原田マハのレビュー一覧
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ネタバレ・作者の原田マハ氏は、学生時代に池袋文芸坐でもぎり嬢のバイトをしていた。
・本書に出てくる名画座は、シネスイッチ銀座がモデルで、本書解説の片桐はいり氏はここでもぎり嬢をやっていた。(関係ありませんが、片桐はいり氏を渋谷PARCOの対面式上下エスカレーターで偶然目撃しましたよ、やはり存在感がすごかった)
・私も学生時代とサラリーマン時代、文芸坐(当時は4本立てもあった!)やシネスイッチへ何度も通っていた。もちろん、ぴあ片手に。
さて、これだけ親近感のある場所と素材を扱った小説が、面白くないわけがない。
とはいえ、細かい点が気になる私は、2点違和感を持ったことも事実。
まず、父親の「フィールド -
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久々のマハさんの作品。この作品では、戦後の講和条約を巡るやり取りも出てきて、その意味でも興味深く感じました。特に印象的なのは、吉田茂元首相。フランス外相に、松方コレクションの返還を求めた際の交渉術は、お見事!また、戦時中にフランスでタブローを買いまくった松方氏の様子に、これだけの資金は、一体どこから出ているのだろう?と疑問に感じました。しかし何と言っても、この小説の主人公は、日置氏!だと思います。松方コレクションを守り、そして日本に持ってこようとする多くの人たちの情熱にすごく感動しました。今度、東京に行った際には、国立西洋美術館を訪問します!
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美術の知識はほとんどない。それでも、ページをめくる手は止まらなかった。
「なぜよく分からないのに読み続けてしまうんだろう」
読んでいる間ずっとそんな不思議な感覚だった。画家の名前や時代背景を完璧に理解しているわけではないのに、真贋を巡る緊張感とルソーの人生に少しずつ惹き込まれていく。
読み終えて振り返ると、これは単なるアートミステリーではなく、それぞれがルソーという画家に情熱を注ぎ、ある意味「恋をしていた」物語だったのだと思う。
美術に詳しい人ほど違った見え方があるのだろうが、知識がなくても十分楽しめた一冊。読み終えたあとに静かな余韻が残る、美しい作品だった。 -
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知っているようで実はあまり知らないゴッホ。
パリ、アルル、サン=レミ、オーヴェル=シュル=オワーズと、その時代背景とともにゴッホの人生や作品について描かれていて、わかりやすい。
ゴッホの解説書のようでありながら、まるで物語を読んでいるような気持ちになりました。
その人生を辿りながら、『アイリス』『星月夜』『花咲くアーモンドの花』など、描かれた当時の境遇や心情、暮らしぶりがどんなものであったのか、思いを馳せることができる。
そしてファンには嬉しい「たゆたえども沈まず」の誕生秘話や、マハさんが作品に込めたかった思いも知れました。
名前は知っているけど遠い存在だったゴッホ。
苦しい時も、書いて -
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遠方に家族旅行に行く時に、旅系の本を何冊か読んだ一冊。どれも良かった!特に最初のが良かった!生まれた実家で苦労した涼香が猛烈に努力して起業して成功。しかし、封印していたパンドラの箱、イケメン社長に恋したが、失恋した痛みを仕事に没して消そうとし、部下にもキレまくる。こんな上司のもとでは働きたくない。信頼していた秘書にまで辞めることになり、頼んだ一人旅も思わぬ方向へ。しかし、それからの旅での出会いがかえってガチガチだった彼女の心をほぐし、秘書の有難みを感じ、「もう一度、一緒に走ってみない?」とのメールまで送るに至った。まさに涼香の心に風を通すような旅だったんだなぁ。
ハーレーが好きな人たちには -
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やはり自分はこういうふうな激動の時代を生きた人間が好きだ。
ゴッホの生き方は賛否の否の方が多い気がする。
テオに頼りまくって絵も生きてる時にはほぼ売れず、酒浸りで精神疾患を患った。最低やん。
と、同時に何かを手にする人間は何かを捨てねばならぬのも事実。
ま、今作はほぼフィクションという事を読み終わった後に知ったのが減点でした。僕のせいやけども。
パリ出張の時に泊まったホテルがルピック通りということもあり没入の深度は凄まじかった。
・380
そしてー
箱の中に残された最後の一枚を、テオは取り上げた。なぜだろう、その一枚は特別なものだという予感があった。
息を止めて、包み紙を広げる。現れたの -
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ネタバレ及川紫紋
生まれ故郷は東北の盆地の中心にある町。地元の高校を卒業後、調理師専門学校へ行くために東京に出てきた。父は七歳の頃に他界。東京・神楽坂にある「吟遊」という老舗料亭に勤めていた。春晴香の内部告発により吟遊を辞め、死に場所を求めていたところ、まぐだら屋にたどり着く。
浅川悠太
紫紋の職場の後輩。北東北地方の寒村の貧しい家庭に生まれ育ち、家計を助けるために中学を卒業後上京、料理屋で見習いを始めた。
湯田真
吟遊の料理長。
早乙女晴香
吟遊の仲居。紫紋のふたつ下。吟遊が料理の使い回し、賞味期限切れ食材の使用を内部告発した。湯田と付き合ってた。
宮前登紀子
吟遊の女将。十三代目吟遊グルー