原田マハのレビュー一覧

  • 旅屋おかえり

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    読み終わった後に少し元気をもらえる本。
    主人公の丘えりか(通称おかえり)は、礼文島出身の32歳芸能人、高校生の時に東京でスカウトされ、事務所入り、少しづつ仕事が減り、現在は旅番組1本のみ。しかし、スポンサーを怒らせてしまったことによりその旅番組降板、無職・独身・フリー芸能人となった。
    旅をすることは好きだったので、何かしらの事情で旅ができない人のために代わりにおかえりが旅先でロケを行い、動画を提供する「旅屋」という新しいビジネスを始めることにした。口コミで広まり少しづつ人気になっていった。
    自分の好きな旅で、人と人とを繋げていく、繋がっていく。この本を読むと旅に出たくなる、そんな感じ。

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    2026年01月10日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    道という最後の話が良かった。
    幼少期に別れた兄との絵を通じた再会。
    記憶のなかにかすかに残る兄の残像。
    はじめはそれに気づかず国立西洋美術館の常設展を一緒に見に行く。
    兄はその時から気づいていたんだな。

    帰省から東京に戻る飛行機で読んだので
    家族との別れについて感傷的になっている時だから少し泣いてしまった。

    いつも企画展で見疲れて、
    常設展示は足早に通り過ぎてしまうけど、
    今度は自分の好きな絵を見つけてみよう。

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    2026年01月10日
  • 夏を喪くす

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    ネタバレ

    絶対過去に読んだことある、と読み始めて気付いたけど、また最後まで読んでしまった。なんとなく後ろめたい、人に言えない事情や過去を持つ女性たちの話で、私が状況に共感できるという人は別にいないのに、気分悪くならず最後までスラスラ読める。不思議。文学として優れてるんだろうなあと思う。
    性欲あった方が人生楽しいのかもな〜と思ったり、そのせいで人生破滅することもあるんだろうな〜と思ったり。

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    2026年01月09日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    1/3を読み終えたあたりから急速に面白くなった!
    途中はちょっと嫌なハラハラがあったり、りんちゃん!?ってなったりもしたけど結論めちゃよかった。りんちゃん素晴らしい、ひよりんはイケメンじゃなかったらもうちょっと頑張って欲しいところではある。
    ご都合展開ともおもえる部分も多々ありなところも含めよかった。

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    2026年01月08日
  • モネのあしあと

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    初めてモネの睡蓮を正面から受け止めたのが直島の地中美術館でのこと。あれから心の余白にすっと入り込んでいて、国立西洋美術館のモネ展にも足を運んだ。
    モネは日本の技術や文化にもふれていて、それを取り入れていたからこそシンパシーを感じられたんだと思うと、より身近な存在になった。
    本作の中にも登場する『ジヴェルニーの食卓』も読んでみよう。

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    2026年01月08日
  • まぐだら屋のマリア

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    読み味スッキリ、良い終わり方で新年1発目は良書に出逢いました

    原田マハワールドに引き込まれて、あっという間のエンディング
    登場人物の名前の付け方、タイトル、食堂の店名は賛否ありそうですが、マグダラのマリア、聖母、イエスキリストの教えに繋がる無償の愛、無慈悲の愛、そんなことを感じられるお話で、とても良かった

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    2026年01月08日
  • リボルバー

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    ゴッホとゴーギャンの関係性をあまり知らなかったので(フィクションあれど)とても分かりやすく、かつおもしろい作品。

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    2026年01月06日
  • リボルバー

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    反証はできないこんな物語を、作り出すことができる原田マハさんはすごいと思った。
    ゴッホとゴーギャン、日本ではゴッホの人気が圧倒的であるが、海外では違うらしいね。
    ゴッホが、「僕はゴーギャンが好きだ、だって彼は、子供と絵、両方作れたんだから」と言ったのにハッとした。ゴッホは家庭を作る落ち着きは獲得しないままだったもんね。
    それでも、ゴッホには金銭的、精神的に支えてくれた弟テオがいて、ゴーギャンの身内には絵画制作に協力的な人はいなかったのだものね。
    美術品の価値が上がりすぎて、制作された場所へ取り戻すことがほぼ不可能になっていること、悲しいね。モネの連作だってバラバラになっているし。ミステリーらし

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    2026年01月06日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    松方幸次郎のとてつもないエネルギーが、原田マハさんのとてつもないエネルギーに乗っかって、ガンガン揺さぶってくる感じ。情熱は人をこれほどまでに突き動かすものだと再認識させられた。

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    2026年01月05日
  • 黒い絵

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    賛否あるようですが、、
    作者が実は書きたかったのは、こちら側なのかな?と思いました。

