原田マハのレビュー一覧
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久しぶりに本で号泣した。
終盤、涙が溢れ出てきた。
棟方志功という1人の人の人生を、1番近くで見つめ支えたチャの視点で追いかけた気持ちになれました。
去年青森県立美術館で棟方志功を知り、以来この本を気になりつつ、手に取ることがなく1年経過した。
最近になってたまたま書店で見かけて、今読みたいと思って購入。
直前に「たゆたえどもしずまず」を読んでいたので、まさかの繋がりがあって驚き。生前報われなかったゴッホが日本でヒーローになっている様を知ることができて、喜びもあった。
全身全霊で命をかけて版画に向き合った人。家族への愛も強かった。
エネルギッシュな太陽のような人だった。 -
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画家アンリ・ルソーの『夢をみた』は本物か偽物か。判定を依頼された、2人の若き男女の研究者。ある物語を1日1章ずつ読むというルールのもと、2人が見出した結論とは。
特別な一節があるわけではない。
ただ、読み終わったとき、じわじわと心が暖まっているのを確かに感じる。
静の中にある静と動、と言うべきか。
時折緊張を孕みながらも、静かなタッチで物語が続いていく。
全てを直接的に表現しないがゆえに生まれる余韻。それが心地良い。物語全体が、まさにひとつの美術作品のように深みをたたえて読者に寄り添う。
読む前と後、本作のカバー画であるルソー『夢』が別物に映る。愛おしさすら感じる。
解説には美術ミステリと -
Posted by ブクログ
タイトルにある”星がひとつほしいとの祈り”
がこの中でもズバ抜けて良かった。
戦時中や敗戦後の日本にあった気高さと美しさを堪能できる。
ロマンチックな物語であった。しかし悲しい。
ここで描かれるような命を燃やすような大恋愛というのは、もう現代では無いのかもしれない。
周りの空気を喰らい尽くすほど強烈に燃え、ふっと消えてしまう。その儚さの中にある美しさを汲み取ったシーンにただただ涙を流した。
原田マハ作品は絵画のイメージが強いけれども、そうではないし、彼女の紡ぐ言葉の柔らかさに触れられる本書は読む価値あり。
本日は、お日柄もよく も積本してるから早々に読まねば。
↑読んだ。あんまおもんなか -
Posted by ブクログ
いずれも女性が主人公で心温まる、癒される思いのする短編7つ。読後にいずれもほんわかと幸福感を感じる佳品だった。
「椿姫」は不倫の子を宿した香澄が産婦人科の前で出会った少年との心の交流。「夜明けまで」はひかりが母あかりの不思議な遺言で大分県の田舎町を訪れて初めて知った母の過去。表題作は文香が道後温泉で出会った老婆マッサージから聞いた不思議な人生物語り。
老婆は名前が出てこないが、彼女の若い日に女中として仕えていたとして語るヨネという女性と2人の信頼関係が感動的。しかしこの物語りはもしかして文香の夢だった…?「寄り道」は2人の旅付きハグとナガラが白神山地ツアーで出会った若い菜々子との出会いと菜々