原田マハのレビュー一覧

  • 星がひとつほしいとの祈り

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    温かい。この一言に尽きる
    誰かが誰かを想って、そんな繋がった先にある「温かさ」がこれからも続いていてほしい

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    2026年03月12日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    そこでカラヴァッジョが出てくるのか!
    壮大な物語。もし本当にこんなことが起こってたら素敵だなってわくわくした。

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    2026年03月11日
  • まぐだら屋のマリア

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    挫折や悲しみを味わった人が生きる希望をなくす。
    そこから、出会う人や経験によって生きる希望を見つけ、再生していく物語。
    方言も心地よくて、お腹も空いてきて、前に進んで行く勇気がもらえるお話でした。

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    2026年03月11日
  • でーれーガールズ

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    1980年の岡山の名門女子校を、舞台にする青春物語。
    主人公の佐々岡鮎子は東京から引っ越してきたばかりで、クラスメイトに馴染もうと、無理に岡山弁を使おうとし、「でーれー(すごい)」を連発して、「でーれー佐々岡」というあだ名をつけられる。家でこっそり描いていた漫画をきっかけに、陰のある美少女、武美と友達になるのだった。

    この小説の多くは、原田マハさんの実体験をもとに書かれているようで、解説によると岡山弁もとてもリアルらしいが、全編、生きのいい、部外者から見るとちょっと怖い岡山弁を、女子高生たちが生き生きと喋っているのが非常に魅力的。

    同年代を生きてきた私にとって、懐かしい風物も多く、甘酸っぱ

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    2026年03月11日
  • 風のマジム

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    今までアグリコールラムというものがあると知らなかった。下戸だが、風の酒とても飲んでみたいと思ったし、うーじの森が風になびく景色を見てみたいと思った。
    ストーリーは実話をもとにしていて、大きな挫折はなく進んでいくので安心して読めるサクセスストーリーだった。都合よく行き過ぎている気もするが酒造りに関わる人々の熱意もあり、心が温まるお話だった。
    作中何度も登場する「真心込めて」という言葉ものづくりをする上で大事にしたい言葉でした!

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    2026年03月10日
  • エール!(3)

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    1巻から読むか悩んだけど、好きな作家さんと気になる職業が3巻だったので。
    どれも素敵な話だった!
    色んな仕事があって、みんなそれぞれに悩んだり励んだりしてて元気をもらえた

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    2026年03月08日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    本作が単行本として世に出たのが2013年7月。その前に月刊誌で連載を始めたのが2011年4月。2011年3月11日に東日本大震災が発生し、その年の4月時点の総理大臣は民主党の菅直人(第94代)だった。現実世界では2025年10に高市早苗が日本初の女性総理大臣として第104代総理大臣に就任したので、連載開始から約15年近く掛けて本作に追いついたことになる。
    15年の時の隔たりはあるものの、作中の出来事と現実とでいくつかの共通点があるのは興味深い。女性総理自身が強烈なリーダーシップを持っていて支持率が高いこと。作中では消費税増税、現実では憲法改正とお題は違っても国論を二分するような重大事項に正面か

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    2026年03月07日
  • 永遠をさがしに

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    世界的にも有名で実力のあるオーケストラ指揮者の父と二人で暮らす和音。しかしながら、父と顔を合わせることは殆ど無く、和音は家政婦さん身の回りのお世話をしてもらっている。そんなある日突然、これまでの大人とは全く違う、型破りな新たな母親が現れて———

    素直になれない父と娘。そして、母。親が子に不器用な愛を抱き続けているからこそ、相手を思いやった行動であるにも関わらず、その想いがうまく伝わらない。和音も同じ。自らの気持ちに素直になれず、父に、真弓に対してなんとも度し難い態度をとってしまう。それも真弓にとってはへなちょこで、彼女は和音を正面から受け止めて、更に反発力を和音に加えるのだ。和音は真弓との出

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    2026年03月06日
  • 独立記念日

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    恋愛、結婚、キャリア。何かに迷った時、躓いた時、立ち止まりたい時、うまくいってる時。どんな瞬間にも、刺さる本。それぞれの物語にぽっと光を感じて、じんわり温かくなる。

    「いいじゃないですか。転がってみれば?気持ちいいわよ。『転がる石に苔むさず』ってね。転がっているうちに、悪い運も落ちちゃうかも。」(『転がる石』)

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    2026年03月04日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    私が今まで読んだ原田マハさんには、ハグとナガラがよく登場して今回も、自分と重ね合わせて読んでしまう部分、父親亡くして田舎で暮らす母親のこと、今は元気だけど、この先のこととか他人事とは思えない。他の作品にもお母さんが亡くなるとか、ホント自分のことと考えてしまって、読んでいて辛かった。

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    2026年03月03日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    未だかつて、本を読んだあとここまで「この場所に行きたい」と強烈に思わされたことはありません。美術館の常設展示に行く人を増やすとは、きっと各美術館が頭を捻っている課題であろうに、それを「物語」という形でここまで効果的に人を動かしてしまえるとは…読んでいて自分の心の動きに本当に驚きました。