    決して万人受けしないけど一部の人にめちゃ刺さる気持ち悪さやエロさ。

    描写や表現の格好良さは純文学のそれに似た「活字読んでます」な充足感あり。

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    2026年01月05日
  • 独立記念日

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    この短編それぞれの「独立記念日」とは、「卒業」とも似ているけど、やはり「独立記念日」がぴったりだ。
    私の独立記念日はあの日だった、とか考えてしまう。

    以下、本文引用
    「ひと言で言うと、会社とか家族とか恋愛とか、現代社会のさまざまな呪縛から逃れて自由になる人々が主人公の短編集です。」
    「この本によれば、『自由になる』っていうことは、結局『いかに独立するか』ってことなんです。ややこしい、いろんな悩みや苦しみから」

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    2026年01月03日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    原田さんの小説にはいつもうるうるさせられます
    そーりん(愛称)とか…実際にいわれそうだなあと想像して笑えました

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    2026年01月03日
  • キネマの神様

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    だいぶ前に読んだけど、今年父を亡くしてまた改めて読みたくなった一冊。
    父が人生をかけて追いかけた生きがいが丁寧に描かれている。
    戦後の経済復刻を支えた世代を親に持つ団塊の世代ジュニア、かつ父っ子の私にとって、心のどまんなかに突き刺さるお話でした。

    映画化で父役を演じるはずだった志村けんさんを偲んで。

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    2026年01月02日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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     国民の願望が具現化したような理想の史上初の女性総理。現実にはこのようにビジバシと改革を断行するような総理ではないのが残念。都合良く事が運びすぎではあるが、明るい未来のために国を動かせる凛子のような人物に国を任せたい。日和のお坊ちゃん思考には鼻白む場面が多かったが、絶対的な味方がいてくれる心強さは総理大臣に必要不可欠な要素なのかも。総理夫妻でなくとも、この夫婦の関係性は素敵。そして日和のお母様がとても良いキャラだった。

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    2026年01月02日
  • 旅屋おかえり

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    すてきな言葉が散りばめられて
    心をぎゅっと持っていかれる場面が
    いくつもありました
    私も旅が好き
    知らない場所で
    人や食べ物、風土に出会う
    旅から戻れば、なんなら旅の途中で
    次はどこに行こう
    なんて心を飛ばしてしまうこともある
    知らないところへ行きたい
    新しい世界を知りたい
    ずっとそんな気持ちを持ってきた

    いってらっしゃい
    おかえりなさい
    この2つの言葉に送り出され迎えられ
    旅は完結する
    ってことが書いてあったけど
    言ってくれる人がいない人もいるはず
    それでも元気に
    いってきます
    ただいま
    といいながら旅をしたい

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    2025年12月30日
  • スイート・ホーム

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    「スイート・ホーム」という小さな小さな洋菓子店とその周りにいる人物たちの温かく優しい物語。
    どの話もネガティブな登場人物が出てこないのが良い。
    料理だって、スイーツだって、ひとりで食べてもおいしいものはおいしい。けれど、誰かと一緒に作って、そして一緒に食べることができれば、きっと、もっとおいしいんだ。って言葉が好きでした。いま隣にいる人とのこれから先の未来を、この本に重ね合わせて見てみたいなと感じる物語でした。

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    2025年12月30日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    原田マハさんの作品を久しぶりに読みました。どこか影のある、傷を負った主人公のお話。新潟や高知など、さまざまな場所を舞台に描かれ、現地の方言も交えた温かい人との交流が描かれています。読後は爽快感というより、なにか心に少しずしっとくるような切なさがあります。

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    2025年12月28日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    ネタバレ

    本当に女性総理が誕生した。
    こうなったらいいな、で夢が詰まってる作品だった。ただ、出産に関しては本当に難しい。こんな簡単にいかないだろうし、そりゃサポートしてくれる人がいたらある程度は現実味はあるけど、そうはならない人のほうが大半だろうなと思った。
    そ〜りんの時代には、もっと貧富の格差は無くなっているのかな?

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    2025年12月28日
  • キネマの神様

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    原田マハさんは楽園のカンヴァス以来2作目でした。全くテイストの違う作品でしたが、こちらもとても良い小説でした。映画が繋ぐ人と人、ギャンブルと映画が好きなオヤジの映画評論ブログが思わぬ繋がりを持って、傾きかけた映画雑誌を救い、小さな映画館もといったお話しでした。

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    2025年12月26日
  • まぐだら屋のマリア

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    一気読みでした。重いけれど、主人公がたまたまたどり着いた尽果という場所が、まるでファンタジーの世界のような感じで、先を読み進められました。

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    2025年12月25日