原田マハのレビュー一覧

  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    アートに関わる人たちのそれぞれの日常を描く短編集で、私は最後の「道」で泣いた。幼い頃アスファルトにチョークで落書きした一本の道の思い出が引き寄せる姉弟。東山魁夷の絵が文中に出てくるのも嬉しい。

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    2026年03月19日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    10時間のフライトをどう過ごそうかと思い、空港の本屋で原田マハの棚を見ると、まだ読んでいない分厚めの本を発見し、すぐに購入した。
    サスペンスと書いてあったが、あまりサスペンスな感じはしなかったので、そこは期待外れ。
    しかし、さすが原田マハで、私の好きな話だった。
    第二次世界大戦について、学校で習ったことくらいしか知らなかったので、当時の人々についての描写が目に新しく、興味深かった。
    また、ピカソについて今までそこまで興味がなかったので、美術界でそこまで偉大な存在だと考えられているのに驚いた。ピカソの展示を見に行きたいなと思った。やはり、原田マハの本は私に新たな興味を持たせてくれる。
    ドラがとて

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    2026年03月17日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    ちょうど高市政権が発足しようというタイミングでたまたまこの本を読んで、すごくタイムリーでした。予言されていたのかと思うくらい、本書の主役である「相馬」さんと高市さんが重なります。(モデルにしたのかもしれません)
    女性総理に対する強いリーダーシップへの期待と「女性」というラベルやレッテルがストーリーの中で描かれていると感じました。

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    2026年03月16日
  • ジヴェルニーの食卓

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    ネタバレ

    モネのあしあとの後に手に取ってみた本。
    モネだけでなく、ドガやマティスについても取り上げている短編小説のようなものだった。
    巨匠のそばに居ながらも、素人目線で絵画を楽しんだタンギー爺さん、ブランシュなどの視点から物語を展開している。

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    2026年03月15日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    ネタバレ

    私は無学である。「奇跡の人」と聞いてもヘレン・ケラーが浮かばない。タイトルを聞いてもどんな話かとピンともこない。だけれど、無学でよかったぁと思った。この作品をまっさらな状態で読めてよかった。れんと安とキワの物語を身体全体で感じて、受けとめられた。贅沢すぎる時間だった。三重苦の少女の成長に、先生の厳しさと優しさに、世の中の不条理さに、なんの雑念もなく、のめり込めた。解説まで、最高だった。原田マハという人間は本当に存在するのだろうか。本を読んで、「人」が見えない。何もない。原田マハは私にとって、とても遠い。

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    2026年03月14日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    今の世の中とも繋がる内容で、考えさせられる話だった。
    原田さんのアート小説、まだまだたくさん読んでみたいと思った。

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    2026年03月14日
  • 〈あの絵〉のまえで

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    美術館に展示されてる絵への思いを綴った物語の短編集。

    6作品のなかで、一番は「聖夜」かな。
    登山をしていた両親の間にクリスマスに生まれた息子は、心臓が弱く、
    手術に成功し、両親と登山をしてたくましく成長し成人を迎えるのだが・・・。
    息子の願いでもありるが、何ともちょっとした苛立ちと悲しい感情の
    2つが同時に生まれる感情揺さぶられる作品でした。

    どれもそんなに長くなく、読みやすい。
    絵画好きなら、気になってしまう作品の数々にも魅了される。
    今の時代は、検索で観れちゃうけど、可能なら本物を見に行くのも良いかも。

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    2026年03月13日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    ネタバレ

    読み始めてすぐ、50ページ位で衝撃に襲われる。
    久しぶりにマハさんでアタリ引いたと思い、ページを捲る手が止まらなかった。
    最後、完全に泣く準備してたのに泣かせるより余韻に浸らせる良い終わり方。
    余韻に浸りながら解説読んでいて、「そうやん!ヘレンケラーやん!」ってなった。
    違和感感じてた去場安、スッキリしました。
    ヘレンケラー知らずに読んだ方が面白いかも。

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    2026年03月13日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    美術館の置かれる立場の再発見だった。
    たしかに財政が傾いたとき、美術品を売ったら経済効果はあるよな〜と思ったら、改めて美術館て特殊な場所なんだなと感じた。

    一般市民でも気軽に楽しめる場所。
    でもそこで手の届きそうな場所に展示されてるのは計り知れない額の美術品。

    美術館が地域の人に愛されてていたからこそ、守られたデトロイト美術館。
    どんな場所なのだろうと、つい検索してしまう。
    圧巻の壁画、こだわりのコレクション。

    “絵画は友達。美術館は友達の家。”

    私にとってもそんなふうに思える美術館に出会いたい。

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    2026年03月12日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    そこでカラヴァッジョが出てくるのか!
    壮大な物語。もし本当にこんなことが起こってたら素敵だなってわくわくした。

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    2026年03月11日
  • でーれーガールズ

