原田マハのレビュー一覧

  • 旅屋おかえり

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    読むと旅に出たくなる小説です。
    旅に出ることはワクワクすることなのだと、改めて感じます。
    主人公の岡えりかは前向き、真っ直ぐな性格で、
    「この人にお願いしたら、何だか上手くいくのでは・・」と前向きな気持ちにさせてくれます。

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    2025年09月08日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    おもしろかった‼️
    野心というのではなく、若者が純粋に、自分の進むべき道を迷わず突き進む。こんな理想的なことって、なかなかない。

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    2025年09月07日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    読み進めるにつれ、どんどん面白くなってきた。
    風神雷神図屏風にまつわる、織田信長の時代の話し。若干17歳くらいの青年4人が、3年もかけて船旅でヨーロッパまで派遣された時代。宗教が人間性に与える影響と、自分の信じる道をひたすら極める道と。まぶしいくらい、理想的な人生だ。

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    2025年09月07日
  • リボルバー

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    Audibleで聴読。原田マハさんの美術絵画とフィクションの融合に面白みを感じ、興味を持ち始めていたゴッホと関連していたので読んでみた。ゴッホだけでなくゴーギャンとの関係性や、死の状況や原因についての考察が新しく、当時の情景をイメージしながら読むことが出来た。ゴーギャンについての情報が多く、タヒチに行って絵を描いていたことや、ゴッホと対照的な性格や、女性関係が多かったことを知ることが出来た。

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    2025年09月06日
  • 旅屋おかえり

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    読み終えると、主人公のおかえりのことが大好きになってました。周りの人たちに恵まれていると感謝を伝えれる人柄や、依頼人のために必死になって成果物を成そうとする姿がとても愛らしく思いました。
    旅をすることの素晴らしさを教えてくれているようで私も旅をしたくなりました。

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    2025年09月05日
  • さいはての彼女

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     北海道とバイクとツーリング、これだけで十分興味をくるすぐる。ゴツいハーレーと華奢な凪さんのギャップに更に掴まれた。美女と野獣が出会いと癒しの舞台で舞うマッチングは面白いを約束された設定だ。
     一緒に行くはずの旅路が突然の一人旅。
     空に向かってビルを伸ばして行くクレーンが鶴に見えるようになった。離れた場所からは、首の根本から頭を上下させる姿はビルの屋上を突っついているように見える。行き詰まって、足掻いて、もがいて苦悩しても抜け出せない時は逃げたい。逃げ場のない人たちをツル達が狙っているのか逃がそうとしているのか定かではないが人はそこから四方八方へ散り散りと去っていく。
     去った先は北の大地を

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    2025年09月02日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    版画家の棟方志功と妻チヤの物語。志功の人となりや時代背景を知って、ぐんと親しみを感じるようになった。何処かで棟方志功展をやってたら、こう叫んでしまうだろう。「ワも美術館さいぐど!」

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    2025年08月31日
  • ゴッホのあしあと

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    「たゆたえども沈まず」の解説本。パリ、アルル、オーベル.シュル.ロワーズ、ゴッホの題材とした地の紹介。ゴッホの人生の向き合いを表した本。

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    2025年08月31日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    世界各国の美術館の常設展示室に展示されている絵画との対話と、物語をさりげなくシンクロさせ紡がれた、ちょっと切なくほろ苦い、でも温かい6つの短編小説集。人それぞれに、絵画にまつわる人生があることを思わせてくれる1冊。

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    2025年08月30日
  • ジヴェルニーの食卓

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    楽園のカンヴァスを読んだ勢いで買ったものの、時間がなく、やっと読んだ原田マハ。もちろん、作品自体は素晴らしいが、こちらの気の持ちようというか、いまのシチュエーションというか、読書にはそういうのも影響するよね。その物語世界にスッと入っていける時と、なかなか時間がかかるときと。
    ヨーロッパからの帰りの機内で読んだダヴィンチ・コードとか大学病院に入院中に読んだ白い巨塔とか、、あんな臨場感は滅多にないけどね。

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    2025年08月30日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    自然と美術作品に触れたいと思わせてくれる一冊。アート好きにはもちろんおすすめだが、ストーリーが面白いので万人に読んでもらいたい。

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    2025年08月29日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    特別大きな事件が起こるわけでもドラマチックな展開があるわけでも無いが、どういうわけか心に残る短編集。サクッと読み終えてしまった。

