原田マハのレビュー一覧

  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    味わいながら読むつもりが一気に読んでしまった。

    ヘレン・ケラーとアン・サリバンの物語を日本の明治時代の寒村に落とし込んだフィクション作品。
    家父長制に、障がい者差別に、女性差別に必死で抗うシスターフッド小説。

    れんの持つ強烈な生きる力が運命を引き寄せたんだろうな。と感じずにはいられない。しゃべれなくても、見えなくても、聞こえなくても、彼女の生きようとする力が周囲を動かしたんだ。

    安自身が弱視という障がいを持ち、女性というだけで道が狭まることに苦しんだ。だから、安はれんのことを諦めなかったんだと思う。
    れんの可能性を信じて奮闘する様子には親として学ぶべきところがたくさんあった…すごい忍耐…

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    2026年06月10日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    とても静かなのだけど、その奥に熱い熱静かに燃えているような、そんな物語たちでした。
    美術とそんな風に向き合えて感じられることに羨ましさを感じてしまいました。そして、美術と共にある人生と思い出。素敵だなぁと思います。

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    2026年06月07日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    プロローグの現代の彩の話から
    宗達の幼少期に飛び、その時代の少年たちの
    純粋な心と冒険の話に引き込まれた。
    長くて濃い1章2章を読むうちに、
    そもそも何から始まったんだっけと
    プロローグの話はすっかり忘れてしまった。
    マルティノ達は無事にローマにつけるのか、
    宗達はどんな絵を描くのか下巻も楽しみ。

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    2026年06月07日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    最初の読み出しから、一気に展開して引き込まれる物語がどれも美しく、哀しく、そして感動があり、どの作品も珠玉でした。
    中でも表題となっている、星がひとつほしいとの祈り、そして、寄り道が好きだった。星がひとつほしいとの祈りは一夜の夢を一緒に見ているよう。
    寄り道はうっかり電車で読んていて、大変でした。

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    2026年06月07日
  • たゆたえども沈まず

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    どこまでが史実でどこからがフィクションなのかわからないまま読み終えた。ラストの展開は知っての通りで壮絶。だけどゴッホや弟のテオと、日本人の林忠正(と架空の登場人物の加納重吉)にそんな交流があったのかもな、あったとしたら面白いなと思った。

    史料がない以上、歴史家は論を立てるのが難しいし、わずかな史料から点と点を繋げて歴史を作り上げるのもまた歴史家。
    史料がないのを逆手にとってこれだけのフィクションを作る原田マハさんはすごい。解説を読んだからこその感想だけど。

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    2026年06月07日
  • 風のマジム

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    幸せな読後感だった。
    南大東島で生産されたサトウキビで、この島に醸造所を作って、ラム酒を作るという事業を立ち上げようとする、沖縄の企業に勤める派遣社員の伊波まじむ。
    色々と困難はあるが、次第に周りの人たちを巻き込んで、実現するまでの物語。
    マハさんがかつて取材した女性が話の元になっていて、小説家になったら、ぜひ書きたいとお願いしていたのが実現した、というのも胸熱。
    伊藤沙莉さん主演の映画が2025年9月に上映されていたらしい。見逃しているので、ぜひ配信で見てみたい。

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    2026年06月06日
  • 楽園のカンヴァス

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    非常に読みやすく、最後まで興味を持って読むことができた。私は芸術に詳しいわけではないが、本作は美術作品や画家に関する専門的な内容が扱われているにもかかわらず、ミステリー要素が巧みに織り込まれており、自然と物語の世界に引き込まれた。
    特に、絵画の真贋を巡る展開や登場人物たちの心理描写が魅力的だった。また、ルソーや作品にまつわるエピソードが物語の核となっており、実際に鑑賞してみたいと思った。
    一方で、ルソーや当時の美術史についての知識がもっとあれば、作品中で語られる絵画の価値や登場人物たちの思いをさらに深く理解し、より一層楽しめたのではないかとも感じた。
    芸術を題材とした小説でありながら、専門知識

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    2026年06月05日
  • すべてが円くなるように

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    真珠がキーになる短編7本。
    初めての原田マハでした。スッキリしていて説明し過ぎないけど、情景がありありと浮かぶ文章をお書きになりますね。

    全てのお話が、タイトルがピタッとハマるような結びになっていたように感じます。
    角が立たない、円満、この先もそううまくいきますように。そんな祈りが込められた終わり方だな、と。
    この夏のフェルメール展、とっても行きたくなりました。

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    蹲って初めて知ったなあ。一度京町家をじっくり見てみたい。
    "いつか、相合傘で"は、私の中で"瞳/aiko"がイメージソングだ。
    健やかに育ったあなたの真っ白なうなじにいつかは誰かがキ

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    2026年07月25日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    つくづく女性作家の作品が好きだと思う
     
