原田マハのレビュー一覧
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ネタバレ原田マハさんはまだ2作目なんだけれど、前回と違ってスルスルと読めた今作。
そして、前回は美術、今回は映画。彼女が勧めると小さな名画座や美術館に魅力を感じた人が足を運ぶかもしれない。これは新手の啓蒙活動なのでは?と感じる文章でした。
私は映画も映画館で、美術館巡りは趣味なので、改めてそこに魅力を感じる側では無かったのですが、映画を通した家族の再生の話として、心に染み込んできました。どれもこれも以前読んだ映画ばかり、最後に最高の映画だと論じている「ニューシネマパラダイス」も大好きな作品です。私もこのブログにカキコしたい。
でも、今はゆうちゅうぶがあるのでそこで映画やアートのレビューをしています。
この作家さんが好き!と、諸手を挙げてはまだ言えないのですが、また他の作品も読んでみたいなと思ったので4冊ほど仕入れてしまいました。 -
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短編4作品。
①うつくしい墓
アンリ・マティス
ピカソとの友情など。
ロザリオ礼拝堂のステンドグラスを調べたが青と黄色の配色が綺麗、いつか部屋の窓に貼りたい。
②エトワール
エドガー・ドガ
ギャグ漫画日和でドガさんには親近感があったが、踊り子を描くためにここまで執念を燃やしていたとは。
③タンギー爺さん
ポール・セザンヌ
すべて手紙形式、こういうの好き。
妻と娘からしたらタンギーさんのボランティア精神はたまったもんじゃないけど、美術界にとってはものすっごい功績。
④ジヴェルニーの食卓
クロード・モネ
妻の死、白内障などを乗り越えてたくさんの名画を残してくれた。
内装もおしゃれそうなジヴェルニーのお家、一度は行ってみたいなー -
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ネタバレ頭の中でずっとゴッホのドキュメンタリー映像が流れているかのようでした。
ゴッホという名前と星月夜、ひまわりの絵は知ってはいましたが、人物自体は全くの無知でした。成功した画家というイメージがあっただけに、その壮絶な人生に驚きました。
波瀾万丈という表現では不適切なくらいいろんなことが起こり、そこで感じたことを絵に表しているのだなと思いました。
そして、その画家活動を最後まで支えたテオとの兄弟愛に感動しました。周りの人に理解されない中、テオは兄を信じたその存在は唯一無二だったのだと思います。当時は無名で価値のなかった絵が今ではとんでもない価値がついている。日本に行ったことがないゴッホが、ゴッホに会ったことのない日本人に愛されているこの現状をゴッホとテオに知ってもらいたいなと感じましたし、こんな気持ちで原田マハさんは本を書いているのだろうなと少し分かったような気がします。
絵を、画家を、もっと知りたくなりました。 -
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原田マハ著『〈あの絵〉のまえで』のレビューです。
とても良い読書体験でした。
美術館に行って絵を見るとき、「その時に」「その場で」「この自分で」しかできない体験をしている、という気分になります。
別に美術館ではなくても「いまここ」でしかできない世界を生きているというのは当たり前なのですが、絵を見ると特にそれを強く感じます。
その個人的体験のものがたりが、その美術館を訪れる人の数だけ存在すると思うと、人間の精神世界の膨大さに何とも圧倒されます。
この小説は、そんな人の数だけあるものがたりのうちいくつかを、こっそりと読者に届けて、一緒に体験させてくれます。
日本にある6つの美術館を舞台にしたこれらの短編は、もちろんフィクションなのでしょうが、もしかしたらこの世界のどこかであり得たかもしれない、心が温まる、勇気づけられるお話になっています。
個人的には『聖夜』がお気に入り。泣きました。 -
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短編集ですが、美術作品は前に出て語られるというより、物語の中に自然に溶け込むように登場していました。特に「道 La Strada」は印象的で、無名のアーティストの作品を軸に物語が展開していきます。有名かどうかではなく、その絵を見た人の心がどう動くかによって、作品の価値が決まっていくのだと感じました。絵は人によって受け取り方が違うからこそ、誰かにとっては傑作になり得るのだと思います。この物語はとても温かく、それでいて少し切なさもありました。読後には、作品そのものだけでなく、それを見つめる人の心にも想像が広がる一冊でした。
目次
群青 The Color of Life
デルフトの眺望 A View of Delft
マドンナ Madonna
薔薇色の人生 La vie en rose
豪奢 Luxe
道 La Strada -
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たまたま古本屋で手にとって読み始めた本。
南大東島でとれたサトウキビでラム酒を作るまでの物語。
サトウキビが育ち、加工されてラム酒となり、私たちの手元に届くまでには、多くの人の手や自然の力が関わっていること、思いがこもっていることを知ることができた。
身近にあるものの背景にある物語を知ることは、一つひとつを味わい、より大切にできることに繋がると感じた。
すべてを大切にすることは難しいけれど、自分にとって大切なものが増えること、その背景にある物語を想像できるものが増えていくことは、人生の楽しみや物事の意味を増やしていくことなのだと感じる。
効率的な生き方ではないけれど、そういった想像を楽しむような時間を持てるといいな、と思った。