原田マハのレビュー一覧

  • あなたは、誰かの大切な人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【好きなシーン】
    『最後の伝言』より
    ・父は母に「化粧もしてない顔、あんたに見られたくない」と言われていたから、病室にも行けなかったのだということ
    ・父が葬儀場に到着し、トッコの名を叫ぶ場面

    【好きな話】
    『月夜のアボカド』
    エスターとアンディの純粋な愛に涙腺が緩みました。


    どれも上質な短編です。
    人生の節目節目に読み返すと、また違った視点や感想が出てくると思います。

    0
    2026年02月28日
  • 旅屋おかえり

    Posted by ブクログ

    素敵な作品でした。

    元アイドルのアラサータレント、丘えりかが始めた「旅屋おかえり」。病気の依頼人の代わりに行く旅、社長の過去が関わる旅など、この先どうなってしまうのだろうとハラハラドキドキしながらページをめくりました。依頼人の人生や想いを背負って旅をするという設定がとても新鮮で、ただの旅の物語ではなく、人の人生そのものに触れるような深さを感じました。

    主人公の丘えりかは、旬を過ぎたアラサータレントです。私はこの設定を見て、思わずため息をついてしまいました。30歳を超えると「売れ残り」のように扱われてしまう価値観が、どこか現実にも存在しているように感じたからです。特に女性は「旬が短い」と言わ

    0
    2026年02月28日
  • 生きるぼくら

    Posted by ブクログ

    ただただ、登場人物みんなが幸せになってほしいと願ってしまう話だった。

    認知症が進んだおばあちゃんが「またおばあちゃんのおむすびが食べたい」と言った人生の言葉を覚えていて、おむすびを握ってくれたところは胸が熱くなった。

    0
    2026年02月27日
  • サロメ

    Posted by ブクログ

    さまざまな人間模様が書かれた作品。ヒューマン系が好きな人は読んでも損しないような気がしないでもない。

    0
    2026年02月27日
  • 永遠をさがしに

    Posted by ブクログ

    あの有名な小澤征爾が指揮したボストン交響楽団の指揮者となるべくボストンに旅立つ父。一人残される娘、和音。
    主人公和音には母が居ない。11歳の時、家庭かえりみない父と離婚して、和音を置いて一人出て行ってしまったのだ。そんな和音のもとに、新しい母が現れる。父が旅立った後、二人の生活が始まる。この女性がまたすごい人だった。

    マハさんらしく、読みやすいストーリーだけど、アートミステリーではなくて、音楽(チェロ)で結ばれた母と娘の物語だった。(ちなみに私が買った本のカバーは、ゴッホのヒバリの飛び立つ麦畑で、麦畑を飛んでいるヒバリの絵が永遠を探すというイメージにぴったり!)
    マハさんのアートの表現も好き

    0
    2026年02月26日
  • 異邦人

    Posted by ブクログ

    京都に長く住んいるが、絵画と言う芸術の世界から観た京都の良さや閉鎖的な部分が良く理解出来る内容だった。美に対する菜穂の慧眼やブレない信念など菜穂の魅力がいっぱいの中、最終章では驚きの展開に色んな疑問が溶けて行くように感じた一冊でした。

    0
    2026年02月26日
  • さいはての彼女

    Posted by ブクログ

    読み終えた後、清々しい気持ちになりました。
    旅に出て、誰かと出会い、また日常に戻っていく。優しさにふれて。
    自分も誰かと出会いたくなりました。
    自分と相手の間に線がある、私もたまに感じる時があります。確かにそう、越えていけばいいという強い言葉、きっと忘れません。

    0
    2026年02月25日
  • 楽園のカンヴァス

    Posted by ブクログ

    短編ばっかり読んでいたので、前半はページ数の多さになかなか読み進められなかったが、後半は先が気になって読む手が全く止まらなかった。正直今まで絵画に興味がないわけではなかったものの、余り触れてはこなかった。ただ作品の中に登場する絵画をひとつひとつじっくり眺めたくなるような、絵画沼に引き摺り込まれる作品だった。

    0
    2026年02月23日
  • ジヴェルニーの食卓

    Posted by ブクログ

    アートフィクションというジャンルらしい。
    穏やかで、各章読み終えるとじんわり目を閉じて浸りたくなるような温かい気持ちになる。
    モネ、マティス、セザンヌ、ドガそれぞれの短編エピソード集で、
    傍で支えた女性目線。

    最後の『ジヴェルニーの食卓』に出てくるガトー・ヴェール・ヴェールというケーキを食べてみたい。

    "ガトー・ヴェール・ヴェールは緑色のケーキで、モネの大好物だ。新緑に包まれた庭のイメージをそっくり映したようなうつくしいお菓子で鮮やかな緑色はピスタチオの実で色づけをする。"

    想像するだけでうっとりする新緑のケーキ、、!

