原田マハのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読んでよかったなーと思う作品でした。
翻訳モノを読んでいるような…
飛行機の「光」と「陰」か…たしかに…
どこにでも飛行機で行ける便利な世の中になったけれど、一方で世界のどこかで飛行機から爆弾を落としているんだもんな…(T_T)
世界の隅々まで平和であればいいのにな…とつくづく思わされる作品でした。
また、第二次世界大戦前,すでに日本もこういったレベルまで近代的な社会が営まれていたのか…と改めて実感。
どうも、戦後の復興から高度経済成長期以降に日本は発展したのだと錯覚しがち。
今後、明治大正から戦前までを生きた人々の日常を知ることができる小説を読みたいと思いました。
そして、日本の技術 -
Posted by ブクログ
解説を読むまで史実に限りなく近づけた物語なのだと思っていた。実際には、歴史的には空白時代であるパリでの日々を逆手にとり架空の日本人画商を作り上げてゴッホ兄弟と親密な関係を築かせることで、まるで全てが本当にあったかのように思える物語になっている。
ゴッホ展でアルル時代までの作品を鑑賞した後に読んだので、作品名が出てくるとその作品を思い浮かべることが出来たし、フィクションかもしれないが、この絵を書いたときにはこういう出来事があったのかもなと想像することが出来た。
芸術に関する、実在の画家をもとにした本というのを初めて読んだが、絵を観た直後ということもあり、楽しむことが出来た。
ゴッホの最後を看取る -
Posted by ブクログ
高校1年生の梶ヶ谷和音。父は世界的な指揮者・梶ヶ谷奏一郎。元チェロ奏者の母・時依は奏一郎と離婚し、和音を置いて、家を出ており、行方はわからなかった…
そして、幼い頃より、時依に教えられてきたチェロもやめてしまっていた。
離婚の原因は奏一郎だと思っている和音と奏一郎の関係も…
そんな時、奏一郎の再婚相手として、元チェロ奏者の真弓が現れる。
そこから、動き始める、『永遠』をさがしに。
父の想い、母の想い。
何も知らずに16歳になった和音。
そんなことが…
真実を知った和音にできることは。
真弓もまた自分と和音を重ね合わせる。
時依のために。
和音にまたチェロを弾かせたいと。
奏一郎もただのわがま -
Posted by ブクログ
ネタバレ実物の絵が見てみたい!と思わせる作品。
もともと史実に基づいている系の話が好きだから、次のページを捲る手が止まらなかった。
ゴッホとゴーギャン、美術の知識がない私からするとゴッホしか分からなかったが、ゴーギャンにも関心が湧いてくるほどの文章力。圧巻だった。
ゴーギャンのみならず、偉人の血を引いている者はこの世界に多くいて、その人にしか分からない苦悩や真実があると思うから、それを口にすることには責任も伴っているということが、この本でよく分かった。また、その歴史は本人が血筋を引いているというだけでマイナスにもプラスにもなり得るのだと。