原田マハのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
フィクションとノンフィクションをここまで巧みに混ぜ合わせ、「アート小説」という新しいジャンルの先駆者として書き続ける、「美術史小説家」の原田マハさんには感動する。
こんな風に現実と創作を融合させるのは良くないという教育者や学者、その他様々な人は沢山いると思う。
でもこのアート小説のおかげで、
美術というものの敷居を低く感じてくれる人がいて、美術館に実際に足を運んでくれる人が増えているのは間違いないと思う。
だったら全然ありなのでは?
読んでいて、「ここは美術史として学びに繋げられそうだな」って部分と、ここは「フィクションかな」と思い、知識としてではなくエンターテーメントとして楽しむ部分 -
Posted by ブクログ
ええもうそりゃあ一気読みよ…。面白かった。
この、圧のある表紙とページ数に反してほんま、するする読めると思う。
上巻は「十五少年漂流記」みたいなアクション小説みもあったけど、下巻は、絵画がどれほどすばらしいかという著者の熱量を読んだ。^^
どちらも面白かった。
絵画や、カラヴァッジョに対してわたしに知識があれば
「…!!」
ってなった箇所は多々あったんやろうけど、いかんせん…(笑)。
あと、上巻をすでに返却してしまったのを
「アホかーっ!!」
ってのたうち回った。
上巻でまいた伏線の回収をもっとじっくり味わえたのに…!
まあそれはそれとしても、面白かった。
あの時代にイタリアまで行 -
Posted by ブクログ
「うつくしい墓」
マティスの暖かい人柄が滲むお話だった。
マティスのお邸に仕えた経験のある一人の修道女が、新聞記者にマティスとの思い出を語っている構成でできている。
芸術を愛し、マティスを敬愛する人達が作り出す世界が美しくて暖かくて、読み終わるのが惜しいお話だった。
明るいマティスの絵画に惹かれて、マティス展に行けたら良いなぁと思ってたんだけど、こんな素敵なお話を読んだらこれはもう行かなくてはいけないという強い意志に変わった。
「エトワール」
エドガー・ドガが踊り子に惹かれて作品を残した理由は、こんな理由だったのかも。
ドガが生前に発表した唯一の彫刻作品、一四歳の小さな踊り子。
発表当時は批 -
Posted by ブクログ
京都国立博物館研究員である望月彩のもとにマカオ博物館学芸員レイモンド・ウォンが現れる現代から、キリシタンの若き少年達天正遣欧使節4人がローマに向かう織田信長の時代に話が遡る。なんと俵屋宗達がこの遣欧使節に同行しローマは行った、という設定。もちろんフィクションなのだか生没年さえも不明な俵屋宗達なのでそんなこともあるかも、と思ってしまう。
上巻は俵屋宗達がローマに行くことになった経緯、有馬のセミナリオ(小神学校)が開設された経緯、ここで学ぶキリシタン大名たちの子供らのことが書かれている。遣欧使節となる4人の少年達と宗達の出会いがとても自然でまるで史実のようで著者 原田マハの構成の巧みさに感嘆した。