原田マハのレビュー一覧
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印象派の有名画家の作品はたくさん日本にも所蔵があるという。日本絵画とくに浮世絵が19世紀に欧米で人気になり、その影響もある模様。そしてフランスでの美術館やモネゆかりの地を紹介、とてもモネ愛が伝わってきてほっこりする。ノルマンディーどころかパリを少し離れただけで相当な田舎になるのがフランス。コンビニもwifiスポットも無い、しかしそれがまたよかったりするし、いつまでもあの風景を保っていてほしい。セーヌの最下流、オンフロールを少し西に行けばジュラ紀の地層が海沿いに続く。いつかまたノルマンディーに行ける日が来るだろうか。エビにムール貝、生ガキ、チキン、ワインにカルヴァドス…食材も食事も最高だ。本書と
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Audible
渡辺まりさんの朗読が、レビュー通りとても良かった。津軽弁の温かさと、棟方志功の力強さ、勢い、まっすぐさが伝わってくる。まるで、一人舞台を見ているような臨場感だった。
棟方志功の芸術、ゴッホへの憧れ、(棟方曰く)日本独自の芸術である木版画の追求、家族への愛情があまりにもまっすぐで、純粋で、一気に聞いてしまった。
また、棟方志功の妻チヤの棟方志功への愛情と、彼の芸術を支えるという使命感も、負けずにまっすぐ。
二人の純粋さとまっすぐさが、余りにも眩しく、物語として嫌だったり、進めるのが辛くなるところがない。
検索したら、棟方志功チヤ夫妻の、いかにも仲睦まじそうな素敵な笑顔があ -
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大好きな原田マハさんの作品!
読んだのは何作目だろうか。
今回は、旅がテーマだ。
「おかえりなさい。」と言ってくれる誰かがいるから、旅を楽しめる。と物語の中で主人公が言っていた。
たしかに、わたしも昨年までいた地域へ訪れ、お世話になった方々と会ったとき、「おかえり」と言ってくれたその瞬間、わたしにはいつでも帰れる場所があるんだ、帰る場所はひとつじゃないんだと思った。ここが出発点となって、まだまだ人生の旅は続いていくんだと感じた。
旅って、旅できる身体があって、想いがあって、できるものだと思う。
旅に必要なものは揃っている。旅、したいな。
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Posted by ブクログ
まるで印象派の絵のように心がグッと引き込まれ、しばし見つめていたくなるような作品だった。
日本でも絵が来日してはその人気が話題になる印象派の画家。そんな画家たちがかつては作風が認められず日々苦労に苛まれ、それでも絵に対する純粋な思いを失わずにいられたのはどうしてか、を作品を読んで知れた気がした。
また、周囲の一般的には知られていない、画家を支えた人々にスポットライトを当てることで画家に人間味が与えられていて読んでいて楽しかった。
読んでいると画家の絵を見たくなり、画家自身や周囲の人々についてもっと知りたくなって、アートが前より好きになった。
印象派の優しい光を感じられる素晴らしい作品でした。 -
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この本は川端康成さんの『古都』をお手本に書かれたそうです。設定とか、いろいろ『古都』。出来れば『古都』→『異邦人』の順に読んで欲しいな。異邦人(いりびと)は京都生まれではない京都に住む人のことらしい。
主人公は30代の菜穂。祖父が設立した美術館の副館長で美術品を見抜く目を持ってる。夫の一輝は銀座の老舗画廊の跡取り。赤坂で幸せに暮らしていたところに東日本大震災が起きる。原発事故を恐れた菜穂は京都に身を寄せることになって、、、新人の画家に出会ったり、信頼していた人に裏切られたり。。。
菜穂のお母さんが気持ち悪かった。
若い男性に色目を使うおばさんにここまで嫌悪感抱いちゃうのはなんでだろ?