    それぞれの作品をみにすぐ美術館に行きたくなった

    0
    2026年02月22日
  • あなたは、誰かの大切な人

    Posted by ブクログ

    言葉は足りないし、理解もたぶん完璧じゃない。

    それでも、そのぎこちない距離の“間”に、ちゃんとかけがえのないものがある。

    0
    2026年02月22日
  • キネマの神様

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    美しい表現の文章と多重債務者の父というコントラストが面白い入りだなーと思いながら読んでいくと、ほっこりくすっと笑えるストーリーでかなり良かった。
    最後は泣けました。

    0
    2026年02月25日
  • まぐだら屋のマリア

    Posted by ブクログ

    人生につまづいたり、うまくいかずに絶望した時、どのように生きるのか。
    何かを信じる、何かにすがることができる、つまり信仰があれば、生きがいをもって日々を続けることができていずれ道が開けるのかもしれない。家族、恋人、友人、客、つながりをどこに作れているか。意識して生きていきたい

    0
    2026年02月21日
  • 太陽の棘

    Posted by ブクログ

    終戦後の沖縄のことが分かる物語でした。
    歴史知らなすぎて、沖縄が終戦後にアメリカの領土になってたことすら知らなかった。今の素敵な沖縄に戻るまでにどれだけ大変だったんだろうと、考えさせられました。

    そんな中で、沖縄の人達とアメリカ人兵士たちとの素敵な交流があったんですね。絵という芸術を通して、繋がる絆が深くて尊かった。でもそこにはアメリカ人には理解出来ない、戦争を経験した日本人ならではの苦悩も垣間見れて…主人公が分からないながらも、きちんと理解しようとしてた姿が印象的でした。

    戦争を経験したアメリカ兵の中には、PTSDに苦しむ人達もいて。酒に溺れたり、自暴自棄になったり。ほんと戦争って何なん

    0
    2026年02月21日
  • 翔ぶ少女

    Posted by ブクログ

    阪神淡路大震災の日に出会ったゼロ先生と3人の兄妹。震災で両親を亡くした兄妹はゼロ先生の養子になり、復興の中心理的な傷を抱えながら成長していく。逸騎、丹華、燦空はゼロ先生、仮設住宅や商店街の人たち、由衣、妙子たちに支えられて、逸騎と丹華はやりたいことも見つけ、目標に向かってすすむようになる。
    ゼロ先生に起きたことをきっかけにおきるファンタジー的なところはちょっとひっかからないでもないが、震災で大事な人を亡くしながらも、その経験と折り合いをつけながらも乗り越えていくのはよかった。

    0
    2026年02月21日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

    Posted by ブクログ

    他の方も感想として書かれているようにちょうど日本で女性初めての総理大臣として高市総理が誕生することを予言していたかのような一冊でとても面白かった。
    総理になったことに限らず日本の女性が政治に携わることへの困難や苦労が描写されていて、高市さんもこれまでこのような感情を持ったことが数えきれないほどあったのだろうな〜と改めて思った。
    また、これからの高市総理の政権がより楽しみになった。

    0
    2026年02月20日
  • たゆたえども沈まず

    Posted by ブクログ

    この小説を読んでから、大ゴッホ展に行きたかった。
    感じ方がまた変わったかも。
    完全な実話ではないとはいえ、良かった!

    0
    2026年02月21日
  • モネのあしあと

    Posted by ブクログ

    原田マハさんがアートの世界に入ったきっかけや、モネの生涯をギュッとまとめた本で、よりモネのことを好きになる本だった。モネの絵を見に行く度に読みたいと思ったし、フランスへ行ってモネの見た景色を見てみたいという夢ができた。

    0
    2026年02月20日
  • たゆたえども沈まず

    Posted by ブクログ

    どれほど失望させられても、その才能を信じて死ぬまで兄に寄り添う、弟テオの甲斐性にただただ感銘を受けた。私は同居している妹が家事をやらないことすら腹が立つのに。

    ファンゴッホ兄弟がここまで躁鬱に翻弄されてきたとは知らなかった。芸術家の繊細さとはすごい。

    歴史の教科書では、ゴッホは浮世絵好きだったのか程度の感覚だったが、こうもリアルなシーンを垣間見ると、どれほどの憧憬かつ差別の対象としてジャポニズムが発生してきたか感覚がわかり面白かった。

    0
    2026年02月20日
  • さいはての彼女

    Posted by ブクログ

    仕事と失恋に疲れた若手女性社長が、沖縄のつもりが誤って北海道の女満別に降り立ち、現地での出会いと旅を通じて心と人生を再生していく物語。厳しい環境で自分を見つめ直し、再び前を向いて歩み出す女性を描いた爽快な短編集です。

    ----------------------------
    マハさんの「風のマジム」と似た読後感。
    読後に爽やかな風が吹き抜けるような感覚。爽快感。
    どの章も何か自分のリアルで問題が起きる(喪失感 もやもや感など)
    旅に出ることによる出会いや自然の中で、クリアになり明日への活力を得るようなお話。短編だけど良かった。マハさんのこういう爽やかさ好きだなぁ。

    -----------

    0
    2026年02月19日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    新婚旅行でスペインのマドリードを訪れた際、"ピカソの有名な絵があるらしい"と、ソフィア王妃芸術センターを訪れました。ゲルニカの絵の前にはツアー団体客など、人だかりが凄かったです。私たち夫婦はアートのことなどほとんど知らず、ふうんと見て、ゲルニカの写真を撮りました。

    帰国して次に何を読もうかな?と本屋を眺めていたら、表紙にあの時に見た絵だ!と即購入。
    早くも読みながら、新婚旅行で本物を見る前にこの本を読めばよかったと後悔しました、、。同時に、なんで貴重な経験をしたんだとも実感しました。

    時代を追いながら、ゲルニカを見つめていきましたが、このひとつの作品にはたくさんの背景が

    0
    2026年02月20日