原田マハのレビュー一覧

  • たゆたえども沈まず

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    フィンセント・ファン・ゴッホと弟のテオ、日本人画商の林忠正と重吉の4人が織りなす物語り。綿密な調査と史実に基づいているが、重吉は架空の人物で、忠正と重吉、フィンセントやゴッホとの交流は創作。物語が進むにつれて、結末が分かっているために、特に後半は読み進めるのが辛かった。
    表紙の「星月夜」は何度見ても美しい。この美しい絵の背景に、こんな物語があったのかもしれないと思いを馳せた。ゴッホ兄弟の孤独で苦しい闘いに、本書では忠正と重吉のような友人が寄り添っていたことが救いだった。

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    2026年07月25日
  • スイート・ホーム

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    宝塚にある洋菓子屋スイート・ホームを中心に描かれる温かな家庭のお話し。
    可愛い恋の物語やいろんな形の幸せなお家の話があって、心癒やされた。

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    2026年07月26日
  • 本日は、お日柄もよく

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    原田マハのアート小説以外の作品を読むのは初めてだったから、こんな話も書けるのかと驚いた。
    アート小説も大好きだけど、それらは大体もっさりした雰囲気があって個人的に読むのに気合がいる。なんせ登場人物たちはほとんど外人で舞台もヨーロッパとかだから。
    この作品はカラッとしていて爽快だった。トントン物語が進んでいくし読みやすい。
    ただ久遠久美が渡米する展開だけ現実味がないように感じた。取ってつけたような壮大さ。

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    2026年07月25日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    原田マハさんの短篇集、じんわり沁みた。
    様々な年代の女性が主人公で、どれも一筋の光が見える物語。アートに彩られた長篇とはまた違った良さがある。
    解説の『本書には「動」の作家の「静」がある。』という言葉が腑に落ちた。
    表題作が好き。情景描写が美しく、実際に訪れたくなるところも良い。

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    2026年07月24日
  • 晴れの日の木馬たち

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    ダヴィンチ・プラチナ本から。けっこう好きな作家さんながら、だいぶ久しぶりにその作品に触れた気がする。本作は、現代というか近代の物語。アート的な内容も当然含まれるけど、どっちかというと物書きのお話。タイミングによっては満点をつけたであろう内容なんだけど、いかんせん最近、当たり小説が多過ぎて、見る目が肥えてしまっている。本作は素直に感動的なんだけど、卑しいことに、もう一歩ひねりが欲しかったりしてしまうんだな。

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    2026年07月24日
  • キネマの神様

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    映画愛に溢れる方々のお話。
    父の生き方を軌道修正していこうとする中で、多くの友情や、愛情を多方面から受け、その情の深さから、生きる世界が変わっていく話。
    冒頭にニューシネマパラダイスの話があったこともあり、現代のニューシネマパラダイス拡大版のような印象。
    今週末は映画館へ行こう。

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    2026年07月23日
  • 旅屋おかえり

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    あなたの旅、代行します!っていう旅屋さん。
    観光の話がメインかなって思ったけど、叩かれて叩かれて強くなった美しい人たちのお話でした。

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    2026年07月23日
  • キネマの神様

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    ネタバレ

    ・作者の原田マハ氏は、学生時代に池袋文芸坐でもぎり嬢のバイトをしていた。
    ・本書に出てくる名画座は、シネスイッチ銀座がモデルで、本書解説の片桐はいり氏はここでもぎり嬢をやっていた。(関係ありませんが、片桐はいり氏を渋谷PARCOの対面式上下エスカレーターで偶然目撃しましたよ、やはり存在感がすごかった)
    ・私も学生時代とサラリーマン時代、文芸坐(当時は4本立てもあった!)やシネスイッチへ何度も通っていた。もちろん、ぴあ片手に。

    さて、これだけ親近感のある場所と素材を扱った小説が、面白くないわけがない。

    とはいえ、細かい点が気になる私は、2点違和感を持ったことも事実。
    まず、父親の「フィールド

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    2026年07月26日
  • リボルバー

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    原田マホさんが描く、ゴッホとゴーギャンの物語。
    歴史物でありミステリー要素あり。 美術館に行きたくなります。

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    2026年07月22日
  • 楽園のカンヴァス

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    楽しく読めた!

