原田マハのレビュー一覧

  • ゴッホのあしあと

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    ネタバレ

    Fluctuat nec mergitur

    狂気の人ではない
    怪物ではあったかもしれない
    天才とも違う

    都落ちと場末、

    鬱々としたヨーロッパと厭世観

    傑作は永遠の命を生きるもの

    転化
    違う場所に行ったら、世界の中心と向き合える

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    2026年04月12日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    すごく感動したし、胸が熱くなりました。
    このお話、実在したアメリカの女性飛行士アメリア・イアハート(エイミー・イーグルウィング)× 1939年毎日新聞社(暁星新聞社)による世界一周飛行という本当の出来事をモデルにして創り上げられたられた作品で、フィクションだけど完全なるフィクションではなかったのが衝撃!!( ˃ ˂ )
    とても好きな作風でした。

    誰かにとっては純粋に大好きな飛行機が、
    政治では戦争に使われる兵器にもなってしまうという事実を突きつけられた。
    実際に第二次世界大戦が起こる前のお話みたいで、この本を読んで心の底から世界が平和であって欲しいと強く思った。
    エイミーの、
    〝 世界はひとつ。空から見れば国境などない。〟
    というこの訴えが世界中の人の心に響けばいいな。


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    2026年04月12日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    初めは着いていくのに必死だったけど、ある程度登場人物が絞られていくと面白くなっていく。
    “絵画”とは、その時々によって価値は変わっていくものだが、根本にある輝きは不変的なものだと改めて突きつけられた。面白かった!

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    2026年04月11日
  • 異邦人

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    原田マハさんにしては珍しく日本が舞台。本の題異邦人(いりびと)とは京都以外の土地で生まれて、京都にやって来た人をさす京都の言葉だそうだ。
    京都生まれ京都育ちの京都人との区別というかなんというか。

    ということは、主人公は一輝かと思って読んでいたが妻の菜穂だったということか。
    所々結末が、え?簡単すぎん?と思うところもあったが、どんでん返し系が好きな私としては満足度星4つ。
    原田マハさんの本は美術の知識が少し増えるから嬉しい。

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    2026年04月11日
  • モネのあしあと

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    アーティストセゾンのモネ展に行く前に
    予習として。
    一昨年、モネの連作の睡蓮を見た。
    一目で、「綺麗〜」と水面の輝きと色彩の美しさに多福感に包まれたような感動を覚えた。
    この感動は、絶対、美術館で本物のモネを
    観ないと味わえず、モネの展覧会は、いつも混んでいるのも頷ける。そして今回、マハさんが
    本書で、日本人がモネに惹かれる理由について
    日本人が古来から大切にしている自然観草や木に命の尊さを感じ愛でる気持ちを
    モネの絵から感じとっているのではないか。日本人は、モネ以上にモネを知っていると考察されていて、なるほどなと思った。
    季節の移ろいを敏感に感じ取ってきた日本人。
    自然の一瞬を捉えようとしたモネの絵に、
    心うたれる人は、必然なのかもしれない。
    早くモネの絵に会いに行きたいな。



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    2026年04月08日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    美術・芸術ではなく
    歴史作品に近い気がした。
    戦描写のない今村翔吾作品を
    想起する瞬間もあった。

    上巻に続き流麗な筆致はそのまま、
    エピローグで急転し、現実に戻されるが
    読後感はとても良かった。

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    2026年04月07日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    人間の可能性を感じる作品
    ヘレンケラーとサリバンの日本版
    諦めない強い意志を持った杏が素晴らしい
    昔からの日本のしきたり、社会的に強き者と弱き者 この時代は貧しさゆえに才能を開花させる事なく人生を終わらせた人間が沢山いたと思う
    津軽地方だからこそ書けた小説だと思う

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    2026年04月05日
  • ギフト

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    嫌な事があった時に読み返したい本です。

    全部の物語が心温まるお話でとても安心して読めました。
    悲しい展開や心がハラハラする物語が読めない時にそっと寄り添ってくれる、生きるっていいなって思える作品だったと思います。装丁と途中の挿絵もすっごく素敵でした。

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    2026年04月05日
  • 原田マハ、アートの達人に会いにいく(新潮文庫)

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    33名のアートに係る仕事をしている人々との対談集ひとり10ページほどなので、気になる人から読めるのが、良かった。
    『地球へ』の竹内恵子さん、和歌の冷泉代貴美子さん、ピアニストのフジコ・ヘミングさん、大原美術館館長だった高階秀爾さんの対談がわたしは特に興味深かった。
    情勢が厳しくなると、ないがしろにされがちなアートだけれど、アートは心を解き放ち、豊かにし、過去と未来を繋ぐ架け橋になると思う。
    厳しい時ほどアートを大切にしたいと思う?