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    2025年08月28日
  • 独立記念日

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    原田マハさんの短編集。タイトルにある様に新たに前に踏み出そうとする女性が主役に描かれて、1つ1つ短めにあっさりしているけれど、登場人物が数珠繋ぎに繋がっていて面白かった。次は誰の話か予想しながら読んで、復習した。最初は川を越えて引っ越す女の子で、不動産屋さん、バーテンダー、学校の先生、報道キャスター、ネイリスト、精神科のお医者さん、受付嬢、花屋さん、漫画家、美容室の孫…次誰だったけなあ?と、忘れっぽい私にとって脳みそのトレーニングになったΣ(・∀・;)

    『私の胸はときめいた。自由になるんじゃない。独立するんだ。ややこしい色んな悩みや苦しみから。-独立記念日-』

    認知症で施設に入ろうとするお

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    2025年08月28日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    9.11や第二次世界大戦、そしてゲルニカが結びついて描かれていて興味深かった。
    ピカソの情熱と才能が改めてすごいと感じた。
    「泣く女」は知っていたけれど、この小説を読んで見方が変わった。
    ほかのピカソ作品も調べたくなったし、ゲルニカは一度でいいから実物を見たい。

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    2025年08月28日
  • 独立記念日

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    短編集だからとても読みやすかった。「次は誰の物語だろう?」ってワクワクしながら読めました。

    好きな物語は「缶椿」と「独立記念日」。
    缶椿では、季節のお花をオフィスのトイレに飾る掃除のおばさん。トイレって働く人にとってはふと一息つける場所だから、そこに花があるだけで気持ちが和らぐだろうなって小説の話関係なく、わたしは想像して掃除のおばさん素敵な人だなって。

    独立記念日では「自由になるとは、いかに独立するか」という言葉が印象的。
    育児に追われて「自由になりたい」と思うことがある自分と重なって、本を読む時間こそが私にとっても“自由”なのかも!

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    2025年08月28日
  • 旅屋おかえり

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    家族の絆が根底に描かれている心温まる物語。
    旅行での人との出会いを大切にしたくなりました。
    旅は無目的でもよい、旅する中で見つけるっていうのが、仕事でもプライベートでも何かやることにまず目的を見出そうとしてる自分の心にすごく響いた。

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    2025年08月27日
  • ジヴェルニーの食卓

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    この夏ニースに旅行に行くことになり、事前に読んでいた。
    いつもフィクションとノンフィクションを織り交ぜて書かれているのでどこまでが本当のことかは分からないけど、
    マティスの人柄や、こんなことを話していたのかなを想像できて、会ったこともないけどなんとなく人間性をイメージすることができた。

    主人公がマグノリアをどう花瓶にいけるかを考えてマティスにそのいけた花を持って見せたら
    「いい目を持ってる」みたいなことを言われ舞い上がる、みたいなエピソードがあったけど、
    実際にマティス美術館でそのマグノリアの花の絵が見られたのは嬉しかったな。

    自分が差し出したものを画家が絵にして永遠にとどめてくれるってな

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    2025年08月25日
  • 独立記念日

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    24作の短編集。

    さまざまな年代の女性が、仕事、恋愛、人生、友人関係、夫婦関係、親方関係、育児…さまざまな悩みから一歩を踏み出していく、『独立』。
    どこにでもありそうな、何気ない話。

    24の物語がゆるくつながっていく。
    前の物語の脇役が次の物語の主役に。
    みんな、それぞれ多かれ少なかれ、悩みを抱えているということか…

    短編なだけに、それぞれの物語の先がどうなったのか、気になる…
    少し物足りなさを感じる…

    『バーバーみらい』のかこはどうなったんだろう…
    漫画家になれたんだろうか…

    『川向こうの駅まで』の菜摘とケンちゃんが『川面を渡る風』で、結婚したのはよかった。
    お父さんも喜んでいるだ

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    2025年08月24日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    実は2度目。
    感想をかけていなかった。

    芸術に熱き想いを抱き、人生の全てを捧げた男の物語。

    目が見えないハンデを諸共せずに、己の美を追求した。

    チヤの全力のサポートがあって、棟方が全力で自分の作品の追求を行うことができた。

    なかなか帝展に入選することができず、金銭的にも、精神的にも辛い時があったが、己を信じた結果。

    長い月日を経て世界のムナカタになった。

    自分を信じて突き進むことの素晴らしさを目の当たりにした。

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    2025年08月23日
  • リボルバー

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    フィクションと史実の境界線がないと感じる話だった。
    私は現代アートは好きだが絵画は疎い。
    でも原田マハさんの作品を読むと、絵画の魅力に気付かされる。
    ただ芸術家や音楽家によくある行き過ぎた行動はまったく理解できないけれど。

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    2025年08月21日