原田マハのレビュー一覧

  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

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    ネタバレ

    印象派の画家、マティス・ドガ・セザンヌ・モネを描いた短編集。

    4名の印象派の画家について、
    マティスについては家政婦からの視点、ドガについては友人からの視点、セザンヌについては彼を応援していた画材商の娘からの手紙、モネについては義理の娘からの視点というように異なった描かれ方がされており、興味深く読むことが出来た。

    当然のことながら、この4名の印象派の画家については学校の美術の授業で習って知ってはいたが、こうした物語を読むとその人となりを知ることが出来、より身近な存在に感じられ、作中に出てくる絵画作品名を見ると、ネットでその画像を探し出し見てしまう。

    モネ晩年の大作であるオランジェリー美術

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    2025年09月23日
  • フーテンのマハ

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    原田マハさんは本当に旅とアートと美味しいものが好きなんだなと、著者の熱量がダイレクトに伝わってきた。「楽園のカンヴァス」のシリアスな雰囲気からは想像もつかないくらい、プライベートの原田マハさんはユーモラスな人だなと感じた。牡蠣の食べ過ぎで蟹御膳を食べ損なった話や、天津へ天津丼を食べにいったのにまさかのハプニングに見舞われた話は思わず笑ってしまった。私も久しぶりに旅の計画を立てようかな。

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    2025年09月22日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    史実にフィクションを足す原田マハの原点。
    第二次世界大戦直前に赤道直下の世界一周飛行を達成したニッポン号。
    私は小説を読むことによって、いろんな雑学知識が入ってくるのが好きなのですが、エイミー・イーグルウィングの史実の人、女性初の色々な飛行記録を持つだけでなく、世界初の赤道直下世界一周飛行を達成直前までいって謎の失踪を遂げたアメリア・イアハート。ナンバー1でなくても切り口を変えればナンバー1になりうる、というマーケティング分析理論に「アメリア・イアハート効果」という名がついています。
    会社名は作内では違いましたが毎日新聞の飛行機「ニッポン」が赤道直下ルートの世界初の世界一周飛行を成し遂げていた

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    2025年09月22日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    天才と変人は紙一重…を地で行く人。その天才を開花させるのも潰すのも、環境が大きく作用する。周りの支えというか犠牲というか、全部引っくるめて受け入れる最大級の愛がなければ、やってけないわ。
    マハさんの手にかかれば、棟方の実直さや不器用さ、チヤの心配性だけど度胸の強さ、2人の個性がイキイキと弾け飛んでくる。2人がとても愛おしくなる。
    すごい芸術家とその妻、っていう認識なんてなく、目の前の板にだけ集中してきた人生だったんだろうなぁ。

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    2025年09月21日
  • 〈あの絵〉のまえで

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    好きだった。
    各地の美術館が出てくる、そこに収蔵されている作品に絡めたストーリーの中で。
    美術館を訪れる体験は誰にとっても特別なもので、日常の中のドラマチックな瞬間なのかもしれない。

    行ったことがある美術館が2つ、自分の思い出に重ねながら読み進めました。
    行ったことのない美術館は全て行ってみたい美術館になりました。

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    2025年09月21日
  • ゴッホのあしあと

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    ゴッホ展を観に行くにあたって読んでみました。
    ゴッホが浮世絵を真似て作品を描いていたことは知ってましたが、それほどまでに日本が好きだったとは知りませんでした。
    また、今、ゴッホ作品を広く見られるのは、弟テオの妻ヨーさんとその息子のフィンセント・ウィレムさんのおかげ。お礼を言いたい気持ちです。

    なお、作品中に何度も出てくる『たゆたえども沈まず』、気になりますが、歴史上の人物が登場するフィクションは、どこまでが史実でどこまでがフィクションなのかわからなくなりそうで少し自信がなくてまだ未読です。

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    2025年09月21日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    忙しい毎日に
    なかなか本を開くことすらできない日々
    だったけど、3ヶ月かけて読み終えた。

    読めない日が続いても
    開けた時にはその瞬間から
    ちゃんと没入させてくれる。
    ゆっくり読書も悪くない。

    美術作品の意味やメッセージ性を
    物語を通じて伝える。
    作品を知るだけでなく、作者の意図や背景まで知ると、見方も変わる。

    原田マハさんのアート作品は、
    本当に美術館に行きたくなる。

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    2025年09月20日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    面白かった。カラバッジョとの出会いから、エピローグまで一気見。

    若さと感動、旅のドキドキ感があったな。それでいいではないか

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    2025年09月20日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    個人的に好きな話は「群青」と「マドンナ」。
    特に「マドンナ」で描かれる年老いた母と40代の娘の普段の会話が平凡だけどほっとする。やっぱり私は原田マハさんの文章表現が好きだなぁと思う。風景や登場人物の心の機敏が優しい文章であざやかに表現されている。

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    2025年09月19日
  • 永遠をさがしに

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    ずっと気になっていたけどなかなか読めずにいて、この作品ではじめましての原田マハさん。

    〜『愛情と才能。選ぶものと選ばれるもの、そして選べないもの。』全ての選べない人へ〜
    本屋さんで見たポップに惹かれて手に取った。

    1文1文が美しくて、冒頭の和音と母のやり取りで一気に物語の中に引き込まれた。原田マハさんは、物語のなかに読者を連れていくのがすごく丁寧で上手。

    和音も父も母も、皆んなお互いのことを大切に想い合っているのに、大切に想うが故に一歩を踏み出すことができなくて、見えない壁に隔たれてしまう。ひとつ屋根の下で、それぞれがどうしようもなく孤独だった。その孤独さがとても切なかった。

