原田マハのレビュー一覧
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旅に出たくなるような一冊。
私は出不精なので一年に1回しか旅行に行かない。そんなに頻繁に外出すると疲れてしまうし、東京都内をお散歩する方が好きなので電車や車で遠出するということがあまりない。ましてや日本国内だとあまり非日常感を感じられないと思ってしまうタイプなので海外旅行のほうが好きだ。
だが、ただの観光地を巡るだけの旅とは違って旅先での出会いは他人の人生の一部になりうる機会であり、自分自身を振り返る時間となることに気づいた。知らない人と積極的に会話をする機会は普段の生活でなかなかないので、やってみるなら海外旅行より国内旅行のほうがハードルは低い。この本の主人公おかえりを見習って、旅先で出会った人と積極的に会話してみようかなと思えた。 -
Posted by ブクログ
Audibleにて。
真珠にまつわる短編集。
私の誕生石は真珠です。
若い頃はなんとなく地味な感じがして、ダイヤモンドが誕生石の友だちが羨ましかったりしました。
でも、歳を重ねると、なんとも言えない品の良さに、一番心惹かれるものになりました。
本書もまるまる一冊、品の良さがベースにあった気がします。
真珠というと、やはり冠婚葬祭といったイメージですが、本書では普段使いにさり気なく真珠を身に付けている姿が描かれていて、ステキだなぁ、カッコイイなぁと思ってしまいました。
やはり、ジュエリーということで、登場人物は女性が多く、母と娘、祖母と孫などのお話が主で、私も結婚する時に祖母から真珠をもらったな、なんてことを思い出した……そんな一冊。 -
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ネタバレ原田マハの本は外れがないですね。感動しながら史実も少し勉強して楽しく聞けました。
(書評より)
自由と平和を求めた冒険が描かれたこの作品は、20世紀初頭の航空ロマンを背景に、女性初の単独飛行で世界一周を目指したエイミー・イーグルウィングの物語と、日本人乗組員が乗った「ニッポン号」の偉業を交差させています。読者は、エイミーの挑戦とその背後にある歴史的事実に驚き、また当時の飛行機の過酷さや戦争の影響を深く考えさせられます。登場人物たちの温かい人間関係や、エイミーとトビアスの微笑ましいやり取りも印象的で、物語に引き込まれる要素となっています。歴史的背景を踏まえながらも、感動的なエンターテインメントとして楽しむことができ、読後には深い感慨を抱くことでしょう。原田マハの巧みな筆致が、読者を時代の旅へと誘います。 -
Posted by ブクログ
たしかに、【去場 安】? 【介良 れん】? と登場人物の名前に戸惑いました。
だったら『水/Water』の場面はどうやって描かれるんだろ?
最初は少し、そんな面白半分な気持ちで読んでました。
でも読み進めていくうちにどんどんのみ込まれて、最後は感動の気持ちで読み終えてました。
いま読み終えたばかりだけど、『水/Water』のページを読み返してみます。
「この世の全てのものには名前がある」と理解できたあの瞬間をもう一度体験したい。
そして『言葉で思いを伝えられることがどれほど幸せなことか』、私自身にももう一度言い聞かせたい。
普段は当たり前すぎて忘れてしまうけれど、言葉を持ち、誰かに思いを伝えられることは、それだけでとても尊いことなのだと思える作品でした。 -
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(上巻・下巻共通のレビュー)
風神雷神図屏風で知られる俵屋宗達が少年時代に織田信長に認められて天正遣欧使節のメンバー4人と共に欧州へ渡り、後に著名な画家となるイタリアの少年カラバッジョと邂逅するという、想像力のふりきれた物語。
主な語り手となっているのは宗達と原マルティノだが、天正遣欧使節に関しては、信仰心を強調しあるいは宗教画を賛美するだけの場面が多く、さほど深掘りはされていない。この作者の他の作品と同様、あくまで美術史ファンタジーとして読むのが正解であろう。
よく知られているように、天正遣欧使節は、帰国目前で日本で禁教令が出て、帰国は果たすもののそれぞれ苦難な運命を辿ることになる。イタリアから持ち帰った例の絵とマルティノの日記がマカオで眠ることになった経緯まで、もし作者の想像があるのならそれを描いてもらってもよかった。
この舞台設定にしては若干明るい部分だけに光を当て過ぎているのと、実際に風神雷神図屏風を見ても欧州からの影響がほとんど見て取れないので、星を1つ減らして評価4とした。 -
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(上巻・下巻共通のレビュー)
風神雷神図屏風で知られる俵屋宗達が少年時代に織田信長に認められて天正遣欧使節のメンバー4人と共に欧州へ渡り、後に著名な画家となるイタリアの少年カラバッジョと邂逅するという、想像力のふりきれた物語。
主な語り手となっているのは宗達と原マルティノだが、天正遣欧使節に関しては、信仰心を強調しあるいは宗教画を賛美するだけの場面が多く、さほど深掘りはされていない。この作者の他の作品と同様、あくまで美術史ファンタジーとして読むのが正解であろう。
よく知られているように、天正遣欧使節は、帰国目前で日本で禁教令が出て、帰国は果たすもののそれぞれ苦難な運命を辿ることになる。イタリアから持ち帰った例の絵とマルティノの日記がマカオで眠ることになった経緯まで、もし作者の想像があるのならそれを描いてもらってもよかった。
この舞台設定にしては若干明るい部分だけに光を当て過ぎているのと、実際に風神雷神図屏風を見ても欧州からの影響がほとんど見て取れないので、星を1つ減らして評価4とした。