    女性の心理描写や、葛藤
    かつ、普段見る事のない仕事の裏側

    そういった事柄を、物語として書いくれているのは
    正直にありがたい




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    2026年06月04日
  • たゆたえども沈まず

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    みんな人間で、間違いとされることを避けられない生き物だと思った
    テオに感情移入した
    ここで林忠正を知ったので、その後の美術館巡りが楽しい

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    2026年06月04日
  • 夏を喪くす

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    ネタバレ

    かなり好き!
    表紙が素敵で買った。限定かばーだったらしい。
    1話がまず重い。主人公に起こること全てが苦しくてドキドキして胸が苦しくなった。主人公の父親のことを嫌いになりきらないところ、娘を見捨てきれない父親、好き嫌いだけでは割り切れない感情が心を揺さぶってきた。
    2話もかなり重い。でもかなり好きなお話。
    全体的に文章もさくさく読めていい。浮気とか不倫が出てくる話は基本好きではないが。世の中こんな不倫してるの?キモすぎない?無理

    最終話だけあんまり響かなかったので星4
    ほぼ寝取りってこと?けど相手の男も行為中にクロの名前を呼んでいたの気持ち悪すぎる、結婚後も普通に友達として会おうとする主人公キ

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    2026年06月04日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    閉ざされた地で「固定概念」という真の障害に挑む

    ​本作は、ヘレン・ケラーの物語をベースに、昭和中期の津軽を舞台として身体障害や女性蔑視、村社会の歪みを浮き彫りにした重厚な物語である。地吹雪の情景や津軽弁の描写から鮮烈な映像が浮かぶ本作は、感動的なヒューマンドラマでありながら、社会の死角に潜む闇を暴くサスペンスの側面も併せ持っている。

    ​1. 世界観の断絶と社会構造の死角
    ​健常者優位の社会において、敷居や急な階段などの造形美は、障害者にとっての「トラップ」に変貌する。これは悪意によるものではなく、互いの世界観を認識できない社会構造が生んだ死角だ。しかし、この地に根差すボサマやイタコといった

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    2026年06月04日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    原田マハさんの短編集。それぞれ地方が舞台になっておりつい旅行にでかけたくなってしまう。
    少し寄り道をして自分を見つめ直してもいいんだ、人生は長いんだからゆっくり生きてもいいんだと思わせてくれます。

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    2026年06月04日
  • 生きるぼくら

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    泣いた。そして久しぶりにページを捲る手が止まらない本に出会った。
    変わりたい気持ちときっかけがあれば誰でもどんな環境でも変われることに気付かされた。

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    2026年06月04日
  • 楽園のカンヴァス

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    この終わり、一体どうなってしまうのか。
    そう思わない理由がないくらい、引き込まれた。リアルでありフォクションな構成、あっぱれ。

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    2026年06月03日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    俵屋宗達を研究する彩のもとに、マカオ博物館の学芸員から情報がもたらされる。西洋画の風神雷神(ユピテル、アイオロス)と古文書。その先の天正遣欧使節団の旅は彩が読み解いたという形。ローマへ発つまでの使節団の少年たちと、師とともに洛中洛外図屏風を描き信長に献上した宗達のエピソードが上巻の多くを占める。

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    2026年06月03日
  • キネマの神様

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    ネタバレ

    原田マハさんはまだ2作目なんだけれど、前回と違ってスルスルと読めた今作。
    そして、前回は美術、今回は映画。彼女が勧めると小さな名画座や美術館に魅力を感じた人が足を運ぶかもしれない。これは新手の啓蒙活動なのでは?と感じる文章でした。

    私は映画も映画館で、美術館巡りは趣味なので、改めてそこに魅力を感じる側では無かったのですが、映画を通した家族の再生の話として、心に染み込んできました。どれもこれも以前読んだ映画ばかり、最後に最高の映画だと論じている「ニューシネマパラダイス」も大好きな作品です。私もこのブログにカキコしたい。
    でも、今はゆうちゅうぶがあるのでそこで映画やアートのレビューをしています。

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    2026年06月03日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    特別展に行きがちですが、常設展に足を運ぼうと思わせてくれる作品です。
    短編集ですが、どの話も心地良くて、その世界観に浸透してしまいました。
    元々著者が絵画が好きなことは知っていましたが、文章でここまで表現できるのは素晴らしいと思いました。

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    2026年06月03日
  • さいはての彼女

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    サイハテにまたがる凪。まわりの人たち。
    悲しみがありながらも、風を止めない。

    短編集だけど、本のタイトル「さいはての彼女」と
    対になった「風を止めないで」が好きだった。

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    2026年06月03日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    地方の特産などが勉強になった。
    想像がつくものが殆どだったが、
    特にトキのキンの捕獲された時の話、そして1番長く生きた話は良かった。

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    2026年06月03日