    期待して

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    2025年09月19日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    実話をベースにしたフィクション。

    誰も傷つかず、ほぼ全員がかっこいい。
    まるでガンダムのような小説。

    ページ数はあるが、全く気にせず読み進められる。

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    2025年09月18日
  • ジヴェルニーの食卓

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    面白かった。襟を正して作品と向き合いたいそんな読書時間 登場する作品を調べ人物たちと同じように引き込まれ、まるでそこに作品があるかのように感じてしまう
    4つの短編
    アンリ マティス
    エドガー ドガ
    ポール セザンヌ
    クロード モネ
    一章二章と聞いたことない画家だったがすごさを引き立たせるワクワクさせる内容で、次が書簡体、読んでて初めは入ってこずも内容を理解してからはかなり面白かったと思う。そしてブランシュ視点のモネ、最初から良かった、ガトーヴェールヴェールが食べたくなった

    好きなフレーズ引用
    一分後には世界はかわってしまっているのですから
    これがアンリマティスの目線 美のひらめき ひと目ぼれ

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    2025年09月17日
  • ゴッホのあしあと

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    ゴッホ展に行く前に予習として、また、ジヴェルニーの食卓を読んで原田マハさんの本からゴッホを知りたいと思い読んでみました。

    以前はゴッホについてせいぜい「ひまわりの人」という認識しかなかったですが、ジヴェルニーを読んだ時にタンギー爺さんのエピソードがあまりにも良すぎて、もっと知りたくなりました。

    日本はパリの印象派に、パリは日本の浮世絵に感動し、なんかだかもう、、、時代を超えて嬉しかったです。相思相愛だったのか。
    ましてやゴッホがこんなに日本や、日本の芸術を好きになっていてくれてたなんて知りませんでした。
    私はその時代に生きていたわけでも、アートについて全く知識がないのに嬉しいと思うのはなん

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    2025年09月16日
  • ゴッホのあしあと

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    ゴッホはわかっていた、死んだ者の作品がより想像力をもたせ永遠の命になることを。
    自分が生きていく方法として「死」を選んだと思う。
    原因としてテオが売らなかったのも、ゴッホには「死」を望んでいるように思えたのかもしれない。一心同体だとお互い思っていたから。
    でもそんなことない、違うのだ。兄弟とはいえ、触れてきたもの、立場で全く違う人間になる。だからお互い理解しているようで最も理解できてなかった存在だったのだと思う。
    「分かちがたい魂」と締められていたがそこには納得しきれない部分があるな、と思う。

    けど、やっぱりマハさんは凄い。小説とアートの相性の良さというより、マハさんの脳内を通して運命的な結

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    2025年09月15日
  • ジヴェルニーの食卓

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    友人に勧められて読みました。
    芸術やアートの知識は全くなく、今まで美術館などに行ってもなんとなーく絵を観てるだけでしたが、こういった背景を知ることで以前よりずっと絵を観た時に楽しめそう!と思ってワクワクしています。

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    2025年09月12日
  • ゴッホのあしあと

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    好きな画家かと聞かれたら違う気がする。
    子供の頃、絵を見たことがあるけれど良さがわからなかったし、少し怖かった。
    でも、アイリスのカードを買った記憶がある。
    数ヶ月前?テレビで、『花咲くアーモンドの木の枝』の絵を見た。
    ゴッホが生まれたばかりの甥に贈った絵。
    水色の空に向かって、桜に似た白いアーモンドの花が咲いている。
    それまで私が抱いていた、激しくて暗く哀しいイメージが変わった。
    愛と祝福に満ちた絵。
    本物、見てみたい。

    本書を読んで、サン=レミ時代に描かれた絵だと知った。
    本書はプロローグと五章から成り、第五章の『ゴッホのあしあとを巡る旅』では、ゴッホの絵が見られる美術館についても触れら

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    2025年09月11日
  • ジヴェルニーの食卓

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    以前何かのインタビューで、マハさんが「自分のアート小説では、史実1に対して創作が9の割合になることが多い」と語っていたのを思い出しました。

    本作では、史実をもとにしたマハさんの創作によって、唯一無二のアーティストたちの人生が実に鮮やかに描き出されていました。

    そして特筆すべきは、各ストーリーがアーチスト当人ではなく、彼らと関わりの深い第三者にスポットを当てて語られていることでしょう。

    マティス〜家政婦マリアの語りから…
    ドガ  〜メアリーカサットの追想から…
    セザンヌ〜タンギー親父の娘の手紙から…
    モネ  〜ともに暮らす義娘ブランシュの日常から…

    読者は、マリアやブランシュらの眼差しか

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    2025年09月09日
  • 旅屋おかえり

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    読むと旅に出たくなる小説です。
    旅に出ることはワクワクすることなのだと、改めて感じます。
    主人公の岡えりかは前向き、真っ直ぐな性格で、
    「この人にお願いしたら、何だか上手くいくのでは・・」と前向きな気持ちにさせてくれます。

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    2025年09月08日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    おもしろかった‼️
    野心というのではなく、若者が純粋に、自分の進むべき道を迷わず突き進む。こんな理想的なことって、なかなかない。

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    2025年09月07日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    読み進めるにつれ、どんどん面白くなってきた。
    風神雷神図屏風にまつわる、織田信長の時代の話し。若干17歳くらいの青年4人が、3年もかけて船旅でヨーロッパまで派遣された時代。宗教が人間性に与える影響と、自分の信じる道をひたすら極める道と。まぶしいくらい、理想的な人生だ。

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    2025年09月07日