原田マハのレビュー一覧

  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

    Posted by ブクログ

    マハ先生の作品はやっぱり美術モノが良い。
    版画家棟方志功とその妻の生涯を描いた物語。終始津軽弁で進む会話がなんだか温かい。
    「ワぁ、ゴッホになるッ!」という想いをずっと持ち続けた志功の芸術への熱と、それを理解し支え続けたチヤさん達周りの人達の温かい眼差し。志功は人との運に恵まれた人だったのだと思う。それを理解し、人に感謝して、奢ることなく真摯に芸術に向き合う志功の姿に心を動かされた。私はチヤさんのように人を思いやり信じて進むことができるだろうか?自分のやりたいことに、こんなにもひたむきになれるのか?…と考えて自分自身を振り返る時間にもなった。

    0
    2025年11月01日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

    Posted by ブクログ

    「将来の夢は総理大臣」って言っていた同級生が何人かいたけれど、全員男の子だった。今後なりたい職業に総理大臣って宣言する女の子、増えるのかなぁ…なんて思いながら読みました。
    原田マハさんが、10年くらい前に書いた理想と予言が詰まった作品。日本で初めて女性が総理大臣になったときの、夫の目線が描かれています。
    現在、就任して間もない高市総理大臣の仕事をこなす一挙手一投足がニュースの話題に上がっている。マスコミ対策、護衛、派閥の裏側、実際もこんな感じなんだろうか、と勘ぐってしまう(;^ω^)。

    『「国民に信を問う、って、私を信用してくれますか?って国民に本気で問いかけること。それって人に言われてやる

    0
    2025年11月01日
  • たゆたえども沈まず

    Posted by ブクログ

    ゴッホの有名な作品を数点と、なんとなくの知識で生前苦労していて自殺したことと、死後有名になった人という程度の知識しかないし、パリで日本美術ってこんな風に扱われてたんだ〜程度のものすごくふんわりした知識しかない、芸術に疎い自分を激しく後悔しました。
    知識があったらもっともっと何倍も楽しめたはず…!
    それでもフィクションだけどもしかしたら本当にこういうやりとりがあったのかもとワクワクさせてくれる会話が主要人物たちの間で繰り広げられていて、とても濃い内容でした。
    ただ知識がない故に、フィクションと史実の境目がわからないのでこれを読んだだけでゴッホ兄弟と林忠正さんを知ったつもりにならないようにしよう。

    0
    2026年02月17日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦前の不安定な時代。アメリカで世界一周をしようとした女性パイロットと、日本の新聞社が世界一周を実現した物語。

    この物語はモデルがいたということで実際に調べてみたが、今の時代の航空機と当時の航空機と機能が明らかに違うが世界一周ができるほどの機能を導入したという、日本の技術に驚きを隠せなかった。

    不安定な時代だからこそ感じる平和とはなにか。

    エイミーが言う「世界はひとつ」。
    この言葉は、のちに出会うアインシュタインの「共存」にも繋がる気がした。
    全世界、国籍も性格も文化も違う。そんな中で武器を手にせず、お互いの価値観を認め合い過ごしていくことの重要さがあると思う。読んでいたときに

    0
    2025年10月30日
  • 星がひとつほしいとの祈り

    Posted by ブクログ

    20〜50代の女性の希望と祈りを見つめ続けた物語7篇。

    いつもながら著者の観察力と表現力に驚かされる。

    序盤から一気に惹き込まれる。

    「斉唱」と「沈下橋」の母娘の心の動き、徐々に通じ合っていく姿に涙する。

    またしても旅したくなる。

    0
    2025年10月29日
  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

    Posted by ブクログ

    今では人気を博している印象派がまだ新しく、斬新だった"現代"に生きた芸術家と周囲の人々を、表紙のように美しく切り取った作品。

    個人的には、マティスとモネの話が好きでした

    0
    2025年10月29日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

    Posted by ブクログ

    棟方志功の力強い版画が好きでしたが彼の半生はほとんど知らず、この本で初めて妻のチヤのことも知りました。彼の生き方そのものがあの版画となって生まれ、また素直で謙虚な生き方にも心打たれました。

    0
    2025年10月28日
  • リボルバー

    Posted by ブクログ

    幸せとは何だろう――『リボルバー』を読んで、改めてそんなことを考えました。

    僕にとって幸せとは、自分が思い描く理想の人生と、現実の人生との距離のことです。
    もちろん、その距離が近ければ近いほど幸せであると思いますが、たとえその距離が今は離れていても、少しずつでも理想に近づいていけているならば、その道中も幸せなのかなと。

    そして本作『リボルバー』を読み、ゴッホもゴーギャンも幸せだったのかもしれない。しかし、僕は何よりテオにも幸せであってほしいと思いました。

    作中にもあるように、芸術家であるゴッホとゴーギャンは、人生のすべてを投げ打って、自分たちの芸術を追求し続けます。それは周囲の人を巻き込

    0
    2025年10月28日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    6つの作品を題材にした短編小説。
    作中に登場するメトロポリタン美術館にとても行きたくなった。
    原田マハさんのアートに対する深い愛を小説を通して強く感じた。

    上白石萌音さんの解説もとっても良かった。こんなに文章が上手なんて驚いた。
    特に、最後の短編「道」に対する解釈・感想がとても素敵で、益々この小説の面白みを感じた。

    0
    2025年10月28日
  • 本日は、お日柄もよく

    Posted by ブクログ

    言葉が持つ熱量とスピーチが人々の心を揺さぶる瞬間に胸が熱くなり思わず涙がこぼれました。平易でありながら、誰の心にも深く突き刺さる言葉を紡ぎ出すスピーチライターという職業の矜持に強く惹かれました!言葉の可能性は無限大。友人の結婚式前にこの本に出会えていたら、もっと素敵な言葉を贈れたのに……!と悔やまれるほど心に響く一冊でした!