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    1980年の岡山の名門女子校を、舞台にする青春物語。
    主人公の佐々岡鮎子は東京から引っ越してきたばかりで、クラスメイトに馴染もうと、無理に岡山弁を使おうとし、「でーれー(すごい)」を連発して、「でーれー佐々岡」というあだ名をつけられる。家でこっそり描いていた漫画をきっかけに、陰のある美少女、武美と友達になるのだった。

    この小説の多くは、原田マハさんの実体験をもとに書かれているようで、解説によると岡山弁もとてもリアルらしいが、全編、生きのいい、部外者から見るとちょっと怖い岡山弁を、女子高生たちが生き生きと喋っているのが非常に魅力的。

    同年代を生きてきた私にとって、懐かしい風物も多く、甘酸っぱ

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    2026年03月11日
  • エール!(3)

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    1巻から読むか悩んだけど、好きな作家さんと気になる職業が3巻だったので。
    どれも素敵な話だった!
    色んな仕事があって、みんなそれぞれに悩んだり励んだりしてて元気をもらえた

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    2026年03月08日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    本作が単行本として世に出たのが2013年7月。その前に月刊誌で連載を始めたのが2011年4月。2011年3月11日に東日本大震災が発生し、その年の4月時点の総理大臣は民主党の菅直人(第94代)だった。現実世界では2025年10に高市早苗が日本初の女性総理大臣として第104代総理大臣に就任したので、連載開始から約15年近く掛けて本作に追いついたことになる。
    15年の時の隔たりはあるものの、作中の出来事と現実とでいくつかの共通点があるのは興味深い。女性総理自身が強烈なリーダーシップを持っていて支持率が高いこと。作中では消費税増税、現実では憲法改正とお題は違っても国論を二分するような重大事項に正面か

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    2026年03月07日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    隙間時間に読むのにちょうどよかった一冊。
    物語はコンパクトながらも温かさがあり、美術や人の想いが静かに伝わってくる。

    私は 原田マハさんの作品に出会ったことがきっかけで美術に興味を持ったので、巻末の鈴木京香さんとの対談の内容にも心を打たれた。アートが人の人生や社会に与える影響について、改めて考えさせられた。

    短いながらも、芸術の力を感じられる一冊だった。

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    2026年03月04日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    私が今まで読んだ原田マハさんには、ハグとナガラがよく登場して今回も、自分と重ね合わせて読んでしまう部分、父親亡くして田舎で暮らす母親のこと、今は元気だけど、この先のこととか他人事とは思えない。他の作品にもお母さんが亡くなるとか、ホント自分のことと考えてしまって、読んでいて辛かった。

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    2026年03月03日
  • ジヴェルニーの食卓

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    マハさんが書いた4人の画家、マチス、ドガ、セザンヌ、モネ。
    彼らの周囲にいた人々の目を通して描かれた画家達の姿も興味深いけれど、私にとっては、その語り手達がもっと興味深かった。

    特にドガに惹かれ、その才能に憧れ影響を受けたというメアリー・カサット。そして、モネの義理の娘である、ブランシュ・オシュデ。
    画家であるメアリーは、ドガが作成した踊り子の彫刻に衝撃を受ける。マハさんの描写によると、本当に今にも動き出しそうな彫像に思える。ドガの踊り子の絵は見た事が有るけれど、この話には彼の制作に対する執念に近いものを感じずにはいられない。メアリー・カサットについては詳しく知らなかったので、彼女の作品も見

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    2026年03月02日
  • 〈あの絵〉のまえで

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    実在する絵にまつわる短編集。
    原田マハのアートに対する愛情は並々ならぬものがあるな。
    友人がプレゼントとしてこの小説を贈ってくれたことがとても嬉しい!

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    2026年03月02日
  • サロメ

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    さまざまな人間模様が書かれた作品。ヒューマン系が好きな人は読んでも損しないような気がしないでもない。

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    2026年02月27日
  • 異邦人

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    京都に長く住んいるが、絵画と言う芸術の世界から観た京都の良さや閉鎖的な部分が良く理解出来る内容だった。美に対する菜穂の慧眼やブレない信念など菜穂の魅力がいっぱいの中、最終章では驚きの展開に色んな疑問が溶けて行くように感じた一冊でした。

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    2026年02月26日
  • ジヴェルニーの食卓

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    アートフィクションというジャンルらしい。
    穏やかで、各章読み終えるとじんわり目を閉じて浸りたくなるような温かい気持ちになる。
    モネ、マティス、セザンヌ、ドガそれぞれの短編エピソード集で、
    傍で支えた女性目線。

    最後の『ジヴェルニーの食卓』に出てくるガトー・ヴェール・ヴェールというケーキを食べてみたい。

    "ガトー・ヴェール・ヴェールは緑色のケーキで、モネの大好物だ。新緑に包まれた庭のイメージをそっくり映したようなうつくしいお菓子で鮮やかな緑色はピスタチオの実で色づけをする。"

    想像するだけでうっとりする新緑のケーキ、、!

    それぞれの作品をみにすぐ美術館に行きたくなった

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    2026年02月22日