    今後10年はアートの知識を少しずつ詰め込もうかな。。そう思わせてくれる作品に出会えた。

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    2026年07月22日
  • 本日は、お日柄もよく

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    胸があたたかくなる素敵な物語でした。
    私も誰かを幸せな気持ちにできるくらい、言葉をうまく使えたらいいなと思う。

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    2026年07月22日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    夢を追いかける情熱に胸を打たれた。子供のような純粋なワクワクがみんなに伝播していっている感じが素敵だった。こういう人のそばにいると楽しそう
    美術館を行きたいところリストに入れた
    原田マハさんの歴史とかそこにあるドラマ面白い

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    2026年07月22日
  • すべてが円くなるように

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    真珠をモチーフに軽やかに進んで読める短編集。
    かなりサラッと読める。

    フェルメールとの約束
    庭の朝露
    真夏の夜の夢
    ユーレイカ
    いつか、相合傘で
    あの日のエール
    海からの贈りもの

    どれもさりげなく出てくる真珠に心寄せられる。
    読み終わったあとは真珠ような優しさが心に残る。本自体がとてもきれいで飾っておきたくなります。

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    2026年07月21日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    もっぱらアートに疎い私でも読みやすい時代派小説だった。過去と現在、2つの時代のストーリーが交互に描かれる点はよくあると言えばよくある構成ではあるものの、テロや戦争、かく言えば人類の戦いの歴史など扱うテーマが重厚。

    それでいてそれらのテーマに傾倒するのではなく、あくまで主眼はアートであり、アートの持つ力を2つの時代から描き出している点が素晴らしく楽しかった。

    楽園のカンヴァスを先に読めばよかったなー。

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    2026年07月20日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    久々のマハさんの作品。この作品では、戦後の講和条約を巡るやり取りも出てきて、その意味でも興味深く感じました。特に印象的なのは、吉田茂元首相。フランス外相に、松方コレクションの返還を求めた際の交渉術は、お見事!また、戦時中にフランスでタブローを買いまくった松方氏の様子に、これだけの資金は、一体どこから出ているのだろう?と疑問に感じました。しかし何と言っても、この小説の主人公は、日置氏!だと思います。松方コレクションを守り、そして日本に持ってこようとする多くの人たちの情熱にすごく感動しました。今度、東京に行った際には、国立西洋美術館を訪問します!

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    2026年07月20日
  • 楽園のカンヴァス

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    美術の知識はほとんどない。それでも、ページをめくる手は止まらなかった。

    「なぜよく分からないのに読み続けてしまうんだろう」
    読んでいる間ずっとそんな不思議な感覚だった。画家の名前や時代背景を完璧に理解しているわけではないのに、真贋を巡る緊張感とルソーの人生に少しずつ惹き込まれていく。

    読み終えて振り返ると、これは単なるアートミステリーではなく、それぞれがルソーという画家に情熱を注ぎ、ある意味「恋をしていた」物語だったのだと思う。

    美術に詳しい人ほど違った見え方があるのだろうが、知識がなくても十分楽しめた一冊。読み終えたあとに静かな余韻が残る、美しい作品だった。

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    2026年07月20日
  • 生きるぼくら

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    全若者に読んでほしい一冊。
    現代社会の課題や問題を切り取り、お米の成長で人生の醍醐味を表現しています。
    人生とつぼみのその後が気になります。
    映画化希望の作品です。

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    2026年07月19日
  • リボルバー

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    西洋美術史で誰が一番好きかと訊ねられたら、迷わずゴッホと答えるだろう
    作品はもちろん、その波乱に満ちた生涯も含めて、とても愛しい
    作品を鑑賞するためにアムステルダム・パリ・ニューヨークにも何度となく足を運んだ
    ゴッホの作品には人を夢中にさせる魅力がある

    この本はゴッホとゴーギャンの友情を描いた作品だ
    その友情は少しいびつなものかもしれないけれど
    しかしふたりの間には確かに存在していた絆

    読後、改めてゴッホの作品に触れたくなった

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    2026年07月19日
  • ゴッホのあしあと

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    知っているようで実はあまり知らないゴッホ。
    パリ、アルル、サン=レミ、オーヴェル=シュル=オワーズと、その時代背景とともにゴッホの人生や作品について描かれていて、わかりやすい。

    ゴッホの解説書のようでありながら、まるで物語を読んでいるような気持ちになりました。
    その人生を辿りながら、『アイリス』『星月夜』『花咲くアーモンドの花』など、描かれた当時の境遇や心情、暮らしぶりがどんなものであったのか、思いを馳せることができる。

    そしてファンには嬉しい「たゆたえども沈まず」の誕生秘話や、マハさんが作品に込めたかった思いも知れました。

    名前は知っているけど遠い存在だったゴッホ。
    苦しい時も、書いて

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    2026年07月19日
  • 本日は、お日柄もよく

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    ドラマチックな展開に、ドラマチックだなぁと思いつつ、引き込まれずにはいられない、そんな展開だった。マジかよー!と心の中で何度叫んだことか。

    物語の中で描かれるスピーチの一つ一つが素晴らしく、いちいち心を強く打たれる。

    全体の構成も素晴らしく、きれいなんだけど、そこに感情がブワッと乗っけられるので、ベタさは全然気にならなかった。

    思えば一月前、母親が急逝して、葬儀で別れの言葉を担当した。この本は、急逝よりも前に購入し、そして自分のスピーチを終えてから読み始めた。なんだか巡り合わせを感じる本当の出会いだった。

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    2026年07月19日