    0
    2026年02月24日
  • 星がひとつほしいとの祈り

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どの短編小説もよかった心があったまった
    長良川がでてきたのが地元民として嬉しかった
    前にママが私の夫になる人は3人で旅行とか行ってくれる人だといいねって言ってたのを思い出した
    そんな人を早く見つけたいねー

    0
    2025年10月26日
  • 星がひとつほしいとの祈り

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表題作を読んだ。とても素敵な話だった。涙が出た。結構切ない話だけど、原田マハさんらしさの溢れるような文章だなと感じて、とても好きだった。上品な人になりたいと、改めて思う。

    0
    2025年10月25日
  • 恋愛仮免中

    Posted by ブクログ

    「恋愛」をテーマにした
    5名の作家さんによるアンソロジー

    収録は以下の5作品
    「あなたが大好き」 奥田英朗
    「銀紙色のアンタレス」 窪美澄
    「アポロ11号はまだ空を飛んでいるか」 荻原浩
    「ドライビング・ミス・アンジー」 原田マハ
    「シャンプー」 中江有里

    窪美澄さんの作品は『夜に星を放つ』で既読だったが、好きな作品なので再読した。
    他作品は、私は初めてのものばかりだった。

    どの作品もそれぞれに趣が違っていて、個性豊かで、色々な恋愛模様がたのしめる。
    こんなに大当たりばかりのアンソロジーは、なかなかないと思う。しいて選ぶなら、私は荻原浩さんの作品が特にグッときた。

    読んでいて気恥ずかし

    0
    2025年10月25日
  • 〈あの絵〉のまえで

    Posted by ブクログ

    「あの絵の前で」をキーワードにした、ある作品に関わるエネルギーの短編集になっていた。人生が変わるきっかけや思い出として、作品があるというのは、美しいし羨ましく感じる。私はまだ、そのような作品に出会っていないからだ。本書を読むと、作品が気になって検索したり、登場した美術館にも訪れたくなる気持ちになる。訪れたことのある美術館がほとんどだったが、そんな作品が飾られてたっけと覚えていなかった。
    人生の中で、特別な作品に出会いたくなる本でした。

    0
    2025年10月23日
  • 星がひとつほしいとの祈り

    Posted by ブクログ

    7話の短編集で主人公は女性、年代はバラバラ
    切ない話もあれば心温まる話もあり、涙が止まらなかったぐらい綺麗なお話

    0
    2025年10月23日
  • ゴッホのあしあと

    Posted by ブクログ

    ゴッホというと「ひまわり」や「星月夜」、「夜のカフェテラス」を書いた人ということしか知らなかった。
    ゴッホはてっきり明るい色使いばかりの絵を描いてるんだも思っていたが、マハさんの文章を読んでイメージがガラッと変わった。
    むしろ私が深く共感するほどの孤独な人だった。
    それに「ひまわり」のようなパキッとした
    色使いの絵だけでなく、初期の頃は暗くくすんだ色の絵を描いていたこと、職を転々とし決して華やかな人生では無かったこと。
    知らないことが沢山あった。それに、日本美術の浮世絵に魅了され、自身の絵画の構図や色使いに取り込んでいるなんて。ここに日本とゴッホの共通点があったことを嬉しく思う。
    今までゴッホ

    0
    2025年10月22日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

    Posted by ブクログ

    お仕事小説、だけど全然身近じゃない職業!笑
    のはずだけど、自分が成し遂げたいことに対して真っ直ぐに全力で取り組む凛子さんは、すべての仕事をする女性の希望にみえた…!
    だけど凛子さんの仕事に対する姿勢に勇気づけられた
    それで支える夫の日記、人に寄り添う形にも色々あるなぁ、日和さんの寄り添い方素敵だなって思った。

    あと久遠さん…!さすがです…!!

    0
    2025年10月22日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    相変わらず原田マハさんのアートの小説は面白いし、その作品や美術館に興味を持つよなあ
    財政破綻のためにアート作品が売られそうになったっていう史実があることを初めて知った
    かなり短いからすぐ読み終わった

    0
    2025年10月21日
  • 〈あの絵〉のまえで

    Posted by ブクログ

    会社の先輩から勧めてもらった作家さん。読書初心者の私でも読みやすい一冊。
    背景や心情描写が端的ではあるが、鮮明に思い浮かべられ、文学の楽しさを感じることができました。収録されている全ての話が、いい意味で印象深く、それぞれで登場した美術館には是非訪れてみたいと思いました。

    0
    2025年10月21日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

    Posted by ブクログ

    いやあ〜いい作品なんですが、もうあと2倍くらい分量が欲しかったああ。もう一足踏み込んで深く書いてたら傑作になったのでは。かなり急に風呂敷を畳んで終焉を迎えてしまうのが少し残念でしたが、クオリティは高い一作です!

    0
    2025年10月18日