    確実に一度は常設展示に行きます。デトロイト美術館の本も合わせて読むとさらに良いです。
    素晴らしい短編集でした。

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    2026年03月02日
  • ジヴェルニーの食卓

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    マハさんが書いた4人の画家、マチス、ドガ、セザンヌ、モネ。
    彼らの周囲にいた人々の目を通して描かれた画家達の姿も興味深いけれど、私にとっては、その語り手達がもっと興味深かった。

    特にドガに惹かれ、その才能に憧れ影響を受けたというメアリー・カサット。そして、モネの義理の娘である、ブランシュ・オシュデ。
    画家であるメアリーは、ドガが作成した踊り子の彫刻に衝撃を受ける。マハさんの描写によると、本当に今にも動き出しそうな彫像に思える。ドガの踊り子の絵は見た事が有るけれど、この話には彼の制作に対する執念に近いものを感じずにはいられない。メアリー・カサットについては詳しく知らなかったので、彼女の作品も見

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    2026年03月02日
  • 〈あの絵〉のまえで

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    実在する絵にまつわる短編集。
    原田マハのアートに対する愛情は並々ならぬものがあるな。
    友人がプレゼントとしてこの小説を贈ってくれたことがとても嬉しい!

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    2026年03月02日
  • 永遠をさがしに

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    原田マハ14作目。久しぶりの原田マハ。短い話だったこともあり真弓さんの最後の秘密はなくても十分良かった気はするが、全体的に気持ちの良い話だった。

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    2026年03月02日
  • リボルバー

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    ネタバレ

    ゴッホが自殺に使ったものとしてオークション会社に持ち込まれたリボルバー。一般的には自殺と認識されていながらも、その最期には謎の多いゴッホの死に、足跡、作品、人間関係などから迫っており、簡単にフィクションとは言えないリアリティがあった。リボルバーの歴史が明らかになったところで話が収束していくと思いきや、付着していた絵の具や、ゴーギャンの絵の発見など、最後まで盛り上がる展開で、あっという間に読めた。まだまだ筆者の作品はたくさんあるので、少しずつ読み進めていきたい。

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    2026年03月01日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    ネタバレ

    【好きなシーン】
    『最後の伝言』より
    ・父は母に「化粧もしてない顔、あんたに見られたくない」と言われていたから、病室にも行けなかったのだということ
    ・父が葬儀場に到着し、トッコの名を叫ぶ場面

    【好きな話】
    『月夜のアボカド』
    エスターとアンディの純粋な愛に涙腺が緩みました。


    どれも上質な短編です。
    人生の節目節目に読み返すと、また違った視点や感想が出てくると思います。

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    2026年02月28日
  • 旅屋おかえり

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    素敵な作品でした。

    元アイドルのアラサータレント、丘えりかが始めた「旅屋おかえり」。病気の依頼人の代わりに行く旅、社長の過去が関わる旅など、この先どうなってしまうのだろうとハラハラドキドキしながらページをめくりました。依頼人の人生や想いを背負って旅をするという設定がとても新鮮で、ただの旅の物語ではなく、人の人生そのものに触れるような深さを感じました。

    主人公の丘えりかは、旬を過ぎたアラサータレントです。私はこの設定を見て、思わずため息をついてしまいました。30歳を超えると「売れ残り」のように扱われてしまう価値観が、どこか現実にも存在しているように感じたからです。特に女性は「旬が短い」と言わ

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    2026年02月28日
  • サロメ

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    さまざまな人間模様が書かれた作品。ヒューマン系が好きな人は読んでも損しないような気がしないでもない。

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    2026年02月27日
  • 異邦人

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    京都に長く住んいるが、絵画と言う芸術の世界から観た京都の良さや閉鎖的な部分が良く理解出来る内容だった。美に対する菜穂の慧眼やブレない信念など菜穂の魅力がいっぱいの中、最終章では驚きの展開に色んな疑問が溶けて行くように感じた一冊でした。

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    2026年02月26日
  • ジヴェルニーの食卓

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    アートフィクションというジャンルらしい。
    穏やかで、各章読み終えるとじんわり目を閉じて浸りたくなるような温かい気持ちになる。
    モネ、マティス、セザンヌ、ドガそれぞれの短編エピソード集で、
    傍で支えた女性目線。

    最後の『ジヴェルニーの食卓』に出てくるガトー・ヴェール・ヴェールというケーキを食べてみたい。

    "ガトー・ヴェール・ヴェールは緑色のケーキで、モネの大好物だ。新緑に包まれた庭のイメージをそっくり映したようなうつくしいお菓子で鮮やかな緑色はピスタチオの実で色づけをする。"

    想像するだけでうっとりする新緑のケーキ、、!

    それぞれの作品をみにすぐ美術館に行きたくなった

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    2026年02月22日