバレ人には見えない事情や背景があって、
もがきながらも生きている。
苦しい、儚い、切ない。
でも読み進めちゃうそんな原田マハさんの本。
自分は体験しない人生なのに景色が見える、まるで物語の主人公かのように没頭できる。
日々の小さな幸せを大切にしようと改めて思える。
何回も電車で涙が溢れた。(涙もろいだけ)
備忘として。
【椿姫】
中絶というシビアな社会問題。自分の体験ではないのに感情移入。あの男の子の覚悟はいかに。。
【夜明けまで】★
大女優の母と母のことが苦手だった子の物語。
父と母の始まり方と終わり方。言語化できなくて悔しいけどなんかもうすごかった。そんなパターンありなの?!
【星がひ -
Posted by ブクログ
最後の晩餐の何が特別なのか?が書かれていて勉強になった。
なかなか理解が難しい宗教観だが、宗達に置き換えてみたり、マルティノの心情を経て、宗教を信じてる人の心のうちが少しだけ分かった気がする。
宗達にとっての絵を描くこと→今後一切描けないと言われたら死んでしまうもの→心の拠り所→宗教では祈ること→単に祈ることというよりは、例えばイエスが弟子を許すと考えた道筋に倣うこと。
倣うものがなくなったら、全部自分で考えないといけないから、面倒だなと思ったけど、日本人はまさにこんな感じなのかな。
外国人だと思考の道筋が、宗教によって確立されてるから、それに当てはめればいいだけだから思考しやすいのかな? -
Posted by ブクログ
読み始めるのにや勇気と覚悟が必要だった。元々美術、特に印象派、中でもモネが好きな私は画家のそれぞれのバックグラウンドにも明るい。それを他の人のイメージに塗り替えられたらイヤだなと思っていたから、原田マハさんが史実を織り交ぜたフィクションを購入したもののなかなか読めずにいた。1話、読んではやめ、1話読んではやめを繰り返しながら最後の表題作でもある「ジヴェルニーの食卓」にたどり着いた。
中途半端なものだったら、読んでいる最中に拒否反応が強くなったと思う。マティスから入り、ドガ、セザンヌと続き、本人の気持ちの描写ではなく、画家を取り巻くうちの1人の目線だったからかもしれないけれど、これはこれでありだ -
Posted by ブクログ
原田マハさんの短編集。
141Pと短く、字も大きいのですぐに読めます。
真珠にまつわる物語ですが連作ではないように思いました。
「フェルメールとの約束」
「フェルメールと約束した」という作家がアムステルダムに『真珠の耳飾りの少女』を観にいきますが、チケットが手に入りません。この作家とはマハさん自身ではないでしょうか。
「庭の朝露」
京都の西陣の組紐商の家。
「真夏の夜の夢」
「ユーレイカ」
下北沢の「邪宗門」というお店に通う憧れの友人べスの憧れの人とは…?
「いつか、相合傘で」
ひとつの傘をシェアして帰ることーアイ・アイ・アンブレラー相合傘。
「あの日のエール」
70歳でも夢は叶う