原田マハのレビュー一覧
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楽園のカンヴァスで原田マハを知ってから勢いで購入した。ゲルニカを中心として戦争や暴力に対するアートの役割について考えさせられる。
楽園のカンヴァスは個人的には恋がメインテーマだったため単純に物語を楽しむ感が強かったが、本作はとても社会的なメッセージ性の強い内容だと感じた。まさにピカソがゲルニカに込めた思いを体現する物語だったのではないかと思う。
また、ピカソの人柄や愛人関係、スペインの歴史なども本を通して学ぶことができて視野が広がった。スペインの民主化の歴史が日本よりも浅いということには驚きを覚えた。またそうした背景を知ったからこそ本物のゲルニカを観に行きたいと強くおもわされた。
スペイン行く理由がまた一つ増えてしまったが、それはとてもいいことだと思う。 -
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映画化決定から読みたかった一冊。
うちなーんちゅのラム酒作りに奔走した女性の実話をモデルに書かれた一作。
ラム酒作り工程の大変さを読むのかと思っていたけど、そこに着手するまでの過程が丁寧に描かれていた。
タイトル通り、風を感じる1冊。
主人公まじむは、沖縄特有の濃いお顔立ちのイメージだったので、演じられた伊藤沙莉さんとは少し違うかな?と思いつつ読み進めたけれど、彼女の言動全てが沙莉さんで無理なく脳内再現されて、本当に可愛い!
樹木希林さんがご存命なら、まじむのおばぁは希林さんかな?など、脳内映像化も楽しかった。
ラム酒を作りたい!という一心で邁進するまじむを応援するというよりは、周りの環境への感謝の気持ちが高まったなという感想。
まじむのように、夢に向かって頑張っている人はもちろん、取り立てて変わり映えのない日々を過ごしている自分にも、当然支えてくれている人はいるわけで。
それは血の繋がった家族や会社の同僚だけじゃない、変な話、スーパーで買い物する時の店員さんや荷物を持ってきてくれる配達員さんなど、名前も知らない人だって「支えてくれている人」なんだよなー、と。
感謝の気持ち、文字にするのは簡単だけど、時々は立ち止まって、流れる日々の流れていく事象に有り難みを感じられる人間でありたいと思う。
さて、次は映画を観てみようかな?
追記☀︎映画のおばぁ、高畑淳子さんだった!!!
そうか!高畑さんもおばあさん役されても不思議じゃない年齢よね!!
俄然楽しみが増した〜⭐︎ -
Posted by ブクログ
自分と同い年の男の子が主人公で冒頭から引き込まれて1日で一気読みした。
一流料亭の料理人に夢を描いて掴み取ったと信じていた主人公が不可抗力で全て失ってしまうところから始まる。
現実から逃げるようにたどり着いた「尽果」という名前のバス停で「まぐだら屋」という小さな定食屋に出会いそこから人生を再スタートをする話。
世の中の理想であるキラキラしたレールから外れてしまい人生が終わったのかもしれないという絶望を抱える登場人物がふとしたきっかけから見落としていた小さな幸せを得る話が好き
毎回そういう話ばかり読んでる気がする。
みんな各々地獄はみているし、死にたくなるときもあるんだろうけどそれでも生きていこうとする力をもっているんだなというところと何者にもなれないという一種の諦念が大人の人間らしくていい
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ネタバレ伊波まじむ
沖縄の那覇に生まれ、那覇で育った。通信会社琉球アイコムの派遣社員。二十八歳。大東のさとうきびを使って、沖縄産のラム酒を作るため南大東島に来る。
仲里友治
さとうきび農家の男性。
中曾根太一
三十七年間嫁募集中。
東江大順
商工会の会長。
おばあ
伊波カマル。まじむの祖母。どっしりと大きな体。伊波豆腐店。
おかあ
まじむの母。ほっそりした体型。
知念冨美枝
まじむの勤める会社の先輩で正社員。
島袋陽二
空港職員。
沖山了仁
南大東村村長。
美弥
東江の娘。
儀間鋭一
新規事業開発部初代部長。那覇が地元で、那覇高、東大卒のエリート。
後藤田吾朗
東京でバーテンのアルバイトをしていて、自分のアイデアであれこれカクテルを作ってるうちに酒の世界にはまった。桜坂劇場でバーテンを務めている。
平良元義
製糖工場で働く。
仲里一平
仲里友治の長男。黒糖工場の従業員。那覇の高校時代のまじむの一年後輩。
阿嘉恭介
新規事業開発部のいちばん若手の社員。
具志堅
となりのおばあ。
安里正一
恭介の先輩。
糸数啓子
新規事業開発部のベンチャー支援セクション次長。
中城
営業部。
朱鷺岡明彦
朱鷺岡醸造研究所所長。
瀬那覇仁裕
醸造家。アセロラワイン「太陽(テイーダ)」製造元・イトマン酒造株式会社ワイン工場長。
仲間伸玄
常務。
浅沼拓造
低農薬栽培でさとうきびを作っている農家。
光代
東江の妻。
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「モネ展」に行く予定があり、その前に予習をかねて読みました。
著者の「ジヴェルニーの食卓」を先に読んでいたので、本書を読むことで物語に更に色が付いていったような感覚。
モネがどのような人生を歩んでいったか。印象派のはじまり。今ではよく見られる絵画の手法が当時は型破りだったことなど。
モネが生きた当時の時代背景や境遇に触れ、想像してみることで、より深い驚きや感動とともに作品を味わえるようになりました。
これまでになかった暮らしの中にある風景を描く印象派の画家たち。その絵から当時の暮らしぶりがうかがえる“時代を映す鏡”だという記述にワクワクした。
絵を鑑賞しながらもっと遠くの、広い世界に思いを馳せることができる。おもしろいなぁ。
刻一刻と変化し続ける風景の一瞬を、空気や光までも描こうとしたモネ。もっともっとモネのことを知りたくなりました。