原田マハのレビュー一覧
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ヘレン・ケラー
私の尊敬する人。
彼女の傷害を現在の青森県弘前市を舞台に、
介良れん として物語が繰り広げられる。
音も光も言葉も発することができない
どう関わったらいいのかわからない
誰もが手を余してた時に、れんの教師として
迎えられた安だけは、れんと真っ向から向き合う
姿勢に芯の強さを感じた。
そして れん の初めての友人となるキワ。
盲目の彼女は、三味線奏者として全国をまわる途中で れん達と出会い れん とともにたくさんのことを覚えていくのだけれど。。。
キワをモデルにしたのは高橋竹山かな?
安が れん との関わりの中で悩んでた時にイタコが
ヒントをくれるシーンがあるけれども、 -
Posted by ブクログ
盲聾啞という三重苦の困難を乗り越え
社会福祉に身を捧げた偉人ヘレン・ケラーと
彼女の家庭教師アニー・サリヴァンの伝記は
つとに有名ですが、
それを明治期の津軽地方に舞台を移し
翻案・再構築したという本作。
介良れん(けられん)と去場安(さりばあん)
という登場人物の名前を見ただけで
すぐに原作の映画を思い浮かべるのですが、
本作では、原作には登場しない
津軽ならではの風習・文化が
重要な役目を果たします。
特に印象的なのは
三味線弾きの盲目の少女“キワ”と
“れん”との出会いです。
“キワ”が津軽じょんがら節を奏で歌う場面。
自分がかつて聞いたことのある
津軽三味線の響き(高橋竹山だったか -
Posted by ブクログ
読み終わった。でも、原田マハの作品では、久しぶりに不完全燃焼だった。史実と虚構の入り混じった展開に、いろいろ刺激は受けた。
俵屋宗達が、『風神雷神』を描くところまで到達していない。続篇を期待したい。天正遣欧使節団が、日本に帰国したのが、1590年。天下は秀吉の時代。秀吉は、1587年7月にバテレン追放令(バテレンとは宣教師のこと)を発布していた。秀吉は、宣教師を追放したが、キリスト教を否定していなかった。それで、1591年3月に秀吉に、天正遣欧使節団は、聚楽第であっている。家康は、1612年に「禁教令」を出し、キリスト教を完全に禁止した。日本は鎖国となり、オランダとの貿易だけに限った。