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    2026年04月05日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    あれ?まだ朝ドラになってませんっけ?これ。
    って感じの。

    チヤが〇〇している、で始まる章の連なり。
    行動するヒロイン、実に朝ドラ向きだと思う。

    棟方志功の作品を初めて見たのは、
    大原美術館の東洋館だったと思う。
    迫力に圧倒されたけど、何故か、
    裸の大将・山下清さんと印象が混ざっちゃってて、
    たいてい一緒に思い出してしまって混乱する。
    ごめんなさい。

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    2026年04月04日
  • 異邦人

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    文章も雰囲気もとても美しいのに、常にどこか気持ち悪く不穏な感じがして、ちょっとホラーっぽかった印象。
    自然、芸術そして京都の美しいさを堪能しながら、先が気になり一気に読めました。

    章が細かいのも読みやすかったです。

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    2026年04月03日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    芸術作品と歴史作品の
    共演と言えるだろうか。
    さすがの流麗な表現に
    魅了された。
    下巻が楽しみだ。

    各章の分断が見受けられるが
    各章のみで
    楽しめるということなのだろう。

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    2026年04月02日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    ピカソの生きた時代と主人公の現代を行き来する形で物語は進んでいく。戦争と平和とは?
    芸術は誰のものでもない自由であり時代を映す鏡であると言う事を考えさせられる話でした。
    少々、時代背景が難しいですが読みやすい作品です。

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    2026年04月02日
  • 異邦人

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    ネタバレ

    歴史と趣のある京都の静けさが文から感じられ、題材も相まって上質で豊かなものに触れているような気分にさせてくれる小説でした。

    途中までは、星5をつけたいくらいの気持ちでしたが、終盤の「そんな偶然ないでしょ」と突っ込みたくなる展開(巡り会った菜穂と樹が異父姉妹)が残念でした。
    また、異父姉妹にしたことによって、菜穂が樹の絵に取り憑かれたように魅せられたのは、結局「異父姉妹だったから?」とも読めてしまいました。樹の芸術の魅力に菜穂が純粋に取り憑かれた形にした方が、アートのもつ圧倒的な力を感じる作品になったのにと残念です。

    また、「実は運命だった」というような関係性を示しておきながら、最後に菜穂と樹がどうなったのかは示されず、終盤は脇役化してきた一樹の目線であっけなく終わってしまったのも、長編の小説の割にラストがあっさりしすぎであるように感じ残念でした。

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    2026年04月01日
  • 黒い絵

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    感じたテーマ:世にも奇妙な物語を観ているような感じ
    印象に残ったシーン:エロスと怪奇を織り交ぜた作品で一気に読み切った。まるで世にも奇妙な物語を観ているようだった。

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    2026年03月31日
  • いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画

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    芸術と解釈・意味の間は=なのか、⇔なのか。全てに意味があるこの世において、新しい正解を教えてくれる芸術の力はなんて偉大で絶対的なものなのだろう‎

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    2026年03月29日
  • インディペンデンス・デイ

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    久々の原田マハさんの作品。
    やっぱり原田さんの作品は心に染みるのが多いですね。
    本作も一つ一つのお話は短いもののそれぞれに一所懸命自分を生きようとする女性が描かれていて、その姿は心打たれるものでした。

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    2026年03月28日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    読んでよかったなーと思う作品でした。
    翻訳モノを読んでいるような…
    飛行機の「光」と「陰」か…たしかに…
    どこにでも飛行機で行ける便利な世の中になったけれど、一方で世界のどこかで飛行機から爆弾を落としているんだもんな…(T_T)

    世界の隅々まで平和であればいいのにな…とつくづく思わされる作品でした。

    また、第二次世界大戦前,すでに日本もこういったレベルまで近代的な社会が営まれていたのか…と改めて実感。
    どうも、戦後の復興から高度経済成長期以降に日本は発展したのだと錯覚しがち。

    今後、明治大正から戦前までを生きた人々の日常を知ることができる小説を読みたいと思いました。

    そして、日本の技術力や勤勉性がすでにこの時代には確立されていて、日本人に生まれてよかったな…と思わずにいられませんでした。

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    2026年03月27日
  • ロマンシエ

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    正直求めてた感じの小説ではなかったけど、そこかしこに原田マハさんらしさもあり、このテンポで一作品書き上げる技術、体力、流石です。
    好き嫌いは必ず分かれるけど、ヤーレンズの漫才を観ているようなタッチで、どこか懐かしさも感じ、原田マハさんの美術、フランス愛も感じ、面白かった。

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    2026年03月27日
  • モネのあしあと

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    モネ展に行く予定があるので、お勉強がてら。
    マハさんの美術に対するリスペクトを感じつつ、
    印象派の代表となりうるモネの略歴と
    その生涯の振り返りがさくっとまとまっていて
    読みやすい◎

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    